2016/12/30 - 2017/01/04
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彷徨人MUさん
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1) . .旅のはじめに
張継の 寝惚け眼に 除夜の鐘
大晦日の午後9時過ぎに、タクシーで、『寒山寺風景区』に向かい、境内の南側で下車した。この一帯は、大型バスなどで、ごった返していた。『寒山寺風景区』の入り口から、人の波に押されながら、参道を通り、本殿へと進んで行った。
2).「寒山寺風景区」へ
大晦日の夜、「寒山寺風景区」の入り口付近は、既に身動き出来ない状態になっていた。初詣客は、安全のため、直接、寒山寺境内には入れず、大回りのコースを歩かされることになっていた。「寒山寺」脇の通路を通り、境内の前を流れる「楓江」に掛る「江村橋」を渡り、「楓江」沿いの堤道路を西へ向かうと、夜半『寒山寺』の鐘の音で起こされ、寝惚け眼の『張継』の石像の前に、架かる「楓橋」に出た。「楓橋」の両側に、鎧姿で、槍を持った兵士が並ぶ中を、初詣客が渡るので、橋の上は、大混乱となっていた。
3) . 『寒山寺』境内に入る
この後、『寒山寺』の「照壁」前に戻り、目的の「鐘楼」がある『寒山寺』の境内に、やっと辿り着いた。黄色い壁の「照壁」を通り境内に入ると、「天王殿」の前に出た。中央に、香炉が置かれ、北側に、「羅漢堂」、南側に、「碑廊」と、古い鐘が置かれた「鐘房」がある。その東側に、弘法大師空海を祀った「弘法堂」があり、若い弘法大師の穏やかなお顔を拝することが出来た。東正面の「大雄宝殿」の東脇に、寒山拾得を祀る「寒拾殿」があった。
4).「除夜の鐘」が、鳴り始まる
午後11時を過ぎると、正面の「大雄宝殿」では、僧侶たちの動きが聊か慌ただしくなり、同時にテレビカメラ付近も、騒々しくなってきた。「除夜の鐘」のメイン舞台となる「鐘楼」は、「大雄宝殿」の右手の2階建ての建物であり、その2階窓から、「釣鐘」と「つり撞木」も見え、人の動きも慌ただしくなっていた。僕は、「鐘房」の東側の渡り廊下に移り、腰を下ろした。やがて、「大雄宝殿」の僧侶たちの動きも収まり、境内は、次第に静かになっていった。静寂の中に、低い音の読経が、再び聞こえてきた。「鐘楼」の2階では、複数の僧侶による儀式のような動きが始まるや、間もなくり、最初の除夜の鐘が、響き渡った。僧侶は、一つ打つと、釣鐘に手を合わせ祈り、一呼吸置くや、「つり撞木」を大きく引くや間もなく、二つ目の鐘が響き渡った。この日、『寒山寺』での、108つの除夜の鐘は、新しい年を迎えて、1時間程で、終った。
5). 「除夜の鐘」無事終了。その後は、如何?
除夜の鐘が鳴り終わるや、参拝客が一斉に帰り始めた。 来る時に、タクシーから降りた「何山路」に戻ると、貸し切りバスは、順次出て行くが、タクシー乗り場は人で溢れ返り、一向に前に進まないのである。
淑気満つ 明け行く方へ 帰りけり
結果、ホテルに戻ったのは、明け方近くであった。『寒山寺』の拝観料は、通常20元だが、除夜の鐘を聴く、この日の拝観料は、結構な値段であった。(完)
【表題写真】
蘇州駅の南口広場中央に置かれている像は、北宋時代の役人で、文筆家でもある「範仲淹」の像である。彼は、この蘇州(蘇州市呉県)に、先祖の地を持つ人であり、蘇州府の知事の経歴もあり、蘇州学府をも創立している。「範仲淹」の、『先天下之憂而憂、後天下之楽而楽』(人に先んじて憂い、人に後れて楽しむ)の思想は、球場名『後楽園』の名前からも分かるように、日本では、早くから知られている。
* Coordinator: H. Gu
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- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
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- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2016年大晦日の夜、蘇州の老舗料理店『得月楼』本店での料理
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2016年大晦日の夜、蘇州の老舗料理店『得月楼』本店での料理
「美味醤方」 -
2016年大晦日の夜、蘇州の老舗料理店『得月楼』本店での料理
「清溜蝦仁」 -
2016年大晦日の夜、蘇州の老舗料理店『得月楼』本店での料理
「鮑汁花?愀」 -
2016年大晦日の夜、蘇州の老舗料理店『得月楼』本店での料理
(田ウナギの料理) -
2016年大晦日の夜、蘇州の老舗料理店『得月楼』本店での料理
名物の「松鼠桂魚」 -
寒山寺風景区近くの「楓橋路」にある
牌楼『楓橋勝跡』 -
寒山寺風景区内
牌楼『寒拾遺跡』
この一帯も、午後9時過ぎると人で溢れてきた。
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寒山寺風景区
午後9時過ぎの寒山寺を取り巻く、風景区の大晦日の賑わい。 -
寒山寺風景区
大晦日の年越し行事のプログラム看板 -
寒山寺風景区
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寒山寺風景区
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寒山寺風景区
「楓橋」を渡ると、イルミネーションで飾られた「鉄鈴関」に至る -
寒山寺風景区
イルミネーションで飾られた「鉄鈴関」 -
寒山寺風景区
イルミネーションで飾られた「鉄鈴関」 -
寒山寺風景区
寒山寺を取り巻く楓江の夜景 -
寒山寺風景区
寒山寺を近くを流れる楓江の夜景、中央は「楓橋」 -
寒山寺風景区
寒山寺を取り巻く水路の夜景、 「鉄鈴関」と「楓橋」 -
寒山寺風景区
「鉄鈴関」に渡る「楓橋」 -
寒山寺風景区
「鉄鈴関」と「楓橋」 -
寒山寺風景区
「鉄鈴関」に渡る「楓橋」の大晦日の風景 -
寒山寺風景区
「鉄鈴関」の正面 -
寒山寺風景区
2017年の干支の、竹細工の『酉』にも年が改まり、灯りが点る。
今年の干支と一緒の写真は、縁起が良いのか、次から次へとポーズをとるモデル?が並び、干支の酉だけを撮りたい僕には、結局シャッターチャンスはなかった。
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寒山寺風景区
寒山寺境内で演じられる奉納ショウ。
デンマークの若い男女による、デンマーク体操の演技。 -
寒山寺風景区
寒山寺境内で演じられる奉納ショウ。
デンマークの若い男女による、デンマーク体操の演技。
何故、寒山寺でデンマーク体操なの? -
寒山寺風景区
寒山寺境内で演じられる奉納ショウ。
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寒山寺風景区
『普明寶塔』(五重塔) -
寒山寺風景区
ライトアップされた「梵音閣」 -
寒山寺風景区
ライトアップされた「梵音閣」 -
寒山寺風景区
ライトアップされた「梵音閣」 -
寒山寺風景区
お馴染みの「楓橋夜泊」の漢詩が彫られている巨大な石碑。 -
寒山寺風景区内
見慣れた「寒山寺」の入り口の『照壁』。観光客の多くは、ここに並び、寒山寺の文字を入れて、記念写真を撮る場所でもある。 -
寒山寺風景区
寒山寺天王殿 -
寒山寺風景区 弘法堂
寒山寺境内の『弘法堂』に置かれた、弘法大師(空海)像、20歳代のお姿 -
寒山寺風景区 寒山寺
『大雄寶殿』の前の広場 -
寒山寺風景区 寒山寺
『大雄寶殿』 -
寒山寺風景区 寒山寺
『大雄寶殿』 -
寒山寺風景区 寒山寺
『大雄寶殿』
「大雄寶殿」の前にセットされたテレビカメラと垂れ幕。「大雄寶殿」の向って左手に『鐘楼』があり、この夜は、全国への実況がなされていたようである。 -
寒山寺風景区 寒山寺
「大雄寶殿」の背後に見える、『普明寶塔』(五重塔) -
寒山寺風景区 寒山寺
『鐘楼』、この建物の2階に「釣鐘」があり、除夜の鐘をここで撞いていた。
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寒山寺風景区 寒山寺
『普明寶塔』(五重塔) -
蘇州市の『万科美好広場の3階にある広東料理店での夕食(1月2日)
「蝦子醤焼醸茄子」 -
蘇州市の『万科美好広場の3階にある広東料理店での夕食(1月2日)
「蒜蓉粉絲蒸元貝」 -
蘇州市の名店『松鶴楼』平江路店での昼食(1月3日)
前菜等
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蘇州市の名店『松鶴楼』平江路店での昼食(1月3日)
「白甚拌」(魚片、蹄筋、豚の胃袋) -
蘇州市の名店『松鶴楼』平江路店での昼食(1月3日)
「蟹粉豆腐」 -
イチオシ
蘇州市の名店『松鶴楼』平江路店での昼食(1月3日)
「蓴菜銀魚羹」
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