2019年シチリア紀行　 マツァーラ・デル・ヴァッロ（Mazara del Vallo）２

2019/02/15 - 2019/02/22

2019年春はシチリア島。初めての土地だがいつものようにレンタカーで周遊した。

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

一休みして出直す。だいぶ日が陰って来た。ホテル前のビーチ。まだたくさんの人が出ている。

ホテルの正面。

Mahara Hotel & Wellness ホテル

今度のは歩いて町の中心部に向かう。

ホテルから500mほど歩いた所にあった「Mucho Gusto」というジェラッテリア。「zicaffe」と右に書いてあるのは、マルサラに本店のあるシチリアのコーヒショップで、日本にもエスプレッソ用のブレンド豆を輸出している。

ここはモカルタ広場（Piazza Mokarta）への上り口。タイルを貼り付けた階段はカルタジローネ風に見える。

階段を登った先がモカルタ広場。

モカルタ広場 広場・公園

右に見えたのはノルマン門（Norman Arch）。1072年にルッジェーロ1世により建設された城の一部で、1880年に城が解体整備された際に残されたという。

ライトアップされ噴水のある庭園になっている。

この広場からまっすぐに延びている通名はコルソ・ウンベルト（Corso Umberto）。町一番の繁華街のようで鉄道駅に通じている。

左に折れてサン・ジュゼツペ通り（Via S. Giuseppe）に向かう。

正面の建物は大聖堂。左に見えるのが通りの名にもなったサン・ジュゼッペ教会（Chiesa di San Giuseppe）。小さな教会で、この教会の由来はわからなかった。

これは大聖堂の後陣アプスになる。聖堂の北側になるがこれがこの大聖堂で唯一残されたロマネスクの部分になる。

夜の「Cappella del Palazzo del Seminario」。日曜の夜は人通りがかなり多い。

そして夜のガリバルディ通り。昼間シャッターで閉められていた店が開いている。

夕飯は結局この写真の店カフェ・ガリバルディ（Café Garibaldi）で食べた。経緯は店内に掲示してあった開店時間を家内が見ていると店の女将さんと目があってしまい、まだ開店時間まで少しあったにもかかわらず「Prego」と客引きされてしまったから。

それでもこのお店はトリップアドバイザーではこの町第三位。グーグル評価で4.3。目のあった女将は結構な老婆。奥に娘さんらしき中年の女性とたぶん厨房にいた料理人お孫さんだと思う。
女将さんは英語も出来てよくしゃべる。人当たりが良いからそれが人気の秘密なんだろう。

前菜に頼んだアランチーニの盛り合わせ。

パスタは各一品づつ。これはカラスミのパスタ。ここのカラスミはぶつ切りで入っている。けっこう塩辛いので「高血圧なんだけど」というと「だからストロングって言ったじゃない」と笑っていた。

此方は、家内が食べた魚介のパスタ。あとはカラフの赤ワイン。ハウスワインだったが素晴らしい味だった。銘柄を聞いたら「Amaro Punico」マルサラのワイナリーらしい。
料金は４０エウロ。値段も安いしこれなら人気もうなづける。

帰りに大聖堂が開いていたので立ち寄る。バロックなのでどうも写真に心が凝っていない。

さて、ジョアン・マテウス・アダミ（Joam Mattheus Adami）という宣教師をご存知だろうか。1576年マッツーラ・デル・ヴァッロで生まれ。1604年に初来日し布教活動するも1614年にマカオに追放されている。その後1618年に再来日、奥州で布教活動するも捕縛され1633年に長崎において穴吊るしの刑で殉教したという。日本との関連では、このような人もいたんだ。

ふと目に付いたのはローマ時代の石棺。狩猟の図のようだ。

これは行きがけに見かけた「Mucho Gusto」の店内。帰りにジェラートを食べる。

人気店らしく注文も大変だ。

レモンのとピスタチオのダブルを食べてこの日は終了。