上海の旧県城城壁の址・中華路・人民路・循環バス

2018/09/08 - 2018/09/08

明代の上海県は小さな漁村でした。明嘉靖三十二年（1553）度々の倭寇（日本の海賊）の来襲の被害に対応する為に城壁を建造しました。その規模は城壁は周囲4.5キロ、高さは8メートル。建設当初は、大東門（朝宗門）、小東門（宝帯門）、南門（跨龍門）、西門（鳳儀門）、北門（晏海門）の5つの門がありました。その後小南門、新北門を追加、城壁の外側には広さ6丈（約20メートル）、深さ1.7丈（約5.6メートル）、周囲1500丈（約4950メートル）余りの堀を造った。清朝末期（1923）、上海経済は急速な発展を遂げた。古い城壁は市内の交通を阻害し、経済の発展に影響すると考え、取り壊しました。上海を囲む360年の歴史をもつ城壁は歴史の中から消えました。城壁を崩し外堀を埋め北側を人民路とし、南側を中華路として環状道路となりました。地図を見ると豫園の周りに環状道路が走っています。この環状道路に路線循環バス１１路が走っています。料金は２元、バスで城壁址を一周出来ます。降りなければ２周しても大丈夫。現在環状沿線はビルが建ち並び小南門近くに古い住宅が残っているのみとなりました。下街の街歩きに便利です。

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: 春秋航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

大境閣の中にある城壁博物館（大境路２６９号、入場料５元）に展示されている明代の県城の地図。城壁が街を囲み東西南北七ヶ所の門と橋、二ヶ所の望楼、水門四ヶ所もあり水路が東から西へ２本県城を貫いているのが読み取れます。

現在の上海市の地図、城壁と濠が埋められ北は人民路となり、南は中華路となり円形の道路に成っている。南北に河南南路、東西に復興東路が走り旧県城を四分割している。地下鉄の駅が北に豫園、西に老西門、南に小南門があり、地名には九ヶ所の門の名前が残っています。

上海老地図・１９３２年より、城壁の址が中華路と人民路に変わっています。城内の路は明代の古地図に近い形でまだ残っています。河南南路、復興東路はまだありません。

中華路・人民路を走る路線バス11路、老西門から老西門。環状線です。現在は城門は残っていません。バス停の名前のみです。

老西門・11路バス停、内回り、外回りがあります。

小南門近くの中華路沿いの古い長屋住宅。

老西門から始まり、中華路尚文路、大南門、小南門、大東門、小東門、人民路新開河路、新北門、小北門、老西門に戻る。外回り。路線名１１路。小南門始発５；３６　終バス２３：０６ 空調車２元。沿線には１０号線豫園駅、９号線小南門駅、８・１０号線老西門駅の３つの地下鉄駅があり乗り換えに便利です。

中華路を走る路線バス１１路。

１１路バス、車内風景。

新北門で下車、豫園入口です。

逆に廻る内回りもあります。何処で乗っても降りても２元です。交通カードを使うと便利です。

１１路バス停。

バスに乗って豫園にやって参りました。９月７日から２１日まで豫園中秋文化節　豫園中心広場にて、エレクトーンの演奏です。過去中秋節のイベントは有名月餅店が月餅を販売いたしましたが今年はこれは無いようです。

中秋の名月です。

周りにウサギがいます。

何かイベントが有るのでしょうか。

周りにウサギがいます。

周りにウサギがいます。

エレクトーンの演奏です。

エレクトーンの演奏です。

有名演奏家が交代で出演。