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6月6日(水)晴れ時々曇り。<br />ポロンナルワの観光を終え、いよいよ本命シギリヤ・ロックです。足の裏の火傷も無理をしなかったおかげで、なんとか小康状態を保っています。<br />ポロンナルワから約1時間でシギリヤ・ロックに到着。時刻は午後3時前です。<br /><br />シギリヤ・ロックの由来はあまりにも有名ですが、その詳細はチューラヴァンサ第38章、第39章に述べられています。<br />5世紀前半、ランカー島は6代にわたるタミル人王の支配下にありました。それを打ち破ったのがダートゥセーナ王(459~477)。王はローハパーサーダ(青銅殿)など敵に破壊された仏教施設を修理し、アバヤギリ精舎の大増築工事やカーラ貯水池など灌漑システムを拡充するなど、多くの事績を残しています。<br />そのダートゥセーナ王には2人の王子がいました。身分の低い母から生まれたカッサパと王族の母から生まれたモッガッラーナです。カッサパは王に恨みを持つ王の甥(王の姉妹の息子)にそそのかされ王位を奪うと、さらにその教唆に乗せられ、ダートゥセーナを憎んでいた将軍に命じてカーラ貯水池で暗殺します。<br />カッサパは弟モッガッラーナを殺すことができず、その逆襲を恐れてシギリヤに逃げ去り、そこに財を集めて、美しく心地の良い毘沙門天の天宮のような王宮を築造し、まるでクヴェーラ(毘沙門天)のように暮らしたということです。カッサパ1世王(477~495)は自らの為した所業を後悔し、贖罪のために多くの善業を行いました。<br />その事件から18年後、異母弟モッガッラーナ(495~512)は亡命先の南インドからランカー島に戻り、兄王を討ち果たしてアヌラーダの都に還り即位します。<br /><br />現在、悪王の代名詞のように呼ばれるカッサパですが、この時代、前王の暗殺など日常茶飯事です。むしろ、毎年海外から数多くの観光客を集めるシギリヤ・ロックを造ったことで、彼がスリランカにもたらした恩恵は計り知れないということすらできます。<br /><br />シギリヤはその後、弟王モッガッラーナ(495~512)によりサンガ(僧団)に寄付され、モッガッラーナ2世(535~555)、サンガティッサ2世(618)の治世にも記録が残っています。また、ミラーウォールの落書きによれば6世紀から12世紀には、数多くの訪問者で賑わったようです。しかし、堀や城壁、庭園、宮殿、貯水池を整備したカッサパ1世王にこそ、シギリヤの栄誉があることに議論の余地はありません。<br /><br />〈旅程〉<br />6月 3日 成田→ニゴンボ              ニゴンボ泊<br />6月 4日 ニゴンボ→ダンブッラ→ピドゥランガラ   シギリヤ泊<br />6月 5日 アヌラーダプラ→ミヒンタレー       シギリヤ泊<br />6月 6日 ポロンナルワ→シギリヤロック       シギリヤ泊<br />6月 7日 シギリヤ→マータレー→キャンディ     キャンディ泊<br />6月 8日 キャンディ→ゴール            ゴール泊<br />6月 9日 ゴール→コロンボ             コロンボ泊<br />6月10日 コロンボ発                機内泊<br />6月11日 成田着

フラッシュパッカー 一人旅 スリランカ 4日目後半(シギリヤ・ロック、ハバラナ)

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2018/06/03 - 2018/06/11

12位(同エリア586件中)

beanbag

beanbagさん

この旅行記スケジュールを元に

6月6日(水)晴れ時々曇り。
ポロンナルワの観光を終え、いよいよ本命シギリヤ・ロックです。足の裏の火傷も無理をしなかったおかげで、なんとか小康状態を保っています。
ポロンナルワから約1時間でシギリヤ・ロックに到着。時刻は午後3時前です。

シギリヤ・ロックの由来はあまりにも有名ですが、その詳細はチューラヴァンサ第38章、第39章に述べられています。
5世紀前半、ランカー島は6代にわたるタミル人王の支配下にありました。それを打ち破ったのがダートゥセーナ王(459~477)。王はローハパーサーダ(青銅殿)など敵に破壊された仏教施設を修理し、アバヤギリ精舎の大増築工事やカーラ貯水池など灌漑システムを拡充するなど、多くの事績を残しています。
そのダートゥセーナ王には2人の王子がいました。身分の低い母から生まれたカッサパと王族の母から生まれたモッガッラーナです。カッサパは王に恨みを持つ王の甥(王の姉妹の息子)にそそのかされ王位を奪うと、さらにその教唆に乗せられ、ダートゥセーナを憎んでいた将軍に命じてカーラ貯水池で暗殺します。
カッサパは弟モッガッラーナを殺すことができず、その逆襲を恐れてシギリヤに逃げ去り、そこに財を集めて、美しく心地の良い毘沙門天の天宮のような王宮を築造し、まるでクヴェーラ(毘沙門天)のように暮らしたということです。カッサパ1世王(477~495)は自らの為した所業を後悔し、贖罪のために多くの善業を行いました。
その事件から18年後、異母弟モッガッラーナ(495~512)は亡命先の南インドからランカー島に戻り、兄王を討ち果たしてアヌラーダの都に還り即位します。

現在、悪王の代名詞のように呼ばれるカッサパですが、この時代、前王の暗殺など日常茶飯事です。むしろ、毎年海外から数多くの観光客を集めるシギリヤ・ロックを造ったことで、彼がスリランカにもたらした恩恵は計り知れないということすらできます。

シギリヤはその後、弟王モッガッラーナ(495~512)によりサンガ(僧団)に寄付され、モッガッラーナ2世(535~555)、サンガティッサ2世(618)の治世にも記録が残っています。また、ミラーウォールの落書きによれば6世紀から12世紀には、数多くの訪問者で賑わったようです。しかし、堀や城壁、庭園、宮殿、貯水池を整備したカッサパ1世王にこそ、シギリヤの栄誉があることに議論の余地はありません。

〈旅程〉
6月 3日 成田→ニゴンボ              ニゴンボ泊
6月 4日 ニゴンボ→ダンブッラ→ピドゥランガラ   シギリヤ泊
6月 5日 アヌラーダプラ→ミヒンタレー       シギリヤ泊
6月 6日 ポロンナルワ→シギリヤロック       シギリヤ泊
6月 7日 シギリヤ→マータレー→キャンディ     キャンディ泊
6月 8日 キャンディ→ゴール            ゴール泊
6月 9日 ゴール→コロンボ             コロンボ泊
6月10日 コロンボ発                機内泊
6月11日 成田着

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.5
グルメ
3.5
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配
  • チケット売り場は博物館の中にあります。ドライバーのサミーラがそこまで案内してくれます。<br />入場料30ドル(3,300円)。

    チケット売り場は博物館の中にあります。ドライバーのサミーラがそこまで案内してくれます。
    入場料30ドル(3,300円)。

    シーギリヤ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 時間を遅くしたとは言え、やはりスリランカNo.1の観光地、大勢の観光客です。かなりお年を召した欧米の団体さん。でも広い園内はさほど混んではいません。

    時間を遅くしたとは言え、やはりスリランカNo.1の観光地、大勢の観光客です。かなりお年を召した欧米の団体さん。でも広い園内はさほど混んではいません。

  • 「ハスの水路」と呼ばれる環濠の入り口に、最初のチケット・チェックポイントがあります。

    「ハスの水路」と呼ばれる環濠の入り口に、最初のチケット・チェックポイントがあります。

    蓮の水路 滝・河川・湖

  • 城壁の上から園内を見渡します。

    イチオシ

    地図を見る

    城壁の上から園内を見渡します。

    シーギリヤ ロック 自然・景勝地

  • 城内の遺構はきれいに整備されています。

    城内の遺構はきれいに整備されています。

    古代都市シギリヤ 史跡・遺跡

  • ガイドの説明に耳を傾ける観光客。<br />私にも大勢のガイドが声をかけてきますが無視。

    ガイドの説明に耳を傾ける観光客。
    私にも大勢のガイドが声をかけてきますが無視。

  • 水の庭園No.1(Water Gardens)にある王の沐浴場(Royal Bathing Pools)。

    水の庭園No.1(Water Gardens)にある王の沐浴場(Royal Bathing Pools)。

    王の沐浴場 史跡・遺跡

  • 水の庭園No.2<br />古代スリランカの卓越した水利技術の好例です。<br />4つの噴水が片側に2つずつ対称的に並び、水は隣接する「夏の宮殿」から地下水路を通って流れ、重力と水圧の力で噴き出して池に流れ込みます。

    水の庭園No.2
    古代スリランカの卓越した水利技術の好例です。
    4つの噴水が片側に2つずつ対称的に並び、水は隣接する「夏の宮殿」から地下水路を通って流れ、重力と水圧の力で噴き出して池に流れ込みます。

  • こちらは水の流れを制御するために作られた、蛇行する浅い水路です。

    こちらは水の流れを制御するために作られた、蛇行する浅い水路です。

  • 水の庭園No.3<br />一番奥にある庭園で八角形の池などが配置されています。

    水の庭園No.3
    一番奥にある庭園で八角形の池などが配置されています。

  • 説教の岩場<br />八角形の池の奥にあります。

    説教の岩場
    八角形の池の奥にあります。

  • 菩提樹宮(Bodhighara, Bodhi-tree Shrine)

    菩提樹宮(Bodhighara, Bodhi-tree Shrine)

  • イメージ・ケイブ<br />当初はサンガ(僧団)の住居として、その後仏像堂として使用されました。岩の壁面には壁画が残っています。<br />碑文によると、紀元前3~1世紀にここはティリ村長の息子アビッジーヤが寄付したということです。<br />石灰岩でできた首のない仏像は、6~7世紀のものと見られます。

    イメージ・ケイブ
    当初はサンガ(僧団)の住居として、その後仏像堂として使用されました。岩の壁面には壁画が残っています。
    碑文によると、紀元前3~1世紀にここはティリ村長の息子アビッジーヤが寄付したということです。
    石灰岩でできた首のない仏像は、6~7世紀のものと見られます。

  • ボルダー・ガーデン(巨石庭園)に入ります。

    ボルダー・ガーデン(巨石庭園)に入ります。

  • この洞窟遺構は、今から6000年前、先史時代の住居だったことが判明しています。紀元前3世紀には宗教施設となり、30の半崖洞窟のうち8つの洞窟にブラミ文字の碑文が残っています。カッサパ1世王時代の5世紀には要塞となりましたが、その後再び宗教施設に戻されました。<br />いくつかの岩の内部には壁画の痕跡が見られます。全ての洞窟に煉瓦造りの基礎があることから、住居や宮殿として使用されていたことが判ります。

    この洞窟遺構は、今から6000年前、先史時代の住居だったことが判明しています。紀元前3世紀には宗教施設となり、30の半崖洞窟のうち8つの洞窟にブラミ文字の碑文が残っています。カッサパ1世王時代の5世紀には要塞となりましたが、その後再び宗教施設に戻されました。
    いくつかの岩の内部には壁画の痕跡が見られます。全ての洞窟に煉瓦造りの基礎があることから、住居や宮殿として使用されていたことが判ります。

  • ボルダー(巨石)アーチ<br />いよいよシギリヤロックに登り始めます。

    ボルダー(巨石)アーチ
    いよいよシギリヤロックに登り始めます。

  • 大陸の団体客を足早に追い越します。

    大陸の団体客を足早に追い越します。

  • 歩径路はよく整備されています。

    歩径路はよく整備されています。

  • おなじみ螺旋階段。<br />シギリヤレディに会いに行きます。

    おなじみ螺旋階段。
    シギリヤレディに会いに行きます。

  • 撮影禁止ですので、博物館の模写を代わりに‥。

    撮影禁止ですので、博物館の模写を代わりに‥。

    シーギリヤ レディ 洞穴・鍾乳洞

  • こちらも。

    こちらも。

  • これで最後です。

    これで最後です。

  • ミラーウォールは撮影OK。

    ミラーウォールは撮影OK。

    ミラーウォール (鏡の回廊) 史跡・遺跡

  • 水の庭園No.2が下に見えます。

    水の庭園No.2が下に見えます。

  • ライオンテラス<br />ここで一息入れます。

    ライオンテラス
    ここで一息入れます。

    ライオンテラス 史跡・遺跡

  • 2日前に登ったピドゥランガラが見えます。

    2日前に登ったピドゥランガラが見えます。

  • さて、また登り始めますか‥。

    イチオシ

    さて、また登り始めますか‥。

  • もう一息です。

    もう一息です。

  • 頂上です。<br />登り始めて30分。高低差はたかだか100m、あっけないほど簡単でした。

    頂上です。
    登り始めて30分。高低差はたかだか100m、あっけないほど簡単でした。

  • 頂上は存外広く、風が強い。

    頂上は存外広く、風が強い。

  • 景観を楽しみながら、ひとまわりします。

    景観を楽しみながら、ひとまわりします。

  • こんな高所の池に水があるなんて‥。

    こんな高所の池に水があるなんて‥。

  • 人はほどほどにいるのですが、広いので目立ちません。

    人はほどほどにいるのですが、広いので目立ちません。

  • ゆっくり見て回っても15分ほど。さて、そろそろ下りますか。

    ゆっくり見て回っても15分ほど。さて、そろそろ下りますか。

  • 眼下は鬱蒼としたジャングル。

    眼下は鬱蒼としたジャングル。

  • 高度感を味わうにはもう少し高さが欲しい。

    高度感を味わうにはもう少し高さが欲しい。

  • 持ってきて良かったものの一番は軍手。手すりは結構汚れているので、こんな具合です。

    持ってきて良かったものの一番は軍手。手すりは結構汚れているので、こんな具合です。

  • 駐車場に続く道は別の道。<br />ボルダー・アーチNo.2。

    駐車場に続く道は別の道。
    ボルダー・アーチNo.2。

  • お約束のコブラ岩。

    お約束のコブラ岩。

    コブラの岩 史跡・遺跡

  • 駐車場まで戻ってきました。<br />チケットを買ってから2時間でした。

    駐車場まで戻ってきました。
    チケットを買ってから2時間でした。

  • 帰路に見つけた象の水浴。<br />さっきまで隣で写真を撮っていた欧米女子が飛び入り。積極的かつ大胆です。

    帰路に見つけた象の水浴。
    さっきまで隣で写真を撮っていた欧米女子が飛び入り。積極的かつ大胆です。

  • レストランのタネも尽きたので、夕食はサミーラが勧めるニュー・シギリ・レストランへ。<br />チャーハンとビール。シメて1,590Rs.(1,100円)、ちゃっかり彼の分も払わされました。

    レストランのタネも尽きたので、夕食はサミーラが勧めるニュー・シギリ・レストランへ。
    チャーハンとビール。シメて1,590Rs.(1,100円)、ちゃっかり彼の分も払わされました。

  • ミンネリヤで象を見つけられなかった穴埋めに、サミーラが象を探しに行こうと提案します。ハバラナ駅の踏切です。<br />実は2日前の夕食の帰路、真っ暗な道路脇にヌッと現れた象は見ています。その時はあまりに突然だったので、写真を撮る遑もありませんでした。<br />サミーラによるとシギリヤ~ハバラナ間の2kmの道路周辺に400頭以上の野生象が生息しているそうです。

    ミンネリヤで象を見つけられなかった穴埋めに、サミーラが象を探しに行こうと提案します。ハバラナ駅の踏切です。
    実は2日前の夕食の帰路、真っ暗な道路脇にヌッと現れた象は見ています。その時はあまりに突然だったので、写真を撮る遑もありませんでした。
    サミーラによるとシギリヤ~ハバラナ間の2kmの道路周辺に400頭以上の野生象が生息しているそうです。

  • 国道をゆっくり走りながら、サミーラと二人で目を凝らして探します。すると、茂みの中に動く象をようやく発見。写真では分かりませんが、仔象を連れた母子です。<br />辺りは薄暗く、背の高い草の穂が邪魔をしてなかなかピントが合いません。ようやく撮れた1枚です。

    イチオシ

    国道をゆっくり走りながら、サミーラと二人で目を凝らして探します。すると、茂みの中に動く象をようやく発見。写真では分かりませんが、仔象を連れた母子です。
    辺りは薄暗く、背の高い草の穂が邪魔をしてなかなかピントが合いません。ようやく撮れた1枚です。

  • 長い1日でしたが、歩数は22,511歩。シギリヤロックは50階以上に相当するのかな?<br />部屋に戻り、買い置きの缶ビールをまた1本空けて就寝。

    長い1日でしたが、歩数は22,511歩。シギリヤロックは50階以上に相当するのかな?
    部屋に戻り、買い置きの缶ビールをまた1本空けて就寝。

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