やっぱりパリが好き！２０年ぶり母子パリ旅行⑦ 　朝のセーヌからシテ島へ　サントシャペル ノートルダム塔　コンシェルジェリー

2017/03/20 - 2017/03/20

パリ最終日、夕方16時20分に送迎サービスがやってくる。それまでの数時間で最後の観光をしなくちゃ～(^^♪
今回の旅の目的の1つ、ノートルダム寺院の塔に登らないと・・・それとパリ1番のステンドグラスのサントシャペル、マリーアントワネットが最後まで収監されていたコンシェルジュリー、それらが全てシテ島にある。

本日の予定

ノートルダム寺院　サントシャペル　ノートルダム塔　コンシェルジュリー

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

今日も曇天だ。残念ながらパリ滞在中に晴天に恵まれることは無かった。←夏のヨーロッパに行くしかないな。
チェックアウトは12時だが、それまでに戻ってくるのは難しいかもしれないのでチェックアウトして、荷物だけ預かってもらう。ありがとうホテル・ドゥ・ルーブル・・・全くホテルの機能を使ってなかった。
私の場合・・・ホテルライフを楽しむには貧乏性過ぎるのかも・・・・

ホテル デュ ルーヴル パート オブ ハイアット ホテル

朝のルーブル美術館、平日9時前なのに既に並んでいる。絵になる光景です。

ルーヴル ピラミッド 現代・近代建築

ここからノートルダム寺院のあるシテ島までも歩いて行ける。
美術館、シテ島観光には最強の立地だったなあ～朝のセーヌの河岸を歩くとポン デザール(芸術橋)とフランス学士院に到着。「のだめカンタービレ」最終章でのだめと千秋が抱擁するラストシーンのロケ地。

ポンデザール 建造物

元祖南京錠橋だが、落下の危険性から全て撤去されました。

ポンデザール 建造物

セーヌの河岸にはブキニストと呼ばれる古本屋の露天商が並んでいる。
古くは16世紀からあったという、これも古き良きパリの伝統です。

古本市 (ブキニスト) その他の店舗

シテ島が見えてきた。パリ発祥の地・・・贅沢な光景～

シテ島 旧市街・古い町並み

パリ最古の橋「ポン・ヌフ」は1607年に竣工された。最古なのに意味は新しい橋。ポン・ヌフが出来るまで橋上には集合住宅が立ち並び薄暗く、見通しが悪かったそうです。それらが一掃されパリの景色を一望できるようになった、ポン・ヌフは画期的な橋です。

ポン ヌフ 建造物

ポン・ヌフの袂からセーヌ川クルーズが出ている。私も２度ほど乗りましたが大好きです。昔はアルマ橋の袂が一般的でした。今回は時間がなかったけれど、次回はここから乗ってみたいな～(^^♪
先っぽの公園もカンタービレの由来を千秋が語ったロケ地。

ヴェール ギャラン公園 広場・公園

ポン・ヌフを渡り切ったところにあるのは、アンリ４世の騎馬像。
フランス革命の際に破壊されたが、復元されたという。

ヴデット・デュ・ポンヌフ 船系

ここにも南京錠がいっぱい。何の意味があるのか？こうなったらいたちごっこでしかない。

ヴデット・デュ・ポンヌフ 船系

公園を通ってコンシェルジュリー、ノートルダム寺院へショートカットする。この公園の傍らにも「のだめカンタービレ」のロケ地がある。

のだめと千秋がよく食事をしていたビストロ「La Rose de France」、本当にある店なんですね。

ラ ローズ ド フランス フレンチ

ノートルダム寺院前にやってきた。お久しぶりです。
寺院は8時から開いているけれど、塔に登れるのは10時からだ。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

ヴィクトル・ユーゴの「ノートルダムのせむし男」の舞台となった寺院。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

ノートルダム寺院はパリのゼロ地点、ポワン・ゼロの表示もあります。日本橋と同じですね。パリの街はまさにここから始まった。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

ヴィクトル・ユーゴの原作はあまりにも悲劇的で救いのない話ですが、ディズニーの「ノートルダムの鐘」を見た人には馴染み深いでしょう。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

北側のバラ窓は圧倒的な存在感です。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

子供向けのディズニーアニメですが、私的にはオリジナル音声で見る「ノートルダムの鐘」は大人の鑑賞に耐え得る名作です。特にオープニングのカジモドの生い立ち、寺院の鐘つき男として育てられるいきさつまでのドラマチックな展開は素晴らしい。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

とても重厚感のある教会内、ディズニーのリサーチ能力は素晴らしい・・・全く一緒です。こんな風に映画の場所を比較するの好きなのです。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

ここでも記念メダルを買ってしまう。

ノートルダム聖堂の模型・・・正面も素敵だけれど、反対側からの眺めも繊細で美しい。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

塔は正面玄関の左側から登る。開くのは10時から・・・物凄く並ぶ・・・
近くのサントシャペルは9時半から開館・・・行ったり来たりだけれど、効率よく廻るならこれしかない・・・・結論はそうでもなかったけれど・・・・とにかくサントシャペルに行ってみる事にします。中央は裁判所、その左側がサントシャペル。

サントシャペル 寺院・教会

開館すぐだというのに長蛇の列、でもミュージアム・パスのお陰でスムーズに入れました。

サントシャペル 寺院・教会

ここも荷物検査あり、日本人とわかると係りの人がニコニコして片言の日本語で話しかけてくる「あなたは美しい」、思わず「嘘つき～」と返してしまった。普通は荷物検査の場所を撮影させたらダメなのに、いいよ～いいよ～ってアンタどれだけ日本人好きやねん？

おっちゃん真面目に仕事せなアカンよ～・・・と進んだ先には使用人の礼拝堂。

サントシャペル 寺院・教会

あれれ・・・大した事ないんじゃない？ここだけ見て帰ってしまう人もいるらしい・・・分かりづらいんですが左側の小さい階段を登ると・・・・

サントシャペル 寺院・教会

見事な一面のステンドグラス・・・圧倒されます。

パリ最古のステンドグラスで知られるサントシャペル、壁を最小限に切り詰め言わば鳥籠のような構造にし、燦然としたステンドグラスで埋め尽くしました。

サントシャペル 寺院・教会

思わず時間を忘れて、立ち尽くしてしまいます。

サントシャペル 寺院・教会

カメラのシャッターを何回押したことやら・・・双眼鏡が欲しい。

サントシャペル 寺院・教会

15の窓のステンドグラスに描かれた、1113景の場面を辿る光と色のシンフォニー・・・フランス人の発想って途方も有りません。

サントシャペル 寺院・教会

ああ～いい物見た・・・大変だけどノートルダムの塔へ移動だ。わずか数十分で聖堂の方も凄い列です。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

塔の入り口もこの列・・・・中は422段のせまい螺旋階段を上がっていく、一度に入れる人数が決まっているので、いつも長蛇の列になる。

雨樋の役割を成すガーゴイルが我々を見下ろしている。

馬に乗った警察官。ヨーロッパはこういう伝統がまだ生きている。

教会は無料だが塔は有料、ミュージアム・パスを使用するけど、入れる人数が少ないので意味をなさない。ここも勿論、荷物検査に加えて金属探知機で調べられる。
時々、学校の社会科見学の団体を横入りさせるのでどんどん遅くなる。

我々の後ろに並んでいる中国人のグループがうるさい(*_*;　案の定・・・同じグループだと思われて、私たちの前で切られてしまった。(見かけが一緒だからね(>_<))

これで30分はロスしてしまったかも・・・先にサントシャペルに行っても、同じだったかな・・・・1時間以上並んでやっと順番が回ってきた。係りの人が日本人で我々に気付く「あ～日本人の方でしたか、お待たせして大変申し訳ありません。中に入ったら階段のそばに進んで下さい、そうすればすぐに登れますよ」と教えてくれた。←気づくの遅い(´;ω;｀)

中にはお土産物とチケット売り場、傍らでフランス人の係員が鐘楼への階段へ案内してくれたけど、中国人グループと一括りにされなければ、寒い中並ばないで済んだのに～(>_<)

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

1人ずつしか通れない細い階段を登り、キマイラの回廊に出る。降りてくる人を待たなければ登れない。中世時代はやがてこんなにも沢山の人々が、見学にやってくるなんて想像もしなかった事だろう。ヒイヒイ言いつつ階段を登った先には・・・

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

美しいパリの街、カジモドが見ていたのもこんな景色だったのだろう。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

北塔と南塔を結ぶ回廊に設置された伝説の怪物「キマイラ」、様々な形をしていて、パリの街なみを見下ろす姿が興味深い・・・

恐ろしい姿でパリの街を守っています。でも大好きなんだよね。キマイラに会いたくてパリに来たと言ってもいいくらい(^^♪

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

頂上に登る事が出来る南塔にある大鐘「エマニュエル」。総重量14トンで舌の部分だけで500キログラム、カジモドがついていた鐘がここにある。

更に階段を登ると頂上の展望台に出る。パリの景色が360度見渡せる。

遠くにエッフェル塔、他にも有名な歴史的建造物が見える。

晴れていればもっと綺麗でしょうが、この時期のどんより曇った空もパリには似合う。
ずっと登りたかったノートルダムの塔とパリの景色。
太陽王ルイ14世もこの景色を見ることは出来なかったろうなあ～
待っていた時はイライラしたけれど、急な階段を登ってきた甲斐はありました。

1時間以上並んだせいで、かなり時間が押してしまった。16時までの自由時間をどれだけ有効活用出来るかな？
次はコンシェルジュリーに行かなくちゃ～急げ、急げ～

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

裁判所を挟んで左側がサントシャペル、右側がコンシェルジュリーです。マリーアントワネットが処刑されるまで収監された牢獄です。

裁判所 (パリ) 建造物

セーヌ川から見るとこんな感じ、お城のようですが牢獄です。

コンシェルジュリー 城・宮殿

ノートルダムの塔やサントシャペルと違って並ぶことなく直ぐに入れます。
この2つと違って見どころが少ない、牢獄だった事で重苦しい空気が全体的に漂っているのが、今一つマイナーな所以でしょう。

コンシェルジュリー 城・宮殿

昨年11月に六本木の森アーツセンターで見た「マリーアントワネット展」、展覧会自体は物足りない感じでしたが、彼女の最後の地コンシェルジュリーに行ってみたくなりました。

入ってすぐのホールにはパネル展示やお土産物屋、無料トイレもありました。

コンシェルジュリー 城・宮殿

フランス革命の数年間に2700人の貴族や革命家がここで最後の時を過ごした。その中には38歳の若さで断頭台の露と消えたマリー・アントワネットもいた。アントワネットの独房を再現した牢のみすぼらしさに唖然としてしまう。

コンシェルジュリー 城・宮殿

華麗な宮廷生活を送っていた彼女には想像も出来なかったでしょう。

コンシェルジュリー 城・宮殿

この小さな庭だけが、囚人たちに許された憩いの時間です。

コンシェルジュリー 城・宮殿

マリーアントワネットの独房のあった場所は礼拝堂になっていて、最後に着ていた下着の様な服・・・これも六本木の展覧会に来ていました。

コンシェルジュリー 城・宮殿

フランスの光と影がここに有ります。こういった観光地1つ1つにもフランスの歴史を感じます。

コンシェルジュリー 城・宮殿

シテ島の観光はこれにて終了。これからオペラ座の内部見学を目指して、メトロで移動しようとすると、目の前にバスがきました。

メトロより安全だし、外の様子を見ながら移動も楽しそうです。

バス バス系

フランスのバスは右側通行で左からやってきます。21番バスに乗るとシテ島からオペラ座まで乗り換えなしで行けます。

日本と違って大概は二両編成。それだけ利用客が多いのかな？

バス バス系

中の様子を撮影、日本とほぼ変わりないけれど、座席の数は少なく固め、日本みたいに座り心地がいいと眠っちゃうからね・・・・そんなスキ見せちゃいけません。

切符はメトロと共通ですが、運転手から買うことも出来ます。女性運転手でした。
ここからオペラ座まで移動、メトロだと乗り換えが面倒です。

バス バス系

この旅行記へのコメント （7）

• 夏への扉さん 2017/08/30 10:38:24

  ノートルダムの塔

  オカンカンさん、こんにちは。
  
  ７月にノートルダムの塔に登ってきました。正面左側に、塔に登る時間指定券を発行する機械があって、１０：２７−１０：３６　の券が取れました。少しの間並んだだけで暑くてまいったので、時間指定券があってラッキーでした。
  ３月には、まだこの機械がなかったんですね！　
  
  時間指定券をゲットできた時は、まだ９時過ぎだったので、その間にコンシェルジェリー、サントシャペルを見て来れました。
  サントシャペル、私もあやうく１階だけ見て満足して帰ってしまうところでした。
  
  のだめは好きで見ていたのに、パリのロケ地は意識していませんでした。のだめを見直してみようとおもいます。
  
  他の旅行記も見に行きますね。
  
  なつ
  

  オカンカンさん からの返信 2017/08/30 15:44:21

  RE: ノートルダムの塔

  夏への扉さま　こんにちは。
  
  ご訪問、御投票ありがとうございます。
  ノートルダムの塔へは時間指定の整理券が出るようになったのですね。
  ３月にはありませんでした。出来るのが遅いくらいです〜(>_<)私も利用したかったです。
  
  夏のパリは物凄い人ですね。でもとても効率よく廻ってらして感心します。
  冬は空いているけれど、私も夏のパリに行ってみたいな。
  エッフェル塔は２０年前に登りました。冬だったせいか風が凄くて恐ろしかった。
  ヨーロッパにお詳しくて、旅行記を楽しく拝見しています。
  他の旅行記も読ませていただきます。ありがとうございました。
  
  　　　　　　　　　　　　　　オカンカン
  

• みちこさん 2017/05/02 00:04:59

  パリ旅行

  ついに帰国日ですね。
  私も、同じような計画ですので参考になります。
  夕方4時半にホテルお迎えですので、シテ島に行って、サント・シャペル見学、ノートルダム寺院の屋上に登ってと思っていたのですが、1時間も並ぶのですね。
  登る体力がないと理由をつけてあきらめようかと。
  午後はサンジェルマンデプレに行って、ラクレープリーデガネットで昼食、雑貨屋さんでショッピング（娘の希望）、奇跡のメダイ教会で娘と息子のお嫁さんにメダルを買って、
  そんな計画を立てています。
  数々の貴重な情報有難うございました。パリ行きがとても楽しみになってきました。
  またよろしくお願いいたします。　みちこ
  

  オカンカンさん からの返信 2017/05/02 18:38:50

  RE: パリ旅行

  　みちこさま
  
  パリ旅行記も終了しました。少しでもお役にたてれば嬉しく思います。
  ２０年ぶりに訪れたパリ、行く前は治安の悪さを聞いてとても緊張していましたが、
  私の出会ったフランス人は皆優しかったです。
  
  でもこれは極一部のパリなのかもしれませんね。
  これからパリにお行きになる、みちこさんが羨ましいです
  どうぞお気を付けて行ってらっしゃいませ。
  　　　　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　オカンカン
  

  みちこさん からの返信 2017/05/03 14:25:11

  RE: RE: パリ旅行

  出かける前に、オカンカンさんの旅行記拝見出来て本当に良かったです。
  有難うございました。　　みちこ
  

• mistralさん 2017/05/01 18:33:13

  パリ最終日。

  オカンカンさん
  
  今日は。
  パリの旅も順調に進み
  この旅行記当日が帰国日ですか！
  私も大好きなサントシャペル礼拝堂。
  何度行っても
  ステンドグラスの素晴らしさには圧倒されますね〜
  セキュリティチェックの様子を撮影させて下さるなんて！
  いつかは夜に開催された
  礼拝堂でのコンサートにも行きました。
  ビバルディの四季、良かったです。
  
  ノートルダムの塔はいつも長い行列
  登ったためしがありません。
  一時間待ちでしたか。
  でも待った甲斐のあった絶景に出会えましたね。
  
  mistral

  オカンカンさん からの返信 2017/05/01 22:50:12

  RE: パリ最終日。

  mistralさま
  
  いつもありがとうございます。念願のノートルダムの塔に登ってきました。
  色々と裏技を試みましたが、結局は１時間も並びました。
  冬は辛いです…素晴らしかったけれど、並ぶのはキツイです。
  
  今回２０年ぶりにパリを旅行して、フランス人は皆とても親切でした。
  これも日本人がマナーを守って旅行をしているからですね。
  
  いつかまた、リベンジで訪れたいと思います。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オカンカン