2016/07/17 - 2016/07/18
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puricさん
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5月にも乗った阪九フェリーにまた乗りたくなってしまいました。
http://4travel.jp/travelogue/11126805
たまたま連休の空席を見ていたら、昨年(2015年)デビューした新造船「いずみ」のシングルに空きを発見したので即予約。
行きは空席が無かったので、前回同様に20時の神戸発「やまと」に乗船
帰りは17時発の泉大津行きの「いずみ」と、行先での滞在時間が大変短い旅となりましたが、よくあることなので問題無し。
デラックスな船にうきうきした半面、もう二度と昭和レトロ感満載の「すおう/せっつ」に乗ることはできないのか…といささか寂しさも感じた日でした。
行先は人が少ないからゆっくり出来るけど見どころが多く楽しい長府にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船
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puricの船旅は住吉駅発、ポートライナーから始まる
運転席が無いため、車両最前列を陣取ると超スローのジェットコースターに乗ってるようで楽しかった -
バスが来るまで時間があったので、乗り場まで歩く事にしました。
地図上は2キロくらいなのでたいした事は無いだろうとたかをくくっていたのですが、駅前から少し離れると工業地帯のど真ん中となります。
車がメインの大通りばかりで、人が歩くのに快適とはいえない道。
申し訳程度に歩道はあるのですが、あまり手入れがされておらず草ボーボーで、虫にたかられつつ進むも、乗り場方向に進んだつもりが行き止まりになってたりして、たどり着くのにやや苦戦しました。 -
最後に人とすれ違ってから何分経ったのか
近いからって歩けばいいものでは無いなと痛感しつつ、久々に覚えた人恋しさと共にフェリー乗り場に到着しました。 -
行きの船は何度も乗ってるおなじみ「やまと」
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乗船しました。
前回の5月に比べれば日は短くなっているとはいえ、19時頃でもまだやや明るい。 -
デッキ
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夕食。
ビール、めんたいこうどん、だし巻
うどんはだしをぶっかけて混ぜてワシワシ食べました。 -
部屋に戻ってオールスター見ながら、眠りにつきました。
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さて朝食。
ごはん、味噌汁、シャケ、あえ物、たまご -
たまごかけご飯、うまし。
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8時半、新門司港に到着です。
下船したら送迎バスで門司駅へ行き、そこから下関へ向かう -
下関から、数年前にも一度訪れている長府藩の城下町、長府駅へ移動。
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駅を降りて、南南西方向へ、灼熱の道を歩く。
以前も歩いたはずですがどの道を歩いたのか、こんなに遠かったっけ?と思いながらじりじりと進みました。
駅がICカード非対応で久しぶりに戸惑った。 -
駅前から静かな住宅と工場の大通りを抜け、商店街が見えてくると、長府の見どころに近づきます。
乃木神社に着きました。 -
乃木希典氏を文武両道の神としてお祀りしています。
乃木氏ゆかりの地に多いという乃木神社
東京の赤坂にある乃木神社は乃木夫妻が明治天皇崩御の際に最期をむかえた邸宅のそばにあるらしい。
敷地内では乃木家が利用した井戸の水をくみ上げて、自由に飲むことが出来ます。 -
乃木氏が幼少期を過ごした旧家の復元
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君が代でなんとなく聞く「さざれ石(岩?)」
小さな石が何年もの年月をかけて寄せ集まり、炭酸カルシウムなどがその間を埋めてくっつき、大きな岩となったもの。 -
曲がりくねった小路を歩く
城下町というと碁盤のように整備されているイメージですが、このあたりは開発の際、攻めこんできた相手が迷いやすいよう、あえてこまかく迷路のように入り組んだ道を作ったらしい。 -
菅家長屋門
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道に起伏が多いのも城下町づくりの際の戦略でしょうか
制服の少女が自転車にでも乗っててくれたら素敵な青春写真になりそうですが、誰も通りませんでした。 -
さて、前回行きそびれた「長府毛利邸」に到着しました。
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長府毛利家第14代藩主毛利元敏
この銅像が出来たのは結構最近みたい -
200円くらいで中を邸内と庭を見学できます。
中では染色のワークショップのような事をやっていて、忙しそうだった。 -
あらま!想像以上にきれいなお庭
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苔でしっとりした庭を取り巻くように流れる水の音がサラサラと清々しい。
池泉回遊式庭園という -
カコーンもいいけど、サラサラもいいね
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廊下はひやりとして、これまた快適
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お庭におりて、さっきの水音がした方へ行ってみる
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小さな池があって、どこぞから水が流れ込んで、どこかへ流れ出している。
めちゃくちゃ暑いのに自然の中にいるとあまり暑さを感じない不思議。
やはりコンクリートジャングルなんかNO!ですね -
芝生がとてもきれい
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苔のアップ
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明治天皇の行在所として使用されたこともあり、その部屋が残っています。
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歴史ある旧長州藩主毛利家の邸宅ながら、座敷では休憩できるように机や座布団やうちわが置いてあって、扇風機がぶんぶん回っていて、結構気さくに使わせてもらえそうな雰囲気なのがいい
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蔵は展示室になっていた。
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襖絵
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さて毛利邸を後にして、すぐそばの功山寺に向かう
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歴史上では高杉晋作ら長州藩諸隊が挙兵した場所として有名な功山寺
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最近では大河ドラマ「花燃ゆ」で一瞬出てきました。
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功山寺山門
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水の豊かな土地なのですね
山門から御本堂につくまで、ずっと傍らで滝を作っていました。
功山寺の隣に長府博物館があるのですが、今年は秋まで閉館との事でした。 -
国宝の仏殿
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毛利家のご墓所がありました。
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本殿
周囲でお弁当を食べてる人たちがたくさんいた。
今では死者が眠る場所という印象が強いお寺ですが、昔は役場や教育の場など、町の中心的な存在で、人が寄りあつまる場だったという
現代の有名なお寺がこのようにフランクに人が集って憩える場になってる様子に触れ、思わずにっこり頷くpuric -
すこしわき道にそれて墓所を歩きました。
ここには坂本龍馬の盟友三吉慎蔵という人のお墓があるとの事で、案内が出ていました。
まあそれは興味ないので見てないのですが、このシンと時間が止まったような墓所をふらふらしていると、なんか現代からタイムスリップしたような、時間が過ぎるスピードから置き去りになったような感覚になる。
普段の忙しなさとかイライラした感じが洗い流されるというか、自分の悩みや不安など小さい事じゃ、せわあない。という事かしら -
墓所脇の練塀
大昔から変わって無さそうな雰囲気 -
さて、功山寺を出て壇具川にそって遊歩道を進みます。
前回も書いたのですが、この辺りは一応「清流でホタルが見られる」とうたっているのですが、相変わらず濁っていて本当かよと思ってしまう。 -
遊歩道
正面は笑山寺 -
予めチェックしておいた「アンティーク&オールディーズ」というカッフェーで一服しました。
サーモンのベーグルと、バナナのスムージーというオシャレメニューをオーダー
ベーグルって店によっては固くパサついてたりしますが、もちもちして好みの食感だった。 -
テラス席しか空いてないとの事だったので暑いかなと思いましたが、降り注ぐ強い太陽光が優しい緑にさえぎられて気持ちよく緩和されるといったあんばいで意外に涼しく、冷房ガンガンの室内より快適でした。
ジワジワジワジワ、屋外でこれだけじっくりセミの鳴き声聞いたのは何年振りか・・ -
店の外観
このお店、食事もできますがアンティークショップになっていて、店内はランプや家具、時計、食器などが所せましと陳列されています。
お値段を見ると背筋が凍りつくような、数十万の食器だとか、アンティークのテディベアだとか、時計だとか
ちょっと躓いて転んだら弁償で人生終わってしまう緊張を味わいながら、そろそろと見て回りましたが、とてもじゃないけど買えません。
逆に誰が買いに来るのかと考えてみれば、今はネットがあるから実店舗はどこでもいいんですよね。
いいなあ -
お店を出て、川沿いに進む。
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さて、そろそろ帰りの時間を意識する頃ですが、さりとてすぐに行動するほど急く時間でもなし。
一度訪れているので予定していませんでしたが、下関行きのバスが出るバス停近くにある長府庭園をさくっと一時間ほど見て回りました。 -
蓮祭りをやっているのですが、生憎と花はお昼には閉じてしまうので、あまり綺麗な状態の花を見ることはできませんでした。
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花びらが落ちてしまっているか…
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固く閉じてしまっているお花
朝早く来ないと蓮はなかなか見られませんね。 -
もう閉じる力なく、だらりと広がったままの花
その中から種が現れる
蓮の美しさと散りゆく花は女性の人生そのものという感じ -
ギャー!
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池に沿って庭を見て回ります。
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木陰の向こう側に強く太陽がさしている部分があって、「いま会いに行きます」でも始まるのかといった雰囲気
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池周辺
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母屋
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池に流れ込んでる川に沿って歩くと、5月には菖蒲が咲く広い庭に出ます。
今はシーズンではないので、ただの広場。 -
ちょっと写真が明るすぎました。
調節が難しい、水の流れは珍しく糸を引くような感じで綺麗に撮れていたのに… -
滝があります。
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園内には蔵が何棟かあるのですが、中はギャラリーや売店になっています。
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蔵の中でソフトクリームを売ってたので所望。
暑さを紛らわせつつ、少し休憩しました。 -
母屋
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母屋
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さて、もうバスの時間があるので庭園を後にします。
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ぎりぎり滑り込んできた下関行きのバスに乗り込みました。
海沿いの道を進みます。
みもすそ川公園付近から、壇ノ浦付近
この先赤間神宮や唐戸市場などがあり、一瞬バスを降りようかと迷いましたが、帰りのフェリーのため、思いを断ち切って下関へ一直線 -
門司駅に戻ってきました。
ここからちょっと勿体無いが、タクシーでフェリーターミナルに向かう
乗り場までの無料送迎バスがありますが、そんなもんは待っていられない。
誰より先に乗船したいので、ここは贅沢しています。
折り返しのお客を捕まえられる場所じゃないため、タクシーの運転手さんには大変に申し訳ない。 -
乗り場に到着しました。
外観は行きに乗ったやまととあまり変わらないんですよね。 -
10分くらい待って、乗船タイム!
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いきなりビックリのぴかぴかの明るい船内
売店がかなりオープンで広い。 -
新しいから当然ですけど、隅々まできれい。
モダンでゴージャスという感じ。
また、この船は全体的にバリアフリーになっていて段差がほとんどありません。 -
ロビー真ん中にエレベーターが通っている。
ホテルか遊園地のような雰囲気 -
エレベーターを囲むように階段と通路がある。
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デッキをのぞむチェア
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レストラン周辺
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食堂脇のプロムナード
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これまでシングルルームはフロントと同じ階にあったのですが、「いずみ」は最上階に位置しています。
だから何だという話ですが、お風呂が同じ階にあり、すぐ行けるのが良かった。 -
チェックインして部屋へ。
鍵はカードキーになっている。 -
部屋。
広さは「やまと」と大差ない気がしますが、照明のせいか壁の色のせいか、とても明るく広く感じます。
ベッドはいつもと同じような感じ。
設備も変わらないが、ティファールのポットがあった。
水は用意しないといけないが、これならカップラーメンとか作れますよね。 -
洗面。
部屋に洗面があるのと無いのと、便利さが雲泥の差です。 -
テレビは壁掛け。
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さて、部屋に荷物を放り込んだら、即お風呂へ飛び込む。
目的はこの先のドアやねん!! -
露天風呂付き!これが「いずみ」!
一番乗りだったので、写真を撮ることができました。
てか外から丸見えですやん…と思えるんですが、たぶんマジックミラー的な感じです(よね?) -
さてお風呂から出て落ち着いたら、船内をじろじろ見て回りました。
デッキがスカイブルーなのです。
これがこれまでの古い船と大きく違うところ。 -
形は同じでも色が違うとイメージがガラッと変わりますね
暑いんですが心なしか涼し気に思える、色の力。 -
デッキの風景
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デッキの風景
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さて落ち着いたら食事。レストランのメニューなどは普通。
食器もいたって普通の病院スタイル -
皿うどん、オクラのおひたし、ルービー
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お風呂の入口。旅館風です。
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日が暮れてから外に出てみました。
室内からの照明でデッキの青がさらに生えます。
南国のリゾート地みたいな雰囲気。 -
ブルーのライトで照らしているので、さらにムーディに
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こうして「いずみ」の夜は終わっていくのだった。
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朝食
ごはん、味噌汁、ノリ、たまご、シラスおろし
おろしは味噌汁に投入して、シラスは卵かけごはんに投入してノリと一緒に食べた。 -
夜明けだね
青から赤へ色うつろう空 -
泉大津入港は朝6時です。
これでも随分頑張って早起きしたつもりですが、明石海峡大橋通過にあわせて布団から出ることはできなかった。 -
下船間際に「やまと」などでは進入できない後方までデッキが続いている事に気づきました。
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上部のデッキから階段を下りて、飛び降りられない程度のギリギリ後方まで進むことができます。
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もっと早く気づけばよかった~これはまた乗らなくては(使命感)
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「いずみ」乗船がほぼメインの旅でしたが、長府は2度めにも関わらず見どころいっぱいでワクワクして、楽しかった。
では再見
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