２０１６年の締めくくりは　台南＆台北　５泊６日の旅！　～初・キティジェット、初・高鐡、初・台南。初めて尽くしの１日目～

2016/11/16 - 2016/11/21

以前から友人に「台湾行こうよ～」と言っていたのですがなかなか色好い返事が貰えず、会うたびに「ど～？？」訊いていました。

友人が「台南ならちょと行ってみたいかも」と言ったので「いいよ！台南！なんなら台北１泊でもいいから！」というノリで今回の台湾旅行を決めました。

ところが　いざ台南について調べてみると古き良き街並、入組んだ路地がたくさんあってステキ！

言い出しっぺの友人は日帰りで良いと言っていたのに、私の方が台南に行きたくなってしまい、逆に頼みこんで２泊することになりました。

こじんまりとしているんだけど、お洒落なカフェなんかもたくさんあって、台南にハマってしまいました～


＜スケジュール＞
●１日目；東京・羽田空港→台北・松山空港→台北駅→台南駅
●２日目；台南
●３日目；台南→台中→台北
●４日目～６日目；台北

＜航空会社＞
エバー航空　35576円

＜宿泊先＞
台南；捉鳳凰（Catch　Phoenix）２泊　１人2000元
台北；Via　Loft　Hotel　３泊　１人4320元

エリア 台南(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エバー航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

11月16日（水）
羽田空港にて。

待ちに待った台湾旅行のスタートです！

今回は初めて台南に行くので、とっても楽しみにしていました。
同行者は小学校時代からの幼馴染・いつものＭさん。

写真は今年の１月に台湾の平渓駅で買っていたポストカードです。

旅の御守りにと思って持ってきました。

幸せの旅行になりますよーに！！

まずは空港で朝食を。

１０：３５のエバー航空で台北に向かいます。

今回は長期で行くこともあり、ゆっくりスタートを選択しました。

エバー航空はキティジェットで有名ですが、色々なものにキティちゃんのイラストがあって特にキティ好きでもなかった我々でも興奮してしまう程。

写真は紙のネームタグ。

キティと言うより、サンリオのキャラクターがエバー航空に買収されたような感じ。

これ、知らない海外の方が見たらキティちゃんは台湾のキャラクターと思われてしまうのでは？？

ところで今回、航空券も宿泊先も自分たち（と言っても主に友人）で手配したのですが、空港のチェックイン時に大問題発生！

航空券の申し込み時に友人の名前だけ、姓と名を逆に登録してしまっていたのです。
もちろんパスポートと名前が一致しないのでチェックインカウンターでは一度断られたのですが、航空券の申込先（エクスペディア）に電話で交渉し、その後再度チェックインカウンターの方に交渉し、どうにか搭乗することができました。

最悪、チケット購入し直しになるところだったので良かったー！
友人Ｍさんと旅行する時は、必ずどちらかが何かをやらかすのですが、まさか旅の始めから！？
もう出鼻くじかれまくりです。

皆様も個人手配する時はご注意くださいませ！

搭乗ゲートに向かうとキティジェット！！

期待していなかったけど、乗れるとなると嬉しいものですね。

おお

機体には台北１０１がしっかり描かれていました。

座席のモニター。

その星のスティック、キキララが持っていたものじゃない？？

あ、拾ったってこと？

因みにエバー航空は中国語表示では長榮航空でした。

機内はキティちゃんだらけ。

トイイレットペーパーにまでキティちゃんのイラスト付きという徹底ぶり。

これはキティちゃん好きには堪らないですね。

機内食。

エバーの食事はまずいという口コミも見たのですが、これは美味しかったです。

さあ、この中にいくつキティちゃんが隠れているかな！？

ソーセージが・・・ｗｗ

食事が終わってしばらくするとお菓子まで配られました。

チャイナエアラインとは大違い！

また利用したくなる航空会社でした。

フライトは滞りなく、予定通り１３：３０に台北・松山空港に到着。

そう言えば、エバー航空でもスーツケースFRAGILEのサインをさせられました。
（チャイナエアのFRAGILEタグつけているから大丈夫だと思った）

そして　そのタグまでキティちゃん☆

友人は既に日本でネット割引となる両替を申込んでいて、羽田で台湾ドルを受け取っていました。

私は松山空港で両替。
６万円を両替、レートは約3.5円でした。
アメリカ大統領選挙が終わり、トランプさんが次期大統領に決まったので円高になるかと思いきや、まさかの円安。

その間、友人はSIMカードの申し込みをしていました。
（写真はSIMカードの申込カウンター）

料金表。

私たちは今回５泊６日の旅なので７Ｄａｙで申込み。

申込みは結構混んでいて、15分くらいかかったと思います。

さあ、台北から台南に移動しますよー！

台北は２６℃、とても蒸し暑かったです。

向こうに台北１０１が見えました。

まずは地下鉄で台北車駅へ。

今回初めてEASY　CARDを利用します。

改札の係員の方に注文。
最初１００元をデポジットするようになっており、一緒にいくらチャージするのかと訊かれます。

私たちは２００元をチャージ、合計３００元を支払いました。

MRT松山駅→台北車駅。

写真は台北車駅の高鐡の受付窓口です。

私たちは３日間のパスを使います。

友人が日本でまずはネット注文、プリントアウトした申込書とパスポートをここで提示。

どの便に乗るかはここで決められます。

この日、写真左に写っているお爺さんが何か揉めていて、窓口にいた若い駅員さん３人が全てこのお爺さんに時間を取られるという・・・

駅員さんたちがお爺さんと揉めていたせいで、発券が電車の発車する３分前！

急げ急げ～

因みに発券時と改札入場時には毎回パスポートが必要になるのでご注意を。

ダッシュして、どうにか間に合った！

こちらが３DAY　PASS。

１人2400元でした。

乗る電車を決めると、乗車車両や座席を書いてくれるので、これを元に座ります。

１５：１１
電車が台北駅を出発。

「ふ～、やれやれ」と思っていたのも束の間。
またも問題発生！

なんとダブルブッキング～

当日券で乗り込んだ地元の老夫婦と同じ座席番号が指定されていたのです。

４人でワサワサしていると、同乗の強面の若い警備員さんがさっと来ました。
それぞれのチケットを見て座席番号を確認。
自分じゃ判断できないようだったので、車内放送をして今度は車掌さんらしき仕事の出来そうなシャキッとした女性が来られました。

私たちが観光客だと分かったせいなのか老夫婦にお話をして、その方たちを違う席にと案内して行かれました。

こういうこともあるのね～

二度目の「ふ～、やれやれ」です。

今度こそ何も起こるなよぉ。

車内は日本の新幹線と似ています。

三菱が手掛けた車両のようでした。

車内案内図も日本と似ているので分かりやすい。

車窓の景色①

車窓の景色②

田んぼの中にお家が一軒。

日本の農家さんと同じ感じですね。

車窓の景色③

南国的な木々が！

この景色を見て「ああ、日本とは違う国に来たんだなぁ」と実感しました。

１７：１１

台北駅から２時間、台南駅に到着です！

高鐡・台南駅。

台南市街に行くには台鉄に乗り換えなければ行けないのですが、宿泊先のチェックインが18時までなのと、なんだか面倒になってしまったので　ここからタクシーで向かうことにしました。

駅には人待ちタクシーがたくさん居ました。

市内までは高速に乗って行くのですが、タクシーの運転が怖くて怖くて・・・・

急な車線変更は当たり前、時速１２０ｋｍ近く出してるし。

台湾と言えばの名物・バイク集団。

三越がありました。

高鐡・台南駅から市街地までタクシーで３０分、約４５０元で来れます。

宿泊先の住所近くで下ろしてもらったのに場所が分からず右往左往。

スタッフの方に連絡をすると迎えに来てくれるということに。

台湾の夕飯風景。

台湾は外食文化が盛んなんですよね。

『の』の文字が不思議な位置にある看板・・・

どうにかスタッフの方と落ち合い、無事宿泊先に到着～

宿泊先は『捉鳳凰』（＝Catch　Phoenix）。

宿泊代は２泊素泊まりで１人２０００元。
現地で現金での支払いでした。

宿泊中　部屋のメイクアップはありません。

扉を開けるとまず目に飛び込んできたのが逆さまの「福」の文字。

これ、時々見かけるのですが　どういう意味があるのだろう。

受付にはパンダのぬいぐるみ。

台南には色々な趣のあるゲストハウスが多かったので、普通のホテルではなくお洒落な所に泊まりたい！と思って物凄く一生懸命探しました。

最初、airbnbという民泊サイトで検索していたのですが、どうしても台湾のお風呂事情（トイレとシャワールームが仕切りなし）が無理で悩んでいたところ、たまたまBOOKING.COMで見つけたゲストハウスがこの捉鳳凰でした。

この捉鳳凰には２部屋あり、廊下には共同で使える冷蔵庫とウォーターサーバーがあります。

私たちが泊まるのは『海安路屋』。

海安路（ハイナンルー）とはゲストハウスがその名前の道路に面している場所に建っているから。

廊下はとても狭いです。

ではでは、お邪魔しまーす！

１階はこんな感じ。

テレビもちゃんとあります。

心配していたシャワールーム。

ちょっとした段差とカーテンがついていたので良かった。

台湾の一般の家庭のお風呂はこの段差もカーテンも何もないのでトイレがびちょびちょになるそうです。

不便じゃないのかな・・・

洗面台。

アメニティはバスタオル、歯ブラシと髪から身体まで洗えるというオールインワンのソープがシャワールームにありましたが、日本の食器洗い用洗剤みたいな匂いがしたな。

ゲストハウスについての本が置いてありました。

この捉鳳凰は日本の方のブログどころか口コミも見つけられなかったので、泊まるまで心配でしたが、とてもお洒落で素敵なゲストハウスでした。

HP↓
http://www.17phoenix.com/%E6%8D%89%E9%B3%B3%E5%87%B0%E7%99%BE%E5%B9%B4%E8%80%81%E5%AE%85/

２階がベッドルーム。

台湾の民泊でもう一つ問題だったのが、ツインルームで検索・ヒットしてもダブルベッドの所がほとんどだったところ。

この捉鳳凰も例外でなく、友人が一緒のベッドで寝ることを拒否（←ひどい）して１階のソファーベッドで掛け布団無しで寝ていました。

ちょっと落ち着いた頃、スタッフの方から声を掛けられます。

この近辺のお薦めスポットや人気のお店をゲストハウス手作りの地図を使って事細かに教えてくれました。

女子３人で頭を突き合わせて・・・

台南の詳細って、日本のガイドブックにはほとんど載っていないのでとっても助かりました。

勿論トークは英語。
今回の旅では、台湾の若い方が英語ペラペラなので驚きました。

スタッフの方に夜市に行きたい事と、友人が牛肉湯（ニューロンタン）のお店に行きたい事を告げると、案内してくれることに！

写真左がスタッフのウェイウェイさん。

ゲストハウスから道路を渡った所に神農街があります。

神農街の入口にあった碑『北勢街』。

この‘北勢街’は日本統治時代の名前だそうです。

ちょっと斜めに差された碑が古さを演出しているのだとか。

これこれ～！！

この風景が見たくて、台南で宿泊することを決めたのです！
（当初、友人は台南は日帰りで良いと言っていたのを説き伏せる）

素敵な小路。

神農街からちょっと道を逸れて商店街にやってきました。

えっと、鉄腕アトム・・・？

スタッフ・ウェイウェイさんお薦めの牛肉湯のお店。

メニュー表。

よく分からないものもたくさん・・・

ウェイウェイさんに通訳してもらい注文。

両替したばかりの大きい額のお札しか持っていなかったので恐縮していたのですが、こういう小さいお店で１０００元使っても「問題ないよ！」と言ってくださったので一安心。

外帯（テイクアウト）専用コーナー。

来ましたー！

牛肉湯（大）と牛肉燥飯。

牛肉燥飯は２つ頼もうとしたら、ウェイウェイさんに「この後、夜市で食べられなくなっちゃうわよ！？」的なことを言われご飯も２人でシェアする。

牛肉燥飯。

魯肉飯に似てるんだけど、それより好きかもー！

美味しい♪

そして友人が騒いでいた牛肉湯。

台南は新鮮な牛肉が取れるので、お肉は半生っぽいものがスープに浮かんでいます。

スープはあっさり目。
お肉が美味しかったー

お子さんが描いたのかな。

何が１０元なのかしら。

『蛋』ってことは卵系の料理ですね。

この康楽街牛肉湯は地元でも有名らしく、新聞にも載ったそう。

私たちが日本人だと分かった店主のおじ様が雑誌『CREA』を出してきて、「日本でも紹介されたぞ」アピール。

写真が光っちゃって分かり辛いですが、下段・真ん中の写真がここ『康楽街牛肉湯』の紹介記事でした。

お腹も膨れたので神農街に戻ります。

猫イラストの看板を発見！

お店を覗いてみたら、猫がいる！！

猫好き２人がワーワー騒いでいるとウェイウェイさんが、「寄ってく？」と言ってくれたのですが　そうだった、これから夜市に行くのであった・・・

ここはまた明日来よう。

老古石街　歴史街區

と書いてあるのかな？

ここは神農街の端っこ。

観光客はここまでは来ないようで静かな通りでした。

でも趣がありますね。

雑貨屋さん？

『有時　空間研究室』というお店でした。

フェイスブック↓
https://www.facebook.com/bytimestudio/

門がありました。

兌悦門。

国の二級古蹟に指定されています。

｢兌｣とは、八卦で西の方向を表しているのだそう。

台南市街に残る城門の中で唯一、元の場所に現存する門なのだとか。
昔はこの橋の上に上がれたそうです。

今日行く武聖夜市へはもうちょっと！

因みに台南の夜市は台北とは違って、曜日によって開催場所が異なります。

↓台南の夜市スケジュール
http://www.panko.com.tw/edm/nightmarket-time.html

分かり辛いですが、「一」が月曜～「六」が土曜です。

おおー

人がたくさん！

テンション↑↑

武聖って人の名前なんですかね？

武聖殿という場所があるようですが。

あ！
スイカジュースが売っている～

今まで台湾では飲む機会がなかったので、早速買ってみることに。

今はスイカの季節ではないので砂糖で甘さを足しているそうです。
スイカ牛乳も興味があるのですが、やはり怖くて飲めない・・・

１杯３０元。

水をたくさん入れられていたので薄いスイカジュースだったと友人は申しておりました。

私には美味しいスイカジュースだったけど。

あ！

これトラベラーさんの記事で見たヤツ！

菱の実。

買ってみます。

この夜市は食べ物だけでなくゲームコーナーもたくさんありました。

そしてお店のお姉さんがみんな綺麗だった・・・

なんだっけ、これ。

子ども時代遊んだような・・・

この夜市の特徴は小さなお子さんも楽しんでいるところ。

家族連れの方が多かった。

麻雀の牌を使ったビンゴゲーム。

？？？

アーチェリーでしょうか？

こんなのまで夜市にあるんだ。

風船割りゲーム。

大人もマジになっちゃう輪投げ。

台湾って、昔ながらの遊びが今も変わらず老若男女楽しんでいるところが素晴らしいと思う。

スイーツもケーキだけじゃなくて昔ながらの豆花が若い子にも人気だし、日本以上に今と昔が素敵に共存していると思います。

いつまでも、このままでいて欲しいな。

牡蠣を焼いている屋台を発見。

友人が早速注文します。

ぷりぷりー。

私は苦手なので食べられませんが・・・

代わりにさっき買った菱の実を食べる。

炭で蒸しているのかしら、皮を剥く手が真っ黒になります。

味は仄かに甘じょっぱくて食感は豆や栗に似ていました。

ウェイウェイさんがお薦めの食べ物をいくつかおごってくれました。

これは魚のすり身系だったかな？

お寿司も売っていました。

日本のものに比べるとミニチュア並のサイズ。
そしてカラフル。

こんな暑いなか屋台でお寿司を売るって、日本人からすると鮮度に不安を感じてしまいます。

斬新な遊具。

カップルで乗り込んでもいいし、親子で楽しんでいたりもしました。

なんか緑のジュースを発見。

見ていたら買えと催促されたので１つ買ってみる。

最初、芝生のジュースか！？とか思っていましたが、あとで調べたらウィートグラスと言って、ミランダ・カーもハマっているデトックスジュースとのこと。

買ったら今度は
「一緒に写真を撮って宣伝して！」

と言われる。

みなさん、この方と緑のジュースを見かけたら買ってあげて下さい。

肝心のお味ですが・・・

うーん
なんか甘ったるい味しかしない。

友人に全てを託す。

その友人はバラマキ土産用に豹柄のマスクを買っていました。

一袋１００枚入りくらい。
お値段も３００元くらしいていたので、安いわけではなさそう。

タコの唐揚げ屋さん。

真ん中に写っている丸いのはタコの口なんですって！

ウェイウェイさんお薦めの一品でおごってくれました。

なんかモチモチしていました。
日本人ってタコの口までは食べないですよね。

肉包　５０元。

いつか食べたいと思っていたんです。

中のお肉は豚・牛・鶏から選べました。

私は豚をチョイス。

３０分ほど夜市を楽しみました。

空には満月。

２日前にあった６８年振りのスーパームーンは雨で見られなかったけど、台湾で満月を見られたので良しとします。

宿に戻る道すがら見つけた　家の壁とシャッターに描かれたイラスト。

すごい。

あるお店には日本の映画のポスターが貼ってありました。

台南ニャンコ。

すごく警戒している。

何気に車の下にもう１匹と、車と同化している黒猫がいた。

日式居酒屋かな？

雰囲気の良い店構えでした。

お宮の前を通ります。

狛犬ならぬ狛カエル？？

２１：３０

ゲストハウスに戻って来ました。

ウェイウェイさんは最後まで付き合ってくれて、この後バイクで帰られました。

ありがとー！

さてさて、ゲストハウス捉鳳凰には２部屋あり、私たちは海安路屋という部屋に泊まるのですが、お隣『神農街屋』は今日宿泊客がいなかったので勝手に中を見学させてもらいました。

神農街屋　１階。

神農街屋　シャワールーム。

神農街屋の洗面台はシャワールーム内にありました。

神農街屋　２階。

ベッドルーム。

神農街屋　２階からの眺め。

神農街屋の２階からは捉鳳凰の玄関が見えます。

さあ、これから自分たちの部屋に戻って荷物整理ですよヨー。

今日は移動がメインの１日でしたが、夜市に行けて良かった！


・・・２日目につづく・・・