2017年日本縦断めし旅（18）最後の食事は名代のてんぷら　みかわ是山居

2017/04/10 - 2017/04/10

いよいよ帰国の日がやってきました。
もちろん、最後の最後まで、日本の味を楽しみます。
朝は築地、昼は名代のてんぷら専門店へ。

エリア 東京

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

日本での最終日は早起きして築地へ。
移転問題はいつどう決着がつくのかさっぱりわかりませんが。。。

ここは去年の秋にオープンした建物です。

相変わらず外国人観光客も沢山来ています。

どこで朝ご飯か迷っていると、こんな店が。実はこの店、私達のお気に入りの和食のお店ですが、確か去年の１２月で廃業したはず。。。なんだやっているじゃないか、と入ろうとしましたが、何やら雰囲気が変です。昔は仕入れに来た人達が客の殆どだったのに中には沢山の外国人がいますし、表に写真付きメニューがあり、そこには派手な海鮮丼？？？なんか高いし。。。
戸惑っていると向かいのお店の奥さんが憤懣やるかたない、という感じで教えてくれました。海鮮丼大江戸という店がここを買い取り、看板やのれんはそのままで営業しているんだとか。「でも中味は全然違ってしまって。だからもうお客は一見さんと外国人ばっかりですよ」とのこと。はぁ。。。
上手い商売するもんですなぁ。

お昼に天ぷらを控えているのでフライは食べたくないし、他に和食の店はあまりないし、と歩いているとこんな看板が。。ううむ、旨そうなものが沢山ならんでいる。

ということで結局はお寿司です。一号館にある龍寿司さんへ。行列がないのはいつものことなのか、たまたまなのか。他には大行列の店がありましたが。。まぁ、よそよりは少し高めなようですし、寿司屋になれていない人には敷居が高めなのかな？途中、幼児連れの西欧人カップルが来ましたが、どうやらシェアを断られたようでそそくさと退散。
朝ですが当然ながら熱燗をつけてもらい、お好みでいただきます。表に出ていた平目、真鯛、サヨリ、こはだ、しめ鯖、生トリ貝などを美味しくいただきました。寿司って全然飽きないですねぇ。。。

ちょっと時間があるので、パナソニックの汐留ミュージアムへ。
４階の展示を見たり、１階のリフォームパークを見たりして楽しみました。それにしても、日本のトイレの進化はとどまるところがありません。

そのあと地下鉄駅で昨夜一緒だった友人の一人と待ち合わせ。なんと美味しいクロワッサンとバゲットに飢えている～、という妻の愚痴を聞いてわざわざ沢山買ってきてくれたのでした。感謝感謝です。

日本最後の食事はこちらのお店で。

みかわ是山居、というお店です。ご主人は昔はＮＨＫの料理番組に出ていたり、マスコミに取りあげられたりと有名なてんぷら職人さんです。

お昼は二部制のようで、ぎりぎりになって１時からの部に予約時間を変更したため当初のカウンターの予定が個室になってしまいました。まぁ、個室だと気兼ねなく写真が撮れるのでいいか。。。二階に通されます。

私達が入った時は賑やかな女性グループが残っていましたがすぐに帰って私達だけに。お給仕は中国人でしょうか、ちょっと変な日本語を話す若い女性です。ランチコースもありますが、ここはやはりおまかせ18360円にします。

こんなものをくれました。

今日出ないものには赤のボールペンで×がつけてあります。

まずはもちろん車えび。

海老の頭　

キス　天ぷらの女王ですね。

ウエイトレスさんは「きすの魚です～」といいます。魚、はいりませんよ。

烏賊

中心部はレアでした。

海老しんじょの碗物。

大葉でウニを包んであげるなんて、おもしろいアイデアです。

稚鮎にたでおろし、盛りつけがちょっと笑えます。

江戸前の天ぷら、というととかく話題になるのが穴子です。

このほかにもぎんぽうやシイタケ、山菜類などが出てきました。

最後はやっぱりはしらのかき揚げを使った天茶で締めましょう。
なるほど、これがその道50年の職人が作る江戸前天ぷらというものですか。庶民的な店で食べる東京の天ぷらと違い、食べても食べても油飽きしませんね。お酒をそこそこ飲んで一人２万円。これだけの天ぷらなら高くはないでしょう。次回日本に来る時は、是非カウンターでご主人の手さばきなどを見ながら食べたいと思います。
これで長かった日本縦断めし旅はおしまい。私はそうでもありませんが、随分と目方が増えた妻は帰ってからどうするつもりなのやら。。。