2017/12/29 - 2018/01/01
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Kodamariさん
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海外は断然ひとり旅派なのですが、今回の旅の主役は母。
お誕生日も母の日も、プレゼントに対してお金を返してくる可愛げのない母(笑)には、もう何十年も贈り物をしていません。その代わりにと、オペラ好きの彼女のための旅を計画しました。足腰が弱って来た彼女にとって楽なのは、治安が良く、アップダウンがなくてコンパクトなウィーンだろうということで旅先はすんなり決定。
母のペースに合わせての移動なので、いつもとはだいぶ違う旅になりました。写真もいつも以上に少なめです。
空港でも街でも、杖でゆっくり歩く母にさりげないサポートをしてくれたり、一定の配慮をしてくれる人が多く、助けられました。
ざっくり予定はこんな感じ。(*がこの旅行記です。)
Day 1 羽田ーフランクフルトーウィーン *
Day 2 プライベートツアー 自然史博物館 コンサート@楽友協会 *
Day 3 ベルヴェデーレ 王宮 など
Day 4 美術史美術館 カイザーグルフト オペラ@国立オペラ座
Day 5 ウィーンーフランクフルトー羽田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
可愛げのない母には可愛げのないものでお返しを(笑)という事で、F をご用意。購入ボタンを押す手が震えましたけど~。ANA はとても手が出ないので、LH にしたことで、朝もゆったり出かけられました。
多少足が不自由なものの、いつも平地は普通に歩いているので、事前にアシスタンスのリクエストはかけていなかったのですが、アテンドしてくれたグラウンドスタッフから、現地空港での車椅子でのサポートの提案がありました。
普段、スタアラ間でのFRA でのシェンゲン内乗り継ぎにさほどの距離を感じていなかったこと、VIE はコンパクトで移動距離が短い事から、念のため帰路のFRA のみサポートをお願いする事にしました。実はこれが色々な意味で落とし穴でした。 -
Fといえばおキャビア様。
白系が飲めない私は、シャンパン強制イベントのような感じで、正直あまりありがたみを感じないのですが(キャビアとシャンパンってそもそも合うとは思わないけど?冷酒の方がまだ…というのはまた別の話として)。
ミール時は照明をかなり落とすので、機内食の写真はこれだけ。 -
フランクフルト空港での乗り継ぎ時間は3時間弱。いつもならば入国後すぐ脇のシェンゲンエリアに移動するだけなので十分すぎるのですが、今回に限って、やたら歩かされた挙句トラムまで使う長い移動。しかも人通りもまばらで、普段なら幾らでもいるカートも全く見かけず。母を休ませながらゆっくり移動したので、結構ぎりぎりになってしまいました。
こんな事ならばサポートを頼んでおけば良かった…。
ウィーンには深夜着だったので、タクシーでホテルへ。
翌日が早いので、さっさと就寝。 -
翌日は快晴、でも風が強くて寒い日。
午前中は、プライベートツアーでシェーンブルン宮殿を中心に巡ります。
ホテルでピックアップされ、大好物のセセッシォンやオットー・ワーグナーの集合住宅(メダイヨンとマジョルカね)の脇を抜けて宮殿へ。道すがらもいわゆる世紀末建築が立ち並ぶ立派な通りなので、建築物には全く興味がないだろう母にもつい薀蓄が出てしまう…。
シェーンブルン宮殿前で墺日ハーフのガイドさんと合流し、グランドツアーへ。
昨日の空港移動で軽く足を痛めてしまい、杖を持ってきた母を見て、ガイドさんが宮殿内の(荷物運搬用らしい)エレベーターを使えるように交渉してくれました。
ウィーンには4-5回来ていますが、チェコに行く足がかりだったり世紀末芸術メインだったりで、実は四半世紀ぶりのシェーンブルン。覚えている所があったりなかったりですが、一つ一つの空間に徹底的に趣向をこらしていることに執念を感じた、初めて訪れた時の感情を思い出しました。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
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寒いし、風も強いし、母を歩かせたくなかったので、グロリエッテは眺めるだけで。
分かっていたことですが、冬に訪れると、庭がカサカサの芝生だけになって寂しい。リンクに戻り、つまみ食いの市内観光へ。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
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これも個人的には、よほど時間がなければ寄ることがない金ピカのシュトラウス。
ツアーならでは。ヨハン シュトラウス像 モニュメント・記念碑
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リング沿いを車窓観光したあと、ウィーン大学のあたりで車を降り、シュテファン大聖堂を目指して歩きはじめます。
カフェ・ツェントラル近くのパッサージュはリピーターにはおなじみですが、ショッテン教会側から入るのは意外と珍しいかも。
ショッテン(独語でスコティッシュの意味)と呼ばれていますが、本当はアイリッシュの教会なのだということをガイドさんから初めて聞きました。その違い、当事者には大事だと思いますが、アイリッシュの聖職者たちはどう思っていたのでしょうね。フライウンク 広場・公園
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グラーベンの三位一体像。
グラーベンは年越しイベントの準備で、あらゆるところに仮設のステージが組まれていたり、お酒や記念コインを売る屋台が立っていて、普段以上の喧騒でした。ペスト記念柱 建造物
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シュテファン大聖堂に近づくごとに人の密度が増して来ます。「公式には、集客No.1 の観光施設はシェーンブルンですが、入場者数の記録がないシュテファン大聖堂の方が上かもしれません。」とのこと。
5年前も今回も、外壁の修復で一部がシートで覆われていました。「私が物心ついた頃から、どこかしら修復しています。」とガイドさん。ヨーロッパの歴史的建造物の修復はおっとりしていて、計画が決まれば一気に終わらせてしまう日本のそれとの違いは毎回興味深いです。修復している途中で状況が変わって、素材や色がつぎはぎみたいになってしまう建物もあるのにね。シュテファン大聖堂 寺院・教会
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本来はシュテファン大聖堂でガイドは終了なのですが、少し時間が余ったので、アンカー時計もガイドしてくれました。丁度動いている時間だったので、現れた人物像についての解説も聞けて良かったです。
それにしても、普通だったら早く終わってラッキー!と思うところで、あと1箇所回ってくれるなんて真面目なガイドさんでした。アンカー時計 建造物
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たくさん歩いたのでお腹が普通に空きました。
シュニッツェルの有名店が至近だったので行ってみると、予約でいっぱい+ダメ元で行列している人がいたので、その近くのお気に入りのカフェに行ったら、運良く5分くらいで座れました。
ここは日替わりランチのコスパが良いのです。鹿肉のチーズ焼きをいただきました。ベリーのソースが添えてあって、なぜか北欧風(笑)。カフェ ディグラス カフェ
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デザートは斜向かいのL. ハイナー本店でケーキを買って、部屋でくつろぎながらいただきました。
L. ハイナー、K.u.k のコンディトライのなかでは飛び抜けて地味ですが、一番好きです。
中でもこの、素直できちんとしたクリームシュニッテがイチオシ。
疲れた母が昼寝している間に、交通カード(母がシニア料金で入れる施設があるため、ウィーンカードではなく3日乗り放題の交通カードにしました。後述しますが、これは結果的に、コストだけでなく繁忙期には良い手でした)を買ったり、スーパーで水や食品系のおみやげを買ったりしました。ハイナー (ヴォルツァイル通り店) カフェ
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夕刻、自然史博物館にやって来ました。
マリア・テレジアの美術品を収蔵する美術史美術館の向かいに対称的に建てられ、博物好きの夫・フランツ一世のコレクションを中心に展示されています。ブリューゲルやフェルメール、ベラスケスなどのマスターピースがうじゃうじゃある美術館に対して、ここのメインは石と剥製。地味ですね~。でも楽しいです。自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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石のコーナーでのお気に入り、瑪瑙のトカゲ君。
結構大きいです。そしてリアル。自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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イチオシ
石のコーナーでおそらく一番人気(ガチの石オタクは除く)はこれでしょう。
愛妻マリア・テレジアからのお誕生日プレゼント「宝石の花束」。
花や昆虫や花瓶がすべてカットされた宝石でできています。
ガチの石オタクだったフランツ一世、果たして喜んだのでしょうか?高価な花束よりも、やりすぎな嫁のドヤ顔の方が嬉しかったかもしれません。自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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美術史美術館同様、ドームの下はカフェになっています。
十分素敵なドームですが、それと較べると質素。
いや全然質素じゃないのだけれど、マリア・テレジアとフランツ一世の力関係と人となりが表れているのかも。テーマに相応しく明快で好きです。
後日美術史美術館のドームも紹介します。自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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自然史博物館と美術史美術館に挟まれたマリア・テレジアの巨大像がある広場は、ジルベスターのマーケットになっています。
暖かみのある灯りに誘われてちょっと立ち寄ります。マリア テレジア広場 広場・公園
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お店は、年始に皆で交換するというブタやキノコや四葉のクローバーなどの小さなラッキーチャーム、キャンドルなどのちょっとしたプレゼントなど様々。殆どの人は、プンシュ(ラム+フルーツの温かいお酒が基本ですが、バリエーションが色々ある様子)やクラプフェン(揚げドーナツ)などの飲食系に群がっていました。
マリア テレジア広場 広場・公園
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イチオシ
ライトアップされた美術館美術館。
美術史美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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リングシュトラーゼを挟んでお向かいの王宮のライトアップも気になります。
こちらも威風堂々。新王宮 城・宮殿
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とっぷり暮れていますが、これで5時台。夜は予定があるので、ホテルに戻ります。ケルントナー通りも華やかです。
ケルントナー通り 散歩・街歩き
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イチオシ
夜は楽友協会の黄金ホールで、トーン・キュンストラー管弦楽団の年末コンサート。
シュトラウスのワルツやオペレッタを中心とし、曲の合間には指揮者が(結構なボリュームで)喋くる、お祭り気分の軽快なコンサートでした。
アンコールは、ウィーン・フィルのニューイヤー同様、「ラデツキー行進曲」with 手拍子。
客層は観光客と年齢層が高めの地元の方々が半々で、前者は普段着の中国人やや多め。撮影禁止のホール内でスマホで撮影しまくり、後者は華美ではないけれどきちんとした服装で、所々で挨拶を交わし合い、アンコールが終わったらさくっと帰る。演奏中も客席の照明が落ちないので、スタンディング・オベーションの中、楽団員がステージをはけるのと同じ位の勢いで、堂々とホールを後にするのにちょっとびっくりしますが、寄席の常連さんみたいな感じなのかな。
黄金ホールは、天井の装飾は金色でゴージャスですが、客席はむしろ簡素で温かみがあります。ステージから自分の耳に柔らかくポーンと届くような音に感動。
写真は、カールス教会が遠景になって映えるファサードです。ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー
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