菜の花畑と新緑に輝くポーランドの世界遺産を巡る8日間【6】4日目：シヴィドニツァ

2018/04/29 - 2018/04/29

ポーランド８日間のツアーに参加しました。
今回は、スペイン旅行から久方ぶりに友人夫妻と一緒の
海外旅行でテンションが上がります！
しかも、なんと参加者は１２名！ラッキー！
（当初ポーランド航空利用でワルシャワ直行だったはずが、
オーバーブックによりスカンジナビア航空利用のコペンハーゲン
乗り換と、コースが若干変更になったためキャンセルが多かった。）

観光3日目。
今日は観光案内等で見て、来るのを楽しみにしていた
【世界遺産】シヴィドニツァの平和協会を見学します。
そこでは、パイプオルガンのミニコンサートも！

エリア その他の都市(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

今日は菜の花畑を通って・・

シヴィドニツァの平和教会を見学します♪

今回お世話になったホテルの外観。
比較的小さなホテルで、日本のビジネスホテル・・
といった感じ。
隣に川が流れています。

川向うに見える二つの塔はマリー グダレナ教会。
昨日、眺望を楽しんだのは、あの二つの塔を繋ぐ橋（展望橋）。

ちょっとアップにしてみます。

ホテルでの朝食。
私のチョイスはホテルが変わっても
ほとんど変わりがないなあ～・・・。

さあ、出発。
車窓から・・
空に向かって伸びる線路が・・
銀河鉄道９９９？

しばらく走ると目が覚めるような菜の花畑！
昨日までより花が綻んでいるようで、黄色の色が
鮮やかで濃く感じます。

素晴らしい景色が続いて、なんだか嬉しくなります。

バスを降りて、この小さな門をくぐって行くようです。

蔦に覆われた建物・・

緑の小道を歩いて行きます。

素敵な建物が見えてきました。
この木造建物が教会のようです。
この教会は、カトリックの国ポーランドでは
珍しいプロテスタントの教会だそうです。
17世紀前半から30年もの長きにわたり続いた
カトリックとプロテスタントの間に起った
宗教戦争（三十年戦争）は、カトリック側の勝利に
終わり、プロテスタントの教会は、カトリック教会に
変えられました。しかし、当時の皇帝はこの地に
３つだけ、プロテスタントの教会を建築することを
許しました。しかし、その建設には様々な条件が
課せられていたそうです。
一つ、1年以内に建設を終えること。
一つ、市壁の外側に建設すること。
一つ、塔や鐘は設けないこと。
一つ、耐久性のない素材を使用すること。
　　　（木材や粘土、砂、藁など）
一つ、大砲の射程距離内にあること。などなど・・
そして建てられた3つのうち、一つは完成間もなく焼失し、
今現在はここ、シヴィドニツァとヤヴォルの教会が現存し、
世界遺産として登録されているのだそうです。

ボタン？
シャクナゲ？？
綺麗なお花も咲いています。

教会の中に入ると・・思わずワーッ！と
感嘆の声が漏れます。
が・・細部は後で見るとして、

まずは、パイプオルガンの演奏を
楽しむことに。

演奏されたのは、こんな讃美歌（？）。
ただ、メインのパイプオルガンは修理中とのことで、
この日演奏に使われたのは、正面祭壇の上にある
小さな方のパイプオルガンだったようですが、
それでも素晴らしい音色でした。

立派な主祭壇。
まるで大理石でできているようですが、
木製だそうです。

アップにしてみます。
大勢の天使たちが躍動しています。

下の段は聖人たちでしょうか。
みんな木や粘土でできているそうです。
右から2番目の人は手に鍵を持っていますが、
どこの鍵かな？

こちらはベンチに座って見上げた説教台。

天井画にもたくさんの天使たち。

登ることはできませんでしたが、2階や3階も
あります。

反対側の2階。

金色に輝くのはどなたでしょうか？

振り向くと立派なパイプオルガン。

アップしてみます。

入ってきた入口。

上は貴賓席？

人が近づくと主祭壇の大きさが分かります。

説教壇ですが・・・
右端に見慣れないものが・・

ホラこれ、中央右上の・・

砂時計？？
そうなんです。砂時計です。
シヴィドニツァは冬はとっても寒いそうで、
木造の教会の中は冷え切っているため、
説教があまりに長引くと、ベンチにお尻が凍り付いて
しまうため、砂時計が設置されているのだそうです。
ホントかな？と思うような話ですね。

スカートのドレープやサンダルまで、
細かい部分まで行き届いている感じ。

一般的にプロテスタントの教会はシンプルなんだそうですが、
ここは、たった３つしか許されない教会だったため、
それぞれの教会で使われていた（？）技術の粋を集めて
建築されたため、こんなにゴージャスかつ荘厳な雰囲気の
教会が出来上がったそうです。

教会には出入口がとてもたくさんあるそうです。
内側からはわかりませんが、外に回ってみると、
ドアがたくさんあります。

教会の周りは緑が多く、新緑が美しい！！

ぐる～っと一回りしてきました。

印象深い教会でした。

新緑の向こう側にも建物が見えます。

こちらは鐘楼。もちろん、後年に建てられたもの。

この後はヴァドヴィツェに向かいます。

https://4travel.jp/travelogue/11369415