2019新春インド旅　その５～ジョドプール（ジャスワン・タダ他）

2019/01/01 - 2019/01/01

2018年の年末から2019年新春にかけてのインド旅。主要な目的地はラジャスタン州です。

その５はジョドプール後半。ジャスワン・タダ、サダル・バザール、トルジの階段井戸と、ウメイド・バワン宮殿の観光。
昼食後、ラナクプール経由でウダイプールまで車で移動しました。

・ジャスワン・タダ
・ジョドプールの街中、サダル・バザール、時計塔広場を抜けて
・トルジの階段井戸
・ウメイド・バワン宮殿
・昼食
・アーメダバードに続く幹線道路から、ラナクプール越えでウダイプールに続く地方道へ
　　ファルナ、サドリ（有名なジャイナ教寺院があるけど素通り）
　　ラナクプールはサファリの名所、猿がいました

表紙写真は、ジョドプールの街中にある、トルジの階段井戸。

エリア ジョドプール(インド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: ジャルパック

メヘランガール城を出て、丘の尾根沿いの道を進みます。

前方の池のほとりに、白亜の建物が見えてきました。
ジャスワン・タダです。

階段の上に白い建物があるのですが、

下の方にもたくさんの東屋風の建物が並んでいます。

ここは、王族たちが火葬にされた場所。
ヒンズー教徒は土葬ではなく火葬にするのです。

テラスの上の白い建物は、ジャスワン スィン2世が火葬にされた場所。

茶色と白のコントラストが美しい。

ジャスワント タダ 建造物

白い大理石で作られた建物。
タージ・マハルを思わせますが、ここは墓廟ではなく、あくまで火葬に付された場所なのです。

裏手に回ってみました。

さらに時計回りに回って、正面から見ると右側に入り口があります。

建物の真ん中にあるアーチの下、ここで、ジャスワン王が火葬にされたのです。

周囲には歴代の王の肖像画。

これは、初代のジョーダ王。

ジャスワン２世の肖像は、三連アーチの東屋の中に置かれていました。

テラスの反対側から。やはり美しい。

ここでは巡視した王妃たちも火葬にされたそうです。

こちらは別のマハラジャが火葬にされたところ。

王族や王妃たちの場所。
遠くにメヘランガール城が見えています。

諸行無常という言葉が口をついて出てきそうです。

最後に、もう一度ジャスワン・タダを正面から眺めて、ここを後にします。

車の中から通りすがりに撮影した、ジョーダ王の騎馬像。

メヘランガール城の方を向いています。

丘を降りて、ジョドプールの市街に入りました。

この交差点、おまわりさんが手信号で交通整理しているようです。
ブータンを思い出させます。

たくさんの露天がでています。

サダル・バザールです。
ここからも、メヘランガール城の威容が見えますね。

駕籠を売っているお店。

左端にちょっと写っているのが時計塔。

ここを車で走り抜けたのですが、二輪、三輪、四輪、それに歩行者が入り乱れて、すごいことになっています。

そのすぐ先に、トルジの階段井戸がありました。1740年に建てられたもの。

今回は専用車、専用ガイドでのツアーなので、階段井戸に行きたいと言って連れて行ってもらったのです。

ここにもリスがいました。

階段を少し降りてみます。

手すりもなにもないので、ちょっと怖い。

段々が作り出す、幾何学模様が美しいです。

水面まで降りられるようですが・・・

正面から見下ろしてみました。やはりこの角度が一番美しいかも。

帰りに、時計塔がちらっと見えました。

細いアーチをオートリキシャーが駆け抜けます。

広い道にでてきたら、観光用かな、馬車もいました。
とにかく、旧市街の交通はカオスでした。

しかし、こうやって通ってきても、ブルーシティという感じはあまりありませんね。
やはりメヘランガール城から見るのが一番良さそうです。

車でウメイド・バワン宮殿へ。ここも丘の上です。

巨大な宮殿は、一部が博物館、一部がホテル、そして今も王族が住んでいる場所に分かれているそうです。

ウメイド バワン宮殿 城・宮殿

展示物は、こんな豹の剥製とか、時計のコレクションとか。

こちらは玉座かな。

あえて観光するまでもない感じです。

おなかもすいたし、昼食に。

Windsという、なんでもありのレストラン。
これはクリアーな野菜スープ。優しい味です。

サモサは定番。ホックリしていておいしい。

中華メニューとして書いてあったモモを頼んだら、中はカレー味でした。
中華というより、やはりインド料理ですね。

今回のインドの旅では、犬はたくさん見かけたけど、猫にはほとんど出会いませんでした。

レストランにいた子です。

ここから、ウダイプールを目指します。

ああ、このバイクは４人乗り。ほんとうに器用に乗りますね。
ヘルメットかぶりなさいね。

グジャラート州のアーメダバードに向かう、ナショナルハイウェイ６２号。
途中で川？を渡りました。

ラジャスタン州は乾燥した土地ですが、ところどころに湖や川があるようです。

幹線道路ですが、馬もいます。

遠くの岩山に城壁と寺院のようなものが見えます。

ラジャスタン州には、世界遺産になっている丘陵要塞群のほかにも、ラージプート族が建てたたくさんの砦があるそうです。

道端の人。ヒッチハイクするのかな。

アーメダバードに向かう幹線だけあって、片側２車線が確保されています。
コンテナなど荷物を積んだトラックが行き交います。

ここからアーメダバードまで272Km。
私達は、Sanderaoで国道を後にします。

県道16号線へ。
地方道に入った途端にこんな感じ。山羊の群れ。

今度は牛。
道路上を我が物顔に歩いています。

のどかな景色でよいのですが・・・

車が停車したと思ったら、踏切でした。
かなり長いこと停車させられました。

ファルナという駅のすぐそば。

跨線橋を作っているようですが・・・

ここから先、今の道路の上に高架の道路を建設中で、さらに激しい交通渋滞に巻き込まれてしまいました。

あら、お嬢さんたち。何かお祭りのようですね。

サドリという街だそうです。

県道32号へ。このあたりは、クンバルガル国立公園になっていて、野生動物のサファリもできるそう。

ラナクプールには、アーディナータ寺院というジャイナ教の有名なお寺もあります。
素通りしたけど、ここの建築も素晴らしいみたい。

ジャイナ教寺院 (アディナータ寺院) 寺院・教会

一気にくねくねの山道になりました。

道に猿が出てきています。

高原のリゾート。標高1000mくらいですね。

ここでチャイストップ。

Casa en Ranakpur。

お店のテラスからのアラバリ山地の眺め。

チャイが体に染みていきます。

真冬、しかも標高が高いというのにブーゲンビレア。やはりインドは南国ですね。

お店を出てすぐ、葉っぱをたくさん頭に載せて運ぶ人に遭遇。

これ、容器をつくる葉っぱかな。

日が傾いてきました。牛と一緒にお家に帰ります。

山道は抜けたようですね。のどかな農村風景が続きます。
夕日が麦わらを赤く照らし始めました。

ああ、もう日没です。

ウダイプールまでもう少し。