彼岸の前に満開彼岸花…巾着田を訪ねて

2017/09/18 - 2017/09/18

秋の彼岸のころになると少しソワソワします。

日高市の巾着田の彼岸花の見ごろが気になってくるのです。

花の盛りと、お天気と、自分のスケジュールがうまく都合ついて、5年ぶりに行ってきました。

新聞によれば、明後日20日は、天皇皇后両陛下も、高麗神社とこの巾着田にいらっしゃるそうです。

巾着田　曼殊沙華まつりは9月16日から10月1日まで開催中。
開花状況は、こちらの公式ホームページで見られますよ。
http://www.kinchakuda.com/

エリア 日高・鶴ヶ島・坂戸(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

我が家の庭にいつの頃からか時期になると白い彼岸花が咲くようになりました。

今年も、あっという間に茎が出てきて、花が咲いたのです。

ということは、あの場所でも彼岸花が咲いているかもと、台風が去って晴天の18日、行ってみることにしました。

まずは、武蔵野線に乗って新秋津へ。

台風の余波で、強風のため京葉線と直通の武蔵野線は遅れ気味でした。

JRの新秋津から西武池袋線の秋津に乗り換えるのは、ちょっと歩きます。

同じように西武線に乗る人たちがたくさんいますから、後をついていけば迷うことありません。

この携帯電話のお店、あ・きつかわこうじのお店ですって。

秋津⇔新秋津間にはのぞきたくなるようなお店がいくつも並んでいます。

さてさて、5分ほど歩き西武池袋線秋津駅に到着。

あら、ポスターが・・。

武蔵野線が遅れていることもあり、乗換検索もせず、やってきました。
まずは、すぐに来た各駅停車飯能行に乗ります。

とりあえず、飯能駅に着きました。

飯能から先は、がたりと本数が減りますね。

西武秩父行きは、10時13分。

秩父行きが来ました。さわやかな色合いの電車です。

飯能から2つめが、高麗（こま）駅
巾着田は、ここが、最寄り駅になります。

一年のこの限られた時期にくるお客さん向けに、ICカード用改札も臨時に増設されたようです。

高麗・・と書いて「こま」と読みます。

駅をおりて、左側にトイレがありますが、すでに長蛇の列。

駅前に臨時の案内所。

こちらで、地図とパンフレットをいただきました。
巾着田ガイドマップは、ここでもらっていくといいですよ。

駅を出て右側に行けば巾着田です。

この時期、たくさんの人が巾着田を目指すので迷うことはありません。

駅から、巾着田の間には地元の農家さんたちがいろいろお店を出しています。

「花ナス」ですって。カラフルできれいだこと。

ほらほら、こんなところの彼岸花もきれいに咲いています。

さらには、彼岸花屋さん。

彼岸花の球根も売っています。

それにしても、我が家の白い彼岸花、どうして庭に咲くようになったのだろう。
球根など、植えた覚えは全くないのです。

水天の碑。

巾着田に沿って流れる高麗川が、時には荒れるのでそれを鎮めるため。

この水天の碑を建てた時には、五日五晩にわたってお念仏が唱えられたとのこと。

さあ土手の彼岸花のわきを通ると、もうすぐ巾着田。

昨日の台風の影響で、高麗川の水はやはり多いです。

欄干にも彼岸花の絵。

ヒトデではありませんよ。

川の水、やはり多いです。

巾着田の入口に到着。

本当に巾着のような形をしていて、川が「巾着」に沿うように流れています。

観光バスがやってきました。三連休ですものね。楽しみにしていた方も大勢いることでしょう。

日高市全体の地図もありました。

帰路は、JR高麗川駅の方に歩いてみようと思います。

川に沿って歩きます。

ほら、彼岸花真っ盛り。

公式サイトでは、この辺り上流では満開とありました。

観光バスツアーもたくさん来場中。

この時期は、ゲートが設けられていて入場料一人300円を支払います。

団体割引もありますし,障がいをお持ちの方は無料だそうです。
これだけ維持するには、必要なお金でしょうね。

おお、咲いている。

花も見事ですが、人もたくさん。

なかなか前に進めません。
仕方なしに花を愛でながらゆっくり歩いていると、
「すみません、集合時間が迫ってます。通してください。」と
慌てて駆け抜けるツアー客さんも。

川の水量も今日は多いです。

後ろを歩いていた網を持った男の子、おかあさんに
「川の中に入れば何か捕まるよ。入ってもいい。」
おかあさんは、ぴしゃりと
「台風の後は、水が増えているし流れも速いからダメ。」。

そうだよ、坊や、あぶないよ。

川遊びをしている人がいるけれど、かなりの水量、流れもいつもより早く、大丈夫かな？

こんな看板も立っているのですけどね。

彼岸花の群生地を通り、広場に来ました。

地元の農家さんを中心にお店がいろいろでています。

有名な狭山茶の産地が近いのでお茶屋さんも、数軒。

木工細工やさん。
お饅頭やお団子を売るお店も。

土日はステージもあります。

お天気も良く、気持ちよく過ごせそうです。

さて、真ん中の広場を通り抜け、下流域を歩いてみます。

日当たりの加減か、こちらは、まだ満開とはいかないようです。

これから咲きそう。

彼岸花は堪能ししましたし、人込みにも少々疲れました。

橋をわたって、帰路につきます。

橋を渡りきったところに、高麗郷民俗資料館があったので、トイレを借ります。

あら、このお知らせ！！

20日に天皇皇后両陛下がいらっしゃる。

高麗川駅目指してぶらぶら歩きます。

パンフレットによれば、巾着田から高麗川駅までは徒歩40分とのこと。

国道沿いはわかりやすいけれど、面白みのない道なので、わきに入っていきます。

高麗神社参道入口辺りに広がるこんな光景。

釣りをしている人がいます。

川の水量が多いから、お気をつけて。

川べりの遊歩道を歩いてみます。

先ほど、釣り人を見下ろしたのはこの橋を渡りながら。

静かな遊歩道にひっそり咲く彼岸花。

川べりでお弁当を食べている職人さん。
現場がこの近くなのかな？

食後の休憩もここなら気持ちいいよね。

ちょっと水辺に近寄ると、こんなに透き通っている。

高麗川べりには、あちこち彼岸花。

独り占めして見られました。

巾着田の一面真っ赤な彼岸花もいいけれど、このくらい咲いているのを静かに見るのもいいものです。

ここの河原は、バーベキューでもできるのかな？

いくつかのグループが楽しんでいました。

車を河原に乗り入れるのはNGみたいだけれど、バーベキューは、火の始末など気をつければOKみたい。

さてさて、迷わず高麗川駅まで行かれるよう道を確認。

地図左下部、緑の部分が巾着田。そこから茶色く伸びている線が高麗川遊歩道。

公衆トイレも完備していました。

住宅街を通り抜けると駅じゃもうすぐ。

個人のお宅ですが、お手製のジオラマが見事なのでパチリ。

20日に天皇皇后両陛下がいらっしゃるから、その間交通規制あり。

まっすぐ行けばもう高麗川駅です。
巾着田から50分くらいかかったかな。

川越線は日中1時間に2本。

幸運なことに、あと数分で12時26分の川越行きが来ます。
川越線・埼京線と乗り継いで家に帰りましょう。

台風の去った後の青空の下、楽しい小旅行でした。