残雪の山をバックに咲く北海道の桜

2016/05/14 - 2016/05/14

これから北海道の桜を観に行かれる方のために、取り急ぎ参考資料として２０１６年５月１４日撮影の支笏湖温泉、支笏湖畔、そして水明郷の第一発電所の写真をご紹介します。この時は、まさにどこもかしこも満開でした。
昨年２０１７年は５月１８日に支笏湖を訪ねましたが、すでにほとんどが散って、多少葉陰に咲き残っている程度でしたので、咲き始め具合は、２０１６年と余り変わらなかったのではないかと思われます。

今年は気候が乱高下していましたので、桜の開花時期はどうなるでしょうか。今のところ北海道も例年より開花が早いという情報があります。
北海道の桜は主に蝦夷山桜です。その辺の情報を含めてネットなどでお確かめの上お出かけ下さい。
＜参考になさってください＞
旅行記「北海道の桜、今年も可憐に咲きました」２０１５年４月
https://4travel.jp/travelogue/11006221

エリア 支笏湖(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 自家用車

北海道に咲く桜の多くは蝦夷山桜といいます。
山桜なので花が咲くと同時に葉っぱが出て来るのはどれも同じなのですが、花の色や形、葉の色などがそれぞれ違って、それがまた楽しみの一つです。
これは花びらの先が濃いピンクです。

この桜と前述の桜を比べてみると、咲き方や色が違うのが分かるでしょうか。
花びらに丸みがあってとても可愛いです。

この桜もまた花のつき方や形が違いますね。
ちょっと出始めた葉っぱも先のは樺色をしていましたが、これは緑色をしています。

そしてこれは花の芯辺りが真っ赤です。

アップで幾つかご紹介した後は支笏湖温泉湖畔園地の桜です。
正面の山は紋別岳です。

支笏湖温泉 温泉

赤い屋根のユースホステル前には大きな桜の木が数本並んでいます。

支笏湖ユースホステル 宿・ホテル

ユースホステルの向こうに聳える紋別岳。
手前右手は駐車場、青い観光バスが止まっています。

「鶴雅リゾートスパ水の謌」のお庭も桜が満開！！

しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌 宿・ホテル

ちょうど桜がきれいなので園地にはそこそこ人がいます。
もっと大勢来てくれるといいのですが・・・
支笏湖温泉は新千歳空港から近いので札幌へ行く途中に立ち寄る程度で観光客が余り長居しないそうです。

ビジターセンター前の赤い郵便ポスト

ビジターセンター裏手から紋別岳を眺めています。

支笏湖ビジターセンター 公園・植物園

園地から桜越しに見る恵庭岳。
まだ上の方には雪が残っています。

湖畔へ降りてきました。
支笏湖畔の観光船とスワンボート乗り場です。
対岸にそびえるのは恵庭岳。

支笏湖 自然・景勝地

少し右手に進んで恵庭岳を眺めます。
この日は本当によく晴れていて、遠くの山並みがきれいに見えました。

更にもう少し右へ寄ると遠くに真っ白い山並みが見えます。
右手に見える湖畔沿いの道路は国道４５3号です。この道路は札幌方面へ続いています。

左手には樽前山と風不死岳
樽前山は今なお噴煙を上げている活火山です。
白鳥の形をした足漕ぎボートが可愛いです。

支笏湖観光船 乗り物

更に左に目をやると、かつての山線の鉄橋が見えます。
今は人が渡る橋として使われています。
ここから流れ出た湖水が千歳川となって町の方へ下っていきます。

何処を見ても桜がきれいに咲いています。

山線鉄橋 名所・史跡

湖畔ではイタヤカエデ（？）の新芽に蕾がいっぱい。
清々しいきれいなミドリ色です。

国道沿いの建物はかつての北海ホテル。
数年前に廃業していますが、まだ建物はそのままです。
いかにも山のホテルといった感じで素敵です。

国道４５３号線を千歳方面へ進んで道道１６号線、通称支笏湖道路へと進んで少し行くと左手に「第一発電所」の駐車場があります。
大一発電所前というバス停があり、大きな看板もあるので分りやすいと思います。
目の前が支笏湖から流れ出た水を貯めている調整池ですが、その池の周りには桜が植えられており、ここもまた満開の見頃となっていました。

調整池の周りに咲く桜。
水明郷の桜として知られているようですが、訪れる人はまばらです。

ではここから第一発電所の敷地内に入ります。
入場は無料。係の人は誰もいません。

調整池を見下ろすように小さな祠があります。

広々とした敷地内を奥へと進んで行きます。
白樺の新芽がきれいです。

それにしても誰もいません。
こんなに桜がきれいなのにもったいないですね。

さきほどの調整池を渡る感じで横から見ています。

調整池の対岸にも桜が咲いています。

調整池から流れ出ている水は次なる場所へ向かいます。

次なる場所に貯められて・・・

ここから一気に１３０メートル下まで落とされます！！
ここがダムの最上部になるようです。

この４本のパイプを支笏湖の水が一気に１３０メートル落ちることで発電するのだそうです。

王子製紙千歳川第一発電所 名所・史跡

支笏湖から流れ出た水が第一発電所・第二発電所などを通って発電されていく様子を図解しています。

樺色の葉っぱの桜も可愛いし・・・

緑の葉っぱの山桜も愛らしいです。

北海道では５月上旬から中旬にかけて、こうして山桜が咲き出すと本格的な春到来になります。
取り急ぎの旅行記ですが、最後までご覧頂きましてありがとうございました。
可憐な北海道の桜に是非一度会いにいらしてください。

私はというと、２０１６年の桜を顧みながら、また今年の桜に会えるのを楽しみにしているところです。