Thailand　ノスタルジックバンコク(6/14)　　　　トンブリまで

2018/12/26 - 2019/01/04

平成最後の年末年始旅行は
約40年前の7年半を過ごした昔なつかしいバンコクへ。

ほんとうは今日はノンタブリのクレット島に行くはずだったんですけど
チャオプラヤ川の船つき場で乗り間違えたので
トンブリに行くことにしました。

トンブリはチャオプラヤ川の西側エリアでタクシン王の時代の首都でした。

★Thailand ノスタルジックバンコク(1/14) 14編の目次
https://4travel.jp/travelogue/11456576

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 船 タクシー 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

チャオプラヤ川まで行くには
「この近くの民主記念塔のむこう側の運河から船が出ているから
それに乗ればいいです。」とホテルのフロントに言われたので
やってきました、民主記念塔のロータリー。

運河はすぐに見つかったけど船着き場はどこかな？

運河の水をくみ上げて

植物に水をやっている。

結局、船はないよと言われて
歩いてチャオプラヤ川を目指すことにしました。
私たちは歩くのが大好きなので。
民主記念塔のロータリーから西へ一直線でチャオプラヤ川に
たどりつく筈です。

私たちがバンコクに住んでいた頃には
チェンマイ桜と呼ばれていたピンクの花が

きれい。

ラチャウィティ通りを西へ。

このレールはどこまで？

あ、列車がきた！

なんてラッキーなの！

あっという間に通り過ぎる。
どこ行きだかもわからなかった。
チェンマイかな？

おや、王室の写真がやけに縦長に見える。

気がついたらチットラダパレス（王宮）の北側に来ていました。

王宮の周りには高い建物がないし樹木も低いので日影がない。

それでトゥクトゥクに乗りました。
最近はタクシーもトゥクトゥクもみんな
スマホのカーナビを利用して
ホントに便利な世の中になったもんぢゃのお。

あっという間にチャオプラヤ川に到着です。
トゥクトゥクを降りて

船着き場へ。

ノンタブリまでおひとり様15バーツ（約50円）

船着き場はものすんごい混雑で
団体観光客が次々と到着する船に乗っていくのに
ノンタブリ行きはなかなか来ない。

やっと来たので乗ったらば、なんと船は南下しはじめたではないか！
これはワット・アルン（暁の寺院）ではにゃいか？

そうよ、この模様に見覚えがある。

みんなに押されて乗っちゃったおバカな私たち。

でもまあ、こうなったら今日はトンブリ（川向こうのエリア）に行きましょ。

人形劇を見に。

南下すると岸辺には旧市街の様々な歴史的建造物が見えてくる。
これはサンタ クルス聖堂。
トンブリがタイの首都だった頃にタクシン王によって建造されたカトリック教会だそうです。もとは木造だったそうですが焼けたので19世紀になって新しく建てられたとか。

タイはどこの植民地にもならなかったけれども
バンコクやアユタヤはポルトガル、ギリシャ、オランダなど西洋諸国や日本を含む東洋の人々が住んで盛んに交易していたインターナショナルな国だったやうです。

あ、マンダリン・オリエンタル・ホテルだ！
40年前の結婚記念日にここでフレンチいただいたんでした。
当時このホテルは7年連続世界一の評価を受けていて
バンコクの誇りでした。
サマセット・モームの滞在していたお部屋が保存されていて
外部の人も見物することができました。

ちゃうど、どなたか大臣が選挙で当選したか何かのお祝いに
花火をしこたま打ち上げてくれたのが
まるで私たちの記念日をお祝いしてくれてるかのやうに
ぜ～んぶみられて
私たちにとっては空前絶後（！）の豪華なディナーとなりました。

もちろんフォアグラとかみんなみんな美味しかったんですけど
一番覚えているのはレストランの空調がめっちゃ寒かったこと。
ドレスコードがあるゆえ唐辛子爺はもちろんスーツ着て
唐辛子婆（昔は婆ではなかったが）は
ノースリーブのワンピースを着ていったのが間違いだったわ。

だってアカデミー賞の会場でも男性はタキシード
女性は肩もあらわなドレスぢゃないの。

BTSシーロム線のサパンタクシン駅に着いたので
こんどこそ間違えないやうにそそくさと下船しました。

40年前からトンブリは
古き良き面影を残す町として訪れたい場所でしたけど
なにせ当時は便利なBTSもMRTもなく
交通渋滞がものすごくてスクムビットエリアから訪れたが最後
何時に帰ってこられるか定かぢゃなくて
小さい子供のいた唐辛子婆にはなかなか難かしいエリアでした。

終点のBTSバンワー駅で降りてタクシーをつかまえ

この細い路地の所で降ろしてもらって

やってきました、バンコクヤイ運河！

トンブリにはバンコクヤイ、バンコクノイほか
たくさんの狭くて長い運河が走っており
いつかきっとその隅々にまで船で訪れてみたい。

水上生活の家

探訪

どの家にも植木鉢が並べられ

の～んびりとおしゃべり

運河にはものすんごい数の魚がいて
餌を撒くとこのとおり。
小さいけどチョウザメみたいな魚も見えました。

木道は決してバリアフリーではない。

人形劇の家バーン・シラピン（芸術家の家）に到着です。
むこうに赤いおじさん（人形）が座ってるでせう？

この人たちは人形遣いを演じている人形たちです。
こっち向いてよ！といっても動いてくれませぬ。

向こうにもっと狭い運河が見える。
こんな二人乗りの小さな船に乗って蓮池をめぐる
30分のツアーがあるさうです。
それに乗れたらどんなに幸せなことでせう！

人形劇は2時からなのでカフェで

ゆっくりと待ちませう。

靴を脱いで

まずは二階に上がってみます。
絵画、衣類、マスク、パペットなどを展示したアート ギャラリーがあり
展示品の一部は販売されています。

こんな上品そうなお爺さんがお出迎え。

このお人形にも目を奪われました。
この築200年の家は人形劇の会場としてだけではなく
芸術家たちのコミュニティだそうです。
(Klong Bang Luang Community)

階下で出番を待つ人形たち。

唐辛子婆さん、やうこそ。