【ロシアワールドカップとチロル＆ドロミテ】モスクワにトランジットで1泊とワールドカップ期間中に2泊

2018/06/09 - 2018/07/10

FIFAワールドカップロシア大会で日本代表の試合観戦のためトータル1ヶ月の一人旅をしてきました。
ワールドカップの試合を死ぬまでに一度は生で観戦したいとサッカーファンなら誰でも夢見る事を私も前々から夢見ていました。
2002年の日韓大会の時はチケットが取れずに見れず、それ以外の大会もテレビで見ていたのでこれが人生初のワールドカップ観戦経験です。

今回はロシアで開催されるのでブラジルや南アフリカと比べると距離的に行きやすいのと、レッズサポの自分的にはレッズユース出身の原口元気だったりレッズからは槙野や遠藤航もいるし、更に代表キャプテンの長谷部にとって最後の大会になるであろう今大会はどうしても見に行っておきたかったので昨年の12月上旬にフェーズ2のチケットの抽選にダメ元で日本代表の予選3試合とベスト16のコンディショナルチケットを申し込んで今年の2月中旬の抽選結果を待っていたら何と申し込んだ全ての試合のチケットが買えてしまいました。

この旅行記の最初の1泊は6月9日のワールドカップ開幕前に成田→モスクワ→ミュンヘンのトランジットで1泊し、6月18日の日本代表の開幕戦前に再度モスクワ入りしてサランスクへ移動する無料電車に乗るためにモスクワに戻り、後半の2泊は6月末にヴォルゴグラードでの観戦後に無料電車でモスクワに戻って来て2日後にロストフへ無料電車で移動する間の滞在です。
後半の旅程はモスクワ→ミュンヘン→オーストリア→イタリアと来た頃にモスクワで安いホテルを見つけたのでネットでホテルと無料電車を予約してモスクワ滞在を決めました。
なお日本代表戦のチケットしか持っていなかったのでモスクワでの試合観戦はありません。

今回は事前にビザを取っていませんが、ワールドカップ期間中はFANIDという画期的なシステムがあり、FANIDを事前に取得すればビザ不要で何度もロシアへの入出国が出来ました。

ロシアへは昨年の夏に乗り継ぎのためトランジットビザを取得して往復1泊ずつモスクワに行ったことがありますが、果たしてワールドカップ期間中のモスクワは楽しめたのでしょうか。

【旅程】★が付いているのがこの旅行記に該当するスケジュール
★6/9 S7航空（JAL運航のコードシェア便）で成田からモスクワ（ドモジェドヴォ）へ。 [Holiday Inn Express Moscow Paveletskaya泊]
6/10 S7航空でモスクワ（ドモジェドヴォ）からミュンヘンへ。ミュンヘンからオーストリアのマイヤーホーフェンまで電車で移動。 [Posthotel Mayrhofen泊]
6/11 マイヤーホーフェンでハイキング。 [Posthotel Mayrhofen泊]
6/12 【親善試合：日本対パラグアイ観戦】マイヤーホーフェンから日本代表のパラグアイ戦を観戦するためインスブルックへ電車で移動。試合観戦後にイタリアのカンポディトレンスへ電車で移動。 [Hotel Lener泊]
6/13 カンポディトレンスを拠点にボルツァーノ観光とその近郊をハイキング。 [Hotel Lener泊]
6/14 カンポディトレンスを拠点にヴィピテーノ観光とカヴァッロ山をトレッキング。 [Hotel Lener泊]
6/15 カンポディトレンスを拠点にシウジ高原をハイキング。 [Hotel Wieser泊]
6/16 カンポディトレンスを拠点にサンタマッダレーナ村をハイキングし、その後ヴィピテーノ近郊のスタンゲの滝を散策し、ミュンヘンへ電車で移動。 [Holiday Inn Munich Unterhaching泊]
6/17 ミュンヘン観光。 [Holiday Inn Munich Unterhaching泊]
★6/18 S7航空でミュンヘンからモスクワ（ドモジェドヴォ）へ。その後モスクワ市内のカザンスキー駅へアエロエクスプレスとメトロで移動。 [モスクワ-サランスク間の無料列車泊（2等個室下段）]
★6/19 【ワールドカップグループH第1戦：日本対コロンビア観戦】無料電車でモスクワ（カザンスキー駅）からサランスク駅へ。その後スタジアムで試合観戦し、試合後バスでルザエフカへ移動しウファへ電車で移動。 [ルザエフカ-ウファ間の有料列車泊（3等通路沿い上段）]
6/20 電車でウファに到着後ホテルへ。 [Holiday Inn Ufa泊]
6/21 ウファ観光。 [Holiday Inn Ufa泊]
6/22 ウファ観光。 [Holiday Inn Ufa泊]
6/23 ウファからエカテリンブルクへ電車で移動。 [ウファ-エカテリンブルク間の有料列車泊（2等個室上段）]
6/24 【ワールドカップグループH第2戦：日本対セネガル観戦】電車でエカテリンブルク到着後エカテリンブルクを観光。その後スタジアムで試合観戦。 [Apartments on Belinskogo 222泊]
6/25 エカテリンブルクからサマーラへ電車で移動。 [エカテリンブルク-サマーラ間の有料列車泊（2等個室上段）]
6/26 電車でサマーラ到着後サマーラ観光。 [Holiday Inn Samara泊]
6/27 サマーラからヴォルゴグラードへ電車で移動。 [サマーラ-ヴォルゴグラード間の有料列車泊（2等個室下段）]
6/28 【ワールドカップグループH第3戦：日本対ポーランド観戦】電車でヴォルゴグラード到着後ヴォルゴグラードを観光し、その後スタジアムで試合観戦し、試合後にモスクワ行きの無料電車に乗るためヴォルゴグラード駅へ移動。 [ヴォルゴグラード-モスクワ間の無料列車泊（2等個室下段）]
6/29 ヴォルゴグラードからモスクワ（パヴェレーツキー駅）へ終日無料電車で移動。 [Prince Park Hotel泊]
★6/30 無料電車でモスクワ到着後1泊してモスクワ観光。 [Prince Park Hotel泊]
★7/1 モスクワ（カザンスキー駅）からロストフオンドンへ無料電車で移動。 [モスクワ-ロストフオンドン間の無料列車泊（2等個室下段）]
7/2【ワールドカップラウンド16：日本対ベルギー観戦】電車でロストフオンドン到着後スタジアムで試合観戦。 [Okhotnichiy Club泊]
7/3 ロストフ観光後アエロフロート（ロシア航空運航のコードシェア便）でロストフからサンクトペテルブルクへ。 [サンクトペテルブルク空港で野宿]
7/4 サンクトペテルブルク観光。 [Hotel City泊]
7/5 サンクトペテルブルク観光。 [Hotel City泊]
7/6 サンクトペテルブルク観光後S7航空でサンクトペテルブルクからカザンへ。 [カザン空港で野宿]
7/7 カザン観光。 [Ostrovsky Hotel泊]
7/8 カザン観光。 [Ibis Kazan泊]
7/9 カザン観光。 [Ibis Kazan泊]
★7/10 S7航空でカザンからモスクワ（ドモジェドヴォ）へ。その後S7航空（JAL運航のコードシェア便）でモスクワ（ドモジェドヴォ）から成田へ。 [機内泊]
7/11 帰国

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: JAL S7航空 アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

【6月9日土曜日】
成田からモスクワのドモジェドヴォ空港へやって来ました。
JAL便ですが私はS7航空のチケットでコードシェア便に乗っています。

本当はJALで予約した方がマイルが相当貯まるので良いのですが、私が予約した時はモスクワの単純往復の価格がS7航空の2倍近かったので泣く泣くスルーしています。

結果購入した航空券はエクスペディアでS7航空の成田→モスクワ（ドモジェドヴォ）→ミュンヘンという航空券を78,000円位で購入しました。
モスクワへの単純往復よりもモスクワ経由便でミュンヘン行きにした方が総額が5千円以上安かったのでならついでにヨーロッパ旅行もしてしまおうとこの旅程にしています。
JMBのマイル加算率は25%と雀の涙ですが、成田モスクワ間はJALのサービスを受けれるJAL運航のコードシェア便なので良い選択でした。

S7航空で成田→ドモジェドヴォ→ミュンヘン（S7 4122→S7 897）だとドモジェドヴォで同日乗継が出来ないのでモスクワで入国して1泊しました。
なお、成田のチェックインカウンターでドモジェドヴォ空港での24時間以内の乗継なので荷物のスルーが出来る事をJALのチェックインカウンターで確認しましたが、モスクワでホテルに泊まるので荷物はスルーせずにドモジェドヴォで一旦ピックアップします。
翌日のドモジェドヴォ→ミュンヘンの搭乗券も成田で受け取れました。

JALのWEBサイトでコードシェア便のWEBチェックインが出来ることを知らずにWEBチェックインをしないままチェックインカウンターに行ってチェックインした時に満席で座席指定で2-4-2の中央の島の窓側でも通路側でもない席しか開いていなくて1人だと最悪の場所でした。JALはエコノミーの座席幅が広めなので体格の大きい外国人に挟まれてもそれ程窮屈ではなかったのは良かったです。

ドモジェドヴォへは定刻よりも早く到着しました。
今回の入国はワールドカップのチケット保有者がワールドカップ期間中（6月4日～7月25日）にビザの代わりになるFANIDを事前に取得して、旅行の数カ月前に郵送されて来たFANIDを使って入国しました。
入国したのが6月9日と開幕戦の6月14日よりも5日前でしたがビザ無しでもFANIDで問題なく入国出来ました。

モスクワ ドモジェドヴォ空港 (DME) 空港

この翌日にミュンヘンに移動して、1週間後にまたモスクワに戻ってくる予定で合計32日間の旅程なのでドモジェドヴォ空港で今日SIMを購入すべきか、あるいは1週間後にSIMを購入すべきか迷って結局SIMを買わずにアエロエクスプレスに乗りました。

アエロエクスプレスは普通に駅でチケットを買うと片道500RUBですが、ネットで買えば420RUBなので840RUBの往復チケットを事前購入していきました。
チケットは購入完了メールのリンク先をプリントアウトするかスマホの画面上にQRコードを表示させてドモジェドヴォ空港の改札口のバーコードリーダーにQRコードの部分を当てると改札が開きます。

今回、最初の往復分はプリントアウトして行き、1週間後にモスクワに来た時は後日空港内で買ったSIMを使って当日ネットで420RUBの片道チケットを購入し、スマホの画面にQRコードを表示させて改札を通過しました。

なお、アエロエクスプレスはフリーWIFIが使えます。WIFIを使うにはSMSを使った認証が必要ですがロシアの携帯番号が無くても日本の+81で始まる携帯番号でもSMSを受信できたのでWIFIが使えました。

パヴェレツ駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

この日はパヴェレーツキー駅から徒歩圏内のHoliday Inn Express Paveletskayaに1泊します。1泊3,500RUB強で約6,500円しました。

このホテルはパヴェレーツキー駅から徒歩10分位なのでドモジェドヴォ空港利用の1泊だけのモスクワトランジットにも最適です。

金額的にそれほど安いホテルではないですが、IHG系列のポイントを貯めていてゴールド会員になっていたのと沢山のポイントを獲得できるAccelerateプロモーションを今回の旅でいい感じにクリアできるのでこのホテルを選択しました。

ホリデイ イン エクスプレス モスクワ パヴェレツカヤ ホテル

チェックインは英語が問題なく通じました。
通された部屋は高層階でパヴェレーツキー駅の方が見える部屋で意外と眺めが良かったです。

最近出来たばかりの新しいホテルなのでホテル全体が綺麗です。
部屋はそこそこ広く、ベッドの寝心地も良くて快適に過ごせました。
WIFIは無料で速度も速く安定しています。

ホリデイ イン エクスプレス モスクワ パヴェレツカヤ ホテル

ホリデイインエクスプレスは3つ星相当のビジホなのでバスルームはシャワーのみです。
お湯は問題なく出ました。スリッパやバスローブはありません。
アメニティはプッシュ式のハンドソープやボディーソープ兼シャンプーしかないので、シャンプーやボディーソープにある程度こだわりがある人は持参した方が良いと思います。

ホリデイ イン エクスプレス モスクワ パヴェレツカヤ ホテル

ホテルに着いて荷物を置いて一休みしてからせっかくなので赤の広場まで行ってみることにしました。

モスクワは1泊だけとは言え昨年にトランジットビザで観光しているのである程度慣れています。
昨年買ったトロイカカードも使えました。一応パヴェレーツキーのメトロの駅の窓口でクレジットカードで300RUB程チャージして貰いました。
メトロの窓口の人は英語が通じませんでしたが、スマホの画面に300と入力してトロイカカードとクレジットカードを渡したら問題なく理解してくれてチャージ出来ました。

その後39番トラムでモスクワ川を渡って赤の広場に行くためノヴォクズネツカヤ駅で降りて赤の広場に徒歩で向かいます。
この辺の街並みは綺麗です。治安も問題無さそうでした。

モスクワ川にかかるボリショイ・モスクヴォレツキー橋まで来ました。
街を歩いていて感じたのは治安が非常に良くなっていたということです。

怪しい人だったり変な物乞いがいない。
綺麗にいない。
多分ワールドカップ前に一掃した感がします。
変に絡まれるリスクも無いし旅行者としては非常にありがたい事です。

共産圏の大きな国家は自国開催の国際的なビッグイベントの時に自国のイメージが下がることを極端に嫌がる感じがするので事前におそロシアを発動して大掛かりな対策をしたのだと勝手に想像しています。

モスクワの夜景は綺麗そうだったので夕方から夜にかけて外に出てみました。
この写真を撮ったのが21:25ですがまだ空は明るいです。

気温は結構肌寒くて長袖のパーカーでも寒さを感じます。
現地人は薄手のダウンジャケットだったり薄いコートを着て歩いている人が多いです。

モスクワは結構綺麗な街です。
今思えば世界中からの観光客が溢れるワールドカップの開幕前にモスクワ入りしてまだそれ程観光客が多くない時にじっくり観光出来て良かったです。

後日モスクワに来た時は赤の広場の人口密度が凄いことになっていました。

綺麗な景色です。
私はロシア語は挨拶プラスアルファ程度しか話せませんが、キリル文字は大体読めるようになったのである程度快適に旅が出来ました。

ロシアは首都のモスクワも英語通用度は低いのでロシア語が話せるかキリル文字が読めると大分楽になります。

聖ワシリイ大聖堂の近くには何やら臨時の中継施設のような物が設置されています。

聖ワシリイ大聖堂はモスクワを代表する景観ですね。

聖ワシリイ大聖堂 寺院・教会

セキュリティを抜けて赤の広場に入るとグム百貨店がライトアップされていました。

赤の広場 広場・公園

カラフルな玉ねぎ型の屋根がかわいいですね。
この日はワールドカップ開幕の5日前なのでサッカーファンらしき観光客は見かけませんでした。

聖ワシリイ大聖堂 寺院・教会

21時半でこの明るさです。
気温は15度位でしょうか。半袖だと寒いと思います。

赤の広場 広場・公園

赤の広場の半分近くが閉鎖されていました。
何やら工事中の様です。

これは後日赤の広場に来た時にワールドカップのイベントスペースになっていました。

赤の広場 広場・公園

ロシアは街並みがチェコとかの中欧や東欧に近いので、プラハの様な街並みが好きな人にはロシアは結構良さそうです。

私もそういう街並みはかなり好きなのでモスクワは結構楽しめています。
西側の国にしか行ったことがない人も非日常感が味わえると思います。

聖ワシリイ大聖堂 寺院・教会

ワールドカップを感じさせるオブジェクトがありました。

翌日ミュンヘンに飛びますが、9日後の6月18日にモスクワに戻ってくるのでワールドカップ期間中のロシアがどんな感じか非常に楽しみです。

ロシアを自由に旅行できる機会なんて滅多に無いと思うので、今回はFANIDを利用してモスクワ、サランスク、ルザエフカ、ウファ、エカテリンブルク、サマーラ、ヴォルゴグラード、サンクトペテルブルク、カザンと周る予定です。
（その後日本代表が2位でグループステージ突破を決めたので試合会場のロストフが加わりました）

21:45位になるとだんだん空も暗くなってきました。
夜景を撮影しながらホテルに戻ります。

おそロシアの夜に一人でカメラを下げて歩くとか・・・
と思うかもしれませんが、体感として非常に安全でした。警官もよく見るし、怪しい人が一掃されている感がありました。

勝手な思い込みかもしれませんが、共産主義国、しかも大国の自覚があると思われるロシアならこういう国際的なイベントで観光客が犯罪や詐欺の被害にあって自国のイメージが悪化するような事はあってはならないと考えるはずで、国家の威信やメンツにかけて観光客や試合会場の安全は確保されると思っていたので治安に関する不安感はない状態でロシアに来ました。

昨年トランジットでモスクワの街を観光してロシアの一般的なイメージ（おそロシア、治安がヤバイ的な）と現実のギャップが無かったのも良かったです。やはり百聞は一見に如かずですね。

聖ワシリイ大聖堂 寺院・教会

This is 共産主義
みたいな建物ですね。

あの建物はヴィソトカ・ナ・コテリニチェスコイ・ナベレジュノイという高層マンションです。

モスクワは渋滞が酷いようですが、これだけ広い道があっても渋滞するとかｗ
信号だったり交通システムだったり路駐だったりが酷いのでしょうか。

ロシアの車は信号がなくても歩行者が横断歩道の所にいて渡ろうとするとちゃんと止まってくれます。なので大通りを渡る時は命懸けという状況にはなりませんでした。

赤の広場の周辺は夜も綺麗でした。
橋の左右はワールドカップ仕様の赤と青の幟が沢山飾られていました。

クレムリンもライトアップされています。

旅程を決める時にモスクワでの乗継が日を跨ぐものの24時間以内なので旅費節約の為入国せずに空港で1晩過ごすか、一度入国して安いドモジェドヴォ空港近郊のホテルに泊まるかあるいはモスクワ市内のホテルに泊まるか迷った挙句モスクワ市内のホテルに泊まることを選びましたが、この綺麗な夜景を観れて本当に良かったです。

この橋を渡ってからホテルまで行きと同じようにトラムで戻りました。
一人で夕飯を食べるのに良さ気な店を探しつつ帰りましたが、高そうなレストランくらいしか見当たらなかったので夕飯は抜いてホテルで持参してきたお菓子を食べて凌ぎました。

翌朝、ホテルの朝食を食べてからチェックアウトし、パヴェレーツキー駅からアエロエクスプレスでドモジェドヴォ空港に向かい、ミュンヘン行きのS7航空の便にチェックインしました。

出国時に出国審査官にFANIDを持っているのにワールドカップの開幕前に1泊しかせずに出国することを怪しまれ中々出国させて貰えませんでしたが、最終的に旅程を見せて納得してもらい無事出国できました。

モスクワへは8日後の6月18日の夕方にS7航空のミュンヘンからの便で戻ってきます。

【6月18日月曜日】
ミュンヘンからS7航空の便でドモジェドヴォ空港に戻ってきました。
もちろん、翌日6月19日のサランスクで行われる日本対コロンビア戦の観戦の為です。

ミュンヘンの空港でS7のモスクワ行きのチェックインカウンターに着くと目の前にコロンビアサポーターがいたので話しかけてみたらとても良い感じの人達でした。
チェックインした後にS7の指定ラウンジに行ったらその人達もいたので同席させてもらい色々話して仲良くなりました。
彼らは兄弟でコロンビアの首都のボゴダから来たとの事でした。
しかもマドリードを経由して前日マドリードの空港で野宿したとの事で結構なハードスケジュールの様です。

サランスクへは無料電車で行くとの事でしたが、私の予約していた無料電車とは違う時間の電車でした。
コロンビアのサポーターがめちゃくちゃ来るらしいという情報は知っていたので聞いてみると2万人位ロシアに行くと行ってました。
コロンビアって治安が悪いイメージしか無かったのでどんな人達なんだろうと思っていましたが、ミュンヘンで出会った彼ら以外にもフレンドリーでいい感じの人が多くてかなり好印象を持ちました。

同じラウンジで日本人の夫婦の方もいたのでその人達ともちょっと話しましたが、ロシア行きではなくリバークルーズを終えて日本に帰国するための便を待っているとの事でした。

シャワーを浴びてから日本代表ユニに着替えて搭乗ゲート前に行くと、コロンビアサポーターが数人いて、更にクロアチアサポーターもいて一緒に写真を撮ったりしてロシアに着く前からワールドカップを楽しめました。ロシアに入る前からワールドカップを楽しんでいます。

最高の気分で飛行機に乗り込み、ドモジェドヴォ空港へは定刻通り20:25に到着しました。
入国審査場は各国サポーターでごった返していて通過まで1時間位かかりましたが荷物もちゃんと届いていました。

時間に余裕があればバスと地下鉄でサランスクへの無料電車が発着するカザンスキー駅に行こうと思っていましたが、空港でSIMを買ったりしたことで時間が無かったのでアエロエクスプレスでパヴェレーツキー駅まで行ってそこから地下鉄でカザンスキー駅を目指すことにしました。

空港で買ったSIMはMTSのカウンターで1ヶ月有効で通話はモスクワ近郊のみが通常料金で出来てネットはロシア全土で使える50GBのSIMを2,000RUBで買いました。
空港のmegafonのカウンターでは25GB1ヶ月有効なSIMが1,000RUBであったのでそっちでも良かったです。
正直2,000RUBは高すぎだと思ったのでこれは空港ではなく街中で買えばよかったと若干後悔しています。

購入したSIMはロシア各地でちゃんと使えました。
都市部では4Gや3Gでちょっと郊外だと2Gの電波を掴むという感じです。都市間の長距離列車での移動中は駅の近く以外は圏外でした。

ロシアを離れる前日にデータ使用量が50GBどころか5GBも使っていなかったのでテザリングだったり大容量の動画を落としたりしまくって12GB位使ったら何と容量不足でネットが使えなくなりました！！
50GBには程遠いしどういう事かと思いましたが、帰国直前でどうせ最終日は空港のフリーWIFIでも使えば良いかということでそれ程問題にはしませんでしたが、ロシアでSIMを買う時は調子に乗って使い過ぎないようにした方が良さそうです。

モスクワ ドモジェドヴォ空港 (DME) 空港

パヴェレーツキー駅で地下鉄に乗り換える所で大阪から来たガンバサポの日本人サポーターの方がいたので一緒にカザンスキー駅まで行きました。

コムソモーリスカヤ駅 駅

23:50頃にカザンスキー駅に到着です。
ロシアの地下鉄はバリアフリー化がなっていないので重い荷物があると大変です。

私の乗る予定の無料電車は1:10発とまだ余裕があります。
なので24時間営業のスーパーで水や食料を買いに行くことにしました。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

カザンスキー駅はコロンビアサポーターが非常に多く、日本人はそれ程多くはいませんでした。
この試合チケットとFANIDを持っていれば毎試合数本ある無料電車（Free Train）を利用する事が出来ました。
予約は専用サイトにアクセスして先着順なので、いい時間の電車は満席になっていたりしますが、モスクワ→サランスクとヴォルゴグラード→モスクワ、モスクワ→ロストフ（この区間はコンディショナルチケット発券後の試合前日に確保）の3区間を確保することが出来て良かったです。

各国サポーターを混載して試合会場の都市まで寝台列車で無料で連れて行ってくれるこの画期的なシステムは、サッカーファンしか乗らないので同室になった色々な国の人達と共通の話題で盛り上がれるしこのロシアワールドカップの旅をとても思い出深い物に変えることに一役買っている素敵なシステムでした。
これは国土が広く高速鉄道が整備されていないロシアならではの良さだったと思います。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

カザンスキー駅の外観です。
駅構内は人でごった返していたので、ある程度落ち着ける駅の外にも日本人サポーターが何人かいました。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

【6月19日火曜日】
カザンスキー駅駅前で写真を撮っていたら日付が変わっていました。
これからカザンスキー駅の隣のクラスノセリスカヤ駅前にある24時間営業のスーパーまで買い出しに行ってきました。

深夜の時間帯ですが、大通りを歩いているだけだったので特に怖い雰囲気も無く普通に歩いてスーパーに行って買い物して戻ってこれました。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

カザンスキー駅に戻るとホームに入れるようになっていました。
早速目的の電車に乗り込みます。
この電車は1:10発でサランスク到着が11:10と10時間の寝台列車での移動になります。

電車の各車両の入り口にロシア鉄道の車掌さんがいるので、自分の車両の車掌にパスポートとFANIDと試合のチケットを見せて電車内に乗り込みます。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

電車に乗ると冷房が全く効いてなくて暑いです。
無料電車は2等寝台の車両のようで1つのコンパートメントにベッドが上段と下段に2台ずつあって1室に4人が乗ります。

この車両はエアコンあり、コンパートメント内にコンセント無し、トイレは線路に垂れ流すタイプ（バイオトイレじゃない）で外れの部類でした。
大きなスーツケースを持っての移動だったので荷物の収納が心配でしたが、座席下にスーツケースが入るスペースがあって問題なかったです。

同室になったのは日本人男性の私と日本人女性とコロンビア人男性2名でコロンビア人2人は酒を持ち込んで通路や他の仲間がいる別のコンパートメントで朝3時位まで騒いでいましたｗ

暑かった車内も電車が走りだすと冷房が効いて来ました。
今回は下段で寝たので温度的にも丁度良かったです。
上段だと冷気がモロに当たるので寒いです。

私ともう一人の日本人女性はさっさと寝たかったのでベッドメイクを済ませて先に寝ました。
この時間帯だから普通に寝て翌朝起きて電車を降りてスタジアムに行こうと言う感じでしたが、コロンビアサポーターは朝まで盛り上がっている勢いで素直に凄いなと思いましたｗ

電車は定刻通りサランスクに到着してスタジアムへと向かいます。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

【6月30日土曜日】
6月28日のヴォルゴグラードでの試合後、28日の23:50ヴォルゴグラード発30日の0:29着の無料電車でパヴェレーツキー駅に戻ってきました。
実に24時間以上の電車移動です。
この時は同室がイタリア人男性とポーランド人のおじさんと私の3人でした。
ポーランド戦の試合の日本代表の時間稼ぎについてどう思うよとか聞かれたり、色々話せてとても楽しかったです。

私個人としてはあの時間稼ぎに関しては結果的には良い選択だったけど決して褒められるプレーじゃないと思っています。もしセネガルがコロンビアに追いついたらどうするんだよ。自分達で1点もぎ取ってドローで終えるような戦いをして欲しかったというのが本音。
グループリーグ突破は非常に嬉しいですが、何か心にモヤモヤが残る、そんな感じです。
あと、この試合を見に来た日本人とポーランド人以外の人達にはラスト10分のあんな醜態を見せて本当に気の毒だと思いました。ただでさえ高いチケット代と旅費を払ってこの試合を見に来た人には日本人としてとても申し訳ない気分でした。

特にヴォルゴグラードへの移動でサマーラから有料電車の2等寝台に乗って来た時に同室だったロシア人家族はノヴォシビルスクからサマーラにロシア代表の試合を見に来て、その後ヴォルゴグラードの日本対ポーランドを見てボルガ川で泳いで次はロストフのラウンド16を見て最後にソチに行って黒海で泳ぐというバケーションで来たと言ってたので彼らに酷い試合を見せてしまって申し訳ないなと思ってしまいました。
まあ、結果的にはロストフでの日本対ベルギーの試合が今大会のベストゲームと言える位熱い試合となったので良かったです。

同室のイタリア人は結果的に勝ち抜けたから日本に取っては良いけどセネガルが1点取って追いついたらどうするんだよ、マジクソだなみたいな感想でした。
俺はベルギーを応援するけど、3-0の所を3-1位になれば良いねｗｗと言ってましたｗ
まあ日本人以外の人があの試合を見て日本代表を応援しようと思う奇特な人は少ないでしょう。

サッカーの話題だったり、旅行の話題だったり、ロシアについて語り合ったりととても密度の濃い話が出来てとても良い思い出になった移動でした。

定刻通り0:30位にパヴェレーツキーに到着した後は終電を逃す前にホテルまで行かないと行けないので急いで無料電車を降りて地下鉄駅に入り、途中ノヴォクズネツカヤ駅で乗り換えてホテルのあるTeply Stan駅まで無事行けました。

泊まったホテルはモスクワ郊外のTeply Stan駅近くにあるプリンスパークホテルです。
ここは旅行中にイタリアにいた頃良いホテルがないか検索していたら1泊6千円台で見つけて予約したホテルです。
ホテルを予約した後にヴォルゴグラードからモスクワへの無料電車も空きがあったので抑えました。

6月28日から7月4日の期間は旅程を確定せずに旅立ったので最初は代表がグループステージで敗退したらサンクトペテルブルクに電車なり飛行機なりで移動してサンクトペテルブルクの滞在を伸ばそうと思っていましたが、もし予選を突破したらモスクワにいればグループリーグを首位で通過した場合モスクワでの試合になるので楽なのと、2位通過でロストフの試合になってもモスクワからなら遠いけど電車での移動はしやすいし、予選敗退でヴォルゴグラードからサンクトペテルブルクに移動するにしても途中のモスクワで2泊するのは悪くないと思いモスクワで2泊する事にしました。

結果的には2位通過でロストフで試合をする羽目になったので移動の楽さだけならヴォルゴグラードからロストフに行けば電車で半日位ですが、ヴォルゴグラード→モスクワ→ロストフと片道24時間が2回と超大回りする事になってしまいましたｗ

泊まったこのホテルの部屋はシングルルームでベッドの寝心地は良かったです。

机やテレビもあります。
部屋に大きめのテレビがあると部屋でのワールドカップ観戦が捗りました。
無料の水がありましたが、その水で薬を飲もうとした時にガス入りな事に気づいて焦りましたｗ

WIFIは無料で高速かつ安定していました。
このホテルは中国人の団体客御用達のようでしたが、意外にも部屋の状態も良いし朝食は超大型ホテルらしく広大なレストランでビュッフェの種類豊富で味もそこそこ美味しくて期待以上でした。

欠点は立地が悪い事と、エレベーターの数が少ないのでエレベーター待ちが度々発生する事とフロントスタッフの仕事が遅くて並んでいると待ち時間があることでした。

バスルームはシャワーブースのみですがお湯はちゃんと出ました。
トイレに紙は流せます。
アメニティ類はミニボトルのシャンプー、ボディーソープや歯ブラシなんかもあり、4つ星ホテルだけありそれなりに充実していました。
スリッパもあります。

昨日は25時過ぎにチェックインして寝たのは3時とか4時でした。
9時位に起きて朝食を食べてからモスクワ市内に向かいます。

写真はプリンスパークホテルの入り口です。
中国人団体客御用達の大型ホテルなので予約時はぶっちゃけ全然期待していませんでしたが、期待を良い意味で裏切られました。

もしモスクワのホテル事情が通常時ならばこのホテルを選ぶことは無いと思いますが、ワールドカップ期間中に朝食付きで1泊7千円未満という価格を考えれば良い選択でした。

Teply Stanの周辺は地名に「スタン」が付くだけあって中央アジア系の人が多い様です。
警官もモスクワの中心部と比べると少ないしぶっちゃけ治安は良くなさそうでした。

まあ昼間は大丈夫でしょうが、夜はあまり出歩きたくない感じです。

地下鉄でモスクワ市内までやって来ました。

この日の最大の目的は7月2日にロストフで行われる日本対ベルギーのチケットを引き換えることです。

予選の3試合のチケットは5月末に日本の自宅に郵送で来ましたが、私の取ったラウンド16のチケットはコンディショナルサポーターチケット（CST）なので予選の3試合が終わった後じゃないと発券出来ないのです。
ロストフへの無料電車もチケットの予約番号では予約時に弾かれるので予約できませんでした。

翌日のモスクワからロストフ間の移動も手配しないといけないのですが、モスクワからロストフへの有料列車もありますが安い車両でも片道5千円はする感じで出来れば無料電車で済ませたい事もあり朝一でFIFAのチケッティングセンターに行ってチケットを引き取ってみてから無料電車の予約も入れたいと思います。

モスクワのFIFAチケッティングセンターは地下鉄5号線のドブリニンスカヤ駅の近くにあるので、地下鉄6号線でTeply Stanからドブリニンスカヤ駅の隣のオクチャブリスカヤ駅で降りて徒歩でチケッティングセンターへと向かいます。

とりあえずレーニン像が近くにあったので写真を撮ってみました。

反対側はビル群が見えます。

10分位歩くと各国のサポーターが集まる場所に着きました。
ここがチケッティングセンターです。

チケッティングセンターの外では各国のファン同士でチケットの売買も行われていました。
どうしても試合のチケットを手に入れたければここに来れば何とかなりそうな雰囲気でした。

列に並んでチケッティングセンターの中に入ります。
事前にコンディショナルチケットの発券方法はどうすれば良いかの詳細な情報が特にFIFAのサイトにも詳しいことが無かったのでとりあえずチケッティングセンターのカウンターで自分の予約番号とカードやFANIDを渡せば良いのかなと思っていましたが、実際その通りでカウンターにたどり着くまで20分位は並びましたが自分の番になったらあっさり発券できました。

これが発券した日本対ベルギーのチケットです。
ちゃんとした厚紙でホログラムも入っていて良い記念になりますね。
日本のプレイガイドが発券する単なる紙のチケットとは一線を画しています。

チケットが無事発券出来たので次は試合会場への移動を手配する必要があります。
FIFAチケッティングセンターの外で無料電車を手配しようとスマホから操作しましたが、予約番号では予約出来なかったので思い切ってFIFAチケッティングセンターから徒歩圏内のパヴェレーツキー駅に来ました。

ここには無料電車のサービスカウンターがあるのでここで何とかしてもらうつもりです。
実際に駅内に入ってサービスカウンターで翌日のモスクワからロストフへの電車を予約して貰いました。

自分のスマホから予約できなかった原因はチケット番号ではなく予約番号で予約を入れようとしていたからでした。
サービスカウンターの人がタブレットでサクッと予約してもらい、その画面を自分のスマホで撮影して無事予約完了です。

ロストフのホテルはヴォルゴグラードでのポーランド戦後にサクッと予約していたので後はロストフからサンクトペテルブルクへの移動方法を後でホテルで予約するだけです。
ラウンド16の試合は宿も移動手段も全て現地で自分で手配と中々の難易度ですが、無事全て上手く行きそうです。
今やホテルも航空券も電車もネットでサクサク予約出来る時代なのでその恩恵を最大限受けています。

パヴェレツ駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

明後日の試合と明日の移動手段を手配し終えたのでとりあえずパヴェレーツキー駅から地下鉄で赤の広場へと行ってみました。

赤の広場はワールドカップ期間中なので案の定観光客でごった返しています。
南米系のサポーターが特に多く、中国人団体客も沢山いました。

ヴァスクレセンスキー門 現代・近代建築

赤の広場は去年来た時も観光客でごった返していて、中国人団体客が無限湧きしてきた印象でしたが、今年はそれ以上の混み具合でした。

クレムリンは絶対混んでいてチケットを買うのに超並ぶことになるのが見えているので今年はパスです。クレムリンは去年行っておいて良かった。

赤の広場 広場・公園

教会も無料なので気軽に入れますが、ガチな荘厳な雰囲気で熱心な信者の方々ばかりなので写真を撮るのも躊躇われます。

カザンの聖母聖堂 寺院・教会

ワールドカップ開幕前に工事をしていた場所はイベントスペースになっていました。
各国のファンがフットサルをしていたりしています。

それにしてもやたらコロンビアサポーターを見ます。
今まで行ったロシアの街でコロンビアサポーターを見なかったのは唯一ワールドカップ開催都市ではないウファだけでした。

赤の広場 広場・公園

赤の広場はまさにイベントスペースという感じで活気がありました。

赤の広場 広場・公園

仕切られて入れないエリアもありました。

赤の広場 広場・公園

聖ワシリイ大聖堂の中に入ろうかと思いましたが、文字通り長蛇の列だったので諦めます。

聖ワシリイ大聖堂 寺院・教会

去年モスクワで1泊しているのと、3週間前にもトランジットでモスクワで1泊しているので大体の観光地は制覇してしまいました。

モスクワ川の橋まで歩いてきました。

モスクワ川の景色です。

橋の反対側に回りこみクレムリン側に行ってみました。
天候が急激に崩れています。

次はどこに行こうかと考えてみましたが、正面やや左に見えるモスクワ川沿いの金色の屋根の大きな教会に行ってなかったことを思い出しました。

この日はもう歩き疲れているのであの教会まで歩かずに路線バスを使うことにしました。

路線バスで1駅、トロイカカードで運賃を支払って救世主ハリストス大聖堂の目の前まで来ました。
グーグルマップで見る限り間に1箇所バス停があったっぽいですが、ワールドカップ期間中だからかはわかりませんでしたがそこはスルーでした。

これはパッと見ですが結構凄そうな教会です。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

アレクサンドル2世の銅像がありました。
キリル文字でしか書いていませんが、事前にキリル文字の読み方は多少勉強していったのと、2週間近くロシアにいるとキリル文字位は読めるようになってきます。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

この写真を撮ったくらいに雨が降りだしてきました。
教会への入り口は上に上がらないと無いので移動します。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

正面に回り込んだ頃には大粒の雨が降ってきています。
急いで入り口まで向かいます。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

救世主ハリストス大聖堂の中に入りました。

教会へと入って上を見た瞬間、ここは凄い教会で来て良かったと思いました。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

内装が凄いです。一見の価値あり。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

綺麗な内装です。
モスクワって結構見所もあるし日本からビザ無しで行けるようになれば穴場だと思います。
ロシアは物価が安いし、ご飯も美味しいので実際に訪れてみるとロシアという国に抱いていたあまり良くないイメージとは違いとても好印象でした。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

この教会は地下に降りる階段があったのでとりあえず降りてみたら地下も結構凄いです。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

階段で地下に降りる時、もし階段を降りてトイレくらいしか無かったら完全なる無駄足でまた階段を上がって戻るのが嫌だなと思いながら降りましたが、ちゃんと見応えがあって良かったです。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

地下も幻想的な空間でした。
階段を降りて良かったです。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

1階に戻って写真を撮ってから外へと出ました。
モスクワに来たならこの教会は必見でしょう。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

雨が弱くなって来ていたので近くの地下鉄駅へと向かいます。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

教会からクレムリンの方を撮ってみました。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

地下鉄駅の方から見た教会です。
地下鉄駅前にワールドカップのボランティアスタッフがいたのでモスクワのファンフェスト会場への行き方を聞くと、なんとこの日はファンフェストがクローズしているとの事。

雨の影響でしょうか。

救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑

地下鉄1号線のクロポトキンスカヤ駅からFAN FESTの最寄り駅のヴォロビヨーヴィ・ゴーリ駅まで地下鉄で移動してきました。

ヴォロビヨーヴィ・ゴーリ駅に着くとロシア語と英語のアナウンスで今日のファンフェストはクローズだとひたすら繰り返していましたが、ファンフェスト会場の雀が丘にはまだ来たことが無かったので雀が丘からの景色目当てに歩きました。

ファンフェスト会場まで山道を歩いてきましたが、やはり閉まっていて閑散としています。
この時まさにフランス対アルゼンチンの試合中だったのでファンフェストが開いていれば試合を見たのですが残念です。

とりあえず雨は上がっていたので写真を撮ります。

こんな建物もありました。
中はテレビ局のスタジオみたいでした。

モスクワのルジニキ・スタジアムが見えます。
ここで翌日ロシア対スペインの試合が行われます。

雀が丘の公園を歩いてみました。
雨が降った後で少々肌寒いです。

雀が丘からレニンスキー駅前まで路線バスと徒歩で来ました。
レニンスキー駅近くにあるガガーリンのモニュメントです。

本当の目的はガガーリンのモニュメントを見るためではなく、アシャンでお土産を買いこむことでした。
レニンスキー駅もホテルの最寄りのTeply Stan駅も同じ6号線なので帰りやすかったのもあります。

昨年もここに来ているのでここに来るのは実に2回目です。
美味しかったはちみつやら1袋20RUB位で買えるクノールのインスタントボルシチやらを大量に買い込んでホテルへと戻りました。

ホテルに戻ってからはロストフの試合後のロストフからサンクトペテルブルクへの移動方法をネットで色々調べて、深夜発ではあるもののロストフからサンクトペテルブルクへの直行便がアエロフロートのコードシェア便で1万2千円で残り2席とあったのでそれを予約しました。

色々調べていて時間がかかり、夕飯は23時過ぎにホテル近くのマックでテイクアウトしてホテルで済ませましたが深夜のテプリースタン駅周辺はちょっと怖かったです。

【7月1日日曜日】
ホテルの朝食を食べた後チェックアウトです。
朝食ビュッフェは種類豊富で朝食会場も巨大だったので宿泊客が多くても席がないとか料理が無いとかも無く美味しかったです。

通常のチェックアウト時間は12時ですが、レセプションで交渉して14時まで延ばしてもらいました。
この日はカザンスキー駅19:50発のロストフ行きの無料電車に乗ってモスクワを離れます。

ホテルをチェックアウトして荷物は預けずにカザンスキー駅を目指します。

本当はホテルに荷物を預けて出発まで観光したいところではありますが、もう一通りモスクワの観光地を見たのと、ホテルがモスクワの中心部から遠いのでモスクワの中心部からホテルに荷物を取りに行って戻るだけで2時間近く費やしてしまうこともあり荷物を持っての移動です。

この写真は途中のプロスペクトミーラ駅です。
モスクワの地下鉄駅は綺麗です。

プロスペクト ミーラ駅 駅

こちらはカザンスキー駅最寄りのコムソモーリスカヤ駅です。

コムソモーリスカヤ駅 駅

コムソモーリスカヤ駅の地上に出て、カザンスキー駅はどこだろうとスマホを見たりしていたら何やら私を見てくる怪しい人がいたので距離を取りつつカザンスキー駅の方へ地下道を通ろうとしたらその人が「なにか困ったことが無いか」と話しかけて来たのでカザンスキー駅に行きたいと言ったら道を教えてくれたので怪しい人じゃなくて単なる親切な人でした。

このワールドカップの旅で感じたのはロシアの人はとても親切でした。
ヴォルゴグラードからモスクワまでの無料電車でイタリア人とポーランド人の人もロシア人は親切だねと言っていてそれに関しては完全に同意でした。
ポーランドの人はロシア人は親切だけど、ロシアという国は油断できないと言っていました。

コムソモーリスカヤ駅 駅

カザンスキー駅には15時前に着いてすることもなく駅をうろついて休憩所でスマホをいじりながら19:50発の電車を待っていました。

この日は17時からロシア対スペインの試合があったので、カザンスキー駅2階の休憩所のテレビでロシア対スペインの試合が見れたので暇つぶしにはなりました。

後半途中で席を立ち、夕飯を食べるために駅構内のフードコートへ。
フードコートで注文してどこか空席があるか探していたらメキシコ人サポーターがこっち来なよと呼んでいたので相席しました。

そのメキシコ人サポーターは「Honda！」と言っていたので本田圭佑の事知ってるのと聞くと彼らはパチューカサポーターとの事。
本田にはこのままパチューカに残ってプレーして欲しいと本気で言ってました。
パチューカの事知ってると聞かれたので本田選手が所属しているので日本では有名だよと言うと喜んでいました。

私はレッズサポで去年レッズもパチューカも出場したクラブワールドカップを現地で見たので彼らとの話題にも困らず色々なことを聞いたり聞かれたりしました。
去年クラブワールドカップに来たパチューカサポーターの数がとても少なかったけど何で？と聞いたら、メキシコ人はそんなに豊かじゃないから、クラブワールドカップとこのロシアワールドカップの2択でロシアのワールドカップを選んだと言ってました。
そしてこのメキシコ人3人は家族でロシアに来たとの事で、年齢を聞くと上が20台前半と17歳、15歳と高校生もいて驚きました。高校生の時にワールドカップを観に海外まで行くとかマジ凄いなと思います。とても良い経験になるでしょう。
しかもこの子達の父親が2002年のワールドカップの時に来日していて大分と広島と後どこかに行ったとも言ってました。

そんなこんなで結構仲良くなって最終的にパチューカのレプリカユニフォームを貰いました。
それも彼らの直筆メッセージ入りで。

一生の宝物です。

私もレッズのレプリカ位持っていけば良かったと本気で後悔しました。せっかくなので彼らとユニフォームを交換したかった。
もしレッズのレプリカがあれば2017年のCWCの出場クラブチームのサポ同士でユニフォーム交換が出来たのにｗ

彼らと話しながらご飯を食べている内に電車の出発時間が近づいて来たのでお別れです。
彼らは21時過ぎの無料電車でサマーラに行くので、メキシコの勝利を願いつつ彼らと別れました。

ワールドカップはこういったサッカーファン同士の突発的な交流が結構あったので超楽しかったです。
一人旅でしたが、一人なので結構話しかけられることが多く退屈しません。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

ロストフ・ナ・ドヌ行きの無料列車です。
乗車時はFANID、パスポート、試合のチケットが必要で自分が乗る車両の車掌さんに見せてから乗り込みます。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

無料電車を予約した時は空席が殆ど無くて一番良い時間の無料電車は既に満席で、私が予約できたのはモスクワからロストフまで21時間40分かかってキックオフ5時間前にロストフに到着する無料電車の1席で、この電車も昨日の夜には満席になっていました。

さて今度はどんな人達と一緒になるのだろうかとドキドキしていましたが、何と電車が発車しても誰も来なかったので2等の4人席の寝台を1人で占有です。
しかもエアコンと電源もある車両だったのでロストフまでは至極快適な移動となりました。

この後ロストフで日本対ベルギーの試合を見た後、ロストフからサンクトペテルブルクへ飛行機で移動し、サンクトペテルブルクを観光した後はカザンに飛行機で移動してカザンを観光した後、7月10日にカザンからドモジェドヴォ経由で成田へと戻ります。

カザン駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

【7月10日火曜日】
S7航空の国内線でカザンからドモジェドヴォまで戻ってきました。
乗継での荷物の盗難が心配だったのと、カザン→モスクワとモスクワ→成田の航空券は別切りで発見していたので荷物をスルーせずにドモジェドヴォで一旦受け取りました。

乗継時間が5時間ほどあってコードシェア便を運行するJALのカウンターが空くまでドモジェドヴォ空港内で時間を潰してからチェックインしてS7のラウンジへ。
S7のラウンジは軽食が食べられます。ブリヌイやサラダなんかがあり、ソフトドリンクは無料ですがアルコール類は有料でした。
シャワーを浴びようと思いましたが、カウンターで聞いてみるとタオル類が入ったアメニティキットが有料で1,000RUBと高かったのでシャワーは浴びずにラウンジを出て日本行きのJAL便に乗り込みました。

今回はワールドカップ観戦のついでに普段中々自由に旅行することが出来ないロシア各地を周って観光しようかという感じで決めた旅行ですが、超楽しかったです。
サッカーファンなら死ぬまでに1度はワールドカップを生で観るべきです！！
特にサッカー好きで旅好きな人なら間違いなく楽しめます。
私はナショナルチーム（日本代表）よりJリーグのクラブチームの方が遥かに好きですが、ワールドカップはまさに「世界最大のお祭り」という感じで非常に楽しめました。

ワールドカップを1試合だけ見るならどの試合が良いかと聞かれたら断然グループリーグの初戦です。いよいよワールドカップが始まる！という感じでテンションも高いし相手国のサッカーファンとも交流しやすいです。
逆にグループリーグ3戦目は既に予選突破or敗退が決まっていた場合テンションが下がるのでおすすめしません。
対戦国の地域別なら南米や中米のチームとやる時に行くとサッカーに人生を賭けている熱いサッカーファンと触れ合える事が多いので結構楽しいと思います。

ロシア人だけでなく各国のサッカーファンとも触れ合えたし、特に今回のワールドカップは観戦チケットを持つ人が予約できるFree Trainの存在も大きく、長時間の移動中に乗り合わせた各国のサポーターとも色々な事を話してとても良い思い出になりました。これは国土が広く移動に時間がかかるロシア開催ならではの事だと思います。

閉鎖的なイメージのロシアの人達も実際はとてもフレンドリーで困っている時には助けられたし、電車移動の時に一緒になったロシア人達もとても感じの良い人ばかりで本当に良かったです。
4週間近くロシアにいましたが、おそロシア体験は全く無く良い思い出ばかりでした。

ただ、ロストフでのベルギー戦は非常に悔しかったです。あの試合は勝てた。残念すぎる。
あの試合は本当に良い試合で今大会のベストゲームの内の1つを見れたのは非常に幸運だったし、選手や監督たちには「ありがとう」以外にかける言葉はありませんが、日本がこれからもっと強くなるためにはあの試合を「よく頑張った」「感動をありがとう」で終わらせずに何故負けたかの検証をして次に活かさないとダメだとも思いました。

レッズサポの一人としてロシアワールドカップを見に行きましたが、結果的には元気のゴールも目の前で見れたし、今大会で代表を引退する長谷部の最後の勇姿も見れたし、槙野は1試合だけの出場で遠藤は出番なしでしたが純粋にとても楽しめました。

1ヶ月ロシア、イタリア、ドイツ、オーストリアと周りかかった費用は40万円位でした。
航空券から試合のチケット、ホテル代、食費、お土産代等全て込です。
ワールドカップ期間中にホステルに1泊もせずに全てプライベートバストイレ付きの宿で40万円を切る事が出来ました。

40万円の出費は安いものではありませんが、それを大きく上回る満足感と一生モノの思い出を得られたかけがえのない素晴らしい旅になりました。
南米の人達が借金をして車や家を売ってまでワールドカップを見に来る気持ちが理解できた気がします。

S7ビジネスラウンジ (ドモジェードボ空港) 空港ラウンジ