2017/04/26 - 2017/04/29
73位(同エリア242件中)
小心者さん
【トラブゾンからトビリシへ】
トラブゾン19時発トビリシ行のバスは、周囲のシートに誰もいないほどガラガラの状態で出発。数時間後にジョージアとの国境に到着した。
深夜でもあり、国境越えはすいすいと進んだ。
無表情で作業していたジョージア側パスポートコントロールのおねえさんが、「Japanese!」と言い、名前を呼んで「Welcome!」とニッコリしてくれたのが印象的だった。
そしてこの後、乗ってきたバスを外で待つのだが、待てど暮らせど一向に来ない。
同じバスに大量の段ボール箱を運ぶ家族が乗っていて、そのおばさんがトルコ側のパスポートコントロールでモメまくっていたが、そのせいなのか?
吐く息は白く、気温は5℃にも満たないであろう路上で延々とバスを待つ。
まさかそんなことになるとは知らず、大した防寒対策もしてないし、身体はどんどん冷えてくる。
足踏みしたり歩き回ったりするも効果は薄く、鼻水が止まらなくなってくる。
苛立ち怒り出す人もいれば、お菓子を分けてくれる人もいた。
結局寒空の下で2時間近く待たされ、やっと出てきたバスに乗り込む。
「これで後は暖かいバスの中でトビリシまで眠れる!」
と思ったら、バスはバトゥミ近くの路上で突然停車。
車掌さんが何か言ってるが、もちろん全く理解できない。
前方の乗客がおもむろに防寒着を着用、後方座席に移ってきて皆2シート使って横になる。
バスはエンジンを切っているので、車内はほどなく冷え冷えに。
何が何だかわからないが、どうやらここでしばらく停車するっぽい。
バックパックから服を取り出し身に着けるも、冷え切った身体は温まることなく、やがてガタガタと震えだす。
「一体なんでこんなところで停車しているのだろう?故障?いつになったら出発するの?てか本当にトビリシに着くの?」
震えながらあれこれ考え続けるも、結局最後まで理由はわからなかった。
3時間後、バスは何事もなかったかのようにトビリシに向かって走り出した。
朝6時着の予定が約6時間遅れの昼12時頃、オルタチャラバスターミナルに到着。
地下鉄に乗るために近くのバス停へ行き、近くの女性に尋ねると、その方が自身のICカードでバスに乗せてくれた。
これだけでもすごくありがたいのに、なんと地下鉄駅で私の分のICカードを買ってくれた!
お金を渡そうとしても笑って受けとってくれず、地下鉄を降りてからもずっと手を振ってくれた。
ジョージア人、なんて優しいんだ!
この後も多くの人々の親切に何度も感謝することになる。
こうして『また訪れたい国』が増えることはとても幸せなことだと思う。
しかし…私の鼻水は止まることなく、こんな序盤から風邪をひいてしまったことが痛恨。
【旅程】
□04/22 出国 仁川空港泊
□04/23 バス泊
□04/24 トラブゾン泊
□04/25 バス泊
■04/26 トビリシ泊
■04/27 トビリシ泊
■04/28 トビリシ泊
■04/29 列車泊
□04/30 エレバン泊
□05/01 エレバン泊
□05/02 エレバン泊
□05/03 アラヴェルディ泊
□05/04 クタイシ泊
□05/05 クタイシ泊
□05/06 クタイシ泊
□05/07 スフミ泊
□05/08 スフミ泊
□05/09 スフミ泊
□05/10 バトゥミ泊
□05/11 バス泊
□05/12 イスタンブール泊
□05/13 機内泊
□05/14 帰国
為替レート:1ユーロ≒122円 1ラリ≒46円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー ヒッチハイク 徒歩
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
トビリシでの宿はBooking com.で予約した『Sunny and Cozy room』。
家族の誰かの部屋にホームステイする形。
ここを見つけるのにめちゃくちゃ苦労したが、ヒッチハイクで旅しているというトルコ人の若者がスマホで調べて教えてくれた。
「ナスルスン?(元気?)」の一言で一気に打ち解けられるのはスゴイな。
(実はそれでもたどり着けず、結局最後は近所の人が連れてきてくれた)
地下鉄駅が近く『専用バスルーム+朝食付』ということでここに決めたのだが、バスルームは共用で、朝食は付いてなかった。
けれど部屋はきれいだし、何よりご家族がとても親切だったのでOKだ。 -
到着早々、ウェルカムコーヒーとチーズのハチャプリをご馳走になる。
コーヒーはトルコふう、ホームメイドのハチャプリはとても美味しかった。 -
お母さんが「ハチャプリを作るから見学しなさい」と言うので、見学する。
生地を伸ばして天板に敷き、チーズを散らして謎の液体を振りかけ、生地を載せて…
傍らのパソコンからは聖書の朗読が流れている。 -
明らかに風邪っぽいので、今日は休息日とする。
やったことと言えば、トビリシ駅まで行って、両替と3日後のエレバン行き寝台のチケットを購入したのみ。
別に風邪をアピールしたわけではないのに、お母さんが「温まるように」とスープをご馳走してくれた!
夕食は近くのベーカリーでパンを買ってきて済ませる。
日本人だと言うとめっちゃ歓迎してくれたが、買ってきたパンは残念すぎるほど美味しくなかった(T_T) -
翌朝、上階の共用キッチンに行くと、シャワー室にカザフスタン人の女性が閉じ込められていた。
救出を試みたが無理で、別の部屋の男性が救出。
朝食が付かないことを知り、「パンでも買いに行ってくる」と言うと、カザフスタン人の女性が「私のママが送ってくれたチキンを一緒に食べよう!」と誘ってくれた。
朝から栄養付くね!
人の優しさが身に染みる。 -
ちょっと頭痛がして熱っぽいが、天気も良いので観光に出かける。
地下鉄アヴラバリ駅で下車。
この辺りは廃墟や準廃墟がいっぱい。 -
若干湾曲している模様。
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もはや崩壊しつつある模様。
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歩くだけでテンションが上がる街並み!
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ワインバーのオサレな看板
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崖の上に建つ『メテヒ教会』へ。
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皆さんきちんと髪を覆っておられる。
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メテヒ教会から眺める『ナリカラ要塞』
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道の突き当りにあった砦のような場所から。
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なんかの遺跡
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きれいに整備された『ゴルガサリ広場』
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ベンチも洒落ている。
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体調を考慮して、躊躇なくロープウェイに乗り込む。
片道1ラリという料金がありがたい。 -
ムトゥクヴァリ川とトビリシの街並み。
近未来的な建造物とたくさんの教会が不思議と調和している。 -
頂上に建つ『Kartvlis Deda(ジョージア母の像)』
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アルミニウム製で高さは20m。ハンパないロボ感。
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遠くの山の上にも教会が見える。
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ロープウェイ乗り場から少し下って『ナリカラ要塞』へ。
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体力のある若者は冒険していた。
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めっちゃ羨ましいけど、体力ないので諦める。
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要塞内には『聖ニコライ教会』がある。
トビリシには教会がいっぱい。 -
絶対に「ぅにゃっ?」って言ってる。
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要塞から下りる途中で立ち寄った教会。
たぶん『st.gevorg church』 -
誰もいなくて、しばし瞑想(休憩)。
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温泉街まで下りてきた。
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ドームがぽこぽこ並び、硫黄のにおいが漂う。
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錆びっぷりがいい味を出しているBar。
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滝への道すがらにあるかわいい売店。
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美味しそうなマグネット。
序盤から荷物を増やしたくなくて買わなかったが、「買っとけば良かった」とずいぶん後悔することになった。 -
両側の切り立った崖の上はちょっとスリリング。
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川に架かる橋にはお約束の南京錠がいっぱい。
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これ、とてもかわいいなぁ。
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公園内に咲いていた花。
なんという花なんだろう? -
I LOVE TBILISI
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『シオニ大聖堂』へと向かう。
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だ、だれ?
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路上にも素敵な絵。
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居心地のよさげなカフェが並ぶ路地。
テーブルの上にはゲーム板や水煙草。 -
『シオニ大聖堂』
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中では結婚式が行われていた。
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斬新なデザインの『平和橋』を半分くらい渡って、また引き返す。
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橋からの眺め。
アレ、吸い込まれそうで怖い。
漫画『漂流教室』にあんなのなかったか? -
『アンチスハティ教会』への道。
この辺り、とても好きな雰囲気だ。 -
ちょっとコワイ
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『アンチスハティ教会』
トビリシで最も古い(6世紀)という。
ほぼ当時のままの姿で、素晴らしい佇まい。 -
教会内部。
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薄暗い内部の大きな石の柱や、ところどころに模様が残る壁は本当に美しかった。
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すぐ近くにある『マリオネット劇場』
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時計台の下部には素敵なタイルが埋め込まれている。
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人形はトラウマになりそうなほど怖い。
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はっちゃけた人々。
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いい感じの路地を発見したので吸い込まれる。
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いい感じの路地にいい感じの廃墟
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つっかえ棒で踏ん張る家。
向かいの家の人はけっこうドキドキに違いない。 -
思わず二度見。
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やっぱ路地はいいよなぁ~。
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『自由広場』近くのツーリストインフォメーションで地図を頂き、『ダヴィド・ガレジ』へのツアーのことを質問する。
11時~毎日催行、申込不要、25ラリ、一人でもOK。 -
『ツミンダ・サメバ大聖堂』へと向かう途中の地下道には、ちょっと寒くなる絵が描かれていた。
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未完成作品。
独特の作風がけっこう好き。 -
坂道を上って『ツミンダ・サメバ大聖堂』に到着。
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どこからでも目立つ大聖堂の威容に圧倒される。
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鐘楼
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大聖堂前からの眺め。逆光。
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男性が讃美歌を歌い、荘厳な雰囲気。
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美しい宝石をふんだんに使った宗教画が印象的だった。
(安定のピンぼけ) -
アヴラバリ駅から地下鉄で宿へ。
地下鉄のエスカレーターはとても長くて速い。
レストランは敷居が高くてなかなか入れず、今日もスーパーの惣菜とパンを買って帰る。 -
部屋で惣菜(けっこう美味しい)をもそもそ食べていると、ご家族に夕食に招かれた。できれば食べる前に…
大学生の男の子が英語を話せるので、いろいろ助けてくれた。
左のおじさんが日本にとても興味があるとかで、男の子を通していろんな質問をされた。
日本の人口が一億人以上だと言うと全員のけ反っていた。
「ジョージアは300万人しかいないのに!」
ヨーロッパやロシアに働きに出る人がとても多いのだそうだ。 -
最後にイチジクの実が入った甘いお酒を頂いた。
ジョージアの家庭料理が食べられてとても嬉しかった。
ご馳走様でした! -
翌日、『ダヴィド・ガレジ』ツアーから自由広場に戻ってきた。
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自由広場近くの店で食べたファストフード。
チキンフィレ+ポテト+サラダ+レモネード 8ラリ弱だったと思う。
店主に圧をかけられてコレにしたが、パッとせず。
だいたい圧に屈すると良いことはない。 -
トビリシの夜景を観るために『ゴルガサリ広場』へと向かう。
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ライトアップされた建物を眺めながら歩く。
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おっと、路上にアインシュタイン先生。
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ケーブルカーで『ムタツミンダ山』に登ろうと思っていたが、乗り場が遠そうなので『ナリカラ要塞』に変更。
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やっぱりこの像は夜に見ないと!
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『アンチスハティ教会』前の通りを歩く。
思った通り、夜もまた素敵な雰囲気だった。 -
ライトアップされた教会。
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路地の先にはムタツミンダ山の塔と三日月が見える。
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平和橋を渡ってゴルガサリ広場へ。
ロープウェイ乗り場は混んでいて、なぜかオマーン人男性6人グループと一緒に放り込まれた。
微妙に緊張するも皆フレンドリー。 -
ナリカラ要塞からの眺め。
しょぼいカメラなのでお伝え出来かねるが、トビリシの夜景はとても美しかった。
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