冬のメルヘン　ドイツ、東フランスを巡る　４０（東フランス編）　1６日目②　リヨン新市街

2018/12/10 - 2018/12/10

１６日目　２０１８年１２月１０日（月）　曇り、時々雨

　リヨンに戻って最初に行ったのがエノ（Henon ）にあるだまし絵。大きなビルの壁一面に描かれているのはこの周辺に住む住民たちの日常生活。遠近法で精緻に描かれておりリアルで迫力がありました。
　壁画の後はテロー広場へ。市庁舎を始め重厚な建物に囲まれた広場はこれまで見た中でも屈指の美しさ。最後はリヨン美術館で１時間半の絵画鑑賞。終わったら１６日間の旅の疲れがどっと出たので早めにホテルに戻りました。
　
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【旅程】
　　１日目（１１/２５）関空→アムステルダム経由→ツェレ（泊）
　　２日目（１１/２６）ツェレ→リューネブルク→ブラウンシュヴァイク→ゴスラー（泊）
　　３日目（１１/２７）ゴスラー滞在（泊）
　　４日目（１１/２８）ハルツ狭軌鉄道でブロッケン山へ→クヴェトリンブルク→ヴェルニゲローデ（泊）
　　５日目（１１/２９）ヴェルニゲローデ→ヒルデスハイム→カッセル（泊）
　　６日目（１１/３０）ハン・ミュンデン→ゲッティンゲン→カッセル→ニュルンベルク（泊）
　　７日目（１２/０１）バンベルク→バイロイト→ニュルンベルク（泊）
　　８日目（１２/０２）ニュルンベルク→アウグスブルク（泊）
　　９日目（１２/０３）アンスバッハ→ローテンブルク（泊）
　１０日目（１２/０４）ビュルツブルク→ミルテンベルク（泊）
　１１日目（１２/０５）ミルテンベルク→リンブルク（泊）
　１２日目（１２/０６）ヴェッツェラー→マールブルク→ブーツバッハ→フランクフルト（泊）
　１３日目（１２/０７）リヴォーヴィレ→リクヴィール→セレスタ（泊）
　１４日目（１２/０８）オー・クニクスブール城→カイゼルスベルク→コルマール→セレスタ（泊）
　１５日目（１２/０９）セレスタ→リヨン（泊）
★１６日目（１２/１０）ペルージュ→リヨン（泊）
　１７日目（１２/１１）リヨン→アムステルダム経由→機中（泊）
　１８日目（１２/１２）→関空

エリア リヨン(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　１３：１７　ペルージュからリヨンに戻ってきました。

　バス停の前の旧市立病院（Hotel Dieu)

　宮殿を思わせる建物を使った市立病院でしたが、２０１０年末に病院としての機能を廃止しました。現在は歴史的な建物の形を残しながら再開発され、高級ホテル、レストラン、ショップ、庭園などが２０１８年４月末にオープンしたそうです。

　ルミエール兄弟やポール・ボキューズといったリヨンの有名人を描いただまし絵の壁画がある、とＴＶで見たことがあります。これを探してオーギュスト・コント通りを歩きました。

　しかし見つかりません。通行人に聞いたら地下鉄Ｃ線 のHenon 駅付近にあるというので、そちらに行ってみました。

　Henon 駅で下車して徒歩１分。巨大な壁画が描かれた建物はすぐ見つかりました。

　１２００ｍ２もある大きなだまし絵はとてもリアルで迫力がありました。思っていた壁画と違いましたが凄いです。

　リヨンは約３０年前から壁画で様々なメッセージを伝えることを目的にこのアートを続けてきました。この壁画は最も有名なもので、変遷を説明したパネルがありました。

　何にもないビルの壁（右）に最初のだまし絵（左）が描かれたのが１９８７年。

　１９９７年に描き直され、

　２００３年に再度描きなおされ現在の姿になりました。

　遠近法を使って精緻に描かれているので、重なった建物や階段の奥行きがとてもリアルです。

　人物も実際そこに立っているよう。

　この周辺に住む住民たちが主人公で、人々の日常を描いたものです。

　描かれている人も描き変える度に成長する、という念の入れよう。

　蔦も影が描かれリアルそのもの

　これらの繊細に描かれただまし絵は、シテ・ドゥ・ラ・クレアションというアーティスト集団によって描かれています。

　彼らは壁絵の世界のリーダー的存在で、１９７８年以来世界で５００もの壁画を描いてきます。

　リヨンには市内・郊外を含め約１００枚の壁画があるそうです。
　いゃー、すごいものを見ました。

　１４：３０　地下鉄でテロー広場に来ました。
　ここはオペラ座。ガラスを多用した斬新なデザインで１９９３年にオープンしました。

オペラ座 劇場・ホール・ショー

　正面には８人の女神像。

　広場の北面に市庁舎。歴史的建造物に指定された左右対称の建物は宮殿のように豪華です。昨夜の光のショーはすごかったなぁ。

市庁舎 建造物

　特に彫刻の美しさが目を引きます。

　精緻な彫刻

　東面の建物。昨夜の光の祭典では、この建物から下の噴水に向かって光の滝が落ちていました。

　４騎馬の噴水
　ニューヨークの「自由の女神像」の製作者でもあるコルマール出身の彫刻家フレデリク・バルトルディの作品です。

テロー広場 広場・公園

　広場の南面にも堂々とした建物

　そして西面にはこれから入場するリヨン美術館。

リヨン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　昨夜の光の祭典も美しかったけど、昼間に見る広場の美しさには感動ものです。これまで見たヨーロッパの広場の中でも屈指の美しさ。

リヨン歴史地区 旧市街・古い町並み

　リヨン美術館は１７世紀は修道院だったので回廊の中庭があります。

リヨン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　回廊の彫刻

　豪華なバロック風の部屋

リヨン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

　壁を飾る彫刻

　彫刻の展示室。

　これ印象的

　画学生たちがデッサンに励んでいました。

　エジプト
　

　エジプト

　エジプト

　エジプト

　メソポタミア

　メソポタミア

　ギリシャ・ローマ

　初期キリスト教

　中世キリスト教絵画

　中世キリスト教絵画

　一挙に飛んで現代作品

　現代絵画

　現代絵画

　現代絵画

　ドガ

　ルノワール

　セザンヌ

　ナヴェ・ナヴェ・ナハマ（ゴーギャン）

エトルタの荒海（モネ）

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　　リヨン美術館（ミレー）

　派手さはないけどなかなか充実したコレクションです。

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　ダエナ（ティントレット）

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館

　リヨン美術館。

　１時間半の絵画鑑賞、充実したコレクションでした。
　最後に美術館内の人気カフェでひと休みして退出。

　１６：００　再び街歩き、新市街を南へ歩きます。アールヌーヴォー様式の建物。

　窓辺

　証券取引所。昨夜の光の祭典では青く光る繭のようなものの展示がありました。

　屋根

　時計塔

　１６：４０　１６日間の疲れが出たので早めにホテルに戻ることにしました。ローヌ川を渡った新新市街にリヨン中央市場 。

リヨン中央市場 ポール ボキューズ 市場

　リヨンの高名な料理人の名を冠して「ポール・ボキューズ市場」と呼ばれています。

　最後の晩餐はパールデュー駅近くのショッピングモールのフードコートで中華料理

　夕食を終え、土産を買ってホテルに戻る頃にはすっかり暗くなっていました。１６日間、欲張り旅の疲れがどっと出ました。今夜は早めにやすみます。