2019/01/30 - 2019/01/30
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ドクターキムルさん
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鎌倉鶴岡八幡宮境内にある鎌倉国宝館では「実朝とその時代」展を開催(2019年1月4日(金)~2月3日(月))している。源実朝没後800年、鎌倉市制施行80周年記念の特別展である。それにしてもたった1ヶ月の特別展とはここ鎌倉国宝館では珍しいのではないか?
展示品には甲斐善光寺(https://4travel.jp/travelogue/10917614)から源実朝像(https://4travel.jp/travelogue/10918775)を借りて展示していた。ただし、パンフレットなどでは善光寺となっており、善光寺といえば長野市であろう。では、なぜ源頼朝像は借りなかったのか?あるいは、政子像(https://4travel.jp/travelogue/10877023)は借りられなかったのか?後者については展示担当者が政子像の存在を知らなかったのであるから展示は有り得ないことだが、何年か前に男性学芸員に政子像を知らせていたのだが、移動してしまったのか‥。今回は女性の学芸員であった。
今回は鶴岡八幡宮に奉納されている国宝の弓矢(12世紀)が展示されていたが、鎌倉時代以降では神社に弓矢が奉納されることがなかったのだが、江戸時代の幕末になって武蔵国大國魂神社(https://4travel.jp/travelogue/11355128)に奉納された弓矢を宝物殿で見ているので心安らかに弓矢を見ることができた。
また、県文化財の明庵栄西像(寿福寺)も展示されていたが、これは昨年当たりに上野の東博で見たものだ。しかし、今年の元旦にも壽福寺仏殿で明庵栄西像を拝んだ。壽福寺には市文化財の明庵栄西像もあるのだという。
喫茶養生記(重要文化財)も展示されていたが、禅(臨済宗)といえば、庭造も重要なアイテムなのだが、学芸員は実朝所縁のお寺はそれほど巡ってはいないのだろう。あるいは巡っても隅々までは見(せてもらっ)てはいないのだろう。
金剛寺の五輪塔はこれまでも何度か目にしているが、秦野市の金剛寺や源実朝公御首塚を訪れたいと思っている昨今は意味があると感じられる展示である。
それにしても展示説明文からは運慶作の仏像と書きたいのにそれができない苛立ちが伝わってくる。鎌倉時代には鎌倉の郊外にあたる横須賀市や横浜市に運慶仏が残っていて、中心の鎌倉には一躯(いっく)もないなどというのは、ここ鎌倉国宝館の担当学芸員の力量不足を示してはいないか?
(表紙写真は鎌倉国宝館)
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