秘境パックで行くアルジェリア　２　タッシリホガーその1

2008/11/22 - 2008/12/07

チームの親睦を兼ねた「アセックラムへ1泊2日旅」で、体が砂漠に慣れたかな？

いよいよここからサハラ前半戦、4泊5日の砂漠の旅が始まる・・・乾いてるぞ～！

エリア その他の都市(アルジェリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

日本を出て3日目、11月24日。
楽しかったアセックラムを出発して、ニジェールとの国境に近い「タッシリホガー」へ向かう。

恥ずかしながら、タッシリホガーのことも、この旅に出るまで全く知らなかった。

しばらく走ると、薪を調達。
確かに砂漠に入っちゃうと木はないだろうから、事前に採取…ってことなんだろうけど、いいのかなぁ。

薪になる枯れた材木をたくさん積んで安心・・・？

もう人なんて住んでないだろうと思ったら、まだいた～！　って感じ。

チェキで撮って上げたら、もの凄く喜んでくれた。

岩獏と砂漠が交代して現れる道を数時間走って、今日のキャンプ地。

雨は絶対に降らないので、テントは内張だけ。
スケスケなので気になる人は気になるかも。
こういうツアーにはそんなヒトはいないけどね。

食事はスタッフの「トアレグおじさん」達が作ってくれる。

食材や水、燃料が限られているから期待しないでね。

炊事は灯油を使うが、食後の団欒は、やっぱ薪だよね。

日本の「おじさんおばさん」は酒で、「トアレグのいかついオヤジ達」はお茶で盛り上がる。

キャンプで焚火って、最高だよね～

星空の下、何時までも宴は続く・・・っていうのはウソで、20時には「おやすみなさい」

寝る前に1枚撮っておいた。
焚火が残っていて、岩が照らされていたようだ。

朝はお茶から始まる。
そのうちに書くが、トアレグのおじちゃん達のお茶に対する情熱は凄いぞ。

インスタントコーヒーもある。

さぁ、今日も走るぞ～！

って、私は寝てるが。

休憩。

やることないから、みんな直ぐに横になっちゃうんだよね・・・砂が気持ちいいし。

ランクルの横には羊の皮・・っていうか中身を抜いた感じ・・・の水タンクが吊るされている。走行中に気化熱が奪われて、中の水が冷たくなる。

ちょっとだけ飲んでみたが、確かに信じられないくらい冷たい。しかし、その前にどこで汲んだ水か分からないので、我々は生ぬるいミネラルウォーターを飲んだ方が身のため。

どうよ、この広さ・・・っていうか、何も無さ。

さ、また走るべ～
この辺りは、まだ他車のワダチがある。

本格的な砂漠に突入すると何処でも走り放題なので、最初にワダチを印すのは俺だ～・・・って気分かな。

ナビがあったら、どんな風に案内するんだろ。

起きてる・・・？

意外なことに、こういうところを走ってる時が一番真剣になってるみたい。

かっけ～！

お～・・今日のキャンプ地はここらしい！

これぞ秘境パックの醍醐味！

こちらにおわせますのが「サハラ　デザートシスターズ」の3人。

灼熱の太陽の下を歩いてみましょう。

やっぱランクルが無かったら、成立しない旅行だね。

トイレ行ってくるからね～

男はラクダ。

太陽が沈むと、みるみる涼しくなる。

さっき、キャンプ地を見下ろした山の反対側に行ってみた。

キャンプ地はこんな感じ。

なぜか砂漠の砂のど真ん中・・・でキャンプ、ってことはこの先もなかった。
何か理由があるのかなぁ。
リクエストすれば出来たかもね。

雨も降らないし、星空きれいだし、添乗員に「オレここで寝る」とダダをこねてみた。

やっぱり「どうぞ、どうぞ・・」・・・いい人だ。

保険入ってるから、どうぞ・・・だってさ。

水と三脚は用意した。

夜中に星の写真撮るぞ～・・・と張り切って寝た。

ところが張り切って寝すぎて、目が覚めたら、薄明るくなっていた・・・っていう、星空写真家にはよくある話。

な～んと寝袋の周辺には小動物の足跡がいっぱい！

トアレグおじちゃんの話だと
フェネック（砂漠狐）の足跡だという。

え～・・フェネック見たかった！

シーチキンを枕元に置いておくと、夜中に食べに来るから、今晩やってみよう・・・という力強いお言葉を頂戴した。

これがフェネック。

リビアで撮影。

かくし芸を見せてくれた。

https://youtu.be/eq7ha4-04is

出来た・・・！

牛に見えなくもない。

今日も走れ～！

何処を走ってもいいはずなんだけど、やっぱワダチがあるところを走るんだね。

と思うと、わが道を行き出したぞ！

蜃気楼に向かってぶっ飛ばせ！

無敵ランドクルーザー
https://youtu.be/xaiG2lUDAds

日中は暑いので日陰でお昼寝。

サハラ　デザートシスターズに足蹴にされてるのは添乗員のKさん。

昼間っからビール飲んでるし！

目が覚めたら、また走るぞ～！

お～・・人間発見！

この辺りは奇岩が多く、人気のポイントらしい。

タッシリホガーで会った、唯一の観光客。

こんな危なっかしい岩があった。

写真の撮り方が悪く、あまり危機感が無いが、何時崩れちゃっても不思議じゃない状態。あれから10年、もう壊れちゃったかも。

影絵

こら～・・押すな～！

この岩に写真5枚も使っちまった。

面白いのは、岩の周辺は深く掘られてるんだよね。
風が砂を動かすんだろうけど、それで風化が進んで、頭でっかちの奇岩がたくさんあるってことなのかな。

不思議な景色

再び楽しい夜。

食器と星空。

10年前って、星空撮るならフィルムカメラのが優秀かも・・・って時代だったんだよね。だから撮影にも今イチ力が入んない。星の写真って「夜中に起きる」っていう「技術じゃない部分」が一番重要だからね。

今のデジカメなら、凄い写真が撮れたんだけどなぁ。
夜中に起きる気になるし。

そんな理由で、この夜も私はテントの外で寝た。

夜中にちょっと起きてみた。

もちろん忘れずにシーチキンを枕元に置いておいた。

この旅行記へのコメント （14）

• jamokaさん 2018/03/16 23:11:54

  カメラは…

  逆流しちゃってすみません。
  かなり細かい砂埃、カメラは大丈夫でしたか？過去にサハラ砂漠でコンデジでしたが空中に舞う砂で望遠動かすとジャリジャリ…閉じれなくなりました！
  
  TG3なら良いかもですが…星空写真あるし！デジ一ですよね～対策ありますか？

  ほいみさん からの返信 2018/03/16 23:24:34

  RE: カメラは…

  砂漠にコンデジは、かなりの確率で壊れますね。
  この時は、EOS2台と動画用にリコーのコンデジを持っていきましたが、コンデジはタッシリナジェールで壊れました。
  
  デジイチ、一台は予備のつもりでしたが、どちらも全く大丈夫でした。もちろん、長く使わないときは、レジ袋に入れておくくらいの努力はしました。おば様Bのコンデジも早々と壊れてました。
  
  TGシリーズなら、砂に埋めても大丈夫です。

• ワミさん 2018/03/09 14:48:49

  ☆星空にやられた～

  この星空の下で寝るなんてなんて贅沢☆
  真っ暗の砂漠での薪の炎もいい雰囲気～
  フェネックには会えなかったのですね残念、私最近ペットショプでみましたけど・・・
  奇岩は今はどんな形に変わってるのか気になりますね！

  ほいみさん からの返信 2018/03/09 17:26:11

  RE: ☆星空にやられた?

  星空の下で寝る、なんてチャンスはめったにないですよね。
  薪を囲むのが楽しいのは人間の本能みたいです。
  キャンプ場でガスの火を囲んでも、何にも楽しくないのは何故でしょう？
  
  フェネック、日本でのほうが遭遇の機会が多そうです。ペットショップでも扱っているようですが、日本の湿気は大丈夫なんだろうか。シーチキンには不自由しないけど。
  
  これから始まる奇岩パレードは凄いですよ・・お楽しみに。

• くろねこだりゅんさん 2018/03/05 16:48:24

  フェネックかわい～♪

  ビデオを見ているとランクルでも轍の場所を選んで慎重に走らないといけない場所がありそうですね～
  どの場所でも砂漠は条件が一緒の様に見えますけど、馴れたドライバーじゃないとやっぱり蟻地獄になりそうな映像…走ってみたいのですけど(*^。^*)
  目が覚めたら一面の星空、一度は試してみたいですけど虫恐怖症なので難しそうです。
  夜になると気温が下がって虫が出なくなると良いのですけど～サソリ対策はどうされてましたか？
  
  砂漠の旅にはシーチキン持参で行きます(笑)
  
  

  ほいみさん からの返信 2018/03/05 20:32:45

  RE: フェネックかわい?♪

  もしかして、砂漠って自動操縦が難しい場所のひとつかも。
  
  この旅ではサソリには会いませんでしたが、アフリカのキャンプでは何回かサソリに遭遇しました。たいていは一生懸命逃げていく姿が可愛い・・で済んでますが。日本のムカデの方がヤバいいんじゃ？
  
  アフリカ・ランドクルーザー・キャンプの組み合わせは、旅の究極の形のひとつだと思います。ヨーロッパ列車の旅も好きですが、どうにも似合いません。

• らびたんさん 2018/03/01 08:41:58

  フェネックかわいい！

  ほいみさん、毎度こんにちは^ ^
  
  トップの星空の写真に圧倒されて始まりました。
  すごい…！
  ヨルダンでの砂漠で、外で寝てもいいよと言われたものの勇気がなく（動物とか虫とか）やめたことがあるんです。
  初歩的な質問ですが、蚊に刺されたりしないんですか？
  私O型でやたら蚊に狙われるんです。
  
  そしてカメラ（などメカ全般）わからないので、今度教えてください☆
  
  フェネックすごくかわいいですね！
  つり目のスネ夫みたいなの想像してたんで、愛らしさに驚きました。
  ツナ缶効果はどうでしたか？
  続編で出てくるのかしら。
  
  らびたん

  ほいみさん からの返信 2018/03/01 12:29:29

  Re: フェネックかわいい！

  安全と言われても、女性が外で寝るのはどうなんでしょう？　テントなら外とあまり変わらないし。寝袋に包まっちゃうと、何かあったときに、全く抵抗出来ないという恐ろしさもあります。
  
  学生時代のヨーロッパ旅行では何回も野宿しましたが、今思い出せば砂漠より何倍も危険だったと思います。蚊や動物がいそうなところでは野宿しないから今のところ問題はないかな。テントの中をジャッカルに荒らされたことはあるけどね。
  
  そういえば、最近は酔っぱらって街中で寝込んじゃってる（野宿というか？）ヒトも見掛けませんね。
  
  結局フェネックには会えませんでした。トアレグのおじちゃん達に言わせると、そんなの毎晩来てるよということなんですが。全身にシーチキンを塗して、キャンプから離れて寝れば完璧かも。
  
  写真は「どういう写真」を撮りたいのかがはっきりすれば、そんなに難しくないですよ。特に星空写真は、幾つかのお約束を守れば難しくないです。

• olive kenjiさん 2018/02/28 21:15:44

  4Tフォトコンテスト星空部門優秀賞受賞納得

  ☆☆☆☆☆☆☆☆・・・

  ほいみさん からの返信 2018/02/28 22:15:33

  RE: 4Tフォトコンテスト星空部門優秀賞受賞納得

  > ☆☆☆☆☆☆☆☆・・・
  
  ！？！？！？・・・
  
  星空の写真って、機材の性能によるところが大きいです。
  この時は2005年製のデジイチ、性能的には数年前のミラーレスよりも劣ります。
  専門的になりますが、当時のデジイチってライブビューが使えないんで、広角レンズだと無限遠が難しくって、星がピンボケになってしまい見苦しいです。

• 猫大好きさん 2018/02/28 20:18:28

  星空写真が撮れない訳がわかった！

  遅くまで起きていられないからだった～納得！
  
  それにしても砂漠シスターズ
  凄い方が3人も揃ったのね
  今も元気で飛び回っていらっしゃるのですか？
  脱落したお一人は どうされたの？
  
  ペンギンを見に旭川に来た 猫より
  

  ほいみさん からの返信 2018/02/28 21:16:29

  RE: 星空写真が撮れない訳がわかった！

  夜中に起きられれば一番いいんですけどね。
  宵の口は何かと明かりがあったりするんで。私の場合、ちょっとヒトの活動を入れたいんで、誰かがヘッドライト点けて、トイレにでも行ってくれると光跡が楽しいです。
  
  サハラシスターズ、特に体力があるということではありませんでしたが、順応力が高くよく頑張りました。きっと、まだ旅行をされてるんでしょうね。後半はさらにワイルドになるので、一人が辞退してしまいました。
  
  寒い時に、さらに寒い所へ、ご苦労様です。

  猫大好きさん からの返信 2018/03/01 07:47:25

  Re: 星空写真が撮れない訳がわかった！

  札幌からの飛行機 飛ばないみたい
  カンズメかなぁ～！

  ほいみさん からの返信 2018/03/01 12:08:22

  Re: 星空写真が撮れない訳がわかった！

  今、近所のだるま山に来てるけど、すごい風。北国は荒れてるだろうなぁ。ゆっくり缶詰になっていて下さい。