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 2018年3月17~24日、青春18切符2枚を夫婦2人で使って、東京から岐阜県多治見に2泊、兵庫県姫路に3泊、愛知県名古屋に2泊、計7泊8日の旅をしてきました。<br /><br /> 今回の旅行記は、3日目、姫路城を内濠沿いに一周した後、城下町の面影を残す城西地区を散策した時の記録です。

姫路城と船場城西 2018年3月【4】

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2018/03/17 - 2018/03/24

583位(同エリア2152件中)

ひよどり

ひよどりさん

 2018年3月17~24日、青春18切符2枚を夫婦2人で使って、東京から岐阜県多治見に2泊、兵庫県姫路に3泊、愛知県名古屋に2泊、計7泊8日の旅をしてきました。

 今回の旅行記は、3日目、姫路城を内濠沿いに一周した後、城下町の面影を残す城西地区を散策した時の記録です。

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  •  姫路城を一廻り  1<br /><br /> 青春18切符に3つ目・4つ目のスタンプを押してもらい、8:46多治見を出発。多治見→岐阜→大垣→米原と乗り継ぎ、姫路13:47に到着しました。<br /> 米原からの琵琶湖線新快速、約2時間半、青春18には贅沢なほど快適でした。<br /><br /> ホテルに荷物を預けて、姫路城に出発です。<br /><br /> 今回は、お城の中には入らず、左回りに一周してみようと思います。

     姫路城を一廻り 1

     青春18切符に3つ目・4つ目のスタンプを押してもらい、8:46多治見を出発。多治見→岐阜→大垣→米原と乗り継ぎ、姫路13:47に到着しました。
     米原からの琵琶湖線新快速、約2時間半、青春18には贅沢なほど快適でした。

     ホテルに荷物を預けて、姫路城に出発です。

     今回は、お城の中には入らず、左回りに一周してみようと思います。

  •  姫路城を一廻り  2<br /><br /> 姫路城南側から撮影。<br /> 野面積みの上山里下段石垣。<br /> 説明板によると、天正10(1580)年、羽柴秀吉が積んだと言われ、姫路城の中でも、一番古いタイプだそうです。

     姫路城を一廻り 2

     姫路城南側から撮影。
     野面積みの上山里下段石垣。
     説明板によると、天正10(1580)年、羽柴秀吉が積んだと言われ、姫路城の中でも、一番古いタイプだそうです。

  •  姫路城を一廻り  3<br /><br /> 石垣の脇に五輪塔が並んでいるのが気になりました。<br /><br /> 何故、城内に墓所が・・・?誰の墓?<br /> 水輪、地輪のバランスが変?全体が変?<br /><br /> 説明板を読んで納得しました。<br /> 説明板によると、姫路城が築かれる以前、ここには称名寺(現在:正明寺)というお寺があり、この地を治めた豪族等のお墓が多くありました。<br /> 築城に伴い、寺は移転。寺の墓石は、石垣に組み込まれました。<br /> 昭和の姫路城修築工事の際、発見された仏石を五輪に組み、この場に供養したそうです。

     姫路城を一廻り 3

     石垣の脇に五輪塔が並んでいるのが気になりました。

     何故、城内に墓所が・・・?誰の墓?
     水輪、地輪のバランスが変?全体が変?

     説明板を読んで納得しました。
     説明板によると、姫路城が築かれる以前、ここには称名寺(現在:正明寺)というお寺があり、この地を治めた豪族等のお墓が多くありました。
     築城に伴い、寺は移転。寺の墓石は、石垣に組み込まれました。
     昭和の姫路城修築工事の際、発見された仏石を五輪に組み、この場に供養したそうです。

  •  姫路城を一廻り  4<br /><br /> 姫路城石垣を南東方向から撮影。<br /> 上山里下段石垣を見終わると、登閣口の方に戻る方が多いようですが、そのまま石垣を追いかけて行きます。

     姫路城を一廻り 4

     姫路城石垣を南東方向から撮影。
     上山里下段石垣を見終わると、登閣口の方に戻る方が多いようですが、そのまま石垣を追いかけて行きます。

  •  姫路城を一廻り  5<br /><br /> 姫路城を東から撮影。<br /> 櫓の間から、天守閣が見えます。

     姫路城を一廻り 5

     姫路城を東から撮影。
     櫓の間から、天守閣が見えます。

  •  姫路城を一廻り  6<br /><br /> 姫路城北側は、公園になっており、内濠を見ながら歩けます。

     姫路城を一廻り 6

     姫路城北側は、公園になっており、内濠を見ながら歩けます。

  •  姫路城を一廻り  7<br /><br /> ヒヨドリに遭遇。<br /><br /> ヒヨドリは、キョロキョロ、キョロキョロ、周りを覗う観察屋さん。私も旅行中は、キョロキョロ、キョロキョロ、落ち着き無く、見て回ります。<br /><br /> 自宅の庭にも、よく飛来します。私がヒヨドリを観てるのか、ヒヨドリに観察されているのか、そんな風に思える時があります。<br /><br /> ニックネームにする程、好きな野鳥です。

     姫路城を一廻り 7

     ヒヨドリに遭遇。

     ヒヨドリは、キョロキョロ、キョロキョロ、周りを覗う観察屋さん。私も旅行中は、キョロキョロ、キョロキョロ、落ち着き無く、見て回ります。

     自宅の庭にも、よく飛来します。私がヒヨドリを観てるのか、ヒヨドリに観察されているのか、そんな風に思える時があります。

     ニックネームにする程、好きな野鳥です。

  •  姫路城を一廻り  8<br /><br /> 姫路城石垣を北から撮影。<br /> 鬱蒼とした木々が、石垣を、そして、お濠をも覆い尽くそうとしています。

     姫路城を一廻り 8

     姫路城石垣を北から撮影。
     鬱蒼とした木々が、石垣を、そして、お濠をも覆い尽くそうとしています。

  •  姫路城を一廻り  9<br /><br /> 姫路城の西側、白漆喰の塀の向こうは、好古園。<br /> もう少しで、一周。

     姫路城を一廻り 9

     姫路城の西側、白漆喰の塀の向こうは、好古園。
     もう少しで、一周。

  •  千姫の小径  1<br /><br /> 姫路城を一周しました。<br /> 時刻は、16:00を回り、相変わらずの小雨ですが、歩けないほどではありません。日の入りも、東京より遅いので、もう少し、散策してみました。<br /><br /> 以前読んだ、旅行記(フォートラベル)を思い出しました。確か、お城の西側に城下町があったはず・・・行ってみます!<br /> <br /> いつもなら、観光案内所で頂いた地図を頼りに歩くのですが、今日は、「城の西側」という漠然とした情報だけで、西へ、西へと向かいました。<br /> 好古園の前を通り、中濠の端(姫路城南西角)まで来ました。<br /><br /> 濠の向こうに道があり、そのすぐ先に川(船場川)が流れ、川の中の浮洲のような道が北に延びています。「千姫の小径」と看板がありました。

     千姫の小径 1

     姫路城を一周しました。
     時刻は、16:00を回り、相変わらずの小雨ですが、歩けないほどではありません。日の入りも、東京より遅いので、もう少し、散策してみました。

     以前読んだ、旅行記(フォートラベル)を思い出しました。確か、お城の西側に城下町があったはず・・・行ってみます!
     
     いつもなら、観光案内所で頂いた地図を頼りに歩くのですが、今日は、「城の西側」という漠然とした情報だけで、西へ、西へと向かいました。
     好古園の前を通り、中濠の端(姫路城南西角)まで来ました。

     濠の向こうに道があり、そのすぐ先に川(船場川)が流れ、川の中の浮洲のような道が北に延びています。「千姫の小径」と看板がありました。

  •  千姫の小径  2<br /><br /> 船場川対岸に白漆喰黒壁の建物が見えてきました。<br /> お城の西側の古い街並みを発見!

     千姫の小径 2

     船場川対岸に白漆喰黒壁の建物が見えてきました。
     お城の西側の古い街並みを発見!

  •  小利木町界隈町屋  1<br /><br /> 千姫の小径は、まだ続いていましたが、途中、橋を渡り、街並み探しです。<br /><br /> ガイドブックも無く、街並みの範囲も把握できていません。思いつくまま、行きたい方に進みます。<br /><br /> 船場川に並行して南北に走る道が幾筋かあります。少し奥手の道を南下しました。その路地は、ゲストハウスなどあり、面白い道でしたが、江戸の面影はありません。<br /><br /> 引き返して、川に一番近い道を南に進みます。道幅もやや広く、白漆喰、黒壁、虫籠窓、江戸の城下町の風情が感じられる建物が残っており、探していた街並みを見つけることができました。<br /> 町の名前は、小利木町。

     小利木町界隈町屋 1

     千姫の小径は、まだ続いていましたが、途中、橋を渡り、街並み探しです。

     ガイドブックも無く、街並みの範囲も把握できていません。思いつくまま、行きたい方に進みます。

     船場川に並行して南北に走る道が幾筋かあります。少し奥手の道を南下しました。その路地は、ゲストハウスなどあり、面白い道でしたが、江戸の面影はありません。

     引き返して、川に一番近い道を南に進みます。道幅もやや広く、白漆喰、黒壁、虫籠窓、江戸の城下町の風情が感じられる建物が残っており、探していた街並みを見つけることができました。
     町の名前は、小利木町。

  •  小利木町界隈町屋  2<br /><br /> 後日、観光案内所で「まち案内マップ『よってくだん』 コース16 歴史と出会えるまち船場城西編」を入手しましたが、そのパンフレットでは、小利木町界隈の町屋は取り上げられていませんでした。穴場ですね。

     小利木町界隈町屋 2

     後日、観光案内所で「まち案内マップ『よってくだん』 コース16 歴史と出会えるまち船場城西編」を入手しましたが、そのパンフレットでは、小利木町界隈の町屋は取り上げられていませんでした。穴場ですね。

  •  小利木町界隈町屋  3

     小利木町界隈町屋 3

  •  小利木町界隈町屋  4<br /><br /> 小利木町町屋の美しさは、黒い外壁にあると思います。その黒色は、塗装によるものではなく、焼き板の黒さです。

     小利木町界隈町屋 4

     小利木町町屋の美しさは、黒い外壁にあると思います。その黒色は、塗装によるものではなく、焼き板の黒さです。

  •  小利木町界隈町屋  5<br /><br /> 組み格子、手間のかかったハツリが施されています。

     小利木町界隈町屋 5

     組み格子、手間のかかったハツリが施されています。

  •  小利木町界隈町屋  6<br /><br /> 歩き進み、姫路城の南西角近く、再び、好古園前の通りに出ました。<br /> 道を渡ると材木町、その先に西国街道。街並みを探し、南下を続けます。<br /><br /> 写真、来た道を振り返って撮影。<br /><br /> 

     小利木町界隈町屋 6

     歩き進み、姫路城の南西角近く、再び、好古園前の通りに出ました。
     道を渡ると材木町、その先に西国街道。街並みを探し、南下を続けます。

     写真、来た道を振り返って撮影。

     

  •  材木町 鈴懸稲荷大明神  1<br /><br /> ビルが並ぶ船場川沿いの道より1本西側の道を進みました。<br /><br /> 空き地の奥に、ぼつんと、むき出しの石仏。その横には、石仏とは向きが異なる鳥居と社。不思議な景色です。空き地になる前は、それぞれに参道があったのでしょうか?

     材木町 鈴懸稲荷大明神 1

     ビルが並ぶ船場川沿いの道より1本西側の道を進みました。

     空き地の奥に、ぼつんと、むき出しの石仏。その横には、石仏とは向きが異なる鳥居と社。不思議な景色です。空き地になる前は、それぞれに参道があったのでしょうか?

  •  材木町 鈴懸稲荷大明神  2

     材木町 鈴懸稲荷大明神 2

  •  材木町を抜けると吉田町。<br /><br /> 吉田町は、藩主池田輝政の三河の吉田(現豊橋市)から姫路への国替えに伴って移り住んだ人達の町です。

     材木町を抜けると吉田町。

     吉田町は、藩主池田輝政の三河の吉田(現豊橋市)から姫路への国替えに伴って移り住んだ人達の町です。

  •  吉田町 橋屋  1<br /><br /> 歴史を感じる煙突を発見。

     吉田町 橋屋 1

     歴史を感じる煙突を発見。

  •  吉田町 橋屋  2<br /><br /> 「みそ麹」と看板がでています。

     吉田町 橋屋 2

     「みそ麹」と看板がでています。

  •  吉田町 橋屋  3<br /><br /> 姫路案内マップで知ったこと<br /> ・「橋屋」と言う屋号です。<br /> ・江戸初期創業の老舗です。<br /> ・この建物の前の東西方向に延びる通りは、のこぎり横町と呼ばれ、防御の為か、間口が道路に対して、斜めに設定されています。

     吉田町 橋屋 3

     姫路案内マップで知ったこと
     ・「橋屋」と言う屋号です。
     ・江戸初期創業の老舗です。
     ・この建物の前の東西方向に延びる通りは、のこぎり横町と呼ばれ、防御の為か、間口が道路に対して、斜めに設定されています。

  •  龍野町 西国街道界隈 (東) 1<br /><br /> 橋屋の前のつ通り(のこぎり横町)に並行する次の通りが西国街道です。<br /><br /> 西国街道は、京阪から西国九州に続く、近世の主要往還路です。趣のある建物が点在してます。<br /><br /> 立派な文化財的な建物も良いのですが、エアコンの室外機、アルミサッシが取り付けられ、現役生活を送っている町屋に親近感を覚えます。

     龍野町 西国街道界隈 (東) 1

     橋屋の前のつ通り(のこぎり横町)に並行する次の通りが西国街道です。

     西国街道は、京阪から西国九州に続く、近世の主要往還路です。趣のある建物が点在してます。

     立派な文化財的な建物も良いのですが、エアコンの室外機、アルミサッシが取り付けられ、現役生活を送っている町屋に親近感を覚えます。

  •  龍野町 西国街道界隈 (東) 2<br /><br /> 洋風な近代建物もあります。

     龍野町 西国街道界隈 (東) 2

     洋風な近代建物もあります。

  •  龍野町 西国街道界隈 (東) 3

     龍野町 西国街道界隈 (東) 3

  •  龍野町 西国街道界隈 (東) 4

     龍野町 西国街道界隈 (東) 4

  •  元町界隈 <br /><br /> 西国街道、ちょっと角を曲がってみたくなりました。<br /> そしてまた、西国街道に戻りました。

     元町界隈

     西国街道、ちょっと角を曲がってみたくなりました。
     そしてまた、西国街道に戻りました。

  •  龍野町 西国街道界隈 (西) 1<br /><br /> 西国街道、角が来ると曲がったり、戻ったり、路上観察、キョロキョロ、フラフラ歩きました。<br /> この写真は、街道筋の建物であったかとどうか、ちょっと、記憶がはっきりしません。

     龍野町 西国街道界隈 (西) 1

     西国街道、角が来ると曲がったり、戻ったり、路上観察、キョロキョロ、フラフラ歩きました。
     この写真は、街道筋の建物であったかとどうか、ちょっと、記憶がはっきりしません。

  •  龍野町 西国街道界隈 (西) 2<br /><br /> 西国街道は山を迂回するように曲がります。(枡形?)

     龍野町 西国街道界隈 (西) 2

     西国街道は山を迂回するように曲がります。(枡形?)

  •  龍野町 西国街道界隈 (西) 3

     龍野町 西国街道界隈 (西) 3

  •  龍野町 西国街道界隈 (西) 4<br /><br /> 間口も広く、立派なお宅だったのでしょう。

     龍野町 西国街道界隈 (西) 4

     間口も広く、立派なお宅だったのでしょう。

  •  願成寺  1<br /><br /> こういう石段は、上らずにはいられません。<br /> 西国街道から、山に登ります。

     願成寺 1

     こういう石段は、上らずにはいられません。
     西国街道から、山に登ります。

  •  願成寺  2<br /> <br /> 石段を上った先は、願成寺。

     願成寺 2
     
     石段を上った先は、願成寺。

  •  願成寺  3<br /><br /> 見晴らしの良い場所です。<br /> 左手、山の向こうに姫路城がかすかに、小さく見えます。<br /> そろそろ17:30、戻りましょう。<br /> <br /> 後日、観光案内マップを見ると、行きそびれて残念に思う所もあります。しかし、観光マップ無しの散策は、地図との照合から解放され、楽しかったです。<br /><br /> 姫路の城下町は、電柱を無くし、現代生活を覆い隠した歴史的街並みではありませんが、町名にも、地割りにも、町屋にも長い歴史が残っている町です。<br /> 再訪して、城東地域や、西国街道京阪寄り等を歩いてみたいと思います。

     願成寺 3

     見晴らしの良い場所です。
     左手、山の向こうに姫路城がかすかに、小さく見えます。
     そろそろ17:30、戻りましょう。
     
     後日、観光案内マップを見ると、行きそびれて残念に思う所もあります。しかし、観光マップ無しの散策は、地図との照合から解放され、楽しかったです。

     姫路の城下町は、電柱を無くし、現代生活を覆い隠した歴史的街並みではありませんが、町名にも、地割りにも、町屋にも長い歴史が残っている町です。
     再訪して、城東地域や、西国街道京阪寄り等を歩いてみたいと思います。

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