鉄子の部屋　旧高千穂鉄道 廃線めぐりサイクリング・往路編

2017/05/31 - 2017/05/31

サイクリングしながら、鉄道の廃線跡を巡ります。
たまたまですが、現地で廃線跡を見つけちゃいまして (〃'▽'〃)

舞台は宮崎県。旧高千穂鉄道の廃線跡です。
全2話でお届け致しします (o・ω・o)ノ

▽使用機材：CANON IXY 150

エリア 高千穂・五ヶ瀬(宮崎)

• 旅行の満足度: 5.0

私がいつも『上道』と呼んでる、国道218号。

ココからの景色はいつ見ても絶景。

『下道』に降りてきました。こちらは崖下の県道。

標高差、あんなにもあったんですねぇ・・・Σ(´Д｀ll

『下道』に降りてくると、道路と平行する橋が現れた！

私の廃線センサーがピピッと反応。

たぶん、昔の鉄道跡。なんとなくニオイでわかる( *´艸｀)

覗ける場所までやってくるとー。

確かにそれっぽい雰囲気。

レールがひょっこりと現れた！決定的証拠だ！

やっぱり廃線あとに間違いなし（｀･ω･´）b

藪漕ぎはしたくないので、ギリギリ寄れるトコまで。

橋梁部は草がモリモリ。さすが南国。草木の成長早い。 (*´∀｀)

この辺りで、鉄道の廃線跡といえば、やっぱりアレ。

延岡から高千穂を結んでいた旧高千穂鉄道。

高千穂鉄道は1989年に開業した第三セクターの鉄道会社。

もともとはJR九州の高千穂線を譲り受けたもの。
旧国鉄・高千穂線ともいいますね。

2005年の台風で超壊滅的なダメージを受けて、廃止になっちゃった。

ま、土砂崩れの多い土地なので、仕方ないっちゃ仕方ない。
県道もよく落石で通行止めになるんです・・・(-ω-；)ｳｰﾝ

廃線沿いをたどって行くと、駅舎がそのままの姿でお出まし。

槇峰駅です。

駅名こそ槇峰だけど、実際の槇峰集落は2.5kmも離れたトコロ。

この辺りは簗崎という地名。なぜ遥か先の集落の名前が？

ホームへと繋がる踏み板のあと。お庭の飛び石みたい。

レールはないのに踏み板だけが残ると、こんな不思議な風景に。

レールは取り払われているけど、バラストがいい雰囲気。

昔の構内通路から、高千穂方を眺めて。

レールさえ敷けば、今でも列車が走ってきそうなカンジ。

かつてこの辺りには選鉱場があって、コンベアで運ばれた鉱石をこの駅で積み込んでいたらしい。

槇峰鉱山といって、銅や黄鉄鉱が採掘されていたという。

その槇峰鉱山があったのが、先ほどの槇峰集落のある辺り。
当時は映画館なんかもある一大鉱山街が開けていたとのこと。

そうか！駅名の由来は、鉱山の名前からか！
この辺りは『ヤマ』の町だったんだね (；・ω・)

槇峰駅からさらに上流部。

線路跡は里道のように続く。

この辺りはバラストもなく。ただの里道。

気が付くと、崖下を走っていた線路跡が山側に！

いつのまに移った！？(；・ω・)

思わず『はちのへ』って読みそうになっちゃう。

『やと』って読んでくださいな (*´ω｀*)

滝の左岸の洞窟には、観音様が安置されてるらしい。

今度ゆっくり見にこよう (〃'▽'〃)

線路あとが山の中に入っちゃったので、フツーにサイクリング中。

眼前に突如ダムが現れた！

てか、川がいつのまにかダムになってた！(￣▽￣;)

下流にある星山発電所で発電するためのダム。

造られた電気は延岡にある旭化成の工場へと送られます。

欄干が石橋ちっくで、レトロな雰囲気です。

岸辺の直近は立ち入り禁止だけど。

水神様のお社は湖面に近いところにある。

でも水神様かと思ったら、実は稲荷社だった！

八戸稲荷と書いてあった・・・

なぜ弁天様じゃないのだ・・・水辺だぞっっ！（●｀ε´●）

拝殿の中まで上がりこむのは、さすがに気がひけるけど。

水辺のそばは、なんとなーく癒される・・・(*´ω｀*)

今度は秋に来てみたいなと思うのです。

緑のもみじは、秋には絶景の予感♪

さらに清流沿いを進んでいくと、趣のあるアーチ橋。

ただの里道の橋梁にしては、堅固で立派すぎ。

50mもしないトコにすでに橋が架けられてるのに？

舗装も普通の道にしては、なんか怪しい。

これ、絶対廃線跡だと思う～。

なんとなく、廃線跡ってニオイでわかるんです。

時々ハズレるけど ( *´艸｀)

もぅちょっと下調べしてから、また来よう。

陽も少しづつ傾いてきて。山あいの日暮れは早い。

上流でまた発電所に出会う。旭化成の五ヶ瀬川発電所。

大正14年完成というから、かなりレトロ系ですね。

そして川沿いの道。いつのまにかまた寄り添ってきた廃線跡。

廃線跡に民家が建ってるように見えますがー。

実はもっと崖っぷちを線路は走っているという (≧ｍ≦)

旧日之影温泉駅に到着。

温泉や食堂は当時の面影を残しつつ。今も元気に営業中。

お隣には今は宿泊施設になった、旧車両も置いてあったり。
お泊りもしたけど、それは別編にてご紹介をば。

とりあえず、往路編はこれでおしまい。
復路編に続くのだ (*´ω｀*)

この旅行記へのコメント （3）

• 琉球熱さん 2019/08/13 00:37:56

  こんにちは　教えてください

  わかなさん、こんにちは
  
  ちょいちょいお邪魔していていつも思うのですが、
  
  その１　タイトル画のスタンプ（って言ってよいのか？）、特にポタリングのイラストがとても洒落ていますが、これはどうやって作っているのですか？
  
  その2　各地でサイクリングをなさっていますが、やはり輪行ですか？
  北海道などは手荷物で預けるのだと思いますが、破損対策で何かコツは？
  
  表紙の写真は旅行記の『顔』ですが、わかなさんの表紙はいつも洒落ていて、統一感があって素晴らしい。フォントとスタンプのデザインはいかに？といつも思っています。
  また、実は私もチャリで出かけることが多いのですが、最近ではもっぱら近所だけ。というのも、交通量の多さや路面の悪さに挫け、輪行するにもホームの昇り降りや人の多さで挫け･･･と言うわけです。
  ※沖縄の道をかっ飛ばしたいと思うことは多々あれど、運送中の破損の心配や専用箱の高さにびびり・・・(笑)
  
  企業秘密でなければご教示ください。
  
  ------琉球熱--------

  ほわほわわかな。さん からの返信 2019/08/13 17:02:46

  Re: こんにちは　教えてください

  琉球熱さま。
  
  こんにちわ。ご訪問、いつもありがとうございます。
  また、お褒めの言葉を頂戴しまして、とても嬉しいです。
  ありがとうございます (*´ω｀*)
  
  【その1】
  ポタリング系旅行記のトップ画のスタンプ調のものは、画像加工ソフトで作成致しました。Photoshopやllustratorのような本格的なものではなく、割とお手軽なものを利用しています。
  
  イラスト部分はフリー素材を複数組み合わせました。ちょうどいい具合に、使いたいものが見つかりまして。使いたいものがみつからない時は、一から自分で作ることもあります(〃'▽'〃)
  
  フォントはフリーフォントをよく使います。JKゴシックやキャパ二ト、アニトなど丸みを帯びたものが好きなのですが、フリーフォントには文字数が少ないものが多いので、必ずしも使い勝手がいいとはいえないのが難です・・・
  
  【その2】
  輪行はよくします。飛行機輪行が7割、鉄道輪行が3割ぐらいでしょうか。
  
  輪行バッグは超軽量型を使っておりまして、コンパクトさと軽さが利点ですが、生地がペラペラでクッション性が全くないのがデメリットです。飛行機輪行のときはぷちぷちシートでガッツリ梱包して、その上から輪行袋をかぶせるようにしています。鉄道輪行のときは、梱包はせずに輪行袋だけで行っちゃいます。
  
  破損防止としましては、輪行袋自体にクッション機能が全くありませんので、ぷちぷちシート頼みです。特に気合を入れて梱包するのは、リアディレイラー、STIレバー、フロントフォークです。私のマシンはフロントフォークだけがカーボン素材なので、こちらも念入りに保護します。
  
  搭載時はサドルとハンドルが下に来るような状態にしています。以前に何度もリアディレイラーを破損させた経験から、このスタイルになりました。
  
  行きは空港まで自走して、自宅から持ち込んだ『ぷちぷち』で梱包して、現地に到着したら解体・廃棄します。帰りは空港に行く前に100円ショップに立ち寄り、『ぷちぷち』を購入・・・という流れです。大体3パックから4パックほど使います。
  
  飛行機輪行には、クッション性のある輪行袋がベストなのですが、解体した後のそれ自体のサイズが大きく、重量もあってライディングに邪魔になるのがネックです。ベースキャンプを決めて、お宿に輪行袋を預けて、そこから自在に走るのであれば、ガッチリした輪行袋でもよろしいかと思います。
  
  私の場合ですと、飛行機輪行の後に鉄道輪行というパターンもありまして、常に輪行袋と一緒に旅をしなくてはならなくて、少しでも軽量化して快適に走るにはどうすればと思いまして、こういうスタイルに行き着きました。
  
  長々と申し訳ありません。ご参考になれば幸いです (〃'▽'〃)
  
  
  わかな。
  

  琉球熱さん からの返信 2019/08/14 16:19:21

  RE: Re: こんにちは　教えてください

  わかなさん、阿呆な質問に丁寧に答えてくださり感謝です。
  
  > 【その1】
  > ポタリング系旅行記のトップ画のスタンプ調のものは、画像加工ソフトで作成致しました。Photoshopやllustratorのような本格的なものではなく、割とお手軽なものを利用しています。
  >
  > イラスト部分はフリー素材を複数組み合わせました。ちょうどいい具合に、使いたいものが見つかりまして。使いたいものがみつからない時は、一から自分で作ることもあります(〃'▽'〃)
  >
  > フォントはフリーフォントをよく使います。JKゴシックやキャパ二ト、アニトなど丸みを帯びたものが好きなのですが、フリーフォントには文字数が少ないものが多いので、必ずしも使い勝手がいいとはいえないのが難です・・・
  
  
  なるほど。私もスタンプを作って見ようかな？
  しかしこれ、テンプレートにしないと毎回最初からつくることになりますね。
  うむ、透視のテンプレートの作り方がわからん(笑)
  
  それにフォントも「フリー」があるんですね、知りませんでした。
  表紙の写真にこうやってタイトルを入れる（それもロゴデザインとして）というのは、なかなかカッコイイです。
  
  > 【その2】
  ぷちシート頼みです。特に気合を入れて梱包するのは、リアディレイラー、STIレバー、フロントフォークです。私のマシンはフロントフォークだけがカーボン素材なので、こちらも念入りに保護します。
  
  デイレイラーは当然ながら、STIは気付かなかった！
  カーボン使用とは高級車ですね。私のチャリはミニベロも700cも「鉄」です(笑)
  
  > 行きは空港まで自走して、自宅から持ち込んだ『ぷちぷち』で梱包して、現地に到着したら解体・廃棄します。帰りは空港に行く前に100円ショップに立ち寄り、『ぷちぷち』を購入・・・という流れです。大体3パックから4パックほど使います。
  
  空港まで「自走」とはこれまたすごい。
  それにしても、普通の旅行の荷物に加え、輪行袋や工具類と大変じゃありませんか？
  それを背負ってるわけですよね？　慣れてしまえばどうってことないのかな？
  いずれにしても、さすが！　です。
  
  細かい点まで解説いただき、ありがとうございました。
  
  -------琉球熱-------