2015/08/31 - 2015/08/31
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blumentalさん
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観光の6日目、バスでアルザス地方をめぐっています。リクヴィール観光の後は、コルマールです。運河沿いに並ぶ木組みの家、花で飾られた街並みにレトロな石畳の道など、観光客を呼び寄せる要素がたっぷり。
毎年夏に夫婦で行く海外旅行も4回目、今回は南ドイツを中心にチロルとアルザスも加えて計画。用意したのはジャーマンレイルパス(フレキシーツイン2等7日)。
旅行の日程は以下の通り:★印がこの旅行記です。
8月25日(火) 10:45関空~14:55ヘルシンキ経由16:15~17:50ミュンヘン着(ミュンヘン泊)
8月26日(水) インスブルック、クーフシュタイン(ミュンヘン泊)
8月27日(木) ウルム、マウルブロン、シュトゥットガルト(シュトゥットガルト泊)
8月28日(金) シュパイヤー、シュヴェービッシュ・ハル(シュトゥットガルト泊)
8月29日(土) テュービンゲン、ルートヴィヒスブルク、エスリンゲン(シュトゥットガルト泊)
8月30日(日) ストラスブール、フライブルク(フライブルク泊)
8月31日(月) ブライザッハ、リクヴィール、
★ コルマール(フライブルク泊)
9月01日(火) マールブルク、ブーツバッハ、フランクフルト(フランクフルト泊)
9月02日(水) 11:45フランクフルト~15:10ヘルシンキ17:20~(機内泊)
9月03日(木) 8:55関空着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
リクヴィール観光の後、バスでコルマールに戻ってきました(13:55駅前到着)。これからコルマールの観光です。
まずは運河(ロシュ川)に通じるサン=ピエール通りBoulevard Saint-Pierreを目指して、駅の東方向に進みました。 -
約10分後にサン=ピエール通りBoulevard Saint-Pierreの橋に到着。突然、美しい風景が現れました。
第二次世界大戦での激戦「コルマールの戦い」から連想してしまう街並みとは大違い。旧市街は戦禍をまぬがれたんですね。 -
この川がロシュ川La Lauch、ここから北に向かってプティット・ヴニーズ地区Petite Veniseが広がります。
それにしても「D社の歩き方」のコルマールの地図はお粗末でいい加減です。駅からここに来るだけでも苦労しました(この後の街歩きでも、この地図にはかなり迷わされました)。 -
イチオシ
ここが運河巡りの舟乗り場のようです。
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川の東側を北に向かいテュレンヌ通りRue Turenneに出ました。
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テュレンヌ通りにかかる橋から南の風景。右側の立派な木組みの建物はホテルHôtel Le Maréchal。屋根窓の花の装飾がきれいなホテルです。逆光が残念。
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橋から北の眺めです。きれいなレストランが並んでいます。
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テュレンヌ通りの橋を西に渡ると6モンターニュ・ノワール広場Place des 6 Montagnes Noiresに出ます。広場の中央にはローゼンマンの噴水Roesselmann Fountain。
ジャン・ローゼルマンは13世紀のコルマールの司祭長です。ローゼルマンの像はオーギュスト・バルトルディ作、自由の女神像の作者。写真は広場の北東側から。 -
広場の西側にあある木組みのホテルは先ほど、川沿いに見えたホテルホテルLe Maréchal。こちらが正面です。1565年の建造。
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こちらは6モンターニュ・ノワール広場を西側から眺めた風景です。プチトランが川の方から来ました。ここからグラン・リュ通りGrand Rueを北(写真の左)に進みます。
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広場から200mほど北へ行くと右手に旧税関コイフュスLe Koifhus (Ancienne Douane)があります(1480年建造)。これは建物の南側(タナール通りRue des Tanneurs)から。
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旧税関の西側(グラン・リュ側)には外部に階段があります。緑色のモザイク模様の屋根が特徴的です。
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旧税関から西にはマルシャン通りRue des Marchandsが延びています。これは通りの入り口付近。この先に木組みの家々が連なっています。
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旧税関のアーチ部分を潜り抜けて東側へ行くと。。。
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アンシエンヌ・デュアンヌ広場Place de l'Ancienne Douaneに出ます。中央にはシュヴェンディ将軍の噴水Schwendi Fountain。
ラザール・ド・シュヴァンディ男爵は16世紀の神聖ローマ帝国の将軍ですが、ハンガリーとの戦いでワインの製法をアルザスに持ち帰った人だそうです。この像もバルトルディ作。 -
広場から北へ。水路の周りは花でいっぱいです。
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すぐにグラン・リュに出ました。ここを左折して北西に延びるエグリーズ通りRue de l'Égliseを進みます。
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どの家も窓辺のゼラニウムが綺麗ですが、花だけでなくコウノトリも家の装飾に参加しています。
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エグリーズ通りの突き当りにはサン・マルタン教会Collégiale St-Martin。1234-1365年に建設。屋根の上にコウノトリの巣が見えています。
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サン・マルタン教会から振り返って見たエグリーズ通り。ここには水路があります。
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サン・マルタン教会の北側から。日陰です。
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この教会、2つの尖塔を並べる配置で作ってあるのに、片方しかありません。ストラスブールもそうでしたね。設計ミス?予算不足?
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教会の身廊です。高い天井。
ストラスブール大聖堂に次いでアルザスでは2番目に大きい教会です。以前はここも大聖堂だったのですが、どういうわけか1802年から教区教会になっています(格下げ?)。 -
祭壇にはキリストの磔刑像Christ en croix(14世紀作)。
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後陣のステンドグラス。
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拝廊側のパイプオルガン。
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最後の晩餐の彫像。
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とにかくステンドグラスが見事でした。
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教会の南側から。モザイクの屋根が特徴的です。旧税関とコラボしているのでしょうか。
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屋根の上の巣からコウノトリが頭を出していました。
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教会から南に延びるメルシェール通りRue Mercièreを進むと。。。
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プフィスタの家Maison Pfisterです(1537年建築)。
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2階と3階の角にせり出した出窓部分に尖塔が付いているのが面白いですね。
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外壁のフレスコ画も見事です。
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プフィスタの家の前はマルシャン通りRue des Marchandsで木組みの家がずっと続いています。
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このマルシャン通りを西に進みます。
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途中、プチトランと遭遇。
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土産物屋の店頭にはコウノトリ。
マルシャン通り突き当りの右手(北側)にはエコール広場(というほどの広場ではありません)があり、そこを通り抜けます。 -
エコール広場を通って東に曲がるとセリュリエ通りRue des Serruriers。
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セリュリエ通りの東方向の風景。どの通りも木組みのお店だらけですね。
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セリュリエ通りの北側に見えるのはドミニカン教会Église des Dominicains。1289-1346年に建設。現在は教会として機能していない旧教会です。
外観はとてもシンプル。 -
ドミニカン教会訪問の目的はこれ。ウンターリンデン美術館が改装工事中なので、「イーゼンハイム祭壇画」は10月まではこちらに仮設展示されているのです。
鑑賞はしたのですが、なぜかデジカメの不具合で教会内で撮った写真はすべてピンボケ。 -
本来ならグリューネバルトの「イーゼンハイム祭壇画」や。。。
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ショーンガウアーの「薔薇の茂みの聖母」などの写真を撮れていたんですが全部幻に、残念。(2枚の絵は出版物からの切り抜きです)
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この不具合に気付いたのは教会出口を出た直後です。デジカメの電源を入れ直すとオートフォーカス機能は直った様です。やれやれ惜しいことをしました(こんなことってあるんですね)。
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いつかコルマールを再訪して、ウンターリンデン美術館に行けばよいと気を取り直して、街歩き再開。
教会前から西に延びるブーランジュ通りRue des Boulangersです。左のとんがり屋根の木組みの家はベビー用品店Petit Bateau。 -
ここを西に進み、右折すればテット通りRue des Têtesにでます。
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テット通りに面したテット(頭)の家Maison des Têtesです(1609年建築)。家の正面はたくさんの顔の彫刻で飾られています(105個か?106個か?情報源によって異なります)。現在ここはホテル兼レストランとして使用されています。
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建物の頂上には樽職人の像。これもバルトルディの作品。
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下から見上げた出窓。
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滑稽なようで不気味。
さあ、帰りのバスの時間もありますので駅方向に向かいます。 -
レピュブリック通りAvenue de la Républiqueを通って、ラップ広場Place Rappに来ました。広場の中央にはラップ将軍の像。
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ジーン・ラップ、コルマール出身の軍人でナポレオンの副官。もちろんこれもバルトルディの製作。
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ラップ広場の南にはシャン・ド・マウス公園Parc du Champ de Mars。こちらにはブリュアット海軍大将の像、この人もコルマール出身でしょうか。くどいようですがこの像もバルトルディの作品、最後までバルトルディずくめの街でした。
ここからレピュブリック通りを南に進むとコルマールの駅前です。 -
半分くらい見ていない地区があることを悔やみながらコルマールを去ります。
16:38コルマール駅前発の1076番バスで国境のライン川を越え、17:32ブライザッハ駅前に到着。17:39ブライザッハ発の列車に乗り換え、18:05フライブルク着。 -
ホテル近くのスーパーで買い物をした後、昨日行ってなかった区域まで歩くことに。大聖堂の東側を南に延びるヘレン通りHerrenstr.を進み、ザルツ通りSalzstr.との合流点に。。。
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ツム・ローテン・ベーレンRing Zum Roten Ba:renがあります。1120年の建築で1311年から営業のドイツ最古のホテルです。
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そしてその先にはシュヴァーベン塔Schwabentor。あらら、修復中。
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19時も過ぎたのでレストランに向かいます。今度はザルツ通りを西に戻って、マルティン塔近くのレストランMartinsbräuに行きました。雰囲気のいい店です。ワインが主流のこの地域ですが、地ビールの店を予め女房が調べていました(少しは役に立つ)。
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やっぱりドイツで飲むビールはいい、料理もおいしかったです。昨日今日と結局フランスでは何も食べなかったことに気付きました。
明日は観光の最終日、フランクフルトに宿を移します。次の訪問地はマールブルクです。
(マールブルク)https://4travel.jp/travelogue/11448405
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この旅行記へのコメント (2)
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- エムケーさん 2019/10/22 14:55:08
- コルマールとリクヴィル
- blumentalさん今日は。今回旅行記を拝見していて気がつきましたが、私たちも2015年5月にコルマールを訪ねました。その時は半日程度としかも雨が降ったりやんだり、更に寒さに追い打ちをかけられ、十分な観光が出来ませんでした。それで再度2016年4月に2泊してリクヴィルを含め訪問しました。旅行記は町歩きの様子がわかりやすくガイドされていて、当時を思いながら楽しく拝見させていただいております。いくつか訪問していない町もありますので、次回のガイドブックにしたいと思います。
- blumentalさん からの返信 2019/10/22 20:20:24
- Re: コルマールとリクヴィル
- エムケーさん、
こんばんは。こちらにもコメントを下さりありがとうございます。(それから他の旅行記あちこちに投票下さりありがとうございます)
我々はコルマールをバスの時間の許す限り歩いたつもりでも、たくさん歩いていない区域や通りがあったことに後で気が付きました。どの町を訪問しても、何か心残りがあります。
エムケーさんのルクヴィル訪問は2016年のバート・ヴィンプフェン旅行記の中で拝見しました。きれいな木組みの家並みの写真を懐かしく思いながら拝見しました。それにしてもこの旅行記、たくさんの町が登場し贅沢な構成になっていますね。クロンベルクやアインベックなど他では紹介されていない町が多く含まれ、ひとつにまとめるのはもったいない気がしました。でも大変参考になりました。
エムケーさんはコルマールを2度訪問されていらっしゃるようで、いつか旅行記を拝見できるのを楽しみにしております。
blumental
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