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下北半島の旅も4日目・・・8月13日。<br /><br />暑い夏に、あまり温泉に入らないわが家ですが、温泉がたくさんある下北半島にいるのだから、せっかくなので一ヶ所くらいは・・・と思い、バスルート上で一番都合の良さそうな・・・下風呂温泉で1泊することにした。<br /><br />

じ~んわりと良さが染みてくる・・・下北半島の夏旅④ 下風呂温泉

116いいね!

2018/08/10 - 2018/08/17

22位(同エリア721件中)

こあひる

こあひるさん

下北半島の旅も4日目・・・8月13日。

暑い夏に、あまり温泉に入らないわが家ですが、温泉がたくさんある下北半島にいるのだから、せっかくなので一ヶ所くらいは・・・と思い、バスルート上で一番都合の良さそうな・・・下風呂温泉で1泊することにした。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 6時過ぎ・・・今日も晴れるかな。2018年は、台風の多い年でした。東北地方への直撃はあまりなかったけれど、台風は遠く西の方にあるのに、前線の影響で、天気の悪い日が多かったです。<br /><br />この日も、じわじわと台風の影響による前線が・・・迫りつつありました。

    6時過ぎ・・・今日も晴れるかな。2018年は、台風の多い年でした。東北地方への直撃はあまりなかったけれど、台風は遠く西の方にあるのに、前線の影響で、天気の悪い日が多かったです。

    この日も、じわじわと台風の影響による前線が・・・迫りつつありました。

    むつパークホテル 宿・ホテル

  • 7時からの朝食・・・今朝も一番乗りです。これで216円なら有り難いです。<br /><br />毎朝のように防災無線から、○○町で熊が目撃されました・・・ってアナウンスが聴こえました。どこのエリアのことなのか、旅行者にはさっぱりわからなかったけれど・・・見渡してもそんなに山がすぐそば・・・って感じでもないのに。<br /><br />むつパークホテル<br />3泊で35,640円でした。

    7時からの朝食・・・今朝も一番乗りです。これで216円なら有り難いです。

    毎朝のように防災無線から、○○町で熊が目撃されました・・・ってアナウンスが聴こえました。どこのエリアのことなのか、旅行者にはさっぱりわからなかったけれど・・・見渡してもそんなに山がすぐそば・・・って感じでもないのに。

    むつパークホテル
    3泊で35,640円でした。

  • 9時過ぎに、むつバスターミナルに来ました。下北半島のバス路線は大まかにこうなっています。むつを拠点にして、半島の外周に沿って・・・という感じなので、内陸へ行くには、やはり車でないとね・・・。

    9時過ぎに、むつバスターミナルに来ました。下北半島のバス路線は大まかにこうなっています。むつを拠点にして、半島の外周に沿って・・・という感じなので、内陸へ行くには、やはり車でないとね・・・。

    むつバスターミナル 乗り物

  • 9:40発の臨時便に乗り、下風呂温泉へ向かいます。下風呂温泉までは1時間ほど。途中、大畑で5分ほど停車。もし終点の佐井まで行くなら、2時間ほどかかるので、ここでトイレ休憩ができます。<br /><br />大畑は、かつて大畑線の駅舎だったのですが、鉄道は廃線となっており、バスの駅として使われています。この時はピンと来ていなかったけれど、むつ市で、今は取り壊された旧・田名部駅が大畑線でした~。かつてはここまで線路が続いていたんです。

    9:40発の臨時便に乗り、下風呂温泉へ向かいます。下風呂温泉までは1時間ほど。途中、大畑で5分ほど停車。もし終点の佐井まで行くなら、2時間ほどかかるので、ここでトイレ休憩ができます。

    大畑は、かつて大畑線の駅舎だったのですが、鉄道は廃線となっており、バスの駅として使われています。この時はピンと来ていなかったけれど、むつ市で、今は取り壊された旧・田名部駅が大畑線でした~。かつてはここまで線路が続いていたんです。

  • ちいさな可愛らしい駅舎。

    ちいさな可愛らしい駅舎。

  • 駅舎の内部。

    駅舎の内部。

  • 裏側にまわると、駅のプラットフォームに残る看板・・・線路も、2~300mほどだけ残されていました(この時には、現役の列車駅だと思っていたので、線路は写しませんでしたが・・・)。

    裏側にまわると、駅のプラットフォームに残る看板・・・線路も、2~300mほどだけ残されていました(この時には、現役の列車駅だと思っていたので、線路は写しませんでしたが・・・)。

  • 駅のまわりは、のどかな住宅地。

    駅のまわりは、のどかな住宅地。

  • 10:30過ぎ、下風呂に到着しました。とりあえず、今夜のお宿に荷物を預かってもらいました。

    10:30過ぎ、下風呂に到着しました。とりあえず、今夜のお宿に荷物を預かってもらいました。

  • 主に、海岸沿いに宿が立ち並ぶ小さな温泉街です。<br /><br />室町時代から湯治場として存在し、江戸時代には、現在もある大湯と新湯の共同浴場も存在していました。

    主に、海岸沿いに宿が立ち並ぶ小さな温泉街です。

    室町時代から湯治場として存在し、江戸時代には、現在もある大湯と新湯の共同浴場も存在していました。

  • 海岸沿いから、内陸の街なかへぶらぶら・・・。海から離れるにつれて、上り坂となっています。

    海岸沿いから、内陸の街なかへぶらぶら・・・。海から離れるにつれて、上り坂となっています。

  • まずは足湯があるスポットへ向かってみます。海がだんだん下方になってきました。

    まずは足湯があるスポットへ向かってみます。海がだんだん下方になってきました。

  • 歩道橋のような・・・人工的に造られた高架の歩道を進むと・・・

    歩道橋のような・・・人工的に造られた高架の歩道を進むと・・・

  • タイル敷きとなり、左手に東屋のような建物が見えてきました。あれが足湯かな?

    タイル敷きとなり、左手に東屋のような建物が見えてきました。あれが足湯かな?

  • 海を見下ろせるこの場所は、鉄道アーチ橋メモリアルロードと呼ばれるスポットです。<br /><br />この陸橋は、戦前に建設が始まったものの、昭和18年に工事が中止となったまま残された「幻の大間鉄道」の一部なのです。陸橋の保存・修復をし、遊歩道が設けられました。

    海を見下ろせるこの場所は、鉄道アーチ橋メモリアルロードと呼ばれるスポットです。

    この陸橋は、戦前に建設が始まったものの、昭和18年に工事が中止となったまま残された「幻の大間鉄道」の一部なのです。陸橋の保存・修復をし、遊歩道が設けられました。

  • 駅舎の下に、足湯とベンチがあります。線路も少し敷かれています。<br /><br />大正11年(1922)、大湊線(野辺地駅から大湊駅までの50㎞)の途中駅である下北駅から、本州最北の大間までの19.7㎞を繋ごうと計画されたのが大間鉄道です。<br /><br />昭和14年(1939)、第一期工事分の大畑線(下北から大畑までの18㎞)が、国鉄・大畑線として開業し、引き続き大間までの工事が続けられました。<br /><br />当初、下北半島の林産資源や水産資源の開発、また本州と北海道を結ぶ最短路線として期待された鉄道でしたが、太平洋戦争に突入してからは、大間の軍事施設のための重要路線として完成が急がれました。<br /><br />大畑~大間29㎞のうち、桑畑までの16㎞の基礎工事が完成した昭和18年(1943)2月、突如として工事が中止となり、数十年の間、放置されたまま現在に至っており・・・幻の大間鉄道となりました。

    駅舎の下に、足湯とベンチがあります。線路も少し敷かれています。

    大正11年(1922)、大湊線(野辺地駅から大湊駅までの50㎞)の途中駅である下北駅から、本州最北の大間までの19.7㎞を繋ごうと計画されたのが大間鉄道です。

    昭和14年(1939)、第一期工事分の大畑線(下北から大畑までの18㎞)が、国鉄・大畑線として開業し、引き続き大間までの工事が続けられました。

    当初、下北半島の林産資源や水産資源の開発、また本州と北海道を結ぶ最短路線として期待された鉄道でしたが、太平洋戦争に突入してからは、大間の軍事施設のための重要路線として完成が急がれました。

    大畑~大間29㎞のうち、桑畑までの16㎞の基礎工事が完成した昭和18年(1943)2月、突如として工事が中止となり、数十年の間、放置されたまま現在に至っており・・・幻の大間鉄道となりました。

  • 陸橋に線路が敷かれたんですね。一度も列車が走ることのなかった予定線跡とは知りませんでした。<br /><br />足湯からの眺めは爽快です。

    陸橋に線路が敷かれたんですね。一度も列車が走ることのなかった予定線跡とは知りませんでした。

    足湯からの眺めは爽快です。

    幻の大間鉄道アーチ橋「メモリアルロード」 名所・史跡

  • 静まり返った漁港があり、その向こうが海・・・その向こうにうっすら見える大地の影は北海道。

    静まり返った漁港があり、その向こうが海・・・その向こうにうっすら見える大地の影は北海道。

  • 江戸時代頃の下風呂温泉の絵のようです。

    江戸時代頃の下風呂温泉の絵のようです。

  • わたしが忙しなく写真撮影している間、連れ合いは足湯でまったり。<br /><br />下風呂温泉は硫黄泉で、大湯と新湯と2つの湯壺があり(ほかに1つか2つ源泉があるみたいです)、それぞれ公衆浴場が設けられています。

    わたしが忙しなく写真撮影している間、連れ合いは足湯でまったり。

    下風呂温泉は硫黄泉で、大湯と新湯と2つの湯壺があり(ほかに1つか2つ源泉があるみたいです)、それぞれ公衆浴場が設けられています。

  • メモリアルロードをさらに先へ行ってみたり・・・(メモリアルロードの先は、海岸沿いの国道へ続いているようです)。

    メモリアルロードをさらに先へ行ってみたり・・・(メモリアルロードの先は、海岸沿いの国道へ続いているようです)。

  • 陸橋を降りて、温泉街の中へ・・・。坂道になったT字路にあるのが、大湯。2つの公衆浴場のひとつです。<br /><br />目の悪い連れ合いがいるので、男女別の温泉に気軽に立ち寄れないのがちょっと残念なところ・・・とはいえ、そんなに温泉好きでもないけれど。

    陸橋を降りて、温泉街の中へ・・・。坂道になったT字路にあるのが、大湯。2つの公衆浴場のひとつです。

    目の悪い連れ合いがいるので、男女別の温泉に気軽に立ち寄れないのがちょっと残念なところ・・・とはいえ、そんなに温泉好きでもないけれど。

  • T字路の右手には、若宮神社があります。階段なので行きませんけれど。

    T字路の右手には、若宮神社があります。階段なので行きませんけれど。

  • T字路の交差点には、自由寺。

    T字路の交差点には、自由寺。

  • お盆なので、檀家さんが出入りしていてちょっと賑やか。

    お盆なので、檀家さんが出入りしていてちょっと賑やか。

  • 境内にある石仏。

    境内にある石仏。

  • 中に入ってお詣りさせて頂こう~。

    中に入ってお詣りさせて頂こう~。

  • 覆いが垂れていてお姿はよく見えなかったけれど、こんな薬師如来さまがいらっしゃったみたいです。

    覆いが垂れていてお姿はよく見えなかったけれど、こんな薬師如来さまがいらっしゃったみたいです。

  • こちらにも仏さま。

    こちらにも仏さま。

  • 300年以上前、温泉を掘り起こした際に、発掘された木造の薬師如来さまだそう。

    300年以上前、温泉を掘り起こした際に、発掘された木造の薬師如来さまだそう。

  • T字路の左手を進みます。けっこうな上り坂~(振り返って見た画)!あぁ・・・疲れるぅ~。

    T字路の左手を進みます。けっこうな上り坂~(振り返って見た画)!あぁ・・・疲れるぅ~。

  • またT字路に突き当たりました。右手には、いくつかの旅館と、その先にはもうひとつの公衆浴場、新湯。

    またT字路に突き当たりました。右手には、いくつかの旅館と、その先にはもうひとつの公衆浴場、新湯。

  • 新湯の方へ向かう坂道の途中には、浄土寺。<br /><br />正保4年(1647)の開山と言われていますが、大正9年の失火により、什器や記録などが焼失してしまって、ハッキリわからなくなってしまったそうです。大正10年に再建されましたが、現在は、青森市の一念寺が兼務する無住寺だそうです。

    新湯の方へ向かう坂道の途中には、浄土寺。

    正保4年(1647)の開山と言われていますが、大正9年の失火により、什器や記録などが焼失してしまって、ハッキリわからなくなってしまったそうです。大正10年に再建されましたが、現在は、青森市の一念寺が兼務する無住寺だそうです。

  • 普通のお家みたいなお寺。お盆時期だから、開いていますね。

    普通のお家みたいなお寺。お盆時期だから、開いていますね。

  • ご本尊は鉄製の聖観音さまらしいけれど、こちらかしら?

    ご本尊は鉄製の聖観音さまらしいけれど、こちらかしら?

  • ほぼ突き当りにある新湯。

    ほぼ突き当りにある新湯。

  • だいたい、こんなもんで一巡りしたかしら?今度は下って、海の方へ戻ってみよう。

    だいたい、こんなもんで一巡りしたかしら?今度は下って、海の方へ戻ってみよう。

  • 正午少し前です。旅館の夕食って早めにスタートすることが多いから・・・そろそろお昼ごはん、食べてしまおう。<br /><br />お盆時だし、お昼ごはんを食べられるところあるかしら?と、先ほど、旅館で聞いておいた食堂に行きます。旅館の正面の「あさの」です。他に食べられそうなお店も見かけなかったしね。

    正午少し前です。旅館の夕食って早めにスタートすることが多いから・・・そろそろお昼ごはん、食べてしまおう。

    お盆時だし、お昼ごはんを食べられるところあるかしら?と、先ほど、旅館で聞いておいた食堂に行きます。旅館の正面の「あさの」です。他に食べられそうなお店も見かけなかったしね。

    あさの食堂 グルメ・レストラン

  • 連れ合いは生ウニ丼。ウニはシーズンを過ぎていると思うけれど・・・けっこうたっぷりで美味しそ~!わたしは、ウニ・アワビ丼。でも、アワビって・・・生だとコリコリすぎて、わたしはあんまり好きじゃなかったのを思い出しました・・・。<br /><br />どちらも2500円だったかな。

    連れ合いは生ウニ丼。ウニはシーズンを過ぎていると思うけれど・・・けっこうたっぷりで美味しそ~!わたしは、ウニ・アワビ丼。でも、アワビって・・・生だとコリコリすぎて、わたしはあんまり好きじゃなかったのを思い出しました・・・。

    どちらも2500円だったかな。

  • 12時半・・・お散歩再開です。海岸沿いに立ち並ぶ旅館の正面玄関があるのは、海岸沿いの国道ではなく、1本裏手のこちらの通り。

    12時半・・・お散歩再開です。海岸沿いに立ち並ぶ旅館の正面玄関があるのは、海岸沿いの国道ではなく、1本裏手のこちらの通り。

  • 緩くカーブしたこの通りは、どっちに進んでも、海岸沿いの国道に出ます。

    緩くカーブしたこの通りは、どっちに進んでも、海岸沿いの国道に出ます。

  • 人は住んでいなさそう・・・。

    人は住んでいなさそう・・・。

  • 国道に出ました。消防団の建物かな。

    国道に出ました。消防団の建物かな。

  • 海沿いを走る国道。

    海沿いを走る国道。

  • 国道を渡ると・・・下風呂漁港。

    国道を渡ると・・・下風呂漁港。

  • 漁港から街を見ると・・・集落のすぐ後ろに山が迫ってきています。

    漁港から街を見ると・・・集落のすぐ後ろに山が迫ってきています。

  • 漁港内に静かに浮かぶ漁船たち。イカ釣り船がほとんど。<br /><br />海沿いの旅館の謳い文句も、いさり火の宿・・・となっているくらいで、今は、津軽海峡に浮かぶ漁り火を見ることができるシーズンなのですが・・・お盆のタイミングは、漁がほぼお休みのようです(涙)。

    漁港内に静かに浮かぶ漁船たち。イカ釣り船がほとんど。

    海沿いの旅館の謳い文句も、いさり火の宿・・・となっているくらいで、今は、津軽海峡に浮かぶ漁り火を見ることができるシーズンなのですが・・・お盆のタイミングは、漁がほぼお休みのようです(涙)。

  • イカ釣り船を近くで見るのは初めて。暗い海で、この照明が煌々と点くのねぇ・・・すっごく明るいんだろうなぁ。

    イカ釣り船を近くで見るのは初めて。暗い海で、この照明が煌々と点くのねぇ・・・すっごく明るいんだろうなぁ。

  • 漁港は、波もなく・・・漁船が静かに浮かんでいるだけ。ひと気もないです。

    漁港は、波もなく・・・漁船が静かに浮かんでいるだけ。ひと気もないです。

  • 漁港の端にある、海峡いさり火公園に来ました。潮の満ち引きを利用して、海水を引き込む人工中海があります。<br /><br />津軽海峡や北海道を眺められる展望台もあります。これは展望台からの眺め。

    漁港の端にある、海峡いさり火公園に来ました。潮の満ち引きを利用して、海水を引き込む人工中海があります。

    津軽海峡や北海道を眺められる展望台もあります。これは展望台からの眺め。

  • 人工の海水池の中心には、二見岩があります。岩の上には、大正時代に勧請された恵美須神社が鎮座しています。<br /><br />旧社殿は、海の方向を向いていたそうですが、昭和58年に再建した際、今のように内陸向きに変えたそうです。

    人工の海水池の中心には、二見岩があります。岩の上には、大正時代に勧請された恵美須神社が鎮座しています。

    旧社殿は、海の方向を向いていたそうですが、昭和58年に再建した際、今のように内陸向きに変えたそうです。

    二見岩(夫婦岩) 自然・景勝地

  • キレイに並んだお洗濯物。

    キレイに並んだお洗濯物。

  • 井上靖の小説「海峡」は、下北半島を舞台にした作品で、その終章では下風呂温泉を、漁り火の見える温泉として紹介し、下風呂温泉を一躍有名にしました。<br /><br />また、同志社英学校(同志社大学の前身)の創始者である新島襄は、元治元年(1864)21歳の時、洋式帆船快風丸で江戸から箱館に向かう途中、強い北風と津軽海峡の激しい潮流に遭遇したことから、下風呂に寄港しました。温泉にも入って気に入ったようです。この寄港から約2ヶ月後に、国禁を犯して函館から脱国し、アメリカで10年学びました。<br /><br />彼らの記念碑が、漁り火公園にあります。

    井上靖の小説「海峡」は、下北半島を舞台にした作品で、その終章では下風呂温泉を、漁り火の見える温泉として紹介し、下風呂温泉を一躍有名にしました。

    また、同志社英学校(同志社大学の前身)の創始者である新島襄は、元治元年(1864)21歳の時、洋式帆船快風丸で江戸から箱館に向かう途中、強い北風と津軽海峡の激しい潮流に遭遇したことから、下風呂に寄港しました。温泉にも入って気に入ったようです。この寄港から約2ヶ月後に、国禁を犯して函館から脱国し、アメリカで10年学びました。

    彼らの記念碑が、漁り火公園にあります。

  • 北海道が見える・・・こうして見ると、わりと近いように思えちゃう・・・。

    北海道が見える・・・こうして見ると、わりと近いように思えちゃう・・・。

  • 漁港をブラブラ・・・。

    漁港をブラブラ・・・。

  • 街の方を見ると・・・あ~!足湯のある駅舎が見えます!アーチ陸橋の形状も、ここからだとよくわかります。

    街の方を見ると・・・あ~!足湯のある駅舎が見えます!アーチ陸橋の形状も、ここからだとよくわかります。

  • お盆なのでお休みだけれど、漁港にある活イカ備蓄センター。お休みだろうな~と思っていたけれど(さほど興味もなかったけれど)、やっぱりお休みでした。<br /><br />いつでも新鮮なイカを提供するための施設で、300パイのイカを常時備蓄できる水槽があり、その場で活イカの刺身などを食べられるほか、風間浦村特産品や水産加工品の販売もしているそうです。<br /><br />烏賊様レース場もあります。イカが一方向にちゃんと走ってくれるものなのか・・・謎です。

    お盆なのでお休みだけれど、漁港にある活イカ備蓄センター。お休みだろうな~と思っていたけれど(さほど興味もなかったけれど)、やっぱりお休みでした。

    いつでも新鮮なイカを提供するための施設で、300パイのイカを常時備蓄できる水槽があり、その場で活イカの刺身などを食べられるほか、風間浦村特産品や水産加工品の販売もしているそうです。

    烏賊様レース場もあります。イカが一方向にちゃんと走ってくれるものなのか・・・謎です。

  • 国道を挟んだ街側の家並み。ここら辺はわりとぎっちりお家が並んでいます。

    国道を挟んだ街側の家並み。ここら辺はわりとぎっちりお家が並んでいます。

  • 国道に並ぶ旅館。わが家が泊まるのは、黄色い建物です。

    国道に並ぶ旅館。わが家が泊まるのは、黄色い建物です。

  • 街並みは、旅館を過ぎるといったん途切れます。漁港の外は、直接海なのですが・・・これでもかと言わんばかりの波消しブロック。

    街並みは、旅館を過ぎるといったん途切れます。漁港の外は、直接海なのですが・・・これでもかと言わんばかりの波消しブロック。

  • さてと・・・まだ13時半になるところですが、早めにチェックインしてくださるということなので、旅館に戻ってゆっくりしますか・・・。

    さてと・・・まだ13時半になるところですが、早めにチェックインしてくださるということなので、旅館に戻ってゆっくりしますか・・・。

  • 今夜お世話になる三浦屋。

    今夜お世話になる三浦屋。

    下風呂観光ホテル三浦屋 宿・ホテル

  • フロント。

    フロント。

  • 下風呂温泉を含む風間浦村は、アンコウで有名らしいです。

    下風呂温泉を含む風間浦村は、アンコウで有名らしいです。

  • お休み処。

    お休み処。

  • お部屋に案内されました。どのお部屋も海に面しているというのが売りです。目の前には下風呂漁港・・・そして津軽海峡が広がります。

    お部屋に案内されました。どのお部屋も海に面しているというのが売りです。目の前には下風呂漁港・・・そして津軽海峡が広がります。

  • 青の世界に癒されます~。

    青の世界に癒されます~。

  • 明るいお部屋。

    明るいお部屋。

  • トイレ、洗面台、お風呂は別々。

    トイレ、洗面台、お風呂は別々。

  • お部屋からの眺め。下風呂漁港。

    お部屋からの眺め。下風呂漁港。

  • 南側。むつ市からバスで通って来た国道。

    南側。むつ市からバスで通って来た国道。

  • お部屋から見える景色の解説図が置いてありました。

    お部屋から見える景色の解説図が置いてありました。

  • 漁港と津軽海峡の仕切り。その向こうには・・・北海道。解説図通りに、恵山、海向山、丸山がわかります。

    漁港と津軽海峡の仕切り。その向こうには・・・北海道。解説図通りに、恵山、海向山、丸山がわかります。

  • 温泉宿に泊まる時には、早々にチェックインして、温泉を堪能したい。

    温泉宿に泊まる時には、早々にチェックインして、温泉を堪能したい。

  • 早めのチェックイン後、まだ誰もやって来ないうちに、素早く温泉の写真を撮るのもお決まりの行動。<br /><br />光明石温泉の内風呂と・・・

    早めのチェックイン後、まだ誰もやって来ないうちに、素早く温泉の写真を撮るのもお決まりの行動。

    光明石温泉の内風呂と・・・

  • 露天風呂。露天といっても、さほど屋外感はないけれど・・・。こちらのお湯は、より白濁した天然硫黄泉。

    露天風呂。露天といっても、さほど屋外感はないけれど・・・。こちらのお湯は、より白濁した天然硫黄泉。

  • 16時をまわりました。お部屋からの眺めにも・・・だんだん光が少なくなってきました。なんか華やかなイカ釣り船があるね。

    16時をまわりました。お部屋からの眺めにも・・・だんだん光が少なくなってきました。なんか華やかなイカ釣り船があるね。

  • 17時過ぎです。<br /><br />温泉は男女別で貸切り風呂はありませんが、連れ合いは、ホテルのスタッフにガイドしてもらって、無事に温泉に浸かってきました。<br /><br />この4日間、思っていたよりも暑くなくて楽だったけれど、日射しはがっつり夏の光・・・帽子や長手袋など対策はしたつもりだったけれど、温泉に浸かろうとすると、首とか脚とか・・・日焼けがビリビリして困りました。

    17時過ぎです。

    温泉は男女別で貸切り風呂はありませんが、連れ合いは、ホテルのスタッフにガイドしてもらって、無事に温泉に浸かってきました。

    この4日間、思っていたよりも暑くなくて楽だったけれど、日射しはがっつり夏の光・・・帽子や長手袋など対策はしたつもりだったけれど、温泉に浸かろうとすると、首とか脚とか・・・日焼けがビリビリして困りました。

  • まもなく18時。<br /><br />日本海側じゃないから、夕日が沈む光景を見ることはできませんが、沈んでいきつつある夕日の光が、見えないあちらから射しているんだろうな~というのはわかります。

    まもなく18時。

    日本海側じゃないから、夕日が沈む光景を見ることはできませんが、沈んでいきつつある夕日の光が、見えないあちらから射しているんだろうな~というのはわかります。

  • 18時から夕食です。

    18時から夕食です。

  • 酢肴は海峡サーモンのサラダ。野辺地小蕪、野菜いろいろ、自家製梅ドレッシング。

    酢肴は海峡サーモンのサラダ。野辺地小蕪、野菜いろいろ、自家製梅ドレッシング。

  • 前菜は三点盛り。ホタテの酢味噌がけ、自家製雲丹チーズ豆腐、大間産もずく。

    前菜は三点盛り。ホタテの酢味噌がけ、自家製雲丹チーズ豆腐、大間産もずく。

  • 鍋物は潮仕立ての鯛鍋。

    鍋物は潮仕立ての鯛鍋。

  • お造りは津軽海峡産油目、津軽海峡産青ツブ、津軽海峡産メジマグロ。

    お造りは津軽海峡産油目、津軽海峡産青ツブ、津軽海峡産メジマグロ。

  • 強肴は津軽海峡産生ウニ。

    強肴は津軽海峡産生ウニ。

  • 冷鉢は美味出汁仕立て茶碗蒸し。ズワイガニ、梅素麺入り。

    冷鉢は美味出汁仕立て茶碗蒸し。ズワイガニ、梅素麺入り。

  • ホタテご飯。

    ホタテご飯。

  • 焼肴は味噌仕立て県産牛シチュー。和紙の蓋を剥がす前、ワクワクしました。

    焼肴は味噌仕立て県産牛シチュー。和紙の蓋を剥がす前、ワクワクしました。

  • 留椀は冷出汁仕立て十割蕎麦、発芽にんにくの天ぷら。

    留椀は冷出汁仕立て十割蕎麦、発芽にんにくの天ぷら。

  • 水菓子は林檎のロールケーキと林檎わらび餅。

    水菓子は林檎のロールケーキと林檎わらび餅。

  • 19時半ころ・・・食事を終えて・・・お部屋に戻りました。<br /><br />北海道を縁取る、キラキラと光る鎖のような・・・街明かりが美しい。写真だとボケボケで、上手く撮れないのですが・・・(レタッチしてあるため、実際にはもっと暗いです)。

    19時半ころ・・・食事を終えて・・・お部屋に戻りました。

    北海道を縁取る、キラキラと光る鎖のような・・・街明かりが美しい。写真だとボケボケで、上手く撮れないのですが・・・(レタッチしてあるため、実際にはもっと暗いです)。

  • ホテル前の通りで、お祭り(盆踊り?)があるというので、ちょっと外に降りてきました。<br /><br />地元の人たちがたくさん集まっています。

    ホテル前の通りで、お祭り(盆踊り?)があるというので、ちょっと外に降りてきました。

    地元の人たちがたくさん集まっています。

  • 地元の子供たちが踊ったり・・・

    地元の子供たちが踊ったり・・・

  • 神楽を奏でたり・・・。日頃は、ここを離れている大人の若者たちも、お盆には帰省して、地元のお祭りに参加しています。

    神楽を奏でたり・・・。日頃は、ここを離れている大人の若者たちも、お盆には帰省して、地元のお祭りに参加しています。

  • こういう町内会のお祭りみたいなイベントって、なんか懐かしいなぁ。

    こういう町内会のお祭りみたいなイベントって、なんか懐かしいなぁ。

  • すっかり暗くなった海。北海道の明かりがゆらゆらキラキラと幻想的(実際にはもっと真っ暗です)。

    すっかり暗くなった海。北海道の明かりがゆらゆらキラキラと幻想的(実際にはもっと真っ暗です)。

  • 21時をまわっています。<br /><br />やっぱり漁り火はお休みかぁ・・・と思っていたら・・・だいぶ南の方ギリギリに、数個の漁り火が見えました~!ちょっと遠いけど~。

    21時をまわっています。

    やっぱり漁り火はお休みかぁ・・・と思っていたら・・・だいぶ南の方ギリギリに、数個の漁り火が見えました~!ちょっと遠いけど~。

  • 暗いからとシャッター速度を遅めにすると、イカ釣り船は動き回っているらしく、上手く捉えられなくて・・・難しいです。<br /><br />でも、見れないと諦めていた漁り火・・・けっこう遠目だしほんのちょこっとでしたが、見ることができて嬉しかったです。

    暗いからとシャッター速度を遅めにすると、イカ釣り船は動き回っているらしく、上手く捉えられなくて・・・難しいです。

    でも、見れないと諦めていた漁り火・・・けっこう遠目だしほんのちょこっとでしたが、見ることができて嬉しかったです。

  • 自由寺のご朱印です。<br /><br />明日は、仏ヶ浦のある佐井村へ移動します。

    自由寺のご朱印です。

    明日は、仏ヶ浦のある佐井村へ移動します。

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  • aoitomoさん 2019/02/25 22:18:24
    津軽海峡夏景色
    こあひるさん

    表紙の写真を拝見しましたが、
    こあひるさんもセルカ棒使うんですね。
    確かにこれがあると簡単に自撮りできますから便利ですが、
    こあひるさんがガッツリ握って写っているのは初めてかも?

    『下風呂温泉』
    幻の大間鉄道駅『しもふろ』はちょっとした観光スポットですね。
    足湯が楽しめるのが面白い。
    小さな静かな温泉街のんびり歩くのも楽しそうです。
    いい雰囲気漂ってます。
    漁港もある温泉街だけに新鮮な海の幸を楽しめますね。
    私もアワビは生のコリコリよりもバター焼きした柔らかくなったものの方が好きです。

    『三浦屋』
    美味しい海の幸が食べられるこちらもいいと思いました。
    温泉の雰囲気もいい感じ~
    白濁した天然硫黄泉というのがいいです。
    地元の踊りも見れたり
    イカ釣り漁船の漁火もみれたりラッキーです。

    aoitomo

    こあひる

    こあひるさん からの返信 2019/02/28 11:09:01
    RE: 津軽海峡夏景色
    aoitomoさん、こんにちは。

    津軽海峡夏景色とは上手いですね〜!!

    セルカ棒、使うんですよ〜(爆)。もう1年半以上前から愛用しています。以前は、三脚を使っての2ショットでしたが、この頃はセルカ棒を使いまくっています〜、4トラではほとんど出しませんが・・・。

    幻の大間鉄道・・・てっきり、使われていた線路跡だと思っていたら、使われないまま途中で放置されたものだと知り、驚きました。戦争や交通手段の近代化や変遷によって・・・がらりと状況が変わってしまうものだ・・・ということを痛感しますね。

    海沿いの温泉地は、ぶらぶらするのにちょうどいい規模で、のんびりしていていい雰囲気でした。太平洋側ならではの魚介類を満喫できて・・・下北の旅は、そういう点でもよかったです。8月って、好きなお魚の旬と微妙にズレているのがやや残念なのですが・・・。アワビは、ほんと・・・バター焼きとか火を通したら、ビックリするほど美味しかった思い出があったのですが・・・生は失敗でした。

    漁り火がお休みの時期とは、予約した時には思い至りませんでしたが、ちょっとだけ見ることができてよかったです。でも明かりは遠く、海は真っ暗なので、写真撮影するのは、わたしの腕ではなかなか難しいかも・・・とも感じました。

    こあひる

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