2017/02/18 - 2017/02/18
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puricさん
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かなり前。2017年2月の旅行日記です。
世間では月末金曜日は仕事を早じまいし、街に繰り出そう!!みたいな事をやっているそうですが、現実はなかなか追いつかないものです。
というか、プレミアムフライデーそのものがそろそろ忘れられつつある。
で、この遠出は月末ではないのでプレミアムフライデーとは全く関係ないのですが、金曜日に勝手に早退し、愛してやまない阪九フェリーに乗った、というだけのお話。
日中は小倉の駅前付近に滞在し、お昼から日本フィルハーモニー交響楽団の北九州公演を見てきました。
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早退したらいそいそと難波へ移動。
お蕎麦を食べて時間を潰し、16時のOCAT発、阪九フェリー乗り場行の送迎バスに乗ります。
旅に備えて色々余計な買い物してしまいましたが、全部OCATのダイソーで間に合う事を知りました。
次、忘れないようここでメモ。 -
バス出発した途端、天井からバサバサと音がしたので、何事かと思ったら大雨が降り始めていました。
高速沿いの工場地帯は凄まじい蒸気で覆われていた。 -
泉大津港に到着した頃には雨も小降りになっていました。
今年初!
人生2回目!
「いずみ」に乗船 -
リゾート感あふれまくってる船内。
しかし「風が強いし危ないからデッキに出ないでね」という張り紙が。
なるほど、そういう可能性があったのですね…全く考えてませんでした。
たしかにデッキはつるつるしているので、雨が降ってるうえに風が強ければ、一歩間違うと帰らぬ人になってしまう。
この日はたいして寒く無かったですが、屋外のデッキで頑張るためだけにごっついダウンコートにムートンブーツで、ガチガチの寒さ対策してたのですが、全く意味をなさなかった。 -
部屋。快適でした。
カードキーだから便利でいいんですが、トイレだ何だと部屋を出る機会も多いので、ペラペラのカード一枚を持ち歩くのはちょっと心許ないです。 -
「いずみ」にはタオルや歯ブラシが部屋に備えてあったのですが、すっかり忘れて買い込んでしまいました…大失敗。
メモ。 -
早速お風呂に飛んで行ったのですが、既に先客がおり写真撮れず。
露天に入ったのですが、屋外ではお湯があまり温かくないうえに、雨がざんざん降ってきて寒いしで早々に退散しました。
かわりに、パンフレット写真を。
私は混雑が嫌なのでいつも出港前に入りますが、出港してから入れば移動式露天風呂になります。
この日は通常より強風でしたが、何事も無い日でも結構海上は風が強いので、航行中は寒いかも。 -
食事。
レストランのメニューなど。 -
(毎度毎度同じ)皿うどんとビール、つまみにじゃこおろし。
隣にいたトラックと飛行機で沖縄に行く途中というおじさんと話をしていて、「(あなたは)お若いのでしょうね」と言われいい気になるも、「娘くらいの年齢か」と言われ、おじさんの年齢から想像する娘の年齢って…結構相応やないか!!と思い返すと、「いやー、(若いなんて)そんな事、デヘヘ」などと言ってしまった事を、死ぬほど後悔した。 -
さて、予習不足で前回は全くどこにあるかもわからなかった、いずみの「展望ルーム」。
これまでの船ではなかなか出入りできなかった船首を展望するための部屋が設けられてあり、パノラマで進行方向の景色を楽しむ事が出来ます。
ライトアップがよく見えるよう、部屋は薄暗くて随分ムーディです。
部屋の場所がやや分かりづらい上に、占い館のように入口がカーテンで覆われていて、最初は戸惑いました。
展望ルームから、明石海峡大橋と共に(前の人乗り出し過ぎですが、こうやって見たくなるんです)。 -
デッキから見るはずだったけど、室内もラクで暖かくていいですね。
通過中。 -
船内ライブ中。
民族楽器のような音色が部屋の中でも聞こえました。 -
デッキのライトアップを室内から。
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平日は人も少なく、ゆっくりうろうろできますし、こういうベンチで読書したり、ロビーでテレビを見たり、長い時間でも結構楽しめます。
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部屋に戻ってもう一杯。
アイスも。 -
各地で春一番が記録されはじめるこの時期、終始風が強くて夜はかなり船が揺れて右へ左へ傾いて、フラフラしました。
こんなに揺れたのは初めて。
知人が同時期太平洋フェリーに乗っていたのですが、後から聞けばそちらは相当なもんだったとの事。 -
船内は携帯が圏外なので、読書が捗りました。
小倉に行くのだから、松本清張でしょ!と持ってきたド定番「砂の器」(しかしこの話って北九州はまったく関係ないですけどね…カメダを追って夜行に乗り、東へ西へ旅する場面が好きです) -
朝です。
朝一番、今なら写真撮れるか?と思いつつ一度お風呂に行ってみましたが、先客ありでした。
しかも雨と風が強くて露天風呂のドアがなかなか空かず、寒いし、おまけにお湯がめちゃくちゃぬるくて参った。
また気を取り直して食堂へ。
ご飯、味噌汁、たまご、鮭、ノリ、野沢菜 -
卵かけごはんに野沢菜をぶっかけてばりばりと食べた。
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もう下船の時間が近づいてきた。
長いようで短い約13時間の旅 -
まもなく下船です。
もう一度展望ルームへ。
阪九フェリーの発着ターミナルが見えてきました。
まだ6時なので外は真っ暗です。 -
送迎バスで小倉駅へ。
今回は阪九フェリーに乗ることのみが目的になっていて、昼間の日本フィルのコンサート以外まったくノープラン。
さりとて昼にはコンサート会場に行く必要があるので遠出もきかない、わけのわからない状況です。
この時期、公開中の「相棒劇場版4」で、ここから一駅先あたりの「小文字通り」をはじめ小倉の各地がロケ地になっていたらしく、街中あちこちで大々的に相棒の宣伝ポスターがあったり、撮影時の写真などの展示も行われていました。
北九州が舞台なのかと思っていましたが、小倉を東京に見立てたロケだったらしい。
大阪に帰ってから映画を見に行きましたが、今思えばこの日空き時間に映画を見たら良かったのかも。 -
今回行き先に考えていたひとつ北九州の朝日新聞のビルの上にある「ゼンリン地図の資料館」。
仕事の関係上よくお世話になる地図をもっと詳しく知りたい!と楽しみにしていたのですが、行ってみたら土日祝は休みでした。
はあー。 -
失望しとぼとぼ歩いていたら、なんか電車撮影が楽しそうな陸橋があったので、しばし撮影
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鹿児島線。
この先にあるのが小倉駅。 -
遠くに工場地帯が少し見えました。
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リバーウォークを抜けて、小倉城近くの八坂神社へ。
小倉城に並んだ正門と、リバーウォークそばから入れる東楼門があり、ここは東楼門です。
この八坂神社のサイトを見ると、「八坂神社。小倉の八坂神社です」と言い聞かせるような記述がありますが、京都にも「小倉(おぐら)」という地があったりして紛らわしい。 -
この神社は名前だけではなく京都とは縁が深い。
古くは「小倉の祇園さん」と呼ばれており、七月には山車が出たり太鼓を打ったりする「小倉祇園祭」があります。
珍しいご利益として、眼病を治すといういわれがある。 -
小倉城
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小倉城
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小倉城
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空堀
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びっくりの光景。
お城の脇に簡易トイレが50mくらいずらーーーーーっと並んでいた。
この時はまだ設置されただけのようで使用はされていない様子でしたが、観光客の急増を物語っています。 -
お城のそばにある小倉城庭園へ。
小さな池にせり出すように広縁をもうけたかわいらしい書院造の建物。 -
池の脇にしだれ梅がぽつんときれい。
変な色の建物が背景に入ってしまう。これが借景か… -
庭先の梅。
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池のそばの水仙。
花言葉は自惚れ、自己愛、尊重、神秘 -
池にそってぐるりと見て回ったら、邸内に移動
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邸内の縁から見える小倉城。
こうやって見ると、時代劇みたいですが、端っこにちょっとリバーウォークのビルが入っています。
色々都合があるのだろうけど景観維持のための都市計画って大事 -
この池はかつては海からの水を引き込んでいて、水位の満ち引きがあったのだそうです。
真ん中の橋から左方向へ、池に向かっていく飛び石がありますが、この先には池の中には水位が下がると現れる石の橋が沈んでいます。
今は海からの水路は分断され、水位の変化が無くなったため、橋は水に沈んだまま。
今ここに湛えられた水は湧き水なのだそう。 -
建物内は取り次ぎの間、二の間、一の間、上段の間があり、周りの縁から室内を見て回ります。
奥に行くほど位の高い人の部屋になり、仕様も変わっていく。
広縁には解説の女性が寒さに震えながらお客を待ってくれています。 -
一の間とお殿様が座る上段の間。
奥になると天井は格子のつくりになり、畳の縁の刺繍が細かく豪華になっていった。 -
堤内に住んでるらしいねこ
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松本清張記念館へ。
撮影NGなので写真は無いのですが、清張の作家人生と昭和史を振り返りつつ、その時代に起こった事件が影響した発表作品の解説を読むことができる。
また清張の自宅を再現してあり、玄関や応接、執筆の部屋や書斎を外から覗き見ることができます。
もうその蔵書のジャンルの多彩な事。
全部のタイトルを把握することは出来ませんが、見学する回廊から見えるだけでも、歴史、美術、宗教、医学などなど一見推理小説とは結びつかないものも多い。
一つの小説を書ききるのにどれほどの広い見識が必要か、思い知らされます。
些細な一場面であっても、しっかりとした土台と裏付けが無いと、リアリティは生まれませんもんねー。
もう次回はここで1日過ごしてもいいなー!!と思えるほど楽しいです。 -
さて、清張記念館を後にしたらランチ。
普通はホール内か近くにレストランかカフェくらいあるよねー、という方に賭けてそのまま会場に向かったのですが、なかなかお店が見つからず、ショッピングモールのフードコートの延長みたいな場所にあるフルーツのお店でランチセットを頂きました。 -
アルモニーサンク北九州ソレイユホールに到着。
ロビーは華やかにウエルカムコンサート中で、素敵な音楽でお客をお迎え中でした。
しかしコンサートが始まると、なぜか昔通っていた音楽教室の発表会の事が思い出されて、それに伴い自分のつまらない人生が次々と蘇ってきて、なんともいえない気分に。
眠っていた記憶や感情を呼び起こす音楽のパワーを実感したが、思い出したく無いことの方が多いので、ドッと疲れた。
清張記念館でずっと本読んどけば良かったかなあ -
コンサートが終わって、帰路につく。
門司駅に着いてふと海方向を見たら、夕焼けがあまりにもキレイなので、あわてて海沿いへ走りました。 -
間もなくして太陽どんどん建物の陰に隠れ、あっという間に見えなくなってしまう。
地球は動いてると実感します。
太陽にほえろみたいに真っ赤な太陽と、工場街の鉄塔が絵になりますなあ -
寒さに震えながら、誰もいない海沿いでしばらく過ごした。
ここでダウンコートとブーツの重装備が生きた。 -
門司駅前。
海側の出口からは名門大洋フェリー、山側の出口からは我らが阪九フェリーの送迎バスが出ている。
私はタクシーで乗り場へ向かう。 -
帰りの神戸行き「やまと」に乗船。
しかし今回は色々失敗でした…
行きは夜遅く出発の神戸便、帰りは早い泉大津便にすれば、何も仕事をわざわざ早退したり、変に時間を余らせるも事も少なかったはずなのですが、諸々の都合により逆になってしまった。 -
「やまと」の個室です。
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船内のプロムナード。
昼のカレーがずっしり効いたので帰りは食堂には行きませんでした。 -
食堂行かない代わりに部屋で一人宴会開始。
結構調子に乗ってしまい、めっちゃ飲んでしまいました。 -
さて、昨夜は結構酒飲んだ気がするけどばっきり目覚めるのも旅先ならではというか、寝心地悪いフェリーのおかげというか。
普段なら食べない朝ごはんをもりもり食べられるのも、旅先ならでは。 -
卵かけご飯
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食事を終えたころ、現在の航行位置を見ると、まもなく明石海峡大橋が見える場所なので、デッキへ。
といっても、帰りの便も「デッキに出るな」の張り紙があったので、乗降口がドッキングする場所(壁に囲われて一部外部になってる)なら出られるのでは?と行ってみたら、ちょうど淡路島から太陽が顔をのぞかせるところでした。 -
太陽は一度淡路島の山に隠れ、再び姿を現したら、進む船にあわせてどんどん橋に沿うように移動していきます。
雲ひとつ無い晴天で、こんなにきれいな朝日を見たのは久しぶりです。
好天の中でこの景色を見られただけで、フェリーに乗ってよかったと思える。 -
接近してくるよー
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明石海峡を通過したらすぐ神戸港に着きそうな距離感なのですが、そこからまだ到着まで1時間くらいかかる。
8時くらいになると、「鍵返して下船の準備してくださーい」と放送が始まり、慌ただしさが増す。 -
8時半、神戸に着きました。
お世話になったやまとを最後にぱちり。 -
今回のお土産、キーホルダーです。
阪九フェリー最高!
再見。
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