秘境パックで行くアルジェリア ７　タッシリナジェール４

2008/11/22 - 2008/12/07

タッシリナジェール・トレッキング6日目。最終宿泊地のジャバレンに向かう。

最後の晩は、タッシリナジェールの洞窟で盛り上がったぜ！
焚火の炎の影響で、変な色の写真になってしまった。

エリア その他の都市(アルジェリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

6日目の朝は寒かった。

おば様A

おば様B

添乗員K

寒くて火の周りに集まるサハラシスターズ。

1℃・・・！
明け方は零下だったかも。

とりあえずお茶一杯やって温まろうぜ。

足も温める。

ここではロバ隊も直ぐ近くでキャンプしてたので、ロバも散歩してた。

今日もよろしくな・・・と挨拶。

ロバ使いが、散歩していたロバを集めて来る・・・出発の準備だ。

ところで、この中に元気がないロバが1頭いるのが分かるかな。

荷物をロバに固定する道具やロープ。

岩絵に使われた赤っぽい石と、ロバのウンチ。

手際よく、荷物を搭載。

さ～て、今日も地平線を目指して歩くで～・・・！

なんの見印だ？

お～・・珍しくこんなところで休憩になったぞ。

遥か彼方に山？丘？が見えると、あの辺で岩絵見学と休憩だな・・・って雰囲気。

上の写真を撮った後、先回りをしてサハラシスターズを撮る。

今日もがんばってるね～・・・ここらで休憩かな？

と思ったら、何もない丘だったのか、そのまま次の地平線を目指す・・・残念でした！

再び丘に登る。

更に「中高年は荒野を目指す」

相変わらずのタッシリナジェールだ。

奇岩と砂丘・・・飽きたよね～

歩くのみ

タッシリナジェールの本を持ってタッシリを歩きます。
https://youtu.be/oqP5DnA6OCI

ランチの場所だったかな・・・ロバが見える。

も～・・・足跡まで笑ってる。

角質化？

ゴジラの背中みたいだ。

まだまだ岩絵鑑賞に熱心なサハラシスターズ

岩絵

5000年前には像も住んでいた。

キリンの絵もあったが、撮り忘れたのかなぁ。

踊る人・・・かな。

岩絵

そろそろ飽きるぞ

貴重なものであることは分かる

岩絵があるところの下には、写真の様に小石を並べてある。
この中に入らないで・・・ってことらしい。

岩絵は、もちろん触ることさえも禁止されているし、ストロボも使用禁止だ。

しかし、広大なタッシリナジェールに数万もある岩絵を守ることは出来ない。

これは岩絵ごと岩を剥がした跡。

貴重な岩絵に溶剤を塗って紙を押し当て、紙に転写してしまう連中も多いんだそうだ。剥がすよりは良心的なのか？

そういう行為を取り締まるために、現地ガイドと監視員が同行するのだが、タッシリナジェールはあまりに広い。

奇岩の連続

こういう雰囲気のところって、絶対岩絵があるよね・・・ってことが分かるようになってくる。

凄いオーバーハング。
古代人は、こんなんところで火を囲んで岩絵を描いてたんだろうね。俺さぁ、今日はでっかい像が水浴びしてるの見たぜ～・・・こんな風に。って、岩肌に絵を描く。

こういうお菓子がなかったっけ？

どうして・・

こうなっちゃうの？

また迷宮っぽいところに入る。

これ、説明されたけど忘れちまった。

奇岩に開いた穴を丁寧に塞いであった・・・こうなると中を見てみたくなるけど、それは叶わなかった。

もしかしたら、悪霊を閉じ込めてるのかもしれない。

この辺り、細かい木の枝がいっぱい落ちている。

なんだか、台風の後の河川敷みたいな雰囲気。

みんなで、その小枝を集める・・・燃料は貴重だ。

この辺りは、かつてたくさんの糸杉があったそうだ。

この木を持って行こうぜ・・・って、それは無理だろ。

ところが、どこで探したのか、同じ様なデカい木を運んだ。後で登場します。

この辺りは、奇岩の隙間？を石で塞いで部屋状にしたモノを幾つか見た。

今日のキャンプはそんな奇岩の傍。
左側に石積みが見える。

お邪魔しま～す。

その石積みの中。

歩いていると寒くないんだけど、キャンプに到着して気が緩むと・・・さみ～。

巨大薪が登場！

どこから運んで来たんだ～・・・その巨大木ぼっくり。

今日のダイニングは豪華だぞ！・・・暖房完備だし。

宴じゃ、宴じゃ・・・！

サハラ砂漠の洞窟の中で、星や月を見ながら「僅かに残っている酒を飲む」

「K（添乗員）さん、明日は町に戻るらしいけど、お酒はあるの？」と鋭い突込みを入れるおば様A。

「責任もって探してよね」

ここは洞窟上になっていて、日本人（飲酒）は奥、トアレグ（お茶派）は外。

寒いから、ロバ隊のスタッフもやって来て火を囲む。

酒が無いのが不思議

夜になって気温はグングン下がって来た。

こんなところで宴会？やってるのが不思議

実質的な最終ご飯なので、食材は限られている。

旅行先では豪華なモノを食べたいって方には、ちょっと厳しいかな。

ゲストは一番奥の暖かいところでゴロゴロ。
後ろの壁には古代人の岩絵が・・・いいの？こんなんところで宴っちゃって。

私が体験した中では、一番豪華で思い出深いディナーであった。

この後、本格的に寝るのは、数十m離れたテントなのだが、この晩は「あぉ～あぉ～・・」という遠吠えが聞こえた・・・ジャッカルなんだって。

この旅行記へのコメント （12）

• くろねこだりゅんさん 2018/03/22 15:49:31

  贅沢焚火♪

  楽しそう～
  日本では直火での焚火がほとんど出来なくなっているので星空を見ながら焚火のそばでゴロゴロしてみたいです。
  こちらのトレッキングは服装調節がとても難しそうです。歩いている時と休憩したり日陰に入ったりしている温度差が大きそうですね…。
  サハラシスターズの体力凄すぎです。このスケジュールだと疲労から体調くずしてもおかしくないです。日頃の体力造り大切ですね～
  
  ロバと人間のシルエット写真、まるでここの壁絵のようでビックリ！
  とても素敵な写真☆
  で、元気のないロバ解りませんでしたけど…ジャッカルのご飯になっちゃったとか？
  

  ほいみさん からの返信 2018/03/23 08:54:27

  RE: 贅沢焚火♪

  そうそう、星を見ながら焚火ご飯は、今や最高の贅沢かも。アフリカでも一般的なキャンプ場では直火は難しいです。だから狙い目は砂漠かパキスタンですね！　パキスタンでもメジャーなコースはNGかな。
  
  季節的なものか、日中の暑さは大したことありませんでした。噂には聞いてたけど、朝方は連日０℃前後でマジ寒かったです。サハラシスターズ、「本当に１週間歩けるの・・・？」って私も思ってましたが、まったくヘコたれませんでした。凄いと思います。
  
  体力っていうよりも、どんなところでも普段の体力を維持して発揮できる順応力が大切なのかも。長期のトレッキングなんか、THE山男みたいなヤツが意外とダメになっちゃうこともあるし。
  
  ロバ、タシリナジェール最終回でアップしました。

• ワミさん 2018/03/20 15:49:16

  宴じゃの写真綺麗☆

  トアグレ族はイケメンなんですか、それでおばさま元気なのかも～
  そんなに奇岩と岩絵が余るほどあるなら鳥取砂丘に少し分けてくれたら観光の目玉になるのにポケット入るぐらいの落ちてないですか？
  ジャッカルよりシホンちゃんが突然現れた方が怖がるかも
  夜行性の小さな生き物観察したいなぁ
  この砂で砂時計作ってお土産品にどうでしょう。

  ほいみさん からの返信 2018/03/20 17:17:01

  RE: 宴じゃの写真綺麗☆

  砂漠の男はみんなカッコいいです。
  そこへ日本のオヤジが混じると、まるで養殖モノの感があります。まぁ、奴らが日本に来ても、あのカッコ良さは維持できないとは思いますが。
  
  そうですよね、鳥取砂丘に「トットリナジェール」とか作って、本物のタッシリナジェールの「岩絵付き奇岩」を幾つか展示して、「砂場カフェ」と連携すれば凄い人気が出そうです。ぜひ鳥取県知事に提案してください。
  
  ジャッカルはシフォンの半分くらいの大きさですからね。名前ほど怖くはないんですよ。

• jamokaさん 2018/03/20 00:05:22

  ワイルド～！

  ミルフィーユがドミノ倒しに…みたいですね。広い大地のあちらこちらで隆起？
  すべての岩が何故何どーして？の世界です一中日、ワクワクして刺激を受けながら受歩ける旅、早く解禁にな～れ～
  衛生面だけが免疫力の弱い私には心配です
  シスターズA・Bは強い！！もうちょっとで現地人になれそう(^_^.)

  ほいみさん からの返信 2018/03/20 09:05:31

  RE: ワイルド?！

  そうか〜・・ミルフィーユってヤツですね。
  
  砂漠の旅は超乾燥してるので、何があってもそんなに汚く感じないし、実際に細菌類の増殖は抑えられると思います。
  
  女性の方が順応力が高いので大丈夫ですよ！
  ナミビアなんかいかがですか…ナビブ砂漠はきれいだし。
  

• 猫大好きさん 2018/03/19 22:11:03

  お酒が呑めるって嬉しいね～

  ほいみさんがトアレグなんて考えられないし！
  お茶で宴会をするのも絶対にムリだ～
  父ちゃんは「禁酒法なんてあったらお酒自分で作る」
  って！
  
  ガイドKは街でお酒の調達できたのでしょうか？
  サハラシスターズ最強！！

  ほいみさん からの返信 2018/03/19 23:11:29

  RE: お酒が呑めるって嬉しいね?

  トアレグ族、男から見てもカッコいいですよ！
  砂漠が女性に人気って、そんな理由もあるかも。
  
  アルジェリアは禁酒ってことはないようなので、販売してる場所さえ突き止めれば買えます。パキスタンよりは全然ゆるいんですが、やっぱ砂漠では入手は不可能かな。日本ほど酒に寛大な国も少ないので、この生活に慣れちゃうと、砂漠系の旅は辛いです。
  
  この翌日の夕方ホテルに戻って、夜中の0時には出発ですから、お酒もほどほどですよ。

• gontaraさん 2018/03/19 20:14:02

  修二会の大松明も真っ青

  余程乾燥してるのでしょうね、大きな火では無いようなのに大木に火が着くって。
  
  奇岩に岩絵、これだけたくさんなるとお腹いっぱいって感じでしょうか。
  閑古鳥の泣いてる観光地に寄付したいぐらい・・・
  
  摂氏０度でこのテントだと寒いんじゃ？
  マットに寝袋が優れものなのかな。

  ほいみさん からの返信 2018/03/19 21:28:33

  Re: 修二会の大松明も真っ青

  修二会の大松明の意味が分からなくて検索しました・・・な～るほど。
  
  超乾燥地帯です。パンはすぐにパン粉になっちゃいます。
  
  奇岩と岩絵しかないですからね。まぁ、ミャンマーで毎日お寺見学させられるよりは、何倍も楽しいけど。奇岩は凄いですよ。奇岩じゃない岩を探すのが大変なくらい。
  
  寝袋は三季用を持って行きました。マットはロバと一緒に写ってますが、ちゃんとしたものなので暖かいです。添乗員Kはフライシートが無かったので寒そうでした。砂漠のキャンプは楽しい！

• アルカロイド ダリルさん 2018/03/19 19:13:45

  ジャッカルの遠吠え

  
  こんばんわ～！ほいみさん！
  
  BGMがジャッカルですかあ？ 木があるとこは、野獣もイルのですね～？ （さすがにシーチキンは怖くてデキませんよね～？） 氷点下でのテントは寒そうです？ 壁があると途端に快適度が上がるんですね？ステキなリビングです
  
  糸杉の谷間も、だんだんと砂漠に飲み込まれて行ってるのでしょうか？ サハラはドンドン大きくなっているらしいですね～？ おばさまAは現地人化？して、トレアグ族みたいになってらっしゃいましたね～？ この格好が1番、寒暖差に対処しやすいンでしょう？ たくましいったら！ けっきょくお酒って、何本（何パックかな？）お持ち込みしたのでしょうか？
  
  岩の谷間に ジャッカルの遠吠え
  夜風に乗り カモーンと呼んでいる
  ゆらめく焚き火 躍る岩絵
  最後の酒と 最後の晩餐
  傾くまでの 月の影
  囁くのは 微かな星の声たち
  夜ごと酌み交わすは 砂漠の美酒
  
  ダリル
  
  
  
  
  
  

  ほいみさん からの返信 2018/03/19 21:22:12

  Re: ジャッカルの遠吠え

  アルカロイド　ダリルさんは「意外にも」詩人だったんですね。砂漠でのキャンプが蘇ります。ジャッカルは柴犬みたいなモノですから、怖くはないのですけどね。
  
  このジャバレンまでは野生動物の気配は無かったのですが、この晩は一生懸命歓迎の遠吠えをしてくれました。木や草があるくらいだから、ネズミなど、エサになる小動物がいるのかも。
  
  お酒は全然足りませんでした。私はウィスキー1本分、おば様Aは焼酎を2パック。地酒を若干買うことが出来ましたけどね。再訪することがあったら、ペットボトルに入れ替えて、大量に持って行きます・・・ロバが運んでくれるし。
  
  サハラは拡大してる上に、アルカイダや反政府組織が好んで入り込むので、旅行はますます難しくなりそうです。