九州沖縄縦断の旅　1日目　東京ー博多ー壱岐ー唐津ー博多

2018/02/04 - 2018/02/04

長期休暇がとれたので、国内旅行を計画しました。旅の方針として考えたのが、(1)季節的に方角は「西～南日本」、(2)移動方針は「極力地上を進む」、(3)時間の余裕あり、ひとり旅で自由がきくのだから「出来るだけ多くの場所を（通過でもいいから）訪問する」の3点。そうしてできあがったのがこの九州沖縄縦断旅行です。

縦断のスタート地点は壱岐島。最終目的地は石垣島。行程は全7日間。

初日は壱岐から唐津経由で博多に向かいます。

エリア 壱岐(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

今日は日曜日。出発です。方針(3)の「できるだけ多くの場所を訪問」するため、朝一番の羽田発福岡行きに乗ります。近所の駅から空港連絡バスに乗って、午前6時前に羽田空港第二ターミナルへ到着です。昼間は多くの人が行き交う羽田空港も、この時間は閑散としています。保安検査もスイスイです。登場口は71番、6:20発です。

羽田空港(東京国際空港) 空港

ボーディングブリッジが切り離されて出発です。天気は曇り。福岡方面はこの冬一番の寒波で雪模様、気温も氷点下とのこと。条件付きフライトにはならなかったので大丈夫だとは思いつつも、無事定刻に着陸できることを祈るばかり。初日一発目から旅の計画変更を余儀なくされるのはいやですから。

多摩川沖のD滑走路から離陸します。

琵琶湖の上空。雪景色がだんだん増えてきました。

宮津、京丹後のあたりだと思います。このあたりはまだ晴れていました。

でも、九州に近づくにつれ、すっかり一面雲海になりました。

福岡空港着陸にむけて日本海側から旋回した直後、「降雪のため滑走路が一時閉鎖されました」とのことで上空待機となりました。あらら。でも、仕方がありませんね。結局久留米上空をぐるぐる二回まわったあと、着陸となりました。30分弱の遅延です。

壱岐行きのフェリーに間に合うだろうか。まあ、30分遅延なら、なんとかなるでしょう。

福岡空港から地下鉄で博多駅に移動。事前に予約したホテルに大きな荷物を預け、ベイサイドプレイスへタクシー移動です。本当はバスで移動するつもりでしたが、タクシーで時間を取り戻します。

ベイサイドプレイス博多 ショッピングモール

結局、10:00の郷ノ浦港行きフェリーは間に合いませんでした。残念！仕方がないので10:45のジェットフォイルで壱岐を目指します。お金はかかりますし、到着するのが芦辺港なので郷ノ浦まで別途移動が生じます。お天気には勝てないですね。でもまあ、ジェットフォイルに初めて乗船出来るのでよしとしましょう。

ジェットフォイルが入港しました。ベイサイドプレイスの待合室で知り合った地元の方が進めてくださった、伊三郎製パンでパンを2つ購入。京都のパン屋さんなんですね。パン全部が均一料金なのが面白いです。今朝は4時起きで空腹ですし、早速食べるかな、と思ったら乗船時間。しばしお預けです。

定刻12時に芦辺港へ到着。ほとんど揺れることもなく、おかげで爆睡してしまいました。ジェットフォイルすごいね。快適な船旅でした。

芦辺港につくやいなや、港に停まっていた郷ノ浦行き乗り合いバスへ乗車します。すぐに出発とのことで写真撮影タイムなしでした。

乗客は私含めて4名。終点一つ手前の本町バス停まで誰も降りませんでした。私は終点の郷ノ浦港まで乗車。当初乗る予定だった郷ノ浦行きフェリーより先に郷ノ浦港へついてしまいました。これでオンスケジュール、結果オーライです。

そこから当初の計画通り街中まで徒歩で引き返します。しかし誰も街にいません。お昼時ですし、家から出たくないほど寒くては仕方ないですね。

壱岐島 自然・景勝地

天気もどんより。時折雪がちらつきます。

小雪舞う中頑張って街まで歩きました。とはいっても徒歩10分ぐらいです。季節がよければ、とっても気持ちのいい散歩コースだったに違いありません。

お昼はお目当ての三益寿司。地魚の海鮮丼をいただきました。「具のウニは単品で味わってもいいけど、ご飯にまぶしてもおいしいです」とのこと。確かにおいしかった！ごちそうさまでした。

三益寿司 グルメ・レストラン

三益寿司の並びにある塞神社にお参りします。

壱岐は神社が多い島とのことで、郷ノ浦港の観光協会に神社巡りのポスターが貼ってありました。そういえば、芦辺から郷ノ浦に来る道筋にもたくさんの神社や神社への案内看板がありました。昔からの交易の地として栄えたからなのでしょうね。

塞神社 寺・神社・教会

塞神社の先にあった赤い橋。なんとなく趣があっていい感じだったので写真を撮ってみました。メモするのを忘れたため名前がわかりません。この良港記を書いている時点でGoogle Street Viewもここまでは入ってきていない様子で確認できず。

歩道には島の名物のタイルが埋め込まれていました。これはムラサキウニです。

しかしさむいこと寒いこと。もう少し街歩きをするつもりだったのですが、限界です。天気予報によれば今日の壱岐の最高気温は氷点下1℃。風も強いので体感温度はそれよりも随分低いはず。今回は少し長旅ですし体調壊してもいかんので、予定より少し早いですが、次の目的地、印通寺港へ向かう決断をしました。

印通寺への路線バスはフェリー便に合わせた発着がないのでタクシーで移動することは予定ずみ。しかし肝心のタクシーをどう捕まえるかが問題。流しのタクシーなどいないからです。ダメ元で歩いて郷ノ浦港に戻りましたが、案の定、空振り。フェリーが到着する時間帯でないとだめなのでしょうね。

仕方ないので、郷ノ浦港のタクシー乗り場に掲示されていた番号に電話をし、タクシーの配車を依頼します。5分ぐらいで来てくださいました。

郷ノ浦港フェリーターミナル 乗り物

運転手の方との会話も寒さが中心。ここ数日は強烈な寒波で極寒とのこと。そんな話をしながら走ること約20分。印通寺港に到着です。

切符売り場の掲示をみてびっくり。

「フェリーちくしの救助艇不具合による臨時配船ですが、救助艇の修理が長引いており、臨時配船の期間を延長せざるを得なくなりました。唐津～印通寺航路は2月6日（火曜）まで「ドック配船」となります。」との掲示あり。

マジですか・・・。

あわてて確認すると、乗船予定していた15:30発の便が欠航になり、代わりに14:50発が配船されるとのこと。おお、間一髪セーフ。この寒さがなければ15:30発の時間いっぱいまで遊びきっていたはず。寒さに助けられた格好になりました。

唐津行きフェリー「エメラルドからつ」号の到着です。ファンネルマークって言うのでしたっけ。九州郵船のロゴです。

早速乗船します。座敷席もあったのですが、椅子席にしました。船内はきれいで明るく清潔感があります。ジェットフォイルは多数のお客さんで賑わっていましたが、こちらは広々と静かでゆっくり過ごせそうです。実際、出港と同時ぐらいに熟睡してしまいました。どうせ寝るなら座敷席でもよかったかな。

唐津港に到着です。今乗船してきたエメラルドからつの船首から乗用車やトラックが下船していきます。タクシーも待っていましたが、私は西唐津駅まで徒歩移動です。

最近人気急上昇中の高島の宝当神社や唐津城なども立ち寄りたかったですが、この寒さには勝てません。駅へ直行です。

歩いて20分ほどで西唐津駅到着。事前に拝見した他の方の旅行記やブログには「西唐津駅には駅名掲げた看板がない」なんて情報もありましたが、しっかり掲げられていました。でもまあ、遠目にはわからないかも。

西唐津駅 駅

西唐津駅のホームは一つだけ。時刻表を見ると、5分ほどで福岡空港行きの快速が出発するとのこと。寒いし、この際ですからもう博多まで行っちゃいましょう。Suicaが使えるのが手間いらずで嬉しいですね。

福岡空港行きが入線してきました。今晩のホテルは博多口なので最後尾がベスト。どっちが先頭だろう？ひとまず向かって一番右の車両に乗り込みました。結果は先頭車両でした。まあいいか。

博多到着。もう暗くなってました。ホテルにチェックイン。食事は駅前の河太郎で活イカをいただきました。中州も行きたかったですが、寒いし今回パスして寝ることにしました。

今日はここまで。明日は鹿児島へ向かいます。

博多駅 駅