勝上山

2018/03/31 - 2018/03/31

　建長寺の裏山である勝上山の頂上には石の祠があり、手水鉢や石燈籠などもある。これまでは木立や笹などの草木に阻まれてこうした石造物は見難かったのだが、近年は次第に見通しが良くなって来ていた。とうとう木立の木々が大方切り倒され、草も刈られて丸坊主になっている。この場所は建長寺の奥之院であろう。建長寺から上ってくると参道には奥之院への参道を示す道標が続き、半僧坊を過ぎても石段下に奥之院参道の道標がある。半増坊は横須賀線が開通（明治22年（1889年））した後（明治23年（1890年））に勧請されている。古刹である建長寺の歴史に比べたら、ほんの短い歴史しかないのだ。
　また、半増坊の裏手、奥之院の前には展望台があり、天気が良ければ富士山が望め、いつでも建長寺の伽藍を見下ろせる。
（表紙写真は展望台から望む建長寺）

エリア 鎌倉(神奈川)

勝上山の奥之院。

勝上山山頂の大島桜。

勝上山の石碑と石燈籠。「勝上嶽」と大小の刀が彫られている。

奥之院の石祠。

展望台から望む建長寺。

展望台から望む北鎌倉の山々。