2017/05/15 - 2017/05/22
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2017年5月に、ローマのドリアパンフィーリ美術館にブリューゲル(父)の作品「ナポリ湾の海戦」を見に行きました。
この時の旅行記は
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11227162
ローマの前に、ミラノに寄り道してきました。まだ見ていなかったナルドダヴィンチの「最後の晩餐」をみてきました。
この時の旅行記は
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11227173
ミラノからローマへの移動は、イタリアの新幹線「イタロ」に乗ってみました。この時の旅行記は
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11246748
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さて本題です。
ローマのコロッセオの近辺の街歩きの旅行記です。
5月にしては、相当暑いローマでした。
古希を過ぎた高齢者にはきつい気候でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
5月15日 月曜 晴れ 6960歩
イタリアの新幹線である「イタロ」でミラノからローマまでやって来ました。
乗車時間は3時間でした。
車体の外観デザイン、車内のデザインなど、日本の新幹線の良さを再認識しました。
写真はローマテルミニ駅の到着ホームとミラノからの車両です。
テルミニ駅からホテルまでは、1kmちょっとなので歩いても良かったのですが、
荷物が多い
夏の日差し
ミラノの夕食のシーフードで体調不良のため
タクシーにしました。
ローマは交通規制が厳しいのか時間によっては入れない道もあって、直線距離では行けないので値段が違います。20ユーロかかりました。
イタロの乗車記は
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11246748テルミニ駅 駅
-
ローマでの宿泊はユーロスターズインターナショナルパレスにしました。
昨年の夏にナポリにブリューゲルを見に行った時はユーロスターズホテルエクセルシオールに泊まりました。
とても良かったので、同じユーロスターズ系列のホテルにして見ました。
ナポリのブリューゲル旅行記は
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11165589エグゼ インターナショナル パレス ホテル
-
ユーロスターズインターナショナルパレスホテルのフロントです。
英語で対応大丈夫です。
男性よりも特に女性の方がしっかりしていて、頼んだことをテキパキやってくれます。プロフェッショナルです。
帰る時に荷物を詰めました。重量オーバーが気になったので重量計がないか聞いたら笑顔で女性従業員が旅行カバン用の重量計を貸してくれました。
(この後の6月のミュンヘンのプラッツホテルではWeight CheckのCHECKの単語にCheck Outを推測したのか、奥から上司が早く帰るのですか?と出て来ました。若い従業員でしたが、英語がダメなら話せないと(仕事ですから)ちゃんと言うべきだと思いました。
上司が謝って、部屋に持って行くと言うので待っていたら体重計を古株のボーイさんが持って来ました。)
イタリアは美術館や博物館、駅、レストランで圧倒的に女性の方がプロフェッショナル(仕事に対して誠実で熱心でスムーズ)であることを実感しました。 -
部屋です。
予約の前に、口コミを見ました。玄関側(メイン通り)は騒音がすごいので寝られなかった。冷房が効かないので仕方なく窓を開けると車がうるさいというマイナスコメントもありました。
メイン通りには面しない、静かな部屋をお願いしました。
クーラーは日本の富士通製が付けられていました。
壁面のリモコンは小さくて(文字も小さい)分かりにくいです。
赤いランプが通電していることを示しています。
クーラーは寒いくらいに効きました。
Eurostars International はローマテルミニ駅から1.2kmです。
5泊で1100ユーロ(朝食付き、ミニバーのソフトドリンクは無料付き)
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ミニバーはアルコール以外無料です。
2日目で無くなったのでフロントに電話したら、男性が出て来て「追加は無料ではない」と言われました。
フロントの女性に同じリクエストをしたら目一杯補給されて、その後もルームサービスで毎日追加補給されました。チェックアウトの時には、当然ですが請求されませんでした。
女性は部屋番号をみて宿泊数5泊を確認したのだと思います。男性は客の追加要求に単純に反応したのだと思います。
女性の対応の方がプロフェッショナルです。 -
時刻は7時半でまだ明るいのでトレビの泉まで歩いて見ました。
ホテルから1Km徒歩14分です。
写真は手前の広場です。
iPhoneの情報によると
撮影日時5月15日19:29:45
撮影場所はガッレリアアルベルトソルティ
と記録されています。
iPhoneによる動画です。
賑やかな様子がわかります。(動画は静止画の数十倍の臨場感がありますね)
https://youtu.be/QS1_mtvqsEcトレヴィの泉 建造物
-
5月16日 火曜 晴れ 17778歩
Palazzo Doria Pamphilj (ドリアパンフィーリ美術館)が今回のイタリア旅行のメインテーマです。
ここにブリューゲル(父)の「ナポリ湾の海戦」があります。
素晴らしい美術館でした。ドーリア パンフィーリ宮殿 (美術館) 博物館・美術館・ギャラリー
-
ドリアパンフィーリ美術館は膨大な収蔵作品を誇る美術館です。
内装も宮殿のようです。
壁一面に飾られた作品たちに圧倒されます。
写真はブリューゲル(父)の作品が飾られている壁面です。
下段の真ん中の絵が「ナポリ湾の海戦」です。
探すのに結構苦労しました。 -
「ドリアパンフィーリ美術館」のメイン廻廊です。
これだけ並んでいると、探すのに時間がかかったのが分かると思います。
この時の旅行記は
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11227162 -
ドリアパンフィーリのミュージアムカフェです。
ドーリア パンフィーリ宮殿 (美術館) 博物館・美術館・ギャラリー
-
冷製パスタ
かた茹でで冷たいので、好き嫌いがあるかも知れません。 -
デザート
フルーツパイ
ケーキはガラスのショーケースに入っているので、一番美味しそうなのを選びました。
これに炭酸水をつけて18ユーロでした。 -
美術館の鑑賞は疲れます。かなり歩き回りますから。特に今回は予想外の収蔵数でした。
一度ホテルに戻って一休みしました。
5月だと言うのに夏の日差し、気温でした。(この熱帯がこのあと日本にもやって来ました)
脱いだり着たりできる服装が良いと思います。
4TのQAでその頃の気候は?その頃の服装は?と言う質問を良く目にします。
世界的な異常気象です。iPhoneの天気予報を確認して、着る物と持って行くものを選んでいます。
基本は対応できる服装を準備することだと思います。
旅行者風よりも現地の人風(使い古した)にしています。
出来れば両手がフリー(何も持っていない)が望ましいです。 -
コロッセオ方面へブラブラしました。
この写真にひも付けされたiPhoneの記録情報では
日時:2017年5月16日19時20分5秒
場所:フォロ・ロマーノ、ローマ、イタリア
です。 -
ローマの遺跡
フォロ・ロマーノ
イタリアの木は幹の枝がありません。
大昔に、それが気に入って自分の家の庭の木の幹の枝を切り取ったことがありました。大きくなってから切り取ってもコブが残ります。フォロ ロマーノ 建造物
-
夕陽を背に受け進みます。
右にイタリア軍の迷彩塗装の装甲車が車の進入を防ぐように道に斜めに止められています。数名の迷彩服の兵士が警備しています。通行人はフリーで歩いて行けます。
道の奥にコロッセオが見えて来ました。 -
コロッセオに到着しました。
なんと、紀元前72~75に建造されています。
帝政ローマの経済的繁栄
このような残虐なエンタテインメントを要求したローマの人たち
中に入ると分かりますがこの建物を実現させた技術の高さ(コロッセオは、大きさは長径188m、短径156m、外周壁の高さ49mの楕円形の建物)
などを教えさせてくれます。
ーーーーーーーーーーーーーー
コロッセオを見ていると、ブリューゲル(父)の描いた「バベルの塔」(1563年作 ウィーン美術史美術館蔵)を思い起こします。
これだけ大きな建造物はブリューゲルが「バベルの塔」の中に描いたような建築技術で建てられたのでしょうか?
1551年のアントワープの画家組合(ギルド)である聖ルカ組合の記録に、ブリューゲル(父)の加入登録が記述されています。
そして、その年にブリューゲル(父)は当時の美術の中心であったイタリアに「絵の勉強」で3年間の旅行をしています。
夕陽に照らされたコロッセオの壁面、圧倒的存在感、ブリューゲル(父)もこのコロッセオを見たこと、そして強い印象を受けたのではないかと思いました。
16世紀(ブリューゲル(父)が旅行した頃)にはコロッセオはローマの代表的な観光スポットになっていました。
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ローマがキリスト教弾圧の時代からキリスト教への信仰へと変わると残酷な殺し合いの闘技場としてのコロッセオの使命は終わっていきます。
放棄されたコロッセオに、12世紀には一般人が住み着き、家畜も飼われていました。
広場でギターの演奏していました。
夕焼けのコロッセオにふさわしいメロディでした。
https://youtu.be/nZCCIYtyUC4コロッセオ 建造物
-
各国の言葉でコロッセオの解説が展示されています。
-
日本語です。
少し書き起こしして見ます。
歴史
コロッセオは狩猟や剣闘士の戦いのような人気の高い見世物のために、皇帝ネロの黄金宮殿の人工池跡地にフラウィルス朝の皇帝たちによって建設された。元来の名前は円形劇場といい、中世初期にはコロシェウムになった。。。。。。。 -
コロッセオのゲートの奥に夕陽がきれいでした。
夕陽のコロッセオの動画です。
https://youtu.be/kuu-A-X4GHY -
装甲車が黒いシルエットになっています。
来た道を歩いてホテルへ戻りました。
動画です。
https://youtu.be/JHDWYK5BUyk
今日は17700歩あるきました。 -
5月17日 水曜 晴 14315歩
遅ればせながら朝食会場の写真を撮りました。
昨日は、中国人の団体客が大勢で入っていたので、戦争状態でした。
今朝は普通に落ち着いています。エグゼ インターナショナル パレス ホテル
-
こちらの壁際の席は、空いています。
料理を運んでくるのが遠いですが。 -
今日は日本でネットで予約したボルゲーゼ美術館へ行きます。
ホテルから2km、歩いて25分です。
この美術館のシステムは変わっています。まず、予約が必要、鑑賞はおのおの個人的に自由に鑑賞しますが、時間は2時間と限られています。
予約時間は11時で終了は13時です。
予約券を見せて入場券に引き換えるのは1時間前からです。
入場料は12ユーロです。
写真はホテルからボルゲーゼ美術館へのiPhoneのナビ画面です。 -
階段を上がって行ったところが美術館の入り口です。
その下の階の入り口を入って行くと予約券(プリントアウトした紙)を正式の入場券に交換してくれるカウンターがあります。その左にミュージアムショップ、その奥にトイレがあります。ボルゲーゼ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
展示品の写真を1枚だけ載せておきます。
ボルゲーゼ家のお抱え彫刻家だったベルニーニの作品です。
ボルゲーゼ美術館の鑑賞記は
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11248276 -
2時間の鑑賞時間で充分でした。
ボルゲーゼ庭園を抜けてスペイン広場に向かいます。 -
スペイン広場まで戻って来ました。
写真で分かるように夏のような日差しでした。
この写真を撮ったところを右のほうに行くとイタリアレストランがあります。
軒先きでアイスクリームを売っています。
2人の店員に注文して
幾らだと言うと
10ユーロ
バカにするなと思いましたが
面倒なので20ユーロ札を出しました。
5ユーロのお釣りを返そうとしたので
まだ握っている20ユーロを指差してTwenty euroと言うと
ばれたかといった表情で10ユーロ返して来ました。
普通だったら、店の中に入って行って経営者と話をするところです。
今日はその気にならず、
サービスだと言ってもう一つ盛り上げたアイスクリームが溶けないうちに食べました。
写真の階段の左にある喫茶店が良いようです。
この写真をFace Bookにアップしたら、そんなコメントが返って来ました。
帰り道
屋台のサングラス売りで、30歳くらいの白人の一人旅の女性がサングラスを買っていました。黒人の売り子が20ユーロと言って、その女性は20ユーロ払っていました。
あのサングラスは5ユーロが相場だと思います。
今日は暑い中、14300歩あるきました。スペイン広場 広場・公園
-
5月18日 木曜 晴 15202歩
7時まで熟睡した。
シャワー、朝食
今日はコロッセオへ
ホテルから1.3km18分
写真のナビ画面のように、ホテルを出て左に進み、230m先のVia del Boschettoを左折すると直進です。 -
道の奥にコロッセオが見えています。
-
右に花屋さんがあったので入れて撮影して見ました。
-
コロッセオ到着は11時28分(iPhoneの記録データ)
行列ができています。コロッセオ 建造物
-
インスペクションは取り敢えずの感じがしました。
-
ガラス張りのエレベーターで登ります。
十字架がありました。
何故でしょうか?
コロッセオ 十字架で検索して見ました。
この十字架の由来がわかりました。
引用します。
ーーーーーーーーーーーーーー
聖金曜日:教皇フランシスコによる十字架の道行、ローマ、コロッセオで
2017年4月15日
キリストの受難を記念する「聖金曜日」、4月15日の夜、教皇フランシスコと共に「十字架の道行」がローマ市内のコロッセオでとり行われた。
十字架の道行は、キリストの受難を黙想しながら行う信心業で、イエスが死刑の宣告を受けてから、十字架上で死に、墓に葬られるまでの14の場面を、それぞれ観想しつつ祈る。
この夜、古代ローマ時代の円形闘技場、コロッセオの内部は、十字架の道行をたどる人々の松明で照らされた。
対面のパラティーノ遺跡には、火を灯した十字架が浮かび上がり、教皇はその下でイエスの受難の歩みを黙想し続けた。
参加者らの黙想を助けるためのテキストは、今年はフランスの神学者アンヌ・マリ・ペルティエ氏によって準備された。
この黙想の中では、ゴルゴタに向かうイエスの歩みが人類に対する神の愛の頂点として示され、受難のイエスに、戦争に苦しむ人々、暴力の犠牲となった子どもや女性たちの姿が重ねられた。
教皇は十字架の道行終了後の説教で、「わたしたちの唯一の救い主、キリストよ、今年もわたしたちは恥ずかしさに目を伏せながらも、希望でいっぱいの心と共に、あなたのもとに戻ってきました」と呼びかけ、戦争による破壊や、難民船の遭難の映像がもはや当たり前となった、今日の世界を振り返られた。 -
回廊を歩く観光客たちです。
-
ガラス張りのエレベーターで2階に上がりました。
もう1階上がりたくて、2階の回廊を端から端歩きましたがどこも進入禁止になっていました。
以前はあがれた痕跡がありましたが、安全性の問題で入れなくしたようです。
動画です。
https://youtu.be/ymg4VMLHlJk -
当時のコロッセオのミニュチュアカットモデルです。
左側の断面の様子を見ると、高度の建築技術があったことが分かります。 -
このミニュチュアを見るとブリューゲル(父)の「バベルの塔」とよく似ています。
-
パネル展示です。
ローマのキリスト教普及に伴って残酷な殺し合いの闘技場の使命は終わったようです。
パネルは12世紀頃のコロッセオです。
写真のように、放置されたコロッセオには人が住み着き、牛とか豚も飼っていたようです。
ブリューゲル(父)がイタリアに絵の勉強で3年間来たのは16世紀の前半です。
このコロッセオの造形が「バベルの塔」の構想に影響を与えたと考えるのは自然なことかも知れません。 -
コロッセオの内部
ずらっと並んだパネル展示です。
真ん中辺りにブリューゲル(父)の「バベルの塔」がありました。 -
その部分だけ撮影して見ました。
黒い四角い部分にイタリア語で記述がありました。
こうして、コロッセオを見ていると16世紀に、ブリューゲル(父)が絵画留学でアントワープからイタリアへ来て、ローマでこのコロッセオを見たのは間違いないと思えました。
そして、「バベルの塔」の構図を考えるにあたって、このコロッセオを思い出したかのだと思いました。 -
コロッセオの内部の展示は面白かったです。
その他には、遺跡から発掘されたものなども展示されていました。 -
ホテルまでは歩いて帰りました。
ホテルのそばには裏道にいくらでも美味しいレストランがありました。
これはアイスクリーム屋です。
Gelateria
入り口
Gelateriaとはアイスクリーム屋の意味です。 -
Gelateria Ice Cream
歩道にチェアが置いてあります。
美味しかったです。
値段は5ユーロです(2スクープ) -
その後、ローマオペラ座に回って見ました。
ホテルから近いところです。
今回は残念ながら、適当な演目がなかったのでチケット買いませんでした。
ローマ行きのご予定があったら下記でチケット手配出来ます。ご参考まで、
https://www.romeopera-tickets.com/events-month/jp/24/ローマ オペラ座 劇場・ホール・ショー
-
チケット売り場窓口
-
ローマ三越の入っている建物です。
三越 (ローマ店) 百貨店・デパート
-
ローマ三越の地下店内
お客さんはほとんど中国人でした。
大声で買い物していました。
店内は「荒れた」感じがしました。三越 (ローマ店) 百貨店・デパート
-
ホテルの真ん前のスーパーです。
SUPERMARKET
15ユーロ以上でカードでの支払いができます。
PINコードの入力(入力したら緑のボタンを押す)が必要です。
日本ではサインが多くてPINはあまり使いませんので、出発前に確認しておくと良いと思います。
あと、ユーロ(現地貨幣)ですか、日本円ですかと質問される場合があります。
特に小売店が多いです。
その時は必ず「現地貨幣で」にしてください。
購入時のレートが反映されます。
日本円にすると割高になります。
今日は15200歩あるきました。 -
5月19日 金曜 快晴 14844歩
シャワーして8時にレストランで朝食
ホテルからバチカンまでは3.9km50分です。
夏になったような天気ですタクシーにしました。
フロントで呼んで貰うと数分で来ました。
9時にタクシーでバチカンへ出発
タクシーは15ユーロと思ったより安かったです。
途中、iPhoneで入れたナビゲーションの道順とドライバーの運転する道順がどう違うか試してみました。(写真)
iPhoneのナビと全く同じ道を通り到着しました。
実際にレンタカーした時も、このiPhoneナビは使えそうに思いました。 -
ピナコテカの展示作品です。
気になっている作品です。
レオナルドダヴィンチ(1452~1519)
「聖ヒエロニムス」1480年頃 103x75cm
「最後の晩餐」は1498年ですから18年前の作品です。
「聖ヒエロニムス」はレオナルドダヴィンチ28歳の時の作品です。
ちなみに、ルーブル美術館にある「モナリザ」は1505~1507年と言われています。
個人的に気になるのは何故「部分的未完成」なのかです。ヒエロニムスの胸からの描きこみレベルに対して足元部分やライオン部分はシルエットのみの「部分的未完成」なのです。
この頃、レオナルドダヴィンチはこの「聖ヒエロニムス」、「東方三博士の礼拝」(ウフィツィ美術館蔵)そして「岩窟の聖母」(ルーブル美術館蔵)と3作品の依頼を受けています。
完成したのは「岩窟の聖母」だけで、この「聖ヒエロニムス」と「とうほうさんはかせの礼拝」の2つは未完成です。
注文が重なったから、代金の支払いが遅れたからとか、急に引っ越ししたからとか諸説があるようです。
完成している「岩窟の聖母」はジョバンニアンブロージオデプレディス兄弟が制作に協力しています。1480年代のレオナルドダヴィンチはスランプ状態だったとする美術評論家もいるようです。
レオナルドダヴィンチはいくつもの新しい絵の描き方を考えだ(発明)しています。「最後の晩餐」で使われた遠近法、透明層の重ね塗り法、明暗コントラスト法、「モナリザ」で使われた点描法などがあります。
20歳で「受胎告知」(ウフィツィ美術館蔵)を描いていますが、その構図は右下から見上げる事を前提に描かれています。
その構図の発想は絵描きとして独創的というよりも、科学者としての検証を「受胎告知」の構図の設定の中で行ったと言えると思います。 -
作品が未完成で放置されたのは各々の場合のそれぞれのイキサツがあったと思います。
部分的未完成と呼べるような未完成状態が気になるのです。聖ヒエロニムスの人体部分のある程度描きこんであるのに対し、例えば、右手前のライオンの手つかず状態がなんとも不可思議なのです。
普通は全体のバランスをとりながら描きこんで行きます。どこかの部分だけを描き込みすぎると全体が(予想したものに対して)狂ってしまいます。
個人的な結論(推測)ですが、レオナルドダヴィンチは誰かに協力(外注)させようと思った部分は手をつけなかったのではないでしょうか?
そう考えると、塗り絵のように残された(輪郭線だけ描かれた)ライオン部分などの空白部分の疑問が解けるように思えるのですが。 -
ピナコテカの展示
ラファエロサンティ(1483~1520)の作品です。
ラファエロの「キリストの変容」写真右、「フォリーニョの聖母」写真左
写真に撮っていませんが右手に「聖母戴冠」があります。
これだけのキリスト教賛美の作品を描いた作家です。たった37歳の人生でしたがローマ法皇の圧倒的な信任の元に膨大な数の作品を残しました。
大規模な工房を持ち(アシスタント50名)キリスト教絵画の大量生産を行いました。ラファエロの間の作品の多くはアシスタント(と言っても高度の描画技術を持った職人)によって製造されています。
絵画を含めた「アートが自己表現」の一つの手段という概念を持ち始めたのはつい最近のことです。 -
ピナコテカの展示作品
カラヴァッジォの「キリストの降架」1604年 -
バチカンからの眺望です。
夏の景色です。5月とは思えない気候でした。 -
ここもバチカンの必見スポットです。
動画も撮りました。 -
これだけ混雑すると早めに退散です。
-
バチカンは見所が沢山あります。
キリスト教の総本山ですから、歴史の中で収蔵されてきた膨大なものが、キリスト教の威厳を誇示する建造物の中に収められています。
特に見たいものがないのなら現地のツアーに参加するのも良いかも知れません。
ツアーの団体さんは解説中にまとまって立ち止まります。2つ3つと団体が重なると殆ど進めません。
ご参考までに混雑の様子の動画です。
https://youtu.be/D1vOZ3ic9Dg -
システーナ礼拝堂の注意書きプレートです。
システーナ礼拝堂は神聖な場所です。ドレスコードに従って下さい。
撮影禁止、静粛に、パンツルック禁止、階段注意 -
システーナ礼拝堂 Cappella Sistina の入り口
写真はここまで。
システーナ礼拝堂の画像についてBBCのニュースで興味深いものがありました。
https://youtu.be/qqe7O1s37lg
ドローンによるシステーナ礼拝堂の動画撮影もありました。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=743620619181481&id=670100773200133 -
途中見かけた
小さなキリストの彫刻
庭の緑を背景にシルエットに撮してみました。 -
バチカンのチケットです。
このチケットのデザインは昔から変わっていませんね。 -
バチカンの郵便ポストです。
-
バチカン郵便局です。
キリスト教者からするとバチカンからの郵便物を家族や友だちの信者に送ることは大きな喜びだとおもいます。バチカン郵便局の消印つきの郵便物は信仰の証し(バチカン巡礼)なのかも知れません。 -
サン・ピエトロ広場
動画です。
https://youtu.be/McIu7dzCRsg -
サン・ピエトロ広場
Piazza San Pietro
ジャンロレンッオベルニーニ(1598-1680)の手がけた設計です。1656-67年建設というからベルニーニ58-69歳の作品です。
各国から巡礼し集まったキリスト教者が大きな喜びを得られるようにベルニーニは工夫した。自己表現の概念はまだ出て来ていない時代でした。 -
サン・ピエトロ寺院
Basilica di San Pierrot
内部の荘厳さに圧倒される。ましてやキリスト教者の感動は大変なものだと思います。
奥にはベルニーニの作った天蓋があり、キリスト教の威厳を絢爛豪華に演出しています。 -
サン・ピエトロ寺院
Basilica di San Pietro
ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini) 1598-1680の作った天蓋(ベルダッキーノ祭壇天蓋)
ねじれた柱、絢爛豪華、キリスト教の中心としての大聖堂を荘厳に演出しています。
サン・ピエトロ広場の設計もベルニーニです。
ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロより100年ほど後の人間です。彫刻家、建築家、画家として才能を残しています。
ローマのボルゲーゼ美術館にはベルニーニ(ボルゲーゼ家のお抱え彫刻家でした)が美術館の為に作った彫刻が4体あります。
ボルゲーゼ美術館の旅行記は
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11248276 -
Pieta' Chapel Michelangelo Buonarroti
ミケランジェロのピエタの本物です。
動画も撮りました。最初に説明のプレートを入れています。
https://youtu.be/tQMj6mbg4es -
5月20日 土曜 大雨から快晴 7812歩
朝食終わって外出しようとしたら外は大雨
動画です
https://youtu.be/BcQjCT0XgwU
そのうち晴れて快晴
SANTA MARIA MAGGIORE
聖マリア大聖堂
ホテルから歩いて2~3分のところです。
入場料無料です。
入り口でのインスペクションが厳しいです。サンタ マリア マッジョーレ大聖堂 寺院・教会
-
SANTA MARIA MAGGIORE
聖マリア大聖堂
見学案内図です。 -
聖マリア大聖堂
中に入ると荘厳な聖堂です。 -
聖マリア大聖堂
ドアの彫刻です。
イエス(筋トレしすぎた)とマリアです。 -
聖マリア大聖堂の前の広場です。
-
昼は、L'Antica Fraschettaという店(ホテルの裏)です
4Tには登録無いようです。
昨日の夕食にテイクアウェイしたら美味しかったので今日の昼食はここにしました。
ポルチーニ茸とモッツレラチーズのピザです。 -
メニューは写真と英文併記があります。
-
レモンをくり抜いたところにシャーベットを入れたのを頼みました。
ピザ、炭酸水とデザートでチップ入れて20ユーロでした。 -
L'Antica Fraschettaの入り口です。
-
L'Antica Fraschettaの店内です。
ガラスのショーケースに料理が置いてあるので、指差し注文もできます。 -
L'Antica Fraschettaのお店の名刺です。
気にいったので貰いました。(このくらいの店はここら辺りに沢山あります)
Trip Adviser登録店です。
この後、ホテルの前の道にあるKOLBYという男性衣料の店で自分のヴェストとサマーセーターを買いました。少しタックスリファウンドが貰える値段でした。
フロントで(女性従業員)にカバン用の重量計を借りてリパックした荷物を測定しました。
今日は7812歩あるきました。 -
5月21日 日曜 晴
9時に朝食
混雑しない前にチェックアウト1140ユーロ(5泊朝食付き、ミニバー無料)でした。
荷物の整理しました。
荷物が多いのでタクシーをよんでもらってフィルミチーノ空港( FCO)へ。A90経由で30km39分の走行です。
写真はiPhoneのナビゲーション画面です。空港まで後1.1kmと表示しています。 -
プリペイドSIMカードの消費状況です。
5月10日にミラノに入り、vodafoneで2GBのSIMカードを買いました。
左から、日付、通信量、合計です。
合計で0.7GB弱
30%くらいしか使いませんでした。
ホテルではWifiが使えました。 -
ホテルからのタクシーはチップ入れて50ユーロでした。
ローマ(FCO)15:20 EW9883 便で DUSSELDOLF 17:30着の予定です。フィウミチーノ空港 空港
-
Rome(FCO) Fiumicino Aeroport
Aviapartner VIP lounge
スターアライアンスのラウンジが見つからないのでここに入りました。
カードラウンジです。 -
15:20 Dussldolf EW9883 D08は30分遅れの15:50です。
-
デュッセルドルフのルフトハンザのラウンジです。
デュッセルドルフ20:00発NH210便 NRT着14:25の予定です。
ローマからの便は、結局40分遅れましたがフライトまで1時間近くありました。 -
帰りのNH210便はスターウォーズ塗装でした。
成田から荷物を宅急便で送って身軽になりました。
東京住まいの息子家族におみやげを渡しました。
みんなで鰻やさんへ行きました。
翌日は上野の都美術館で開催中のブリューゲル(父)の「バベルの塔(小)」(ロッテルダムから来日中)を見に行きました。
その時の旅行記は
https://i.4travel.jp/travelogue/show/11181954
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- いわももさん 2017/11/01 20:32:23
- フォローありがとうございます
- 初めまして。いわももです。
私の変な旅行記をフォローして下さってありがとうございます!
旅行記拝見しました。
色んな所に行かれてて羨ましい~。
写真拝見してたら自分の旅行時の記憶が重なり、写真に入ってしまいそうです^ ^
- norio2boさん からの返信 2017/11/02 06:52:56
- Re: フォローありがとうございます
- いわももさん
旅行記へのコメントありがとうございます。旅行記を作るのはボケ防止に良いかと思っています。
いわももさんの旅行記楽しく拝見しています。新しい旅行記のアップをお待ちしています。
今後ともよろしくお願いします。
-
- わきさん 2017/09/29 19:59:53
- システーナ礼拝堂
- こんばんは。
追体験というか
思い出すことが
あります。
システィーナ
は、今は撮影できなくなったよう?ですが、
当方が訪問したころは、
皆さん撮影していました。
当方のその画像もどこかに残っておるはずですが、
パソコン管理が悪いせいか
どこへ行ったかのか、
探してみます。
それにしても、
思わず書き込みさせてしまうほどの
ローマ、
追体験でまた、行きたくなったところです。
ありがとうございました。
エアコンは、合併後の富士通ゼネラル製でしたか。
ゼネラルは、故障しないのでついに傾いて
富士通に合併されたということを
聞いたことがありました。
- norio2boさん からの返信 2017/09/30 23:00:24
- Re: システーナ礼拝堂
- わきさん
コメントありがとうございます。
旅行記拝見しました。
システーナ礼拝堂で撮影が出来たんですか。
最近、超高精細のデジカメで撮影した画像を限定部数で印刷したものがあるそうです。
あれだの人数で賑わっているシステーナ礼拝堂ですがキリスト教徒からすると壮大な「聖書絵巻物」なのだろうと思いました。ニコンのオペラグラスで見上げている日本人の女性がいました。
陶板で再現したシステーナ礼拝堂が徳島にあります。ご覧になりましたか?
今後ともよろしくおつきあいのほどお願いします。
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