2018/09/05 - 2018/09/05
140位(同エリア874件中)
さっくんさん
二ヶ月前に訪れた時、絶景で有名なあのポイントに余りの人混みとヴェリキ・スラップの迫力に気を取られ、行きそびれてしまった私。
やりなおしの旅に出たのだからプリトヴィツェもやりなおそうと訪れました。
当初は絶景ポイントを見学したら、前回と同じくKコースを歩こうと思っていたのですが、途中バスの車窓から見たラストケ村にどうしても立ち寄りたく感じ、急遽プリトヴィツェ滞在の時間短縮が必要となり、余り見所の無いコズィヤク湖はボートでショートカットし、前回とても役立った携帯アプリのMaps.meを利用し見晴台の望遠鏡マークがあるところを全て周ろうと言う計画に変更しました。
因みにKコースを歩いた前回の旅行記は此方です。
https://4travel.jp/travelogue/11404616
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プリトヴィツェ下湖群でMaps.meが指示した望遠鏡マークは計15箇所。
エントランス1から入場し、青色の数字1~6の展望台を眺めたら引き返し、湖の対岸へ渡りヴェリキ・スラップを見つつ絶景スポットを目指します。
再び途中まで戻り、滝に降りて木道を進みたい気持ちをグッと堪えて滝には降りず山道を伝って各所展望台を経由してP3へ、其処からボートでP2に向かい上湖群に向かいます。
尚写真はGPSを使っていないので、ズレている可能性もあるのでご了承ください。 -
(1)エントランス1から入場してのっけにこの展望台です。テンション上がりますね!
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(2)の展望台です。湖が段々畑の様に連なっています。
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(3)のポイントです。
此方もプリトヴィツェに行こうと思う人なら、必ず何処ぞのパンフレット等で眺めた事がある構図だと思います。 -
上のポイントをアップにした一枚です。
わたしはこの構図を航空写真だとばかり思っていました(笑) -
此方は(4)の展望台。
眼下に木道が確認出来ます。
プリトヴィツェのメインと言える木道ですが、今回は対岸の山道から湖を見下ろすコースを辿ります。 -
(5)迄来ました。
手前にミラノヴァツ湖、奥手にコズィヤク湖。
写真左手にミラニヴァチュキ滝が見えます。 -
展望台(6)は木が生い茂っていて展望が余り良くありません。
7月に訪れた時も同様だったので(5)で引き返しても良かったかも。 -
一旦出口付近迄引き返し対岸に渡るべく坂道を降ります。
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対岸に渡る途中に(7)があります。エントランス1付近の展望台より若干高度を下げた位置からヴェリキ・スラップの全体像が眺められます。
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カメラを縦にしました。
迫力ある滝ですね! -
さて、対岸へと渡りましょう!
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二段階に分かれて流れ落ちるヴェリキ・スラップ。その中段に木道が架けられ流れ落ちる滝を迫力ある構図で眺める事ができます。但しピーク時は渋滞必至です。
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(8)です。誰しもが行くであろう、ヴェリキ・スラップの麓の滝見台ですね。但し常時人でいっぱいで写真が撮り辛いです。
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さて、滝見台のすぐ脇の急な階段を登って例の絶景スポットへと向かいます。以前なら旅人さんが自慢気に作ったブログを写メして、追跡ハイキングさながらに其処へと向かった訳ですが、今ならMaps.meを見れば一目瞭然、所要時間から勾配まで表示してくれます。若干味気無い気もしますが…。
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ちょっと階段を上がっただけで、良く滝が見えますし人混みからも逃れる事が出来ます。だけど人が集まるのは滝見台。人の心理って本当に不思議です。
と言う私も前回は此処に至らなかった訳ですが…。 -
途中冒険心を煽るこんな仕掛けがあったりします。
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登り詰めたところからは、今渡ってきた木道が綺麗に見えます。
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(9)の展望台です。ヴェリキ・スラップの滝壺も構図に入ります。
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この橋を綿ってすぐ右折です。
この橋の下を流れる川がヴェリキ・スラップになるのですね! -
(10)の展望台に到着しました!
ナビゲートアプリを使用したとは言え、公式のコースから外れてしまった絶景スポットに辿り着けたと言う充実感は変わりません。
その充実感を満たすのに十分な美しさです。
因みにMaps.meでは隣接してもう一件(11)の滝見台が記されていますが、見過ごしてしまったのか?確認出来ませんでした。
しかしながら、これでやりなおしのひとつが達成できました。 -
で、その絶景スポットから視線をずらせばヴェリキ・スラップの流れ落ちる光景が…。
いけない妄想が頭を過ります…。 -
やっぱり妄想はビンゴでした。
往きの飛行機で大好きなインディ・ジョーンズとトゥーム・レイダースを見ました。頭の中でインディ・ジョーンズのテーマが高らかに鳴り響きます。こうなったら無敵です。 -
足場を確保しつつ滝の流れる坂を下ります。
ヴェリキ・スラップの落下点まであと少し! -
振り向けば小さな流れがひとつに纏まって…。
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滝壺めがけて落ちていきます。
滝見台では大勢の観光客が私を…じゃなかったヴェリキ・スラップを眺めています。 -
ペトラ遺跡ではシクと呼ばれる断崖絶壁の真上からエル・ハズネ宮殿を見下ろしました。その時もエル・ハズネ宮殿を見上げる大勢の観光客をシクの上から見下ろしながら、何とも言えない高揚感を抱きました。まさに神視点!
インディ・ジョーンズに憧れて
https://4travel.jp/travelogue/11206652 -
但し下手こけば世界中の旅人が見つめる中、ヴェリキ・スラップからダイヴして昇天なんて事になりかねないので頼りない足場に、頼りない木にしがみつきながらの撮影でした。
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再び(9)付近まで戻りました。東屋のあるところからヴェリキ・スラップの滝見台(8)には降りず湖畔を見下ろす山道を歩きます。(12)では湖を渡る木道を見下ろす事が出来ます。さらにプリトヴィツェ下湖群のコースより下流側は両側に岩壁が深く切れ込んだ渓谷が続いているのを確認できます。
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(13)は下湖群の見所のひとつ、シュブリャラ洞窟に向かう木道を見下ろせます。
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下湖群沿いに木道がずっと続いています。
やっぱりプリトヴィツェと言えば木道を歩くのが王道ですよね。 -
(14)です。ミラノヴァツ湖とコズィヤク湖、(5)で眺めた風景を対岸から見ている事になります。
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下湖群最後の望遠鏡マーク(15)は一旦車道と重なってからP3へと下るスロープとなっている場所にあり、路駐している車もあって解り辛かったです。ミラノヴァチュキ滝とすぐ側に架けられた木道が見えます。二ヶ月前はあの道をエッコラサと歩いていました。
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P3到着です。コズィヤク湖はさほど見所が無いのと、ここからコズィヤク湖に沿って走るKコースは前回コンディションが最悪だったので、ボートでP2へワープします。
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散策に来て乗り物を使うのは反則な様な気もしますが、乗り物に乗るのも楽しい思い出です。船からの眺めをのんびり楽しませて頂きました。
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上湖群到着を、小さな滝達が歓迎してくれます。
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何度見ても癒されます。
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上湖群のMaps.meの望遠鏡マークです。
上湖群のマークはKコースを歩いていれば自然と回収出きるポイントばかりです。なので私の歩いたコースもほぼ同様です。(1~5)は山から見下ろすタイプの滝見台でそれ以降はコース上に設置された普通の湖畔の滝見ポイントとなります。
Kコースの山道に該当する(1)から(5)の(2)から(3)の部分は殆ど見晴らしの無い山道なので(2)と(3)は両側からアプローチして引き返しても良いでしょう。但し(2)は足場は若干悪いですが上湖群の横綱とも言える絶景ポイントなので是非とも立ち寄って欲しいです。 -
観光パンフレットの写真に載るのは大抵下湖群ですが、小技が効いているのは上湖群だと思います。箱庭的なところが日本人の美意識に響くのかもしれません。
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木陰から覗くコズィヤク湖を進むボートです。
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前回の旅行記でも書きましたが、やっぱり何処かの庭園の風景にしか思えません。これを自然が作り出したのだから凄いものです。
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水に石灰分が豊富に含まれているので倒木が中々腐らないのでしょう。倒木は湖の透明度を徐に表してくれるのと、良いアクセントにもなるので倒木があるところ旅人達のシャッターの音が響きます。
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(1)のポイントです。ヴェリキ・プルシュタヴツィを山から見下ろす(2)の前座的ポイントです。
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ポイント(2)私がプリトヴィツェでイチオシな滝見台です。元々人の少ないKコースにあって、更に目印も無く分岐するので近くまで来て見過ごしてしまう人も多いと思います。そんな事もあって他人を気にせず堪能できる事も良いですが、ヴェリキ・プルシュタヴツィを眺めるポイントとして間違いなく此処が一番でしょう。
但し滝見台が土のままな事、其処へ降りるのにちょっとした急坂になっている事、滝見台には一切手摺等が無い事等から雨上がりとかコンディションが悪い時は足元十分注意となります。
今回もドイツ人の老夫婦が来ましたが、奥さんは断念、ご主人は果敢に挑戦しましたが足を滑らせヒヤリとしました。足元には気を付けて! -
(3)Kコースの山道の峠を越えて、再び湖へと下り始めたところに(3)から(5)が隣接しています。
二つの湖を細い滝が繋いでいます。 -
(4)か(5)の滝見台です。望遠鏡マークが隣接していてどちらかハッキリしなかったのですが、どちらであってもそれほど差異は無いと思われます。また(5)から湖へと降りる道をMaps.meではとんでも無い道を指示しますので、その場の人の流れに従った方が無難です。
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(6)は湖畔に降りて、先程山道から見下ろしていた滝を眺めます。
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(7)です。この滝も山道から確認できる滝です。これらの滝見台は大袈裟に作られているものでは無いですし、そこから外れても見る事が出来ます。
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(8)(6)の滝の別角度バージョンです。
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階段状に流れる滝の真上に木道を架けるのはプリトヴィツェの得意技です。
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別段普通な山の斜面が滝になっています。
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(9)山道ではありませんが、ちょっと標高が高くなっており、湖に流れ落ちる幾筋かの滝を眺める事が出来ます。
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階段を降りれば何やら滝が飛沫を上げながら落下しているすぐ真横に出ました。道なりに階段を降り回り込めば…。
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その滝はヴェリキ・プルシュタヴツィでした。此処(10)はツアー等でも普通に訪れる場所だと思います。先の写真の横から飛沫をあげる滝のポイントから滝をぐるりと回る様なコース取りは憎い演出だなと感心しました。
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勿論プリトヴィツェは自然が創った絶景には間違いありませんが、其処に木道を張り巡らせたのは人間の技です。この美しさを存分に引き出した彼等の技もまた素晴らしいものを感じました。
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上湖群と下湖群、どちらが良いかと良く聞かれますが、プリトヴィツェを代表する滝ヴェリキ・スラップを初め、パンフレットに登場する絶景の大技が繰り広げられる下湖群、箱庭的な空間が次々と移り変わる上湖群、それぞれ特徴があってとても私には判断を下せません。
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これが(11)だったと思います。この回り方でKコースを歩くと、コース上最後の滝見ポイントとなります。白糸の滝的美しさがありました。
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手漕ぎボートも気持ち良さそうです。
但し私が漕いでも絵になりませんが。 -
私はラストケ村を訪れる為P2からP1へとボートで移動しましたが、此処から再びP3へボートで渡り、そこから木道に沿ってヴェリキ・スラップまで歩けば、ほぼほぼプリトヴィツェの見所を網羅出きる計算になると思います。私は5時45分ザグレブ発のバスに乗り8時から散策を開始、1時くらいにはP1に戻り鱒を食べて2時台のバスでラストケへ向かったので、頑張れば一日で私が辿ったコース+下湖群の木道部分を歩く事も出来ると思いますが、二日用意して一日半プリトヴィツェで半日ラストケ村が理想かもしれません。但しこのコースは歩くのを厭わないタイプの人で、動きやすい服装で、グリップの良い靴で臨んでください。
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プリトヴィツェ滞在最後に、この旅のひとつの決め事でもある「しっかり食事を摂る。」に従ってプリトヴィツェ名物の鱒を頂きました。川魚大好きな私にとって大喜びの一品でした。
プリトヴィツェにてやりなおしのひとつを無事終了。同じコースでも天候、季節、時間によって様々に変わる湖面の色合い、そして風景。短いブランクを置いての旅でしたが、一瞬も退屈せず、寧ろ興奮して半日を過ごせました。プリトヴィツェにありがとう!
そして最後までご覧になってくださりありがとうございました!
次回はラストケ村に訪れます。
https://4travel.jp/travelogue/11413861
目録へ
https://4travel.jp/travelogue/11414554
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