2015/09/26 - 2015/10/09
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旅人のくまさんさん
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圓道寺は、天正年間(1573~1592年)に、瑞泉寺(緑区相原町)の第11世・仁甫良尚により、『猿堂寺』の寺名で開かれました。桶狭間の合戦後に廃城となった、鳴海砦(鳴海城)の一角になるようです。
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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庚申坂に面した『庚申山・圓道寺』の築地塀の光景です。『築地塀(ついじべい)』は、泥土をつき固めて作った塀で、単に『築地(ついじ)』とも呼ばれます。かつては、石垣の基礎に柱を立てて貫を通した骨組みを木枠で挟み、そこに練り土を入れて棒でつき固める『版築』という方法で作られましたが、現代工法ではコンクリートが使われているようです。
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『庚申山・圓道寺』の築地塀に貼ってあったポスターです。右が偶数月の6回の日程が記してあった『庚申参り』、左が毎月1回、年12回の日程が記してあった『写経の会』のポスターでした。日常、熱心に活動されているお寺のようでした。
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イチオシ
庚申坂に面した石段の上に見えていた木造の山門光景です。表札の文字は、『曹洞宗・庚申山・圓道寺』、扁額には三猿のレリーフ像がありました。『三猿像』はこの後アップで紹介します。創建された時の寺名、『猿堂寺』に因むようでした。
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イチオシ
木造の山門の中央に掲示されていた、『三猿像』のズームアップ光景です。左から聞か猿、言わ猿、見猿です。『見ざる、聞かざる、言わざる』という叡智の三つの秘密を示しているとされます。日本語の語呂合わせから、日本が三猿発祥の地と思われそうですが、3匹の猿というモチーフは、古代エジプトやアンコールワットにも見られ、シルクロードで中国を経由して日本に伝わったとする説があります。
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『曹洞宗・庚申山・圓道寺』の金文字が記された山門の表札の光景です。先程の『三猿』の話題の補足です。孔子の教えを纏めた『論語』には、『非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動』(礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ)という一節があります。一説によれば、こうした『不見・不聞・不言』の教えが、中国の唐時代(618~907年)の8世紀頃、天台宗系の留学僧を経由して日本に伝わったされます。日本では奈良時代が始まり、終わりを迎え、平安時代へと移った8世紀です。
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こちらの門も庚申坂に面した門です。圓道寺の通用門でした。再建された門のようで、コンクリート造りになっていましたが、屋根には築地と同様、本瓦が葺かれていました。
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通用門に懸かっていた、『圓道寺通用門』の表札の光景です。金文字で記されていましたが、ほとんど消えかけていました。
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『庚申山・圓道寺』の題字があった説明パネルです。寺の沿革や、庚申行事などが紹介されていました。御本尊は青面金剛尊(庚申さま)で、その使いが三猿と解説されていました。
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山門を潜って境内に入場しました。その境内からの山門光景です。先程の縁起を寺名に絞って箇条書きで紹介します。
〇天正年間(1573~1592年)に創建、寺名『猿堂寺』。
〇宝暦7年(1757年)に『地蔵寺』に改名。
〇安永3年(1775年)に『庚申堂』に改名。
〇昭和17年(1942年)に現在の『庚申山・圓道寺』に改名。 -
自然石で造られたらしい、手水鉢の光景です。その側面委は『庚申堂』の文字がありましたから、宝暦7年(1757年)に『地蔵寺』に改名した頃の手水鉢かも知れません。水は止められていましたが、注ぎ口は水の神様と言われるブロンズ製の龍でした。
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本堂正面のズームアップ光景です。正面に、『庚申山』の山号の扁額が懸かっていました。改築されて、コンクリート製の柱が立ち並びます。平成の時代になり、都市計画に伴い再度の道路拡張が行われたことがきっかけで、建物が全面的に改築されたようです。吊り下げられている赤いひも状のものは、『くくり猿』と紹介されていました。
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イチオシ
本堂に懸けられた『庚申山』の金文字の扁額のズームアップ光景です。落款に『宇宙山主』の文字がありましたが、尾張地区には東浦町に曹洞宗の古刹の『宇宙山・乾坤院』があります。その関係なのかどうかは分かりませんでした。徳川家康の生母である於大の方(伝通院)に所縁のお寺です。
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『圓道寺本堂建設工事』の文字が記された竣工記録のプレートの光景です。平成3年(1991年)10月竣工と記されていました。バブル経済の崩壊は、1991年(平成3年)3月から1993年(平成5年)にかけてとされますから、ぎりぎりセーフの時期の建設だったようです。
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本堂の屋根の上の光景です。三猿の像が置かれていました。この像は、見ざるか言わざるか微妙な姿でした。聞かざるでないことだけは確かです。圓道寺のこうしきHPの社紫苑で再度確認しましたら、『聞かざる」の方でした。見学しませんでしたが、中庭には旧堂のお猿さん達が置かれているようです。
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平成3年(1991年)10月に改築された時に降ろされた鬼瓦のようです。宝暦7年(1757)、猿堂寺は現在の有松町字往還に移り、残された寺が『地蔵堂(寺)』と称されるようになりました。有松に移った『猿堂寺』は、後に『祇園寺』と改められたようです。
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境内に祀られた古い石仏の光景です。傍らに『庚申明王』の真新しい標識がありました。『庚申山・圓道寺』の御本尊は、『青面金剛明王』は秘仏とされ、通常は公開されていません。同時所有の『青面金剛明王掛軸(江戸時代)には、足元に三猿が描かれています。『使わしめの猿』とも呼ばれているようです。
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『庚申山・圓道寺』の境内南側の光景が続きます。本堂の脇に小さな社が祀られていました。その奥にお墓が見えていました。
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本堂の脇に祀られていた小さな社の光景です。本堂南側に位置する弘法堂でした。中央に安置されているのが、弘法大師・空海の石像、その周りには、古くから奉納されたらしい大小の石仏が納められています。
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境内にあった、絵馬掛けの光景です。なぜか、掛けられている絵馬は、僅かばかりの数でした。三猿の絵馬でした。
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境内の隅にあったのは、墓標の頭が丸く作られていましたから、圓道寺の歴代住職のお墓のようでした。
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境内で咲いていた金木犀の花です。花を見る前に芳香で気付かされるキンモクセイ(金木犀)です。モクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。
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同じく境内の庭木の紹介です。白い花と紫の実が生っていた灌木は、シャリンバイ(車輪梅)のようです。バラ科シャリンバイ属の常緑低木です。
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築地塀で囲まれた境内の角の部分の光景です。ツツジらしい常緑の樹木が茂る一角でした。
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山門の出入口を額縁にして眺めた、表通りの光景です。左手に向かって庚申坂の幟が続く街路光景です。
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見学を終えて、石段の下から見上げた山門と本堂の光景です。
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『庚申山・圓道寺』の築地塀の下に並んでいた赤い幟の光景です。『奉納・青面金剛明王』の文字がありました。秘仏とされる、円道寺のご本尊です。
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『庚申坂』の文字が刻まれた石標の光景です。築地塀に取り付けられていました。その文字の下には、三猿の線描がありました。
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赤い実が生っていた、庚申坂付近の街路樹のズームアップ光景です。ハナミズキ(花水木)のようです。北アメリカ東部~メキシコ北東部を原産地とする、ミズキ科の樹木です。和名は、アメリカヤマボウシです。
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『庚申山・圓道寺』の少し南にある旧東海道の街並み光景です。かつては鳴海縮があった場所です。江戸日本橋から鳴海宿まで約341キロ、40番目の宿です。
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