冬のポーランド8日間の旅 (6) クラクフ～ヴィエリチカ～クラクフ

2019/02/04 - 2019/02/04

2019年、冬のポーランド8日間の旅、第五日目その2は、クラクフ近郊のヴィエリチカ岩塩坑を見に行き、戻ってクラクフで泊まります。
午前中、別行動をとったクラクフフリータイムコースの1名は昼食のレストランで合流しました。

【旅程】
1月31日(木) 成田～ワルシャワ (泊)
2月1日(金) ワルシャワ～ジェラゾヴァ・ヴォラ～トルン～ポズナン (泊)
2月2日(土) ポズナン～ヴロツワフ (泊)
2月3日(日) ヴロツワフ～シヴィドニツァ～カルヴァリア・ゼブジドフスカ～クラクフ(泊)
2月4日(月)　クラクフ～オシフィエンチム～ヴィエリチカ～クラクフ(泊) ●
2月5日(火)　クラクフ～ワルシャワ (泊)
2月6日(水)・7日(木) ワルシャワ～成田

エリア ヴィエリチカ(ポーランド)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

12時45分、オシフィエンチムからクラクフの町に戻って来ました。
ヴィスワ川の脇に有る駐車場でバスを下ります。
正面に見えるのがヴァヴェル城です

駐車場の斜め前に有るホテルで昼食です。

地下にあるレストランです。
右からイノシシ、シカ、シカ、鳥です。クマの毛皮も有りました。

サラダです。

ロールキャベツでした。
ビールは330ml 9 PLN、写真の500mlが10 PLNでした。
何故か差は殆どありません。

14時、ヴィスワ川を渡ってヴィエリチカ岩塩坑に向かいます。
相変わらずどんよりとした曇り空ですが、それ程寒くありません。

14時30分、ヴィエリチカの駅前の駐車場に到着です。
丁度、駅に電車が入っていました。

駐車場から歩いてヴィエリチカ岩塩坑まで行きます。.
5分とかかりません。

ヴィエリチカ岩塩坑の建物
1044年の創業で13世紀に地下の岩塩床の発見により国営化されるが1996年に商業採掘は中止され現在は観光施設になっています。
坑道は地下327ｍ、全長は300㎞を越えるそうです。
世界遺産に登録されています。

メインの建物の裏手一帯が公園になっています。
正面は塩水を入れる大きなタンクです。

蒸気機関車の後にも縦坑の櫓が見えます。

岩塩坑に入ります。
縦坑の櫓が特徴的です。

縦坑をエレベータで下ります。
8人乗りの小さな鉄枠だけのケージです。
詰めあって乗りますが、背の高い人は頭が天井に着きます。

地下に下りてきました。
ケージは上下2段式です。

レベル1の地下64ｍです。
ここからレベル3まで歩いて下がります。
岩塩坑は、ここのガイドによって案内されますが、説明は朝から添乗している日本語を話す現地ガイドさんです。

坑道を進みます。

かつての縦坑の引き上げ設備を再現したものです。

坑道の両側に支保工として積み上げられたサンドル

坑道の様子を再現したものの様です。

木材の支保工が組まれた坑道
太い材木を使った門型の支保工です。

地球儀を掲げたコペルニクス像
岩塩で出来ています。

教会です。
正面は崩壊を防止するために保護されていました。

キンガ姫事件によって岩塩坑は国営化されたとの逸話があります。
ハンガリーのキンガ姫はポーランド国王からの婚約指輪をハンガリーの岩塩坑に捨てたが、後に結婚しポーランドへ移り住んだ。その後、当時小規模な岩塩採掘所(ハンガリーから輸入した岩塩の倉庫でもあった)であったヴィエリチカから指輪が見つかる。そして、ここを掘り進めたら大規模な岩塩床が見つかったという話。
その一場面ヴィエリチカで土地の代表より指輪を見せられ仰天するキンガ姫

岩塩坑にはメタンが発生するので、上部に溜まったメタンを長い棒の先に付けた火で燃やすという現場を再現しています。
ここでは照明を落としメタンの爆破を再現してくれます。
その音響効果は迫力があるというか驚かされます。

かつて使われた運搬手段を再現しています。

坑道の壁面に見られる塩の結晶です。透明です。
特別にライトが当てられていました。

広い空間に出ました。

かつての構内作業の様子が見られます。

階段を下りて行きます

ようやっと階段も終わりです。

素掘りの坑道

途中に十字架が出現します。
ポーランドはローマカトリックの信者が9割とも言われる国です。

キンガ礼拝堂です。大空間です。
これより大きい地下空間はいくつか見てきましたが、天井がフラットなのには驚かされます。
なお、この手前に写真撮影料収受のポイントがあり10PLN取られます。

フロアに下りてみるとこんな感じです。

正面の祭壇です。
ごめんなさい。邪魔なのがいました。

マリア様かな、キンガ姫かな、岩塩で出来ています。

色々な彫像が壁面にあります。

岩塩で出来た最後の晩餐です。

岩塩で出来たシャンデリアです。

地底湖もありました。
青みがかっていて綺麗だったのですがコンデジではこれが限界です。
午前中のクラクフフリータイムコースに参加した1名の人は街で写真を撮っていたそうですが、さすが持ち物が違います。地底湖がはっきり写っていました。

更に下ったところにある天井の高い空間には、売店もあります。
岩塩も売っていますが、暗いので地上の建物の中にある売店の方が買いやすいかな。

下から見上げて見ました。
照明の当たっている辺りから下って来ました。
レベルⅠからここまで階段をかなり下りますので覚悟して下さい。

最後の彫像、岩塩です。

素掘りの坑道を進みます。

抜けるとイートインのある休憩所です。

隣りにはホールも有りました。

レベル3です。
観光は地下135ｍのここまでです。

地下135ｍから地上へ再び縦坑のエレベーターに乗って上がります。
これでヴィエリチカ岩塩坑の見学は終了です。

17時45分、ヴィエリチカ岩塩坑から40分ほどでクラクフの街中にあるレストランに着きました。

このレストランで夕食です。

野菜サラダですが上に小さなパイらしきものが載っていました。
ビールは500mlで10PLN、レストランは安いです。

メインの付け合わせです。
キャベツのような野菜が主ですが、酸味があります。

付け合わせは少しにして、メインはチキンでした。
大体はチキンですね。

デザートはアイスクリームと何か忘れました。
今夜の食事はチキンですがデザートを含め、前日の夜より良かったと思います。

夜、ホテルから10分足らずのてんとう虫のスーパーに出かけました。
地元のピエドロンカです。
大きくはありませんが、混んでいました。酒類は置いてません。
同じくらいの距離のところにもスーパーがありますのでそちらの方が良かったかな。
なお、クラクフ旧市街の織物会館前(聖マリア教会の反対側)のピエドロンカの方が品ぞろえもよかったです。ウォッカもあります。