2018/06/03 - 2018/06/11
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beanbagさん
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この旅行記のスケジュール
2018/06/06
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Jaga Foodで昼食
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6月6日(水)晴れ時々曇り。
4日目はメインイベントのシギリヤ・ロックです。しかし、前日にドライバーのサミーラと相談したら、午前中は観光客が押し寄せるので午後にした方が良いとの意見。そこで予定を入れ替え、先にポロンナルワを回った後、シギリヤ・ロックに行くことにしました。
ポロンナルワは、それまでにも何人かの王が居を構えましたが、ヴィジャヤパーフ1世(1055-1110)が整備し、1073年、正式に遷都したスリランカの古都です。
〈旅程〉
6月 3日 成田→ニゴンボ ニゴンボ泊
6月 4日 ニゴンボ→ダンブッラ→ピドゥランガラ シギリヤ泊
6月 5日 アヌラーダプラ→ミヒンタレー シギリヤ泊
6月 6日 ポロンナルワ→シギリヤロック シギリヤ泊
6月 7日 シギリヤ→マータレー→キャンディ キャンディ泊
6月 8日 キャンディ→ゴール ゴール泊
6月 9日 ゴール→コロンボ コロンボ泊
6月10日 コロンボ発 機内泊
6月11日 成田着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝6時半、この日もホテルで朝食です。
観光客の朝は早い。足元を注意深く観察すると、スニーカーの人が多い。きっとシギリヤ・ロックに登る予定なんだろうと勝手に想像します。
私の足の裏の水ぶくれは小康状態。洗面具入れの中にオロナイン軟膏を発見したのでそれを塗り、バンドエイドを貼ってその上から靴下、スニーカーを履いています。なんとか今日1日もってくれれば‥。アリヤ リゾート アンド スパ ホテル
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メニューは相変わらず多くないけど、昨日と入れ替わっているものもあり、まずまず。
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1日のエネルギー源をガッツリいただきます。
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8時半、ホテル出発。まずガソリン給油。
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途中、ミンネリヤ国立公園を通り過ぎます。
サミーラは「野生の象が2~3頭、必ず見られる」と言っていたけど、残念ながらこの日はお留守。蝶々はいっぱい飛んでいたけど‥。ミネリヤ国立公園 国立公園
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ミンネリヤ湖。貯水池ではなく自然の湖だそう‥。
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湖畔に大きな仏像。
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1時間ほどでポロンナルワ到着、チケットオフィスです。
入場料$25(2,800円)、今日はドル払い。
この博物館も大したことありません(撮影禁止)。トイレだけ借りて、さっさと外へ。ポロンナルワ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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傍に巨大な貯水池。これぞ王の中の王、パラッカマバーフ1世が築いたパラークラマ・サムドラ(パラッカマの海)です。
スリランカの善王の条件は、①仏教を保護し、仏塔・寺院・僧坊を建立・改修する、②精舎・弱者を援助する、③貯水池・灌漑施設を整備する、などの事績が必要です。パルクラマ湖 滝・河川・湖
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今でも立派に機能し、田畑に水を供給しています。
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イチオシ
まず、シタデル。
パラッカマバーフ1世(1153~1186)が建築した7階建の宮殿ヴィジャワンタ・プラサーダです。
現在は3階部分までの巨大な煉瓦造りの壁が残っています。宮殿跡 史跡・遺跡
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周辺の遺構。
古代都市ポロンナルワ 史跡・遺跡
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閣議場
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壁面のレリーフ。
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シヴァ・デーワーラヤNo.1。
シタデルとクワドラングルの中間にあるヒンドゥー寺院、13世紀の建築です。
中にリンガ(男根)があります。シヴァ デーワーラヤNO 1 寺院・教会
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三宗派を統一したパラッカマバーフ1世は、参集した大僧団のために新たにジェータヴァナ(祇園)と名づけた大精舎(現クワドラングルを含む広い範囲)をコーサラ国の祇園精舎の荘厳・華麗そのままに造営しました。
トゥーパーラーマ
ポロンナルワで唯一屋根が残っている建物ですが、誰が建築したのか分かりません。パラッカマバーフ1世の大臣マヒンダが歯舎利を収容するために建てたという説と、ヴィジャヤバーフ1世により建てられたという説があります。
壁と屋根は煉瓦造り、外壁の装飾には南インドの建築様式の影響が見られるそうです。 -
菩提樹跡(Bodhi Tree Shrine)
クワドラングル 史跡・遺跡
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ラター・マンダパヤ
ニッサンカマッラ王(1187~1196)が僧の読経を聞くために建てられたと言われています。
8本の石柱が独特、蕾をつけたハスの茎の形をしています。同様のデザインはサトゥマハル・プラサーダ近くの建物にも見られます。 -
イメージ・ハウス(仏像堂)
かつては寝仏像があったそうです。 -
アタダーゲ
クワドラングル最古の建物。ヴィジャヤバーフ1世(1055~1110)が仏歯寺として建立したとされています。
建物は2階建て、2階には歯舎利と鉢舎利が奉安されていました。2階の床は木製、天井は木の梁とタイルで覆われていたようです。
タミル文字の碑文によると、歯舎利は王の私兵により警護されていたそうです。 -
ポツンと一つ、小さな仏像。
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ハタダーゲ
ニッサンカマッラ王(1187~1196)によって建てられた仏歯寺。「ハタ」とは60の意味、60時間で建設されたのでこの名前になったそうです。
建物は2階建て、2階に歯舎利が奉安されていました。
外壁の石板には3つの碑文。一つは「ニッサンカ・ハタダーゲ」とあり、もう一つは王の利他的な活動、3つ目はサンガ(僧団)への助言が刻まれているそうです。
屋根は木製の梁、土で覆われていました。 -
足の裏の火傷があるので靴は脱がず、外から望遠で撮影します。
仏像の高さは2.7メートル。 -
集会場(だと思います)。
ここにもハスの茎の石柱。 -
サトゥマハル・プラサーダ
クワドラングルの北東の角にある7層の階段状のピラミッド。タイの建築様式と言われ、タイやビルマとの交流を忍ばせる建物です。 -
ガルポタ(石の本)
ニッサンカマッラ王(1187~1196)の命により作られたパーム・リーフ写本を模った巨大な碑文です。石の碑文としては史上最大。
碑文にはこの石が数百キロ離れたミヒンタレーから運ばれたこと、ニッサンカマッラ王の英雄的で利他的な行為の系譜などが刻まれています。
側面には2頭の象が繁栄の女神に水をかけているレリーフ。 -
ワタダーゲ
クワドラングルの中で一番目立つ円形の建物。4つの仏像に囲まれた中心部の仏塔の周りに4つの入り口を持つ円形の煉瓦の壁が取り囲み、その外側に屋根を支えていた3列の同心円の石柱が並ぶ独特の形です。
4つの入り口にはそれぞれガードストーンとムーンストーンがありますが、北側のムーンストーン、東側のガードストーンはポロンナルワ時代の傑作とされています。
誰が造ったかについては、パラッカマバーフ1世(1153~1186)が歯舎利を納める寺院を建てたという記録がある一方、ガルポタにはニッサンカマッラ王(1187~1196)の建造物としてワタダーゲが挙げられていることから、パラッカマバーフ1世が創建、ニッサンカマッラ王が修復、再建したのではないかと言われています。ワタダーゲ 史跡・遺跡
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ここでも靴を脱ぎたくないので外側から望遠で‥。
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四方の入り口
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細部の意匠
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ゲートハウスを通ってクワドラングルを後にします。
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シヴァ・デワーラヤNo.2
ポロンナルワで最も古いヒンドゥー寺院。
ランカー島を劫掠した南インド・チョーラ朝のラージャラージャ王(985~1014)が建立。
たくさんのヒンドゥー教の神像がここから発見されました。シヴァ デーワーラヤ NO 2 史跡・遺跡
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シヴァ神の乗り物ナンディが周辺を取り囲んでいます。
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ヴィシュヌ・デワーラヤ
ヴィシュヌ神を祀る小さなヒンドゥー寺院。 -
マニク・ヴィハーラ
来歴がよくわからない僧院、建築様式から8~9世紀のものと見られます。菩提樹宮、仏像や僧房が並ぶ一角に、テラスの上の高い壁の中に珍しい形の仏塔があります。 -
イチオシ
ランコトゥ・ヴィハーラ
ニッサンカマッラ王によって建立された仏塔。全体がレンガ造りの構造で、底面の直径が170m、高さが33m、ポロンナルワで最大、国内でも4番目の大きさです。ランコトゥ ヴィハーラ 寺院・教会
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アーラーハナ僧房舎は35ヘクタールの広さをもつポロンナルワ最大の僧房複合体です。パラッカマバーフ1世(1153~1186)により創建されました。敷地内にはキリ・ヴィハーラ、ランカティカラ、イメージ・ハウス、庫裡、小仏塔や病院、僧房などが配置されています。
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イチオシ
キリ・ヴィハーラ
現在「キリ・ヴィハーラ」と呼ばれるこの仏塔の本来の名前、創建者は知られていません。しかし、パラッカマバーフ1世の妻サバドラ女王が建てたものとされています。キリ ヴィハーラ 寺院・教会
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ランカティラカ
ここもパラッカマバーフ1世(1153~1186)が建立した古代スリランカ最大のイメージ・ハウス(仏像堂)。巨大な入口の2つの石柱と仏像が目を惹きます。内外壁には壁画の跡が残り、外壁のレリーフには南インドの影響があるそうです。
13世紀のダンバデニヤ時代(ヴィジャヤバーフ3世(1232-1236))の改修の痕跡があると言われます。
余談ですが、デュラン・デュランの「Save A Prayer」のミュージックビデオは、全編スリランカの観光ビデオですが、このランカティラカも登場します。
https://www.youtube.com/watch?v=6Uxc9eFcZyMランカティラカ 寺院・教会
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靴を脱いで入れないので、ここも外観だけ。
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敷地内には小型の仏塔も‥。
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ガル・ヴィハーラ
パラッカマバーフ1世が造営したウッタラ精舎にあります。
大きな花崗岩の岩の表面に穿たれた仏陀の4つのレリーフです。 2つの坐像、立像、涅槃像が並ぶポロンナルワで一番の人気スポットです。
仏像に近づくには靴を脱がなければなりません。なので、周辺から望遠で撮影します。ガル ヴィハーラ 史跡・遺跡
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坐像
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立像
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涅槃像
柔らかく美しい線の彫刻が見事です。 -
真ん中の坐像はこれが精一杯。やむを得ません。
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最北端のティワンカ・ピリマゲ寺院まで来ました。この辺りまでジェータヴァナ(祇園)精舎とされています。
内部のフレスコ画が有名ですが、靴が脱げないのでここも諦めます。ティワンカ ピリマゲ寺院 (北院) 寺院・教会
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望遠で少しだけ覗けました。
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外観も見事です。
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続いてハスの池(Lotus Pond)。
マハーワンサによるとパラッカマバーフ1世はジェータヴァナ(祇園)の園内に8つの石造りの浴院を造らせました。これもその一つです。ハスの池 史跡・遺跡
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サミーラがポトグル・ヴィハーラをすっ飛ばしていたので、貯水池パラークラマ・サムドラまで引き返します。
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イチオシ
これがポロンナルワで一番見たかった石立像です。
パラッカマバーフ1世(1153-1186)の像だと古くから信じられてきましたが、研究者の間では哲学者プラスティ、インドの宗教家アジャスタヤかカピラだとする説もあり確定していません。石立像 建造物
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ポトグル・ヴィハーラの本来の名前は知られていません。パラッカマバーフ1世(1153~1186)により造営されたカピラ・ヴィハーラもしくはマンダラ・マンディラのどちらかと言われています。
碑文によると、パラッカマバーフ1世の妻チャンドラワティーにより改修されています。
その名の通り図書館だとすると、スリランカで発見された最古の図書館です。ポトグル ヴィハーラ 史跡・遺跡
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昼食は私の選択とサミーラの推薦が珍しく一致しました。
ポロンナルワにあるジャガ・フード(Jaga Food)です。無農薬・自家栽培の野菜や果物がウリ、家族経営のフレンドリーなお店です。 -
カレーの種類は多彩。これ以外にもたくさんあります。
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お皿に山盛り。フレッシュで美味しい。
ここもスリランカで気に入ったお店の一つ。対向不能のあぜみちを入った、田圃の真ん中にあります。 -
ミックスジュースとデザート。
初めてジャックフルーツを食べました。外見(左下)はゴツイですが中の身はほんのり甘く、シャキッとヘルシー。気に入りました。中に大きなタネがあります。
水牛ヨーグルトのカードも初めて。
スリランカの食事では、ジャックフルーツ、カード、スイカジュースの三つがお気に入り。 -
店内は、壁や天井などもうスペースがないほど来客の寄せ書き。
そばを流れる川には水生のイグアナ。ワニではないので人を襲ったりはしないそうです。 -
帰り道のミンネリヤ国立公園。
目を凝らして象を探しましたが、見つかりません。
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