2012/05/03 - 2012/05/04
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puricさん
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ゴールデンウィークに阪九フェリーに乗って九州へ行ってきました。
去年は一回も乗っていないので乗りたくて乗りたくてうずうずしていた、約2年ぶりの阪九フェリーです。
着いたところで滞在時間は短いし、何をしようかと思ったんですが、松本清張の「時間の習俗」に出てきて気になっていた和布刈神社や、和布刈公園に行ってみました。
その後は徒歩で関門海峡をわたって下関に行き、うろうろして帰りました。
阪九フェリー片道約8200円(値上げした)。
ちなみに日記の中身は1/3くらい
http://4travel.jp/traveler/puric/album/10454861/
と同じです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 船 JRローカル
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神戸からのフェリーは阪急御影・JR住吉・六甲ライナーのアイランド北口駅から送迎バスが出ています。
早めにフェリーに乗り込みたいので急いで家を出るつもりが居眠りしてしまい、さらに大阪駅に着いたら神戸線が30分近く遅れており、泣きそうになった。
それでも出航約1時間半前くらいには着きました(早) -
連休期間中とはいえ、一応平日なのでそんなに混んでないようです。
フェリーに乗るためだけに5月2日は有給休暇を取りました。ずるいとか何ですのとか言われたが知らん。 -
フェリー「すおう」の客室です。
ベッドの上はお隣の部屋のベッドなのです。なんという省スペースアイデア。
「すおう」はこの日記のときに一度乗りました。
http://4travel.jp/traveler/puric/album/10358615/
それ以外は「つくし」に当たることが多い。 -
昼間雨が降っていて、天候はどうなるかと思いましたが、夜にはかすかな霧雨程度になっていました。
-
お隣のターミナルから大分行きの「さんふらわあ」が出航します。
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売店やフロントがありますが、そんなに混んでません。
今思えば早めにお風呂に入っておけばよかったんですが、夜の9時ごろに行ったらとんでもない混雑でした。
遅い出航の便は食堂は22時、お風呂は24時まで利用できます。 -
食事。
温たま入り肉豆腐、しらす、ご飯、味噌汁で1000円。
どれもご飯に合いすぎるのでご飯のペース配分が厳しかった。 -
部屋ではレトロなテレビでBSを見ていました。
金田一シリーズ「犬神家の一族」をやっていたので飛びつきましたが、もう最後のほうだった。 -
明石海峡大橋を通過します。
この橋、渡ったことはもちろんありますが、最近では船から見上げた回数のほうが多いかもしれない。 -
結構船内では暇なので、よくデッキに出たりしていたのですが、今回は寒いのと風が強いのでほとんど出ませんでした。
瀬戸大橋通過時刻頃に一度出てみたのですが、外は漆黒の闇で、さらに手すりから海を覗こうとしたら足元近くが霧のように煙っており、恐ろしくて足がすくんだのですぐに船内に戻った。 -
朝です。
晴れてるけど風が強い。
この日関東や東北では大雨だったようです。 -
朝はMOCO'Sキッチンを見ながらコーヒーとパイシューで朝食です。
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さわやかな朝。
ですが、晴れたり、かと思えばすぐに雨がぱらついたりと不安定な天気の日でした。
8時半に新門司に到着し、送迎バスで門司駅に向かいます。 -
門司駅から門司港駅へ向かう。
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門司港はホームも駅舎もかなりレトロなのです。
駅舎は重要文化財になってるみたい。 -
駅舎
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外観
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ここから和布刈神社までは徒歩で約30分くらい。
観光トロッコも出ているようですが、全然走ってるところを見かけませんでした。 -
さて、いよいよ目の前に関門橋が近づいてきました。
この後、橋の下を通ってその向こうにある和布刈神社を見て、「おお!ここがあの和布刈神事が行われる場所か!」とドキドキしたのですが、その後晴れてきてから撮った写真のほうがきれいなので、写真は次からそっちを載せます。
なので急に晴れてます。 -
橋の下通過。
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橋の下の和布刈神社です。
これは昼近くに晴れてきてから再訪して撮りなおした写真ですが、最初に着いたのは10時くらいでした。 -
これは最初に来た朝の写真。
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これは2度目に晴れてから訪れた写真
潮の流れの速さの違いがおわかり頂ける・・・でしょうか。
朝はわりと静かだったのが、昼には結構ザアザアと音がするほどの勢いになってました。
ちなみに和布刈神社は壇ノ浦の合戦前夜に平家一門が会して宴会を行ったらしい。 -
和布刈神事では、旧暦の大晦日から元旦の夜に禰宜が海におり、その年最初のわかめを刈って神前にお供えするそうです。
松本清張の「時間の習俗」ではその神事の光景を、
「神官の着ている白い装束だけが火を受けて、こよなく清浄に見えた。この瞬間、時間も、空間も、古代に帰ったように思われた。」
とあります。 -
さて、ここからすぐに関門トンネルに入ろうかと思ったんですが、めかり公園の展望台からは関門橋を上から一望できるようなので行ってみることにしました。
しかし公園までは車推奨の道で参った。
道は私が歩いてる道、左は関門橋へ向かう高速です。 -
展望台に到着しました。
これは!すごい光景ですよ -
門司港方面
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ズームすると下関の海峡タワーとか水族館も見えます。
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めかりPA。
上り下りともなかなか混雑しているようでした。
以前長崎に行ったときも渋滞のせいで予定より到着が4時間くらい遅れたし・・・やっぱ船ですね。 -
さて、晴天のなか絶景をおがんだ後は和布刈神社を再訪した後、関門トンネルに向かいます。
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関門トンネル人道は約780Mで、だいたい15分くらいで歩けます。
トンネルの途中に山口県と福岡県の県境があります。
いかめしいエレベータで下におりると -
だだっ広く、妙にポップな空間が広がっていました。
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下関に向かってスタートします。
本州と九州の境目を跨げるという以外は至って普通のトンネルで。
壁をスケルトンに出来ないのかなー。 -
おおっ!ここが九州と本州の境目!と思ったけど、案外立ち止まる人は少なく、サクサクと通り過ぎてる人多めでした。
-
さて、トンネルを抜けてエレベーターをあがったら、そこはみもすそ川公園になります。
平清盛の妻・時子であり後の二位の尼が安徳天皇と共にこの壇ノ浦に身を投げる際に詠んだという
「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも みやこありとは」
が由来ということです。
悲しいね。 -
源義経像
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平知盛像。
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あと砲台のレプリカがたくさん並んでいて、たまにドンドンと音がしていました。
お金を入れたら煙や音が出るらしい。
この砲台は長州藩が攘夷の戦争で外国の船を砲撃したときの光景。 -
壇ノ浦の合戦の紙芝居が始まりました。
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この先には源氏が待機した満珠・干珠島があります。
紙芝居は太鼓とカンカン音が鳴るものを駆使して、おもしろく進んでいきます。 -
平氏は戦闘開始時は優勢だったものの、徐々にその力を失いはじめ、敗戦濃厚になると武将たちは次々と入水します。
御座船の二位の尼も幼い安徳天皇を抱いて、海の下にも楽園があると言い聞かせ、手を合わせ、三種の神器とともに入水しました。の絵。 -
紙芝居の後は、この関門海峡をスケッチした絵葉書をもらいました。
この辺は比較的平家贔屓の地なんだなあと思う。 -
本州側で橋の下を通過します。
また曇ってきました。 -
なんかにぎやかに船が行き来していると思ったら、源氏と平氏に扮した人々が船に乗って、源氏の船を平氏の船が追いかける源平船合戦というパレードが行われていました。
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ズームするとこんな感じで、沿岸の人に手を振ってくれます。
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壇ノ浦で源平合戦に思いを馳せたら当然訪れたい赤間神宮。
下関に来るのは2回目なんですが、いつもゴールデンウィークなので先帝祭をやってて中を全然見ることができずにいます。
私は普通に参拝して耳なし法一像を見たいのに、それも未だ見たことが無い。 -
もうすっごい人です。
先帝祭は安徳天皇を偲ぶお祭りです。 -
平家の女官が参拝する様子を再現したものらしい。
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その後は、以前も見ましたが秋田商会ビルの中を見学しました。
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ビルの中からの風景です。昔はこの前の道路くらいまでが海だったそうです。
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屋上へ続く搭屋へのらせん階段。
普段は非公開ですが年に1度公開してるそうです。
そのときどうにか来たいなあ。 -
お隣の郵便局
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山口銀行のビル
この辺は古い建築物も多い。 -
さて、もう動けません。
雨も降ってきたのでバスで下関駅に行き、適当に入った店で焼きカレー温たま乗せを食べる。
ちなみに・・・ここまでのフェリー以外の費用は門司→門司港の電車200円と、上の山口銀行付近から下関駅までのバス代190円のみです。なんという経済的な旅!これなら学生でもできますね♪
一服した後は門司からフェリー乗り場に向かいます。
今回はバスが遅いのでタクシーに乗りました。2250円。 -
帰りのフェリー「つくし」
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帰りも天気が悪いので残念です。この日は満室でかなり混んでました。
出航までにお風呂を済ませておいて正解。 -
売店
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出航後、ロビーではギター弾き語りが行われていました。
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さっき焼きカレー食べたくせにきっちりレストランでもご飯を食べます。
茶そばを鉄板で焼いて肉を乗っけたものをダシにつけて食べます。以前秋芳洞の近くでも食べたけど同じものだったなあ。そばが鉄板でカリカリになったところが美味しい。でもお腹一杯。 -
夜は疲れていたのもあり、マッサージチェアで300円くらい使った後、すぐ寝てしまいました。
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翌朝。
明石海峡大橋はとっくに過ぎてしまい、もうまもなく泉大津に入港です。
楽しいことはすぐに終わる・・・ -
久しぶりの阪九フェリーは最高でした。
今度は普通の日に再訪して赤間神宮をしっかり見たいものです。フェリーにこだわらなければ日帰りできる場所だし・・・でもフェリーにも乗りたい!
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