ファーストクラスでGWのイギリス・ベネルクス・ドイツ 11（フランクフルト～羽田）

2018/05/13 - 2018/05/14

GW欧州旅行4年目はベネルクス周辺へ。イギリス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツの5か国を廻ります。ドイツは9年ぶり3回目、他は初めて。
初めはアムステルダムINニースOUTの航空券を買うつもりで燃油が安くなる8月を待っていましたが、ふとマイルが結構貯まってるし特典航空券のFクラスいけるんじゃないの？と思い付く。調べてみたら5/3発ロンドン行きに奇跡的に空席が！往復Fに乗れるだけのマイルは無かったので、貯めてからの変更を狙って、ANAのFが飛んでいるフランクフルトを復路に設定して速攻予約。135,000マイル＋諸税20,850円。
結局復路に空きは出なかったので、往路ファースト復路ビジネスで行ってきます。

5/03（木）羽田→ロンドン（Fクラス）
5/04（金）ロンドン
5/05（土）ロンドン→ハーリッジ→フック・ファン・ホランドへ
5/06（日）フック・ファン・ホランド→アムステルダム
5/07（月）アムステルダム→キューケンホフ→アムステルダム
5/08（火）アムステルダム→アントワープ
5/09（水）アントワープ→ゲント→ブリュッセル
5/10（木）ブリュッセル→ブルージュ→ブリュッセル
5/11（金）ブリュッセル→ルクセンブルク
5/12（土）ルクセンブルク→フランクフルト
5/13（日）フランクフルト→羽田へ（Cクラス）
5/14（月）羽田

今回は大好きな夜行列車移動を組み込めないルートなので、代わりにイギリス→オランダを夜行フェリーで移動します。
・STENA LINE（89GBP＝13,852円）…トイレ・シャワー付きの個室＋ロンドン～アムステルダムの鉄道チケット

その他 事前予約したチケット
・キューケンホフコンビチケット（29.50EUR=3,925円）…入場券＋アムステルダム市内～スキポール空港～公園の往復バス
・FLIX BUS（13.90GBP=2,125円）…ルクセンブルク中央駅→フランクフルト中央駅

ヨーロッパは30か国以上行っていますが、西欧は初めてです。さぞかし物価が高いんだろうなあとビビりつつ、なるべくケチり過ぎないようにしようと決意しながら行ってきました。

エリア フランクフルト(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

7時に起き、のんびりネットしてから支度。今朝の天気は珍しく曇り。午後は雷雨になるようですが、私はその頃には羽田行きの機中です。朝だというのに暑く、21度もあるようだ。既に半袖で大丈夫な感じ。

ホテルの向かいのロスマンにあったかは定かじゃないけど、今旅あちこちのスーパーで空のペットボトルを払い戻す機械を見ていたので、8時のオープンに合わせて行ってみました。ってレシートに書いてある開業時間が8時なのに開いてないじゃん。店の前で毛布に包まって寝てる人がいるし。
今旅で廻った町は基本どこもそうでしたが、ルクセンブルクとフランクフルトは特に路上生活者が多かったです。路上で寝ている人をこんなに見るのはインド以来。頭からつま先まですっぽり毛布を被っているのも同じ。

8:40頃チェックアウト。チェックアウト時に市税を払うのは分かっていたけど、フロントの男性スタッフがボソボソ喋るからよく分からん。物乞いのように2EUR（約266円）を請求してくるけど、それは市税なんだよね？！

この頃には綺麗に晴れていました。最後まで天気に恵まれたなあ。今旅で丸々1本日焼け止めを使い切りました。
空のペットボトルを持って外に出ましたが、相変わらずロスマンは開いていません。…ああ、日曜だから営業してないのか。ペットボトルはそのまま路上のゴミ箱へ。

マインハッタンの写真が綺麗なHOP ON HOP OFFバス。

券売機で空港までの切符4.90EUR（650円）を買い、時刻表を確認して21番ホームへ。

9:01発のS9でフランクフルト国際空港へ。

Sバーン（都市近郊電車）で空港までたったの10分なのに、4.90EURは高すぎ。検札が無いのも悔しい。

羽田行きの便までまだ時間があるので、フライトスケジュールにチェックインカウンターが表示されませんが、歩いてANAのカウンターを発見し荷物を預けました。キャリーは9kg、軽っ！でも割とパンパン。
セキュリティチェックは厳重め。両手を挙げて全身をスキャンし、へその辺りに反応が出たのでジーンズと腹の間に手を突っ込まれてボディチェック。さらに靴を脱がされ（靴に反応出たっけ？私のスニーカー金具とか無いんだけど）、椅子に座って両足をチェック。すぐに解放されたけど靴はそのままベルトコンベアに回され、裸足で立ち尽くして待つ羽目に。
これだけ厳しいチェックの後で、バッグの中に空のペットボトルがそのまま入っていたことに気が付きました。成田でも1回あったけど、空なら気にしないのか。まあそりゃそうか、液体物じゃないんだし。

イミグレを通ってビジネスラウンジへ。ゲートや免税店がある通路のど真ん中に受付があって、そこからエレベーターか階段でラウンジがあるフロアに上がります。エレベーターに乗ったら日本語のアナウンスが流れてびっくり！

朝なので朝食メニューが置かれていました。

ハリボーが食べ放題なのは流石ドイツ。空港だからか、飛行機の形のグミでした。プレッツェル型などのクラッカーと、豆菓子も。

食事メニューは少ないけど、LAVAZZAのコーヒーサーバーがあるのが嬉しい。今旅ずっと飲みたかったラテマキアートが飲み放題。

朝食付きの宿は最初のロンドンだけだったので、朝食らしい朝食が久しぶり。愛しのカイザーゼンメル！半分に割って1つにはバターとジャム、もう1つにはバターと蜂蜜を挟んで頂きました。はー最高、このパカパカした食感が堪らない。余った蜂蜜はラテに入れてハニーラテに。極楽。

フランクフルト国際空港はセネターラウンジ（もう1ランク上）が評判良いらしいですが、ここも十分快適です。

デザート代わりにココアとクッキー。ネットを使いながらのんびり寛ぎました。

11時を過ぎたらランチメニューに入れ替わり。お腹一杯なのでヴルストは諦めるけど、グヤーシュとプリンを頂きます。それとカプチーノ。リンゴは私のじゃなくてインテリア。
グヤーシュはパプリカが効いていてスパイシー、プリンは滑らかで甘さ控えめでうま！

12:10発羽田行き、私の席はバルクヘッドの7A。

スタッガードシートなので関係無いですかね。エコノミーのバルクヘッドと違って、力ずくでモニターを引っ張り出す必要も無いし。

アメニティ、ヘッドホン、スリッパ。

長距離便のビジネスクラスに乗るのは初めてです。アメニティが入っているのはいつもの巾着ではなく、ニールズヤードのポーチ。耳栓、アイマスク、歯ブラシの他に化粧水、ハンドクリーム、リップクリームが入っていました。

ウェルカムドリンクのオレンジジュース。

前回スタッガードシートに乗った時は夜便だったので、設備をちゃんと見ていなかったらしく色々目新しい。脇テーブル奥の小物入れとか。
とりあえず置き場のない靴ベラを入れておきました。

滑走路が渋滞しているとかで一向に機体が動かず、結局離陸したのは13時頃でした。到着は20分遅れになるそう。帰国日の月曜に仕事を入れなくて良かった。

マイン川かな。

全く覚えてないけど、私は洋食を事前予約していたらしい。CAさんに和食に変更できないか確認して貰いましたが、ぴったり積み込んでいるので不可だそう。数か月前だか数週間前の私よ、日本にいる時にメニューを見て洋食に惹かれるのはよく分かるんだけど、帰国時は絶対和食に飢えてるんだって。

アミューズ
・エメンタールチーズの生ハム巻き
・2種のオリーブとドライトマト
・フォアグラテリーヌのアーモンドボール

ドリンクはいつもの冷緑茶。全く食べ慣れてないからフォアグラの味がよく分からないけど、アーモンドボールはまろやかな柔らかいチーズみたいで美味しかったです。

アペタイザーとスープ
・スモークサーモンのリエットロール　ライムとタイムの香るチキンブレスト
・コーンスープ

ドリンクはほうじ茶。全体的に美味しい。

メインディッシュは3種から
・チキンのソテー　黒ビールソース
・鱈のローストとムール貝　レモンカレーソース
・きのことコンキリエのグラタン　トマトソース

チキンを選択。主食はブレッドではなく御飯、味噌汁、香の物に変更して貰いました。久しぶりのご飯、硬めの炊き上がりでうまっ！味噌汁は赤だしでなめこと豆腐。漬物my love。
メインそっちのけの感想でしたが、チキンも美味しかったです。肉料理とご飯の組み合わせって最強よね。とろりとしたポテトサラダも添えられていました。

デザート
・抹茶と黒胡麻のケーキ
・マンゴークリームケーキ

マンゴーを選択。

ミルクティーで締め。

チョコレートは付かないのかなあと思った矢先に運ばれてきました。

食事をしながら「リメンバー・ミー」を観て号泣。スタッガードシートで良かったと思いましたが、食事を運んでくれるCAさんからは丸見えなのだった。
その後に観た「SING」はいまいち。「こうなるんだろうな」と思ったことが全部的中するような展開でした。ストーリーより歌とショーを楽しむ映画なんでしょう。

シートをフルフラットにして休み、5時間後に起きて軽食。ドリンクは香るかぼすと、ANAオリジナルコーヒー 大空と大地のつむぎ ～Pour Over The Sky～。

・チキンカツレツのバゲットサンドイッチ
・茅乃舎　野菜だしスープ
・ハーゲンダッツ　バニラ

コーヒーが全く口に合わず、衝撃を受けました。

貧乏性なのでまだいく。ミックスナッツと冷緑茶。

それから僅か1時間後に、到着前の朝食。いい加減にしろ私。

和食
・蟹とほうれん草のお浸し
・鱈幽玄焼き
・野菜煮
・白御飯、味噌汁、香の物

食べ過ぎて気持ち悪い。

そろそろ着陸とのことで外を見たら、なんかいつもの景色と違う。そうだ、今回は成田じゃなくて羽田着なんだ！昨夜の雨で塵が一掃されたらしい東京上空は、溜め息の出る美しさでした。

朝の7時頃に羽田に到着。羽田空港はアライバルラウンジが無い代わりに、到着ロビーにあるTIATシャワールームが利用できるということを事前に調べていました。しかし行ってみたら私の前に21人、75分待ち！諦めてすごすごと帰宅。どんなクラスに乗っても、帰りの電車ではいつでもズタボロの屍のようになっているのだった。

今回の旅は長すぎず短すぎず、早く帰りたいとももっと居たいともならずに丁度良かった。珍しく手荒れもしませんでした。持って行ったユースキン（ハンドクリーム）が良かったのかも。毎日毎日よく晴れて暑く、日に当たりたくない私からすると恵まれているのかいないのかよく分からない日々でしたが、お陰で毎日絶景が拝めました。毎日何万歩も歩きまくって疲れたけど楽しかったです。旅行記を書いているうちに、またすぐにでも行きたくなりました。
ここまで読んで下さってありがとうございました。