「秋のパリ散歩②」　パリ～ミラノ～ヴェネチアの旅

2016/11/16 - 2016/11/24

秋のパリ、水上都市ヴェネチアに魅せられて、今回も一人旅。
（この旅行記はパリの後編）

パリからヴェネチアまでは鉄道にした。これは「ツーリスト」を観ての決断。映画ではパリから直行便で行ったように描かれているが、ＴＧＶはミラノ止まり。ミラノに一泊してヴェネチアまで鉄道で行った。

パリ３・ミラノ１・ヴェネチア３の計７泊した。
（発券はＪＡＬ）
往路：福岡→成田→パリ　復路：ヴェネチア→パリ→羽田→福岡　

エリア パリ(フランス)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

泊まっている部屋は最上階。
早朝、天窓をたたく雨音に目が覚めた。
まだ真っ暗、この時期パリの日の出は８時頃。

Hotel & Spa Saint-Jacques ホテル

ホテル近く、公園の横にある国立中世美術館。
展示している大きなタペストリー「貴婦人と一角獣」は見事だと口コミに投稿されている。
なかなか趣きある建物だ。ゆっくりパリに滞在すれば入館してみたい。

クリュニー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

２日目も朝食は歴史あるカフェに行くことにした。
目的地まで徒歩15分とGoogle mapが教えてくれる。

早朝の雨で歩道の落ち葉が濡れている。
日本だったらこんなに落ち葉があったらすぐに片づけるだろう・・パリは落ち葉が似合うのだ。

８時、街角のカフェはもう仕事をしている。
フランス人にとってカフェは生活の一部だ。

サン・ジェルマン・デ・プレ教会。
雨上がりの朝焼け。

サン ジェルマン デ プレ教会 寺院・教会

カフェの一角を入れてショット。

このカフェと隣接している「カフェ・ド・フロール」、今朝の目的地。
伝統あるカフェに日本人がギャルソンで働いているということでＮＨＫで特集番組があった。
この店で自国人以外がギャルソンになるのは異例のことらしい。

カフェ ド フロール カフェ

すでに中には多くのお客、韓国からの若いカップルもいた。
セットメニューはなく、クロワッサンとショコラを注文。14ユーロ。
対応してくれたのは年配のギャルソン、そっけない応対、飾りもなく簡素な内装、芸術家も愛した歴史あるカフェに来たということだけか・・
あっ、ショコラ（ホットチョコレート）は美味かった。

パリ３度目だが、カフェに黒人（系）のお客がいたのは見たことがない。人種差別の暗黙のルールのようだ。黄色人種もウェルカムではないだろう・・なんて思いながら厚かましく旅をする。

同地域にあるサンシュピルス教会へ。
ここは「ダビンチコード」の舞台となった場所。
大きな教会である。この地域の人たちだろう礼拝が行われていた。
ローソクを買って献灯してた。

サン シュルピス教会 寺院・教会

教会の近くにＭＵＪＩと書いた店。「無印良品」だ。
へぇ、こんな住宅地に。

地下鉄駅を探していたらオデオン座も近くにあった。
18世紀に開場した歴史ある国立劇場。

オデオン座 劇場・ホール・ショー

地下鉄でパリの東部サンマルタン運河まで足を延ばした。
運河のある景観に魅せられて今度も来た。

サン マルタン運河周辺 滝・河川・湖

パリ西部に主な観光スポットが集中しているが、古きパリの面影を残すこのエリアがいま人気だそうだ。

いくつかの水門でセーヌ川を出入りする船と水位調整している。

１年前の多くの犠牲者を出したパリのテロはこの近くで起きた。
かっての植民地や中東などから来た人が多く住む地域、ＩＳがここでテロを行ったといのがよく理解できない。

最後の水門の横を入るとレビュブリック広場（共和国広場）５路線のメトロがある。マリアンヌの銅像1883。

レピュブリック広場 広場・公園

昼はオペラ座の近く「レオン」へ。
この店のメインはムール貝、人気店だけあって混んでおり、並んで席が空くのを待った。
４年前にＨＩＳパリ支店（オペラ地区）の人が紹介してくれた。

レオンドブリュッセル (オペラ店) シーフード

ベルギーが本店、パリに数店舗出している。
大きめの器を注文。18ユーロほど。
ベルギービールにムール貝、白ワイン、至福の時間。
スタッフも手際よく感じがいい。
ＪＡＬカードで払ったら日本人と分かったようで「ありがとうございます」と♪
「メルシー・オヴォワー」。

オペラ座の前は車も人も多い。

オペラガルニエ 劇場・ホール・ショー

オペラ座の前にあるカフェ・ド・ラ・ペ、内装はすばらしい。

カフェ ド ラ ペ カフェ

ヴァンドーム広場
多くのブランドショップ、ダイアナ妃が泊まったホテルリッツなどがある。
全くエンない世界なので写真だけ。

チュイルリー庭園・・昼食後ずっと歩く。

コンコルド広場

オランジュリー美術館。
モネの大作などを展示しており見ごたえがある。４年前に入館、今回はパス。
それにしても行列が長い。テロの影響で手荷物、ボディーチェックが厳しいのかもしれない。

セーヌ川の北をエッフェル塔に向かって歩いていく。
黄葉が素晴らしい。

アレクサンドル三世橋を渡る

アイリッシュバーを発見♪。
歩き疲れたのとトイレ休憩かねて休憩。
アイリッシュコーヒー好きなんだなぁ。

店を出ると、果物屋の店先に搾りたての色んな生ジュース。
足りなかった栄養分？補給。

エッフェル塔に到着

2004年に昇ったのでこれもパス。

再びセーヌ川を渡る。夕暮れ間近。

エッフェル塔の対岸シャイヨー宮から撮影。
次第にライトアップされていく。

ライトアップされたエッフェル塔を写真に収め、散歩終了。

ホテルまで地下鉄で戻る。
途中運行停止で他路線に乗り換え、こんなこともあるだろう。

ホテル近くの酒屋でボジョレー入荷のポスター発見。
昨日が解禁日、どこのバーもカフェも見かけなかったなぁ。
頼めばあったかもしれないが・・。

ホテル近くは夜遅くまで賑やか。
右はサンセヴラン教会。

サン セヴラン教会 寺院・教会

今夜もホテル前のイタリアンバーでチーズをつまみに寝酒のワイン。
２日も続けていくと、チーズにおすすめのワインを提供してくれる。

宿泊したホテル・サンジャック。
大きなホテルではないがスタッフはとても感じが良かった。

19日、ミラノに向かうために早朝チェックアウト。
３泊した部屋を記念にショット。

玄関ホールで私も。
am５時過ぎホテルを出る。
パリを最後に・・
「パリよ永遠に（2015）」でヒトラーの命令に背き、パリを破壊から守ったドイツの将軍を描いている。狂気の戦争の中パリが生き残った。