2019/02/15 - 2019/02/22
76位(同エリア169件中)
クリスさん
2019年春はシチリア島。初めての土地だがいつものようにレンタカーで周遊した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ここはシクリ(scili)の公共駐車場。モディカからは南に約10km、ラグーサからはだいたい25km南に位置するシクリ。この町もヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々として世界遺産されている。
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写真中央上部に小さく見えるのは、マッテオ教会(Chiesa di San Matteo)。この丘の下に洞窟住居が形成され、19世紀までは街の中心的存在だったというが、現在は廃墟となっている。
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人口は約25,000人。青銅器時代かの歴史を持つという。名前の由来はシチリアの先住民族であるシクリ人が建てた町だから。シチリア島の名もこのシクリ人から来ている。864年にアラブ人により征服される。1091年にシチリア遠征をしたルッジェーロ1世により解放された。
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街中を流れる川はイルミニオ川(Fiume Irminio)の支流のひとつ。冬期間の激しい雨の時は急流となるというが普段はチョロチョロとした流れ。
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ちょっとした所要で薬局によった。
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家内が洗顔用の石鹸を購入するというのでこの待ち行列に。並んでないようだけれど各々順番は把握しているようだ。
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車を止めた辺は、まだ新市街と旧市街との中間といった所。旧市街へ向かって歩き出す。
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ここはフランチェスコ・モルミーノ・ペンナ通り(Via Francesco Mormino Penna)。ここは歩行者専用道路で、観光的案内所もこの通り沿いにある。
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この建物は市役所(Comune Di Scicli)。
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市役所の建物の角からナショナーレ通り(Via Nazionale)へ。
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そこから小路に入るとあるのがベネベントの館(Palazzo Beneventano)と呼ばれる建物。バロックの持送りが特徴だ。
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この柱に刻まれたのはパドヴァの聖アントニオ(Sant'Antonio di Padova)の像。
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1693年の地震後に再建されたバロック建築の建物で、バルコニーと持送りの様々な顔をした彫刻が特徴的である。
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この建物は、こういった特徴によりノート渓谷の他の都市とあわせて世界遺産登録された。
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奥に見えてきたのがサン・バルトロメオ教会Chiesa di San Bartolomeo)。
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この建物も世界遺産。シクリの重要なモニュメントの一つになっている。
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サン・バルトロメオ教会の横に岩山。前述のマッテオ教会のある丘の南斜面だ。
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先の丘とその反対側にある洞窟住居。今は倉庫やハイシーズンには観光客相手の売店が存在している。
そして、2つの丘の中域から上部がチアフラ(Chiafura)と呼ばれる考古学的史跡に指定されている。 -
ここはマテーラと同様のサッシ状の洞窟住居がある。いや正確にはあった。1950年代に衛生上の観点からこの地区からの移住政策がとられ、現在は立ち入り禁止地区になっている。
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少し上部に登ってみる。
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石灰岩質の山肌はマテーラと同じ。家畜と同じ住環境、また石灰岩は水をよく通し湿気がこもりやすい環境では結核等もろもろの伝染病への羅漢率が高く決して良い住環境とはいえなかった。
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このチェアフラと呼ばれる地区は、3つの山と2つの渓谷の間に築ずかれ、古代は墓場だったという。アラブ人により住居として活用されだしたようだが、ノルマン征服後もその流れは続いたといわれる。
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中ほどにミュージアムがあると聞いていたので行ってみたが閉まっていた。諦めてサン・マッテオの丘の北側に行く。
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この通りはドロミテ通り(Via Dolomiti)。通り名は、この辺りが石灰岩で出来た
ここも渓谷になっていて上に見える丘はクッチョ山(Monte Cucco)、山上の建物は修道院で名をロザリオ修道院(convento del Rosario)という。 -
その下に見えたのが慰めのサンタ・マリア教会(chiesa di santa maria della consolazione)。地震後に再建されたバロック様式の教会になる。
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この教会の横手から奥に更に教会が見えて来る。これは新サンタ・マリア教会(Chiesa Santa Maria la Nova)。 建物は19世紀の新古典主義建築だが聖域としてビザンティン時代からの歴史がある。
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サンタ・マリア・ノーヴァ教会まで行かない途中、サン・マッテオの丘側に洞窟住居の入口がある。ここは「Presepe nella grotta Giovanni Marinero」船乗りのジョヴァンニ洞窟のキリスト生誕劇という名のミュージアムになる。
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せっかくなので中を覗いてみる。
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プレゼピオはこの街のもう一つの名産らしい。老人が相手をしてくれた。
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驚いたのはこの洞窟に湧く水を利用して水の流れを使っている事。
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写真がボケているが、奥に水が溜まっている。
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解りにくいかもしれないが、ここから水が流れている。入場料は寸志。入口のディスクに小皿が置いてあるので持ち合わせのコインを置いていく。
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そのすぐ隣にあるのは洞窟住居を利用した「La Grotta」というトラットリア兼ピッツェリア。
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オフシーズンのこの時期はあまり客がいない。夏場だと洞窟内は蚊の住処となって刺されることもあるようだ。外の寒さがなくこの時期の方が洞窟内は快適なのかもしれない。
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アンティパストに頼んだのはカポナータ。付け合わせはグリルしたチーズと揚げたチーズ。ハチミツとジャムがついている。
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さて食事。まずはノルマ風といわれるパスタ。麺はパッケリ使用でトマトソースのナスとスライスしたリコッタチーズにバジルが入ってい
する。 -
こちらはお馴染みイカスミのパスタ。スプーンにはアーモンド粉。白いのはリコッタチーズ。これは絶品だった。
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洞窟を利用した観光客向けのトラットリアかと思っていたが、味はけっこう良かった。
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車への戻り道。ここはブザッカ広場(Piazza Busacca)という。
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立像の主は「pietro di lorenzo busacca」。彼の名を広場にしているが、ユダヤ出身のシチリアの有名な銀行家だという。
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川岸を伝って駐車場へ。
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奥に見えるのはロザリオ修道院。
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これはブザッカ広場の背に位置する教区教会(Parrocchia Madonna del Carmine)カルミネ修道会の物である。
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この旅行記へのコメント (2)
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- shinkaiさん 2019/04/28 22:38:32
- シクリ。
- 建物のバルコニーの持ち送りの彫り物が興味深いですね。
後期バロック様式、と言っても、こういうかなりゴテゴテの物は、やはり
シチーリア独特の物なのでしょうか?
そしてマテーラと同じ様な洞窟住宅、今は立ち入り禁止地域なのですね。
確かに、湿気が大変なようですね。 マテーラでもロバや馬は家に入る前に
外に繋ぎ、汗がすっかり引いてから中に入れたと読みました。
パスタはお皿が大きいのか、上品で量が少なめに見えますが、どうでしたか?
ノルマ風という茄子の入ったソースは美味しくて好きですが、
イカ墨にアーモンドの粉、というのはやはりシチーリア独特な感じがします。
どちらも美味しそうです、食べたくなりました!!
- クリスさん からの返信 2019/04/29 17:02:12
- RE: シクリ。
- こんな感じの持ち送りは前回旅行したカタロニアでも見ることが出来ました。ただバロック再建したノート渓谷では目立つひとつの特徴なのでしょう。
マテーラは観光的に整備されてちゃっているので、昔ながらの雰囲気というのは此方の方があるかもしれません。ここの住民の多くは、平地の新興住宅地に移っているので復興は難しいのでしょうね。
ノルマの名前はベッリーニのオペラ「ノルマ」が由来だそうです。ベッリーニはカターニャ出身ですが、ニーノ・マルトーリオという映画監督がこのパスタを食べて、完璧だという意味で「ノルマ」と言ったのがきっかけだという話が伝わっています。
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