巨福呂坂切通跡－2018年秋

2018/11/15 - 2018/11/15

　鎌倉の建長寺斜向かいにある円応寺脇に残る巨福呂坂切通跡が気になっているのだが、この数年間、青いビニールシートで覆われていた巨福呂坂切通を崩した跡の崖にコンクリートブロックが積まれている。ここは円応寺の庫裏横のお寺の駐車場で、車が出入りする坂道の崖なのだ。この程度の工事で何年も掛かっているのは、この崖の上にある巨福呂坂切通跡が国史跡に指定されていて、工事の認可が下りるのに年数が必要だったのだろう。
　巨福呂坂切通跡を延長すると、円応寺の庫裏辺りを通っていたことになる。しかし、巨福呂坂切通が円応寺門前を通っていたとされるから、この崖の上に残る巨福呂坂切通跡をそのまま延長すると坂道の傾斜がきついようにも思える。円応寺の庫裏辺りで一度折れて下り、さらに折れて円応寺門前から建長寺前に出たとしたら…。そんな風にも思える。
（表紙写真は巨福呂坂切通跡の崖に積まれたコンクリートブロック）

エリア 鎌倉(神奈川)

巨福呂坂切通跡の崖に積まれたコンクリートブロック。

巨福呂坂切通跡の下のコンクリートブロックが積まれたその上にほ道があったような。

コンクリートブロックの上は円応寺庫裏の屋根あたりか。