冬のメルヘン　ドイツ、東フランスを巡る　３４（東フランス編）　1４日目②　カイゼルスベルク

2018/12/08 - 2018/12/08

１４日目　２０１８年１２月９日（土）　小雨、時々曇り

　カイゼルスベルクはリボーヴィレやリクヴィールと並ぶ人気の高い村です。クリスマス期間中の週末には3つの村を結ぶバスが運行されていました。村の規模は更にコンパクトですが２つの村に劣らずメルヘンチックで、特に水辺の風景が印象的でした。

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【旅程】
　　１日目（１１/２５）関空→アムステルダム経由→ツェレ（泊）
　　２日目（１１/２６）ツェレ→リューネブルク→ブラウンシュヴァイク→ゴスラー（泊）
　　３日目（１１/２７）ゴスラー滞在（泊）
　　４日目（１１/２８）ハルツ狭軌鉄道でブロッケン山へ→クヴェトリンブルク→ヴェルニゲローデ（泊）
　　５日目（１１/２９）ヴェルニゲローデ→ヒルデスハイム→カッセル（泊）
　　６日目（１１/３０）ハン・ミュンデン→ゲッティンゲン→カッセル→ニュルンベルク（泊）
　　７日目（１２/０１）バンベルク→バイロイト→ニュルンベルク（泊）
　　８日目（１２/０２）ニュルンベルク→アウグスブルク（泊）
　　９日目（１２/０３）アンスバッハ→ローテンブルク（泊）
　１０日目（１２/０４）ビュルツブルク→ミルテンベルク（泊）
　１１日目（１２/０５）ミルテンベルク→リンブルク（泊）
　１２日目（１２/０６）ヴェッツェラー→マールブルク→ブーツバッハ→フランクフルト（泊）
　１３日目（１２/０７）リヴォーヴィレ→リクヴィール→セレスタ（泊）
★１４日目（１２/０８）オー・クニクスブール城→カイゼルスベルク→コルマール→セレスタ（泊）
　１５日目（１２/０９）セレスタ→リヨン（泊）
　１６日目（１２/１０）ペルージュ→リヨン（泊）
　１７日目（１２/１１）リヨン→アムステルダム経由→機中（泊）
　１８日目（１２/１２）→関空

エリア ケゼルスベール(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　１３：３２　コルマール駅に着きました。

　カイゼルスベルク行きのバスは駅前から出発します。

　クリスマス期間の土、日には、カイゼルスベルク～リクヴィール～リボーヴィレを循環するシャトルバスが、３０分間毎（金曜日は1時間毎）に発車します。
　アルザスの村々のクリスマスマーケットを巡るなら週末が便利です。

　バスはほぼ満席でした。１３：４０村はずれのバス停に到着しました。

　村のメインストリートに入りました。

　入口近くの小さな広場。真ん中に共同井戸の跡。

　この建物の上には

　マリア様と天使の絵。クリスマスの時期だけ出すのかな？

　シックな感じがいい

　見事な木組みの家

　１階部分

　２階部分

　2つの建物が繋がっています。

　すぐに市庁舎前の広場に着きました。クリスマスマーケットの屋台が出ています。

　とても小さな村で、すぐ向こうの山の斜面にブドウ畑が広がっているのが見えます。

　広場周囲の建物。

　レストランの看板もクリスマス風にドレスアップ。

　市庁舎というには小さな建物、村役場のほうがぴったりです。前に臨時のｉが出てて、ここで地図を貰いました。

　しかしこの角度から見ると風格があります。

　市庁舎の中庭だったか？

　凝ったクリスマスの飾りつけ

　中庭に並んだ屋台

　中庭に並んだ屋台

　中庭から広場の裏に出てみます。

　裏はもう村の外。斜面はブドウ畑です。

　村役場に隣接して、村で唯一のサン・クロワ（聖十字架）教会が建っています。

サント クロワ教会　 寺院・教会

　１２３０年に建築が始まった鐘楼を持つロマネスク様式です。

　サン・クロワ教会の裏庭

　キリストの物語を表した一連の人形。

　サン・クロワ教会の周囲もクリスマスマーケットが立って多くの観光客がいます。

　キリストの磔刑とそれを見上げる聖母マリアの悲痛な表情。ロマネスク様式で内部が暗いのでしっかりカメラを固定しないとボケてしまいます。

　祭壇画。

　教会前の広場

　広場にコンスタンティヌスの泉。１５２１年に建てられたものです。

　カイゼルスベルクはローマ時代からの古い歴史を持つ村です。

　村で一番美しかった建物。特徴ある出窓が目を引きます。

　壁に聖母子像のフレスコ画

　側面から見たらこんな感じ。

　こちらの建物には窓辺の可愛い飾り

　木組みの家。フランスではコロンバージュと呼びます。

　梁と窓扉の木の質感に年代を感じます。

　この辺りが旧市街の中心

ケゼルスベール旧市街 旧市街・古い町並み

　コロンバージュの他に重厚な石造りの家も目立ちます。

　１５～１７世紀のよく保存された建物が数多く残っています。

　カイゼルスベルク旧市街

　カイゼルスベルク旧市街

　カイゼルスベルク旧市街

　この人形は何をしているのだろう？

　梁が波打っています。

　この建物は？

　Poterieとあるから陶器のお店？

　川の流れる水辺の地区に来ました。

　ひなびた田舎の雰囲気で生活感が漂います。

　橋の上にマリア像

　なかなかフォトジェニックな場所でした。

　この橋の周囲は小さな広場で賑わっていました。

　リボーヴィレ、リクヴィールと並ぶ人気の村なので観光客が多いです。

　複雑な形の木の家

　橋を渡った先にも可愛い建物が続きます。

　カイゼルスベルク旧市街

　カイゼルスベルク旧市街

　ホテルの看板にCHEZの文字。チェコ料理レストラン？

　クマさんの行進

　旧市街の西の外れまで来ました。

　歩いてきた通りを振り返ります。

　旧市街の最奥にシュヴァイツァー博士の生家がありました。

シュヴァイツアー記念館 博物館・美術館・ギャラリー

　内部は記念館になっています。

　アルベルト・シュヴァイツァー（１８７５－１９６５年）は２０世紀のヒューマニストとして知られている人物です。３０歳の時、医療と伝道に生きることを志し、アフリカの赤道直下の国ガボンのランバレネにおいて、当地の住民への医療などに生涯を捧げました。１９５２年にはノーベル賞平和賞を受賞されています（Wikipediaより抜粋）。

　博士がアフリカで愛用した帽子

　博士の活動を示す写真パネル。

　小学校の国語教科書に「密林の聖者」という題で伝記が載っていたのを覚えています。

　博士は音楽にも精通し、バッハ研究でも有名でした。

　来た道を戻ります。

　丘の上にカイゼルスベルク城の廃墟が見えます。あの場所から見下ろす村の風景は美しいらしいですが今回はパス。

　橋の傍まで戻ってきたら良い臭いが。スライスしたジャガイモにベーコンとチーズを煮込んでいます。

　Peolee Alsacienne　という郷土料理のようです。行列が出来ていたので迷わず並びました。

　熱々を頂きましたが、濃厚なチーズ風味が美味しかった。

　もう一度川辺の風景を見ます。何度見ても美しい。

　崖の窪みにキリスト生誕のクリッペ。

　メインストリートに戻ってきました。

　小さな移動遊園地

　居酒屋兼旅籠

　サン・クロワ教会前の広場

　コンスタンティヌスの泉

　民族衣装の子供たち。気軽に写真に応じてくれました。

　市庁舎

　市庁舎前広場

　ここでグリューワインを１杯。

　リコーダーを演奏をする子供たち

　狭い村なので２時間でゆっくり回ることが出来ました。

　１５：４０　シャトルバスに乗ってコルマールに帰りました。