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2019年春はシチリア島。初めての土地だがいつものようにレンタカーで周遊した。

2019年シチリア紀行 パレルモ(Palermo)3

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2019/02/15 - 2019/02/22

108位(同エリア355件中)

旅行記グループ 2019年シチリア

2

28

クリス

クリスさん

この旅行記のスケジュール

2019/02/21

2019年春はシチリア島。初めての土地だがいつものようにレンタカーで周遊した。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配

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  • 前回の掲載の後、腰痛の手術をして入院したりしているうちにテンションが下がってしまいなかなか書き込むする気にならないで時間が経過してしまった。<br />知人からのメールで一念発起して残りの物を纏めて掲載しておきたい。<br />さて、この日は個人向けのガイドツアーを利用した。交通事情の悪いパレルモ市内の観光では効率よく廻るにはレンタカーでは駐車場の確保が難しいし、公共交通でも限られた時間の中で回りきれないからである。利用したのはメッシーナにオフィスがある「SiciliaWay」という会社。今回はリクエストに応じてパレルモの一日観光を設定してくれた。<br />ホテルで待ち合わせをして最初に訪れたのはこのサン・スピリト教会(chiesa di santo spirito palermo)。この教会は、パレルモの南オレト川の畔に位置するパレルモ市内の墓地の中にある。

    前回の掲載の後、腰痛の手術をして入院したりしているうちにテンションが下がってしまいなかなか書き込むする気にならないで時間が経過してしまった。
    知人からのメールで一念発起して残りの物を纏めて掲載しておきたい。
    さて、この日は個人向けのガイドツアーを利用した。交通事情の悪いパレルモ市内の観光では効率よく廻るにはレンタカーでは駐車場の確保が難しいし、公共交通でも限られた時間の中で回りきれないからである。利用したのはメッシーナにオフィスがある「SiciliaWay」という会社。今回はリクエストに応じてパレルモの一日観光を設定してくれた。
    ホテルで待ち合わせをして最初に訪れたのはこのサン・スピリト教会(chiesa di santo spirito palermo)。この教会は、パレルモの南オレト川の畔に位置するパレルモ市内の墓地の中にある。

    サント スピリト教会 寺院・教会

    史跡としては一番有名な場所 by クリスさん
  • 名前としてはこの表示にある「La Chiesa del Vespro」の方が知られているかもしれない。晩鐘を意味するこの言葉が、1282年に起ったシチリアの晩鐘と言われる事件の発端となった場所である。<br />教会は、グリエルモ1世(Guglielmo I)の妃であるナバラのマーガレット(Margherita di Navarra)の依頼により義父ルッジェーロ2世(Ruggero II)の菩提を弔うために建立された。運営はシトー派に任せられたために元は修道院であった。

    名前としてはこの表示にある「La Chiesa del Vespro」の方が知られているかもしれない。晩鐘を意味するこの言葉が、1282年に起ったシチリアの晩鐘と言われる事件の発端となった場所である。
    教会は、グリエルモ1世(Guglielmo I)の妃であるナバラのマーガレット(Margherita di Navarra)の依頼により義父ルッジェーロ2世(Ruggero II)の菩提を弔うために建立された。運営はシトー派に任せられたために元は修道院であった。

  • 現在パレルモ市内の墓地となっているのは1782年からの事であり、事件当時は街外れの野に立つ教会であったという。<br />教会は黄色いパレルモ産の凝灰岩と黒いエトナ山の火山岩の2つを使って彩りされている。19世紀に。後世行われていた改装部分を取り除き、ロマネスク期の姿に修復復元された。

    現在パレルモ市内の墓地となっているのは1782年からの事であり、事件当時は街外れの野に立つ教会であったという。
    教会は黄色いパレルモ産の凝灰岩と黒いエトナ山の火山岩の2つを使って彩りされている。19世紀に。後世行われていた改装部分を取り除き、ロマネスク期の姿に修復復元された。

  • 側面に見られる窓は幾分尖頭かかっているが、ゴシックではなくイスラム風の物だという。その違いはアーチの角度との事だった。

    側面に見られる窓は幾分尖頭かかっているが、ゴシックではなくイスラム風の物だという。その違いはアーチの角度との事だった。

  • シチリアには山型、ラテン十字の教会プランが極めて少ない。この教会が本土からの輸入によるものだという。王妃はナバール公国の出身であり、シト-派ももちろんフランスの修道会である。

    シチリアには山型、ラテン十字の教会プランが極めて少ない。この教会が本土からの輸入によるものだという。王妃はナバール公国の出身であり、シト-派ももちろんフランスの修道会である。

  • 内陣の仕切りアーチも尖頭がかっているが、これもイスラムの影響で、角度がゴシックに比べ緩やかになっている。明らかにゴシックへ影響を与えさらに鋭角になった物が後のゴシックとという事だ。

    内陣の仕切りアーチも尖頭がかっているが、これもイスラムの影響で、角度がゴシックに比べ緩やかになっている。明らかにゴシックへ影響を与えさらに鋭角になった物が後のゴシックとという事だ。

  • 柱頭彫刻がないのはシトー派という事もあるが、この地のビザンテインスタイルの教会でもなかなか見る事が出来ない。本土とシチリアでの違いというのはこいった所でも確認する事が出来る。

    柱頭彫刻がないのはシトー派という事もあるが、この地のビザンテインスタイルの教会でもなかなか見る事が出来ない。本土とシチリアでの違いというのはこいった所でも確認する事が出来る。

  • 教会の外側には庶民の物から凝ったデザインの名家の物までさまざまな墓標が確認できる。最近は場所がなく火葬が認められるになったという。

    教会の外側には庶民の物から凝ったデザインの名家の物までさまざまな墓標が確認できる。最近は場所がなく火葬が認められるになったという。

  • 三層のアプシスはやはり溶岩でデザインされたアーチが施されている。こういったスタイルはシチリアならではである。

    三層のアプシスはやはり溶岩でデザインされたアーチが施されている。こういったスタイルはシチリアならではである。

  • 説明をしてくれたガイドのアントニオさんはNHKの番組にも出たことのある有名人で、こういった説明はなかなか聞けない内容が多くつい写真が疎かになってしまっていた。編集するにあたって写真が足らないのもアップが遅くなってしまった原因でもある。

    説明をしてくれたガイドのアントニオさんはNHKの番組にも出たことのある有名人で、こういった説明はなかなか聞けない内容が多くつい写真が疎かになってしまっていた。編集するにあたって写真が足らないのもアップが遅くなってしまった原因でもある。

  • この写真はモンレアーレの後陣であるが、その典型的な物であるが比較するとサン・スピリト教会のデザインとの共通性がわかるかもしれない。

    この写真はモンレアーレの後陣であるが、その典型的な物であるが比較するとサン・スピリト教会のデザインとの共通性がわかるかもしれない。

  • 次のモンレアーレは車で移動し案内させてもらった。写真はさらに少なかったので証拠写真だけで勘弁させていただきたい。これはガイトが面白かったせいで、つまらなかったからではない。世界遺産でもあるしアラブ・ノルマンの集大成ともいうべき教会で荘厳さでは、やはりシチリア一であろう。

    次のモンレアーレは車で移動し案内させてもらった。写真はさらに少なかったので証拠写真だけで勘弁させていただきたい。これはガイトが面白かったせいで、つまらなかったからではない。世界遺産でもあるしアラブ・ノルマンの集大成ともいうべき教会で荘厳さでは、やはりシチリア一であろう。

    モンレアーレ大聖堂 寺院・教会

  • さてモンレアーレから市内に戻り次にむかったのがこのクーバ城(Castello della Cuba)。1180年に夏の離宮としてグリエルモ2世の命により建立されたとある。

    さてモンレアーレから市内に戻り次にむかったのがこのクーバ城(Castello della Cuba)。1180年に夏の離宮としてグリエルモ2世の命により建立されたとある。

    クーバ城 城・宮殿

    イスラム様式の研究にはよい材料となる史跡 by クリスさん
  • 当時のイメージを復元したこの絵。当時は池の中には立つ宮殿で、行き来は小舟により行われていたという。

    当時のイメージを復元したこの絵。当時は池の中には立つ宮殿で、行き来は小舟により行われていたという。

  • 建設当時、土台は水面下にあったために防水加工の目張りがほどこされていたという。

    建設当時、土台は水面下にあったために防水加工の目張りがほどこされていたという。

  • 現在、上部の窓枠ふさがれているが建設当時は開いていて自然換気による空調の役目を担っていたという。

    現在、上部の窓枠ふさがれているが建設当時は開いていて自然換気による空調の役目を担っていたという。

  • 内部に残る天井の跡。

    内部に残る天井の跡。

  • ムカルナス(muqarnas)と呼ばれるアラブ式の天井で、鍾乳石をイメージして造られたものだという。また、ボッカッチョは彼の小説デカメロンの中でこの宮殿を舞台とした物語を書いている。

    ムカルナス(muqarnas)と呼ばれるアラブ式の天井で、鍾乳石をイメージして造られたものだという。また、ボッカッチョは彼の小説デカメロンの中でこの宮殿を舞台とした物語を書いている。

  • この場所は1980年代までイタリア国軍の基地として使用されていた。一般に開放されるようになったのはその後の事なので観光コースとしてはそれほど有名ではない。同時期に建てられた宮殿としては他にジーザ宮(Castello della Zisa)があるが、今回は立ち寄る時間がなかったのが残念ではあるが、ここもシチリアのロマネスクを代表する ひとつである。

    この場所は1980年代までイタリア国軍の基地として使用されていた。一般に開放されるようになったのはその後の事なので観光コースとしてはそれほど有名ではない。同時期に建てられた宮殿としては他にジーザ宮(Castello della Zisa)があるが、今回は立ち寄る時間がなかったのが残念ではあるが、ここもシチリアのロマネスクを代表する ひとつである。

  • 最後に紹介するのはノルマン王宮(Palazzo dei Normanni)。元々はカルタゴの城塞だったという。現在の姿は16世紀のスペイン支配の時代の物で、現在はシチリア州議会場として使用されている。

    最後に紹介するのはノルマン王宮(Palazzo dei Normanni)。元々はカルタゴの城塞だったという。現在の姿は16世紀のスペイン支配の時代の物で、現在はシチリア州議会場として使用されている。

    ノルマン王宮 城・宮殿

  • 議会の開かれる日は見学禁止だが、1143年に献堂されたこのパラティーナ礼拝堂(Cappella Palatina)だけは見学が許されている。

    議会の開かれる日は見学禁止だが、1143年に献堂されたこのパラティーナ礼拝堂(Cappella Palatina)だけは見学が許されている。

  • ルッジェーロ2世(Ruggero II)の戴冠を祝い建設されたこの礼拝堂は、アラブ・ノルマン様式の至宝といってもよい。

    ルッジェーロ2世(Ruggero II)の戴冠を祝い建設されたこの礼拝堂は、アラブ・ノルマン様式の至宝といってもよい。

    パラティーナ礼拝堂 城・宮殿

  • モンレアーレの建設は1174年からで1世代前の建築。またマルトラーナ教会は1140年代から50年代にかけての建設だから、ほぼ同年代の建設という事になる。モザイクにはこれらの類似性がみてとれる。

    モンレアーレの建設は1174年からで1世代前の建築。またマルトラーナ教会は1140年代から50年代にかけての建設だから、ほぼ同年代の建設という事になる。モザイクにはこれらの類似性がみてとれる。

  • ビザンテインスタイルの説教壇。

    ビザンテインスタイルの説教壇。

  • 脇のイースター蝋燭台にはロマネスク彫刻の特徴がよく表れている。

    脇のイースター蝋燭台にはロマネスク彫刻の特徴がよく表れている。

  • 天井はクーバ城で見られたムカルナススタイルの造り。スタクライトと呼ばれる鍾乳石をモチーフにしたもので、モカラベもこれと類似した用語だという。

    天井はクーバ城で見られたムカルナススタイルの造り。スタクライトと呼ばれる鍾乳石をモチーフにしたもので、モカラベもこれと類似した用語だという。

  • 一説ではこの礼拝堂はモスクを改造した物だとも言れており、イスラム様式の特徴を各所に見ることが出来る。ここもガイドのアントニオさんの話に夢中で写真が多くないのが、後になって見ると残念だ。

    一説ではこの礼拝堂はモスクを改造した物だとも言れており、イスラム様式の特徴を各所に見ることが出来る。ここもガイドのアントニオさんの話に夢中で写真が多くないのが、後になって見ると残念だ。

  • この後、遅い昼食をはさんで大聖堂の見学をして終了したのが4時半過ぎ。ほぼ予定どおりの時間で急いで回った結果なのでこれは仕方のないのかなと思う。それでも普通の観光では聞けない貴重な話が多かったので満足な一日だった。<br />最後になりましたが、通訳としてお付き合い頂いた浅田さんにこの場を借りてお礼申し上げます。<br />

    この後、遅い昼食をはさんで大聖堂の見学をして終了したのが4時半過ぎ。ほぼ予定どおりの時間で急いで回った結果なのでこれは仕方のないのかなと思う。それでも普通の観光では聞けない貴重な話が多かったので満足な一日だった。
    最後になりましたが、通訳としてお付き合い頂いた浅田さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

    パレルモ大聖堂 寺院・教会

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2019年シチリア

この旅行記へのコメント (2)

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  • ミータさん 2019/07/10 22:08:13
    お大事に
    ご無沙汰しています。

    久し振りの更新になったのは、入院していたからですか。
    大変でしたね。

    ビザンティン様式といえば、やはり金ぴかのモザイクですね。
    (あくまでも素人の感想です)
    イスラムといえば、緻密な幾何学模様ですね。
    (これも素人の感想です)

    クリス

    クリスさん からの返信 2019/07/11 06:47:37
    RE: お大事に
    こちらこそお久しぶりです。
    入院は週間ほどだったので大した事はなかっあのですが。
    腰痛も完治しましたから大丈夫なのです。
    写真がなくなったりして残った写真から纏めるのが面倒になってしまいました。
    ミ〜タさんもそろそろ次の旅行があるのではないですか?

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