2017/12/29 - 2018/01/01
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Kodamariさん
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海外は断然ひとり旅派なのですが、今回の旅の主役は母。
お誕生日も母の日も、プレゼントに対してお金を返してくる可愛げのない母(笑)には、もう何年も贈り物をしていません。その代わりにと、オペラ好きの彼女のための旅を計画しました。
十数年ぶりのヨーロッパの旅で、すでに多少お疲れ気味の母ですが、どうしても外せないのはオーストリア・ギャラリー(ベルヴェデーレ)と王宮。見所はたくさんですが、観たいものだけさっと回ってホテルで休む、を繰り返し、夕食はターフェルシュピッツ。お肉を食べたらちょっと元気になったので、ちょっとだけ夜景も楽しみました。
ざっくり予定はこんな感じ。(*がこの旅行記です。)
Day 1 羽田ーフランクフルトーウィーン LH 利用
Day 2 プライベートツアー 自然史博物館 コンサート@楽友協会
Day 3 ベルヴェデーレ 王宮など *
Day 4 美術史美術館 カイザーグルフト オペラ@国立オペラ座
Day 5 ウィーンーフランクフルトー羽田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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朝。オペラ座前の乗り場から#2 のトラムに乗ってベルヴェデーレに向かいます。
ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
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お久しぶり~!のベルヴェデーレのスフィンクス。
相変わらずエロオヤジ共に弄ばれているようです…あーあ。 (これについてはクリムト生誕150周年の際の旅行記 https://4travel.jp/travelogue/10756393 でも触れています。)
夏に訪れてばかりだったのでイメージできていませんでしたが、緑の少ない冬のお庭は思っていた以上に寂しい。ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿
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何は無くとも空いているうちに観ておきたい『接吻』。
図録や写真で見るのと、現物を目の前にするのとでこんなに印象の違う作品はないと思います。
訪れるたびに微妙に展示場所やライティングが異なっているのですが、前回の金彩を際立たせるギラギラのライトよりはましになった気がします。個人的にはゴージャスに見える黒バックよりも、淡い色のバックの方が、崖っぷちの花の可憐さやふたりの切なさが伝わると思っています。オーストリア ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー
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『水蛇 I』。
オーストリア・ギャラリーのクリムトのコレクションは有名作品が多いのですが、私はその中では地味かもしれないこれが結構好きです。色々と想像を膨らませられるところが当時の画壇をざわつかせたようです。見るたび『花図鑑』(清原なつの)を連想してしまいます。オーストリア ギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー
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ベルヴェデーレはオイゲン公の離宮なので、こんなお部屋もあります。
ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿
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リンク内に戻ってきました。王宮で色々と見て歩こう思っていたのですが、週末の年末でチケット売り場はどこも長蛇の列。
覚悟して並びましたが、売り場内に入ってみると、ほとんどの観光客がウィーンカード割引を目当てに窓口でチケット購入をするために並んでいて、ひっそりと置かれている自販機は誰も利用していませんでした。なので、行列を抜けてさっさと自販機でチケットを購入。
ウィーンカードは便利なのですが、元を取るためにはかなり効率的に見て回る必要があるので、繁忙期やゆったり過ごしたい人には不向きです。1つの施設での割引はせいぜい1~2ユーロなので、混雑している時にはさっさと自販機でチケットを買った方が時間の節約になると思います。3日間の交通チケットは、Oper などの大きなトラム駅の自販機でも買えますし。ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿
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宮廷銀器コレクション。よく管理できるなという膨大な量の食器が展示されていますが、昨日のガイドさん曰く、銀器は戦争の度に溶かされて兵器として使われたので、残っているのは没落しはじめた頃のほんの一部とのこと。恐ろしやハプスブルク家。
銀器博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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燭台の展示が優雅。植物と合わせるとこんな風になるのね。
銀器博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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この変わったナプキンのセットはハプスブルク家秘伝で、折り方は口伝のみだったため、現在はわずか2人しか知らないのだとか。
1m四方の1枚でできていて、窪みに温かいパンを入れるのだそう。
この先はシシィ博物館ですが、そちらは撮影禁止。
入り口で人が捌き切れておらず、狭いエントランスホールいっぱいの人が一斉に狭いゲートに押し寄せる大惨事。
大変美しく大変屈折した皇后は、現在も大変な人気者です。
その愛される理由、引いてしまうような闇の部分の両方が展示されています。
色々ありますが、フランツ・ヨーゼフが彼女を深く愛していた事はよく分かりました。銀器博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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母が疲れてしまったのでホテルで一休み。
翌日が大晦日の日曜日なので、買い物ができるのはこの日しかありません。午後はケルントナー通り~グラーベンをさっと一周してお土産を購入。 途中、カフェで休もうにもどこも人だらけ。グラーベン通り 散歩・街歩き
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この先を進めばデメルもあるけれど、どう考えても無理。その他、路地裏のカフェまで満席。
母の足が痛くなってきたので、休み休みホテルに戻ることに。
ウィーンにした理由の一つが「疲れたらどこでもカフェに入れる」だったので、これは想定外でした。ウィーンの年末年始は余程うまく回らないと食いっぱぐれます。 -
通りのライトアップには、それぞれ意味があるようです。
グラーベンは楽友協会のシャンデリア、ここは音楽館のあるアンナガッセなので音符とA。 -
基本歩行者天国のケルントナー通り。
他の大都市だったら交通量の多い大通りにあるようなライトアップがゆったりと楽しめます。ケルントナー通り 散歩・街歩き
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ホテルで着替えて夕食に出掛ける頃、雨が降って来ました。リングシュトラーゼのライトアップはシンプル。
ちなみに奥の建物はインペリアルホテル。さすがの迫力です。 -
ターフェルシュピッツが有名なお店にやってきました。
流石に年末のディナーなので予約をしましたが、予約外でやって来る観光客がひっきりなしに訪れては断られていました。客層は8ー9割が観光客で、ドレスアップした人から真冬にTシャツにジーンズの典型的ア*リカ人まで色々です。
お皿には肉の部位が描かれています。プラフッタ (ヴォルツァイレ) 地元の料理
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イチオシ
お肉の部位は選べましたが、素直にターフェルにしました。
野菜と厚切りビーフのスープを、スープと具に分けて頂くのですが、私たちにはスープの塩味と脂が濃すぎました。お肉はまあまあです。鍋料理のように、アク取りと追加のお野菜があったらちょうど良い味になったかも。
ラーメンのスープを飲み干す派の人にはちょうど良いと思います。
デザートのマンゴーシャーベットが美味しかったです。プラフッタ (ヴォルツァイレ) 地元の料理
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なんだかんだでごはんを食べたら元気になりました。雨も止んだし、トラムで市庁舎まで行ってみることにしました。
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市庁舎前は街路樹もライトアップ。この裏手はスケートリンクになっています。
ウィーン市庁舎 現代・近代建築
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イチオシ
いつも何かしらのイベントが行われている市庁舎前はこの時期、お酒や食べ物が中心のジルベスターマーケットになっています。既に閉まっているお店も少なくありませんが、ライトアップに引き寄せられた人でそこそこの賑わいです。
ネオゴシックの窓のシルエットが素敵な市庁舎のライトアップを見てホテルに戻ります。ウィーン市庁舎 現代・近代建築
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昼にゲルストナーで購入した、年末年始に交換するラッキー・チャームがあしらわれたプチフールのセットです。
ジルベスターマーケットでは、こんな感じのチャームがたくさん売られています。
ベースがマジパンなのでお味は基本的にアレですが、コーヒーには合います。
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