2017/04/30 - 2017/05/02
54位(同エリア186件中)
小心者さん
【ジョージアからアルメニアへ国境超え】
トビリシ20:20発の国際列車でエレバンへ。
(3等寝台下段 46.28ラリ)
深夜にパスポートコントロール。
ジョージア出国手続きは乗り込んできた係員によって難なく終了。
その後しばらく走って、今度はアルメニア側パスポートコントロール。
降車して別室にてビザ取得。
ビザが必要なのは私ともう一人の欧米人男性(上級車両)だけらしく、二人並んでせっせとアプリケーション記入。
私は事前に入手した3000ドラムで支払い。男性は20ラリ支払っていた。
(ジョージアでは21ラリ=4000ドラムで両替できた)
一旦車両に戻り、しばらくするとまた車外へ呼ばれて今度は入国手続き。
他の乗客は車内で完了するのに、ビザ取得者は別室で行われるようだ。
前述の欧米人男性はアゼルバイジャンを訪れていたらしく、係員から割とキツめに「何故アゼルバイジャンに行ったのか? ぁあーん?」などと詰問されていた。
私は「おぉ~日本人!」と歓迎され、アゼルバイジャンにも行ってないので「ウエルカ~ム!」と言ってもらえた。
列車はほぼ『わたし待ち』だと思われる(まったくの思い込み)ので大慌てで車両へ戻るも、知らないおじさんに引っ張り上げてもらって乗り込んだのは二等車両。
三等とは全然違って俄然にぎわっていて、しかも暖房が効いている!
でも人見知りの激しい私としては、ガラガラの三等車両の方がいい。
但し、防寒対策は必要だ。
【旅程】
□04/22 出国 仁川空港泊
□04/23 バス泊
□04/24 トラブゾン泊
□04/25 バス泊
□04/26 トビリシ泊
□04/27 トビリシ泊
□04/28 トビリシ泊
□04/29 列車泊
■04/30 エレバン泊
■05/01 エレバン泊
■05/02 エレバン泊
□05/03 アラヴェルディ泊
□05/04 クタイシ泊
□05/05 クタイシ泊
□05/06 クタイシ泊
□05/07 スフミ泊
□05/08 スフミ泊
□05/09 スフミ泊
□05/10 バトゥミ泊
□05/11 バス泊
□05/12 イスタンブール泊
□05/13 機内泊
□05/14 帰国
為替レート:1ユーロ≒122円 1ユーロ≒524ドラム
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー ヒッチハイク 徒歩
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
エレバン行き列車、三等車両。
落下を心配して下段を選択したが、上段だと5ラリほど安くなるみたい。
カップル2組、男性2人と私、の総勢7人というガラガラっぷり。
グループごとにコンパートメント(扉はないけど)を使えるので、下段を購入した意味なし。
敷布団と清潔なシーツ2枚+枕カバー付き。
下段寝台の下には荷物が入れられる。
掛物はシーツ1枚だと寒いので、余っている敷布団を被って寝た。 -
布団は少々重たかったが、寒さも感じずけっこう眠れた。
早朝、車掌さんに起こされて見たアララト山。
山はすごく美しいが、窓ガラスが汚れている… -
早朝6時ごろにエレバン駅に到着。
名前を連呼しながら何かと構ってくれた車掌さんにお礼を言ってお別れ。
駅構内はWiFiが使えたので、しばらく待合室で情報収集。
タクシーの客引きが次々やって来るが、みんな人が好い感じでイヤな思いはしない。
メトロと迷ったが、バスでホステルへと向かうことに。
道行く女性にバス料金を尋ねたら「これで乗れるわよ」と100ドラム手渡され、ニッコリ笑って去っていった。
なんて優しいんだ!
更には、同じくバス待ちの男性が1000ドラム札を両替してくれて助かった。
(短距離のバス・マルシュルートカは概ね100ドラム) -
近くまで来てから迷いまくって『VG Hostel』へ。
ダンディな男性に道を尋ねると
「知ってるからまかせといて。ところで、なぜホテルではなくてホステル? もしかしてお金ないの?」
…やかましいわ。
ツインルームを予約したのに、6ベッドドミトリーを一人で使うことに。
ロッカー6個が使い放題だがそんなに必要ないし、無駄に広すぎる。 -
共用バスルームやトイレは男女別で清潔。
食堂ではコーヒーと紅茶がフリーだし、スタッフは英語が通じて親切。
各バスターミナルに向かう停留所や大きなスーパーマーケットも近くて便利。
朝食付き(パン・バター・チーズ・ゆで卵2個・コーヒー)で1泊6000ドラム。 -
チェックインは12時からとのことなので、荷物を預けて出かける。
まずは近くのサルギス教会へ日曜のミサを見学に。 -
-
教会の墓地の素敵な墓石。
俳優さんとか、映画関係の方のものだろうか?
若くで亡くなっている。 -
この方も若くで亡くなっている。
『1953-1980』 -
次に、マルシュルートカに乗り込み『ジェノサイド・ミュージアム』へ。
『ダルマ・モール』という大きなショッピングセンターまで行き、そこから10分ほど歩く。
途中に気持ちよさげな散歩道があったので、ちょっと寄り道して廃墟見学。 -
虐殺犠牲者を追悼したモニュメント
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4/24が『虐殺記念日』だったからだろうか、多くの花が手向けられていた。
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個性的な墓石の並ぶ一画も。
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『虐殺博物館』
かなりショッキングな展示内容で、屋外の空気にホッと気が緩む。
(内部は撮影禁止)
博物館で学ぼうと考えていたが、英語の説明文を読むのは骨が折れ、事前にもっと勉強しておけばよかった、と後悔した。 -
『ダルマ・モール』前からマルシュルートカでオペラ劇場まで行き、カスケードへとやって来た。
-
ここでは数多くのアート作品を鑑賞することができる。
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アルファベットで出来た人
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壁抜けする人
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フェルナンド・ボテロの作品
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独特の作風
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芸術的センスは一切ないが、アート鑑賞は大好きなのでワクワクする!
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周辺にはカフェやレストランが並ぶ。
値段は驚くほど安いが、200円ほどしか持ち合わせてない(またかよ!)ので食べられない。
おしゃれな雰囲気にも気後れする。 -
陽射しが強烈なので建物内へ。
1階のアートショップには素敵なものがいっぱい。
いつか、実用性よりもデザインを重視して買い物をするようなかっこええ人間になりたいものだ。 -
エスカレーターを乗り継いで、楽々てっぺんへ向かう。
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内部にも数々の作品が。
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み、みみず的な?
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なにやら鋭角な寄せ集め
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刻々と色が変わる人
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メタリックな車なんかもあれば、部屋に置きたくなるインテリアなんかも。
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か、壁に耳あり…(でかい)
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おぉ!
超会いたかった人!
あなたはどなたなんですか!? -
周囲を3周ほど。
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最上階は『クリスタル・ゾーン』
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美しい!
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誰一人として上ってこないが、ここはわたし的にはヒット。
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遠くから見ると人魂っぽい
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閉鎖中の店舗の天井。
上から陽が射し、とても美しい。 -
屋外に出ると陽射しにクラクラする。
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天辺からの眺め。
エスカレーターを利用しても、ここまでは階段をけっこう上らないといけない。
もしエスカレーターが運休中だったら、多分ここまで来れなかったと思う。 -
『オペラ劇場』
タイミングが合えば鑑賞してみたかったな。 -
それよりなにより、とにかく両替しないと(判で押したような毎度の展開)!
クレジットカードのキャッシング機能を無効にしてあるのが敗因の一つだな。
道行く人に連れて行ってもらった両替所は日曜日で休みだった。
(こちらが恐縮するほど謝られた)
しまいには自由広場で警備にあたっていた警官がショッピングセンターまで連れて行ってくれた。
どうもすみません。 -
無事にアルメニアドラムを入手し、宿の近くのブルーモスクへ。
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イランの美しいモスク。
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シンプルな内部も美しい
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アミルヤン通り。
ちょっと怖めの謎の像。 -
この通りには素敵な店舗が多い。
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文具店の看板。
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思わず『ナデナデ』してしまうよね。
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共和国広場
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広場に面した『マリオットホテル』
とても美しく、とても目立つ。 -
マリオットホテル1階のカフェ。
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目的のピザ・チェーン店『Tashir Pizza』
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適当に頼んだピザ(アメリカンタイプ)。
美味しい! -
マッシュルームとハムのサラダ。
両方(+サービス料)で1000ドラムという安さ!
必ずリピートすることを決意。 -
帰りは路地に吸い込まれてみる。
きれいな建物が目立つエレバン中心部だが、一本入ると古びたアパートが立ち並ぶ。
こういう庶民的な雰囲気は大好き。 -
翌日。
ノラトゥスから逆ヒッチハイクで近郊まで戻り、てくてくと北バスターミナルへ向かう途中。
道を尋ねた人が「1キロだよ」と教えてくれたので歩いてみたが、もちろん1キロでは済まなかった。あるある。
しかも、ターミナルまで行く必要はまったくなかったし。 -
北バスターミナルから259バスに乗り込む。
しばらくすると席を譲ってもらえ、座ることができてありがたかった。
どうやらエレバンでもトビリシでも、女性を優先して座らせる文化らしい。
ドアの前でも必ずレディファーストだし。
車内では隣のおばさんが親切で、ドライバーに「アルミアン通りで降ろしてあげて」と頼んでくれた。
バスを降り、おばさんと席を譲ってくれた若者と手を振り合う。
写真は共和国広場近く。ここにも古い家の並ぶ一画があった。 -
すぐ横には対照的な新しいビル。
こういうすごくリアルな胸像をよく見かける。 -
今日も『Tashir Pizza』へ。店は激混み。
どうにか空いた席を見つけて座り、注文を済ませる。
しばらくして、席が無くて困っているカップルを発見。
昨年コプリフシティツァで見知らぬ私に相席を申し出てくれたご夫婦を思い出し、わたしも相席を申し出る。
こちらではあまり相席とかしないのか、ちょっと引かれた(汗
が、こちらとしても激混みの店内で四人掛けテーブルを独り占めするのは気が引けるし、ちょうど良かった。
で、今日頼んだピザ(ルッコラの載ったイタリアーノバージョン)がめっちゃ美味しく、フレッシュ野菜サラダは多すぎた。 -
私は食べるのが桁外れに遅いので、カップルが先に席を立ち、「Goodbye」と言い合ってお別れ。
その後店員さんにチェックを申し出ると「ノーチェック」と言われて、「は?」となる。
なんと、カップルが払ってくれていたのだ!
親切にしたつもりが逆に親切にされてしまった!
アルメニア人の優しさをナメていた!
そして、そんなこととはつゆ知らずノーテンキな顔で「goodbye♪」などと手を振っていた自分を呪い殺したくなった。
…見知らぬ優しいカップルさん、ごちそうさまでした。 -
未だ腑に落ちないような気分でホステルへと向かう。
昨日ホステルのレセプションで噴水ショーのことを尋ねたところ
「あれは夏のイベントで、次回は6/1から」
とのことだった。 -
しかし、共和国広場を通りがかると噴水ショー開催中!
-
ロクに確かめもせずに情報を鵜呑みにするとイカンなぁ。
-
誰もが知っているクラシック音楽に合わせて水が乱舞する。
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風が強いのでちょいちょい「バッサー」としぶきがかかり、広場が悲鳴に包まれる。
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ベンチでロシア人母娘に歓迎してもらったり、子供たちと写真を撮ったりして、とっても楽しいひと時だった。
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ショーが終わったのは22時。
通りかかった20時半過ぎには始まっていたので、かれこれ1時間半もやっていたことになる。
体は冷え切ったが、それでも日課の『近所の商店でアイスを買い食い』は欠かせない。
キャラメル入りアイス(約30円)がとても美味しいのだ。
そして、毎度レセプションの人に「またアイス食っとんかい。子供か!」とツッコまれる。
ジョージアでも嬉しそうにアイス食べてて笑われたので、こちらではアイスは子供の食べ物に分類されるのかもしれない。
それとも「ババアが嬉しそうに」という点がツッコまれどころなのだろうか。
ホステルのすぐそばで、女の子から「ハイ!」と声をかけられた。
おそらく何かでお世話になった人だろう。
顔を覚えられなくて申し訳ない。 -
翌日。
エチミアジンから戻って『Children's Railway』へと向かう。
宿から歩いて15分くらい。 -
まるで本物のように立派な駅舎。
ここはソビエト連邦時代の1937年に開業した『子供鉄道』だ。 -
ここの一番の見どころ(独断)は、
-
点在する廃墟と
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異様な寂しさを放つ、無人の遊園地。
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そして、放置された旧ソビエト連邦時代の車両。
-
誰だよ、あんなところに猫の顔書いたの!
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これは普段走っているのかな?
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機械萌え
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少なくとも今日は走ってないようなので、線路を辿って行く。
ここはフラズダン渓谷と言って、すぐ横をきれいな川が流れている。
耳にはせせらぎ、脳内は「スタンドバイミー」。 -
トンネルを抜けると
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廃駅があった。
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落書きまみれ。
既に薄暗いうえに誰もいないのでちょっと怖い。
『スタンドバイミー』の脳内音楽はトンネルあたりで停止した(ビビリ度が高揚感を超えた)。 -
荒れたバルコニーからは川が眺められる。
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『Children's Railway』からの帰りに眺めたエレバンの街。
脚がヘロヘロに疲れたので、今日の夕食は近くのスーパーの惣菜で済ませる。
言っていいですか?
うどんが恋しい!!
当初は2泊の予定だったエレバンだが、居心地が良すぎて1泊延ばした。
公共交通の不便そうな所には行かなかったが、多少無理してでも行ってみれば良かったなぁ。
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