建長寺奥之院

2018/09/01 - 2018/09/01

　勝上嶽山頂には建長寺奥之院があり、近年に境内の木々が切り倒され石廟が見えるようになっている。そして「山火事防止　禁煙」、「立入禁止」などの多くの看板が立っている。そこに80過ぎくらいのお婆さんと70歳位の男の人の2人がいる。お婆さんが言うには、「ここの展望台で床が抜けて女の人が怪我をして病院に運ばれ、それで展望台が撤去されたのです。」、「それは何時？」と聞くと、「ずーと前、去年よりは前。」と答える。「今年の春に桜を確認しに何度か来たが、展望台はあったと思いますよ。」、「いや、今年の春などではなく、もっと前。」と言い張り、小学生の低学年のようだ。私のブログでは今年の3月に展望台があると記載されている（https://4travel.jp/travelogue/11344336）し、確か、外国人もたむろしていたと思う。確かに展望台は無くなっていても、「勝上嶽展望台」の看板は残っており、まだまだ新品のままだ。「ここにあった展望台からの富士山の眺めはこの下の石段から見るよりも悪いので撤去したのでしょう。」と言うと、お婆さんは「いや、ここからの富士山眺めが一番だ。」と言い張る。実際に富士山のシルエットが見えており、右側に木が立っており、富士山の邪魔になっているのだが、奥之院の境内の外なので切り倒すと古都保存法に引っ掛るので邪魔な1本だけが切り倒されずに残されているのだ。
　帰りがけに、このお婆さんは男の人とは違う場所に行くのだと言うが、男の人が教える方向には行かないとだだをこねている。この2人は夫婦ではなかったのだ。おそらくはこのお婆さんには痴呆症が出て来ているのだろう。天園ハイキングコースが天園ハイカイコースとなったら怖いと思う。
（表紙写真は「勝上嶽展望台」の看板）

エリア 鎌倉(神奈川)

建長寺の入山料が高くなった。

「建長寺」看板。

「山火事防止　禁煙」看板。

建長寺の伽藍の並び。表側から見るほどの迫力はない。

「勝上嶽展望台」の看板。
展望台のテーブルとイスは天園ハイキングコース側に移されたと男の人は言う。聞き取り難い声なので、つい確認はしなかった。しかし、勝上嶽展望台を撤去してしまったからには、再び設置することはできないであろう。

「立入禁止」看板。

「立入禁止」。

建長寺奥之院。

「山火事防止　禁煙」看板。

建長寺の伽藍の並び。