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四国を走る土讃線。特に吉野川から穴内川にかけては、その急峻な地形も災いして地すべり、土砂崩れなど自然災害のメッカでした。その災害と戦うべく、土讃線は幾度となく路線変更を繰り返しました。<br /><br />今回の舞台は四国のほぼ真ん中あたりにある、高知県大豊町。ココの中心駅が大杉駅です。こちらの南側に旧線跡があるらしいので、お散歩がてら訪問してみました。<br /><br />写真多めです。ゴメンなさい。<br /><br />▽使用機材:CANON IXY 150<br /><br /><br /><br />

鉄子の部屋 廃線跡めぐり・旧土讃線大杉駅付近

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2018/10/01 - 2018/10/13

2位(同エリア45件中)

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ほわほわわかな。

ほわほわわかな。さん

四国を走る土讃線。特に吉野川から穴内川にかけては、その急峻な地形も災いして地すべり、土砂崩れなど自然災害のメッカでした。その災害と戦うべく、土讃線は幾度となく路線変更を繰り返しました。

今回の舞台は四国のほぼ真ん中あたりにある、高知県大豊町。ココの中心駅が大杉駅です。こちらの南側に旧線跡があるらしいので、お散歩がてら訪問してみました。

写真多めです。ゴメンなさい。

▽使用機材:CANON IXY 150



旅行の満足度
4.5
  • JR土讃線の大杉駅の南側。今の路線は丸々トンネルの中ですが、昔は崖っぷちのキケンなトコロを走っておりました。

    JR土讃線の大杉駅の南側。今の路線は丸々トンネルの中ですが、昔は崖っぷちのキケンなトコロを走っておりました。

  • まずは大杉駅を見て周ります。三角お屋根がログハウスっぽい。<br /><br />2004年に不審火があって、2005年に今の駅舎に建て直されたそう。

    まずは大杉駅を見て周ります。三角お屋根がログハウスっぽい。

    2004年に不審火があって、2005年に今の駅舎に建て直されたそう。

  • 大杉駅は大豊町の中心集落にある駅。大豊町の前身は東豊永村・西豊永村・天坪村・大杉村で、この辺りは大杉村でした。<br /><br />大杉の駅名の由来は、美空ひばりさんも願掛けしたという天然記念物の大杉の木が近くにあるからだそう(訪問記あります。よろしければご覧ください)

    大杉駅は大豊町の中心集落にある駅。大豊町の前身は東豊永村・西豊永村・天坪村・大杉村で、この辺りは大杉村でした。

    大杉の駅名の由来は、美空ひばりさんも願掛けしたという天然記念物の大杉の木が近くにあるからだそう(訪問記あります。よろしければご覧ください)

  • ホームにある待合室。<br /><br />ローカルでいい雰囲気ですなぁ(*´ω`*)

    ホームにある待合室。

    ローカルでいい雰囲気ですなぁ(*´ω`*)

  • 特急が入線中。四国ではお約束の2000系でございます。<br /><br />でも、乗降客はたった一人・・・淋しい (つω・`)

    特急が入線中。四国ではお約束の2000系でございます。

    でも、乗降客はたった一人・・・淋しい (つω・`)

  • 大杉駅は島式ホーム。阿波池田方面が1番線、高知方面が2番線。<br /><br />でも実は留置線となっているこのホームこそが、かつての1番線。<br />これもある意味、昔の遺構と言えましょう。

    大杉駅は島式ホーム。阿波池田方面が1番線、高知方面が2番線。

    でも実は留置線となっているこのホームこそが、かつての1番線。
    これもある意味、昔の遺構と言えましょう。

  • ホームからピョンと飛べば、簡単に保線車両に乗ることも可能。<br /><br />怒られるからしないけど(≧m≦)

    ホームからピョンと飛べば、簡単に保線車両に乗ることも可能。

    怒られるからしないけど(≧m≦)

  • 旧1番ホームから高知方を望む。<br /><br />この先にトンネルがあって、その脇に旧線跡が残っています。

    旧1番ホームから高知方を望む。

    この先にトンネルがあって、その脇に旧線跡が残っています。

  • 線路際を歩いて行くのはキケンなので、一旦対岸に回って、反対側からのアクセスを試みます。<br /><br />左手が国道32号。対岸に病院があって、旧線はその裏手。

    線路際を歩いて行くのはキケンなので、一旦対岸に回って、反対側からのアクセスを試みます。

    左手が国道32号。対岸に病院があって、旧線はその裏手。

  • 川を渡って、もぅ一度川を渡ります。<br /><br />ココからの景色もなかなかです(*´ω`*)

    川を渡って、もぅ一度川を渡ります。

    ココからの景色もなかなかです(*´ω`*)

  • 遠回りになったけど、こちらからなら安全です。<br /><br />既にこの道、廃線跡です。

    遠回りになったけど、こちらからなら安全です。

    既にこの道、廃線跡です。

  • 右側のほうが一段高いカンジですが、左側もキレイに整地されていたらしく、どっちが線路跡なのかわかりません・・・<br /><br />

    右側のほうが一段高いカンジですが、左側もキレイに整地されていたらしく、どっちが線路跡なのかわかりません・・・

  • 下のほうを歩いているのは、上のほうの道は藪が物凄くて、マトモに歩けないから(≧m≦)

    下のほうを歩いているのは、上のほうの道は藪が物凄くて、マトモに歩けないから(≧m≦)

  • ココまで来ると、どちらが線路跡かわかりました。右側です。

    ココまで来ると、どちらが線路跡かわかりました。右側です。

  • 現路線との合流部はこの辺りかな?

    現路線との合流部はこの辺りかな?

  • 来た道を戻ります。奥が高知方面です。<br /><br />中央にわずかに見えるのは、土讃線の現役トンネル。

    来た道を戻ります。奥が高知方面です。

    中央にわずかに見えるのは、土讃線の現役トンネル。

  • 現役線は左の山の中を走っています。

    現役線は左の山の中を走っています。

  • 左手の一段高いところが、旧線跡。

    左手の一段高いところが、旧線跡。

  • 旧線跡の雰囲気満点の道。

    旧線跡の雰囲気満点の道。

  • 水路には鉄板が敷かれていました。<br /><br />この下には昔の橋台もありそうです。

    水路には鉄板が敷かれていました。

    この下には昔の橋台もありそうです。

  • 道路に転用された廃線あと。<br /><br />しばらく道路沿いに進みます。

    道路に転用された廃線あと。

    しばらく道路沿いに進みます。

  • この交差点も昔はなかったと思われます。

    この交差点も昔はなかったと思われます。

  • ゆるいカーブを繰り返しながら、道は続きます。

    ゆるいカーブを繰り返しながら、道は続きます。

  • 穴内川を渡る橋。<br /><br />何度も通ったことのある橋だけど、廃線跡と気付いたのはごく最近。

    穴内川を渡る橋。

    何度も通ったことのある橋だけど、廃線跡と気付いたのはごく最近。

  • 橋桁の様子を見ようと思ったんだけど・・・<br /><br />よく見えないなぁ(´・ω・`)

    橋桁の様子を見ようと思ったんだけど・・・

    よく見えないなぁ(´・ω・`)

  • ココからの眺めはいつものように絶景。

    ココからの眺めはいつものように絶景。

  • 対岸からだと、よく見えました!<br /><br />昔のガーダーを再利用した道路橋です。

    対岸からだと、よく見えました!

    昔のガーダーを再利用した道路橋です。

  • 橋を渡ると旧国道に繋がります。<br /><br />旧線は国道に合流せず、直進していました。

    橋を渡ると旧国道に繋がります。

    旧線は国道に合流せず、直進していました。

  • 駐車場が旧線跡。

    駐車場が旧線跡。

  • 建設会社の事務所が斜めに建っていますが、当時は車道に沿ってまっすぐ線路は延びていました。

    建設会社の事務所が斜めに建っていますが、当時は車道に沿ってまっすぐ線路は延びていました。

  • 砂利道が線路跡。

    砂利道が線路跡。

  • 途中で建物に突き当たります。<br /><br />廃線跡に建てられた建物です。

    途中で建物に突き当たります。

    廃線跡に建てられた建物です。

  • 大豊町の森林組合が利用しているそう。

    大豊町の森林組合が利用しているそう。

  • 森林組合の建物の隣にあるこれは・・・昔のロックシェード?

    森林組合の建物の隣にあるこれは・・・昔のロックシェード?

  • 今来た道を振り返ると、こんなカンジ。

    今来た道を振り返ると、こんなカンジ。

  • ココから先は崖。しかも藪がモリモリ。<br /><br />やむなく車道を進みます。

    ココから先は崖。しかも藪がモリモリ。

    やむなく車道を進みます。

  • 道祖神でしょうか。<br /><br />昔ココで大規模な崖くずれがあったコトと関係が・・・?

    道祖神でしょうか。

    昔ココで大規模な崖くずれがあったコトと関係が・・・?

  • 再び旧線跡が現れました。

    再び旧線跡が現れました。

  • 轍があるということは、クルマでも十分行ける道ということ。<br /><br />なんか安心感(*´ω`*)

    轍があるということは、クルマでも十分行ける道ということ。

    なんか安心感(*´ω`*)

  • クルマが置いてありました。<br /><br />この先に民家があるので、恐らくそこの人のかな。

    クルマが置いてありました。

    この先に民家があるので、恐らくそこの人のかな。

  • コンクリート製の橋がありました。<br /><br />当時は鉄橋だったと思われます。

    コンクリート製の橋がありました。

    当時は鉄橋だったと思われます。

  • 車道から見てみました。<br /><br />確かに線路跡っぽいカンジです。

    車道から見てみました。

    確かに線路跡っぽいカンジです。

  • 緑が開けてきました。<br /><br />パッと見、ただの柵のようにも見えますがー。

    緑が開けてきました。

    パッと見、ただの柵のようにも見えますがー。

  • 昔の鉄道橋がそのまんま残っています!Σ(・ω・ノ)ノ

    昔の鉄道橋がそのまんま残っています!Σ(・ω・ノ)ノ

  • 実はこの先に民家が一軒あり、人道橋として残されてるそう。

    実はこの先に民家が一軒あり、人道橋として残されてるそう。

  • でも、この橋めっちゃめちゃ怖いです。<br /><br />歩く度に床のコンクリ板がガタガタと。しかも動くとかやめて!<br />アタヾ(・・;)ノヾ(;・・)ノフタ

    でも、この橋めっちゃめちゃ怖いです。

    歩く度に床のコンクリ板がガタガタと。しかも動くとかやめて!
    アタヾ(・・;)ノヾ(;・・)ノフタ

  • ココからの眺めは、超が付くほどの絶景なのですがー。

    ココからの眺めは、超が付くほどの絶景なのですがー。

  • 高さもそうだけど、足元が安定しなさすぎ!<br />怖くて渡り切ることが出来ません・・・<br /><br />高所恐怖症の限界。ココで引き返します (´;ω;`)ブワッ <br /><br />

    高さもそうだけど、足元が安定しなさすぎ!
    怖くて渡り切ることが出来ません・・・

    高所恐怖症の限界。ココで引き返します (´;ω;`)ブワッ

  • 『ごくろうさん』とばかりに、苔むしたキロポストのお出迎え。<br /><br />キロポストだけに、こうして帰路に着く・・・・<br /><br />なんだ、このオチは(≧m≦)

    『ごくろうさん』とばかりに、苔むしたキロポストのお出迎え。

    キロポストだけに、こうして帰路に着く・・・・

    なんだ、このオチは(≧m≦)

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この旅行記へのコメント (6)

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  • olive kenjiさん 2018/11/19 12:16:38
    この辺りが好きなんだな~
    わかなちゃん ご無沙汰してます。
    私のドロミテ旅行記に沢山いいねありがとうございました。
    書くことに集中していましたので、御礼のご挨拶遅く成りましたことごめんなさい。

    また今回もディープな人様が行かない様な所へ行かれましたね。
    この辺りが好きなのですか。
    先週、よく似た愛媛県は足尾銅山のマチュピチュといわれる所へ行って来ました。山頂には雪が被っておりビックリしました。

    旅行記にも訪問してなくてごめんなさいね。でもいつもタイトル付表紙を見ては中々やるな~と感心しています。お元気でね。

                   olive kenji

    ほわほわわかな。

    ほわほわわかな。さん からの返信 2018/11/23 17:49:51
    Re: この辺りが好きなんだな~
    olive kenjiさま。

    お久しぶりです。お元気でした?(*´ω`*)

    お忙しいのかなーと思っていたので、全然大丈夫です。
    私も旅に出ちゃうと、そっちに夢中で全然ログインしないこともありますしー。
    マイペースが気楽で一番です♪

    またしても大豊です。
    結構、ご縁があるみたいで、子の辺りをよくうろちょろしております。
    山あいといいますか、川沿いをツーリングするのが好きなようです。

    愛媛といいますと、新居浜の銅山でしょうか。
    実は今回、高知県の大川村から峠越えで別子銅山を狙う予定でしたが、天候不順のため泣く泣くあきらめました・・・
    好みが似ているのかしら?同じところを攻めようとしたみたいです(笑)

    今後もゆるゆるとお付き合いできましたら、幸いです。



    olive kenji

    olive kenjiさん からの返信 2018/11/23 19:25:34
    Re: この辺りが好きなんだな~
    間違い文書がありました。
    足尾銅山って書いてしまって。
    別子銅山の間違いです。

    それと私はドライブで行ったのですよ。あんな所へ自転車や歩きなんてとんでもない。

    兎に角、わかなちゃんのタフネスぶりには驚くばかりです。
  • 横浜臨海公園さん 2018/10/17 15:10:58
    土讃線旧線散策
    わかなさま、こんにちは。


    旅行記を拝見させて頂きました。

    土讃線の当該区間旧線は、地圧変状の関係から補修に依る存続を放棄し、別線で現行線が開通した経緯がございます。
    それにしても、季節柄、野猿、猪、蛇等々、良くぞ出くわさなかったかと、少なからず驚いております。



    横浜臨海公園

    ほわほわわかな。

    ほわほわわかな。さん からの返信 2018/10/18 20:14:05
    RE: 土讃線旧線散策
    横浜臨海公園さま。

    こんにちわ。いつもご訪問ありがとうございます。

    大豊町は古来より全国屈指の地すべり地帯だそうですね。
    私が今回訪問した大杉駅から旧大王信号場間の旧線は、地滑り危険地帯として国鉄もかねてよりルート変更を検討していた折に、昭和41年5月の大規模な土砂崩れで国道32号と共に不通になり、新線建設によりいっそうの拍車がかかったと聞いています。

    私が訪問したルートは旧土讃線の中でも平和なルートかなと思いました。
    人里に近く、茂みも少なく、藪こぎをすることもありませんでした。
    最後の鉄橋から300mほど進むと、民家があるのですが、そちらの方がある程度の草刈りをしてくれているようで、ある意味『手入れのされた廃線』といえるかも知れません。

    土讃線の他の旧線跡は集めた情報から推測する限り、かなりハードそうです。
    トレッキングシューズや草刈鎌、ヘルメットなど完全装備で行かないときつそうです。

    セオリーから言えば、晩秋から春にかけてが探索のベストシーズンなのですが、今回は旅の途中の『お立ち寄り』みたいなカンジでした。
    それでもまさかに備えて、派手なウィンドブレーカーを着込んだり、軍手やライト、クマ避け鈴なんかも持って行きました。
    結構騒がしく歩いていたので、動物のほうから逃げてくれたのかも知れません(*´ω`*)


    わかな。

    横浜臨海公園

    横浜臨海公園さん からの返信 2018/10/19 10:42:56
    拝復
    わかなさま、こんにちは。


    掲示板を拝見させて頂きました。


    > 大豊町は古来より全国屈指の地すべり地帯だそうですね。
    > 私が今回訪問した大杉駅から旧大王信号場間の旧線は、地滑り危険地帯として国鉄もかねてよりルート変更を検討していた折に、昭和41年5月の大規模な土砂崩れで国道32号と共に不通になり、新線建設によりいっそうの拍車がかかったと聞いています。
    →地滑り区間踏破なら、関西本線三郷-河内堅上間に存在する亀ノ瀬が良いかと思います。
    当該区間開通以前より地滑りの為に、監督官庁から開通許可が下りず、隧道を整備し、更に、大正末期に複線化されたものの、昭和初期に地滑りの為に、隧道が圧潰し、鉄道省は大和川を2度渡河するカタチで復旧した区間で、現地では橋梁も含め、当時の痕跡がアリアリと残っております。

    兎に角、当該区間以外に、函館本線、宗谷本線、飯山線、飯田線、山陰本線、和歌山線と、地滑りが原因で路線変更を余儀無くさせられた区間は少なくないようです。




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