菜の花畑と新緑に輝くポーランドの世界遺産を巡る8日間【9】5日目：ヴィエリチカ岩塩坑

2018/04/30 - 2018/04/30

ポーランド８日間のツアーに参加しました。
今回は、スペイン旅行から久方ぶりに友人夫妻と一緒の
海外旅行でテンションが上がります！
しかも、なんと参加者は１２名！ラッキー！
（当初ポーランド航空利用でワルシャワ直行だったはずが、
オーバーブックによりスカンジナビア航空利用のコペンハーゲン
乗り換と、コースが若干変更になったためキャンセルが多かった。）

観光4日目。
今日は世界遺産を２カ所訪れます。
午前中に観光するのは世界で初めて世界遺産に登録されたという
ヴィエリチカ岩塩坑。
あんまり期待してはいなかったのですが・・・

エリア ヴィエリチカ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

今回のツアーは比較的朝はゆっくり（体てい8時半～9時出発）
だったのですが、今日は最早の7時出発！
写真は宿泊しているノボテルクラクフシティウエスト。
今日もお天気は良さそうです♪

ホテルロビー。
奥にはお子さんが遊べるようなスペースがあります。

朝食バイキングは充実！

ハム類やチーズの種類も豊富です。

生野菜もたっぷり。

食べきれるかな～。

朝早くホテルを出てやってきたのは
【世界遺産】ヴィエリチカ岩塩坑。

ここは、世界遺産として最初に登録された12か所の
うちの一つなんだそうです。
今のところ、どうしてここが世界遺産？と思っています。

まだ8時前なので、観光客の姿は比較的少ないようです。

まずは木製の階段をくるくる回りながら降りていきます。
下を見下ろしてもず～っと階段が続いているだけ・・
378段の階段を、若干目が回るような感覚の中
降りていきますが、階段が木製なので膝には優しい気がします。

坑道は掘り出しているところ以外はこのような
木枠で覆われています。
白く塗られているのは、暗い坑道の中が少しでも
明るく見えるように・・とのことです。

坑道の見学というと、佐渡金山が思い浮かびます。
確かに、佐渡金山と似ているところもあるのですが、
違うのは、坑道のあちらこちらに置かれた像のほとんどが
岩塩を掘って作られているということ。
しかもこれらを作成したのは著名な芸術家ではなく、
岩塩を掘っていた坑夫の方たちだったというのです。
写真は、この岩塩鉱を発見するきっかけとなったと使えられる
キンガ姫に指輪を渡している像。
光の加減か、お姫様の顔がちょっと怖い・・

小さな礼拝堂。シャンデリアも岩塩でできているそうです。
天井からは塩が噴き出しています。

ん？？
前方に怪しい尻尾と大きな卵が・・
これが何かは後程わかります♪

この辺りはさすがに岩塩ではありません。
当時の作業の様子をお人形で再現しているのは
佐渡金山と同じですね。

坑道の中では馬も飼育されていたのだそうです。

14世紀のポーランドのカシミール王。
岩塩の採掘に関する法律を定めた王だそうです。
鉱山の坑夫ときくと、劣悪な環境の中で過酷な
労働を強いられている・・といったイメージが
強いのですが、ここでは、かなり優遇された
労働条件の中で塩を掘っていたそうです。
だから、余暇の時間にこのような像やらシャンデリアやらを
作ることができたんですね。

塩水が流れ出ていますが、周りは塩の結晶に覆われています。
お水をぺろりと舐めてみた友達は「しょっぱッ！」と言っていました。

巻き上げ式の機械を使って塩水をくみ上げて
いるそうです。
（これらのからくり人形は、佐渡金山の方が
出来がいいかな～。）

みなさんの旅行記で何度も拝見し、楽しみにしていた
「聖キンガ礼拝堂」。
ここだけは、写真やビデオを撮るのは有料になっています。
（その他の場所は自由に写真等が撮れます。）

撮影料（確か10ズウォティだったかな？）を払うと
こんなシールをくれます。
これを目立つところに貼って、撮影が許可されてるか
どうか見定めるようです。

ホールに降りて、まずは有名な最後の晩餐。
一人一人の表情まで良く表現されています。

岩塩でできているので、後ろからライトを当てると
このように光るんですね～。

こちらの像も。

ここにもパウロ2世の像があります。

これらすべて、岩塩で彫られています。

繊細なシャンデリアも岩塩製。

綺麗ですね～。

下から見上げても綺麗。

真下から見上げると花火のよう！
（お友達の撮った写真を拝借<(_ _)>）

壁面には沢山の彫刻があります。

聖母子像。

「聖キンガ礼拝堂」を堪能し、次の場所に移動します。
沢山の木材をくみ上げた、天井の高いこちらは比較的新しいようです。

アッ！
さっきの卵と尻尾、覚えていますか？
上から大きな口を開けてのぞき込む
この恐竜の尻尾と卵だったんですね～！！
ここは、小学生等の社会科見学も多いため、
このように子供たちが楽しめるような仕掛けが
いくつも用意されているそうです。

この木材の組み立て・・
凄くないですか。
美しい・・

ちょっとしたロビー。休憩所に出てきました。
どこかの音楽堂のような雰囲気。

岩塩坑の中に地底湖もあります。
塩分濃度が濃いので、死海のように
人は浮くそうです。
以前は、船で地下水道を巡る・・といった
コースもあったそうですが、何やら事故が
あって、現在は行われていないそうです。

構内を走るトロッコの線路。

最後の広場には最初に登録された12の世界遺産の
名前が誇らしげに並んでいました。

以前、上のテラスのようなところから、
バンジージャンプが行われていたそうです。
下が川とか湖とかだったらまだチョットマシだけど、
下がカチカチの岩塩だなんて・・怖すぎませんか・・。

色々な色の岩塩が展示されていましたが、
すべて、ここヴィエリチカで産出された
ものなのだそうです。

薄緑色に輝く岩塩。
宝石のように美しいです。

新しいエレベーター。
私たちは違うエレベーターを使うようです。

岩塩坑の中にはレストランや

お土産物屋さん、ホテルまであるそうです。

坑内至る所に小さな礼拝堂が配されています。

坑道内にはこのように、進むべき道筋もキチンと
案内されてます。

あの貨車に岩塩を載せて運んでいたのでしょうか。

ここからエレベーターで地上に戻ります。
エレベータ前に座っている係の男性。
なんとなく東の人って感じで、「007」に
出てきそう・・<(_ _)>

これが乗ってきたエレベーターです。

ここで購入したお土産。
岩塩を載せたトロッコの置物と

バスソルトやフットソルト、ミルに入っている岩塩。
ヴィエリチカの岩塩はもうここでしか購入できないそうです。

表に出ると、観光客で溢れていました。
早起きして正解！でしたね。

それにしても青空が綺麗です。

駐車場まで、お土産物屋さんが軒を連ねています。

ヴィエリチカ岩塩坑を後にクラクフに戻ります。

クラクフから鉄道で来ることもできるようです。

観光用の電車でしょうか。窓が広いです。

クラクフへ戻る途中、こんなモニュメントを見つけました。
第二次世界大戦中、ここにも強制収容所があったそうです。

クラクフに戻ってきました。
ヴィスワ川には遊覧船もあるようですね。
乗ってみたいなあ。

川岸にこんなモニュメントもありました。
この後、ちょっとのフリータイムを過ごした後
ランチタイム。午後はアウシュビッツとビルケナウの
強制収容所跡に向かいます。

https://4travel.jp/travelogue/11369695