2016/10/13 - 2016/10/16
11位(同エリア20件中)
小心者さん
ソフィアの『セルディカ・バスターミナル』から18時発のバスでコプリフシティツァへ。
途中でミニバスに乗り換えさせられたり、ドライバーが20分ほど行方不明になったりして、コプリフシティツァに到着したのは21時頃。
アフトガーラからできるだけ近い宿を選んだが、一応探しに歩いてみてすぐに「これは絶対見つけられんな」と悟った。
すごすごとアフトガーラ(というか停留所)に戻り、電話をかけて迎えに来てもらった。
コプリフシティツァはゆったりと時が流れる素晴らしい村だった。
すれ違う村人と挨拶し、石畳の道を散歩し、丘に登って美しい景色を眺め、歩き疲れたらのんびりお茶を飲む。
「治安」とか考えることは一度もなく、心身ともにとてもリラックスできた。
心癒される風景、温かな人々、快適な宿に美味しいレストラン。
出来ることなら1週間くらいのんびりしたかった。
【旅程】
□10/03 出国
□10/04 イスタンブール泊
□10/05 車中泊
□10/06 オフリド泊
□10/07 オフリド泊
□10/08 スコピエ泊
□10/09 スコピエ泊
□10/10 ニシュ泊
□10/11 ニシュ泊
□10/12 ソフィア泊
■10/13 コプリフシティツァ泊
■10/14 コプリフシティツァ泊
■10/15 コプリフシティツァ泊
■10/16 プロヴディフ泊
□10/17 プロヴディフ泊
□10/18 車中泊
□10/19 ブルサ泊
□10/20 ブルサ泊
□10/21 イスタンブール泊
□10/22 機内泊
□10/23 仁川空港泊
□10/24 帰国
為替レート:1Lv≒61円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
嫌な顔ひとつせず迎えに来てくれたオーナー女性と共に歩くこと3分ほど。
これから三泊お世話になる『Guest House Bashtina Striaha』に到着。
ダブルルーム(トイレ・シャワー付)1泊13ユーロ。
独りぼっちなので、この素敵な演出にはかえって「しょぼん」となったが、居心地はとってもいい!
温かみある木製家具が備え付けられ、全体にとても清潔。
コーヒーや紅茶はもちろん、食器、ドライヤー、アイロンも揃う。
トランプやお香まで。
支払いしようとすると「いつでもいいわよ、明日でも明後日でも」と返ってきた。 -
静寂の中でぐっすり眠った翌日、さっそく散策へ。
宿を出てすぐのところにある『カラチェフ橋』。
昨夜は真っ暗で何も見えなかったが、歩きだしてすぐにこの村に魅了された。 -
澄んだ空気に身体中の細胞が喜んでいる気がする。
よほど「田舎」が恋しかったらしい。 -
村のあちこちに点在する水飲み場。
-
まず最初に訪れたのはハウスミュージアム『カブレシュコフの家』
カブレシュコフは、1876年の四月蜂起の指導者。 -
外も中もきれいに整えられている。
しかし…
やはり私は、正直言うと『普通の民家』の方が… -
『訃報のお知らせ』が所狭しと貼られた教会の入口をくぐる。
-
ガイドブックに名前が記されていない 村の教会。
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朝の光が射し込む教会内部。
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正面には細かな彫刻が美しい木製祭壇。
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教会の門を出て、緩やかな坂道を上る。
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鳥の声しか聞こえない小高い丘。
何とも言えない解放感! -
教会の隣の墓地。
墓地好きなのでもちろん立ち寄る。 -
故人の写真が嵌め込まれた古い墓石が並んでいる。
こんな苔生した墓石とか、忘れられたような水飲み場とか、陽射しを受けて金色に輝く木々とか、古い民家の傾きかけた門とか。
私の心の琴線に触れるのは、そういうものなのだ。 -
こちらの古い墓石は、ほぼ自然のままの石に直接顔が彫り込まれている。
-
こちらは新しいお墓。
この様式は故人をしのぶのにとても良いと思う。 -
レストランは敷居が高くて一人ではなかなか入れないのだが、思い切って行ってみる。
宿からも近い、人気の『Chuchura』。 -
メニューには各々のグラム数が書かれているのだが、どれもこれも量が多い。
予想どおり、ハーフサイズは出来ないとのこと。
何とか食べきれそうなショプスカサラダを注文。4.30Lv
トマトやキュウリの他に玉ねぎやピーマンも入っていて、そのどれもが新鮮そのもの。
間違いなくシェアして食べるべき量だったが、美味しくて完食。 -
レストランを出て街歩きを再開。
中には入れないようだが、ここも歴史ありそうな佇まい。 -
どこの町でも至る所で見られるコーヒーの自販機でカプチーノを(0.50~0.70Lv)。
ミルクたっぷりでなかなか美味しい!
スプーンが入っているのに気づかなくて、一緒に飲むところだった。
ちなみに『Chuchura』のカプチーノだって1.2Lvと安い。 -
ぽかぽか陽気の中、トポルニツァ川に沿って村はずれまでぶらぶら歩く。
-
元はホテルか何かだったのだろうか。
一部分だけきれいだが、あとは廃屋っぽい。
これから改装するのかな? -
どこまでものどかな風景が続く。
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Uターンして立ち寄った『聖ニコラ教会』
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夕方にも再訪したが、残念ながら中には入れなかった。
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素朴な風情のお墓
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この教会の掲示板にも訃報のお知らせがびっしり貼られている。
おそらくけっこう古いものもそのままなのだろう。 -
教会近く。小川に架かる石橋。
こういう風景があちこちで見られる。 -
のんびり路地を歩いて中心へと戻る。
-
あ、こんにちは。
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ハウスミュージアムの一つ『リュトフ・ハウス』。
ガイドブックには「撮影は別料金」と書かれているので基本的に撮影はしなかったが、普通に「OKだよ」と言ってくれるところも。 -
アフトガーラ(というか停留所)の南に数軒のマーケットが並ぶ一角があり、その先に青空市も出ていた(土曜の午前だったから?)。
スナック菓子とヨーグルトドリンクを買って宿に戻る。
散歩中に村の人からいただいた葡萄はとっても甘かった! -
夕方からまた散歩に出かける。
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コプリフシティツァは標高があるので冬は寒いんだろうな。
けれど、雪景色もさぞかし美しいに違いない。 -
あぁやっぱり普通の民家の方に惹かれるなぁ。
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それにしても散策が楽しいこと甚だしい。
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もちろん迷いまくるが、こんな素敵な村でなら迷わないと損だ。
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立派な門構えのお宅も多い。
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扉に飾られた黒のリボンは喪中を表しているそうだ。
リボンと一緒に故人の写真が貼られていることも多かった。 -
朝に訪れた『カブレシュコフの家』。
その前には、ピストルを持つ彼の像。
坂の上から馬がぽくぽく歩いてくる。 -
教会の鐘楼から17:00を知らせる鐘が鳴り響く。
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そろそろ宿へ向かって引き返そう。
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夕食も『Chuchura』へ
注文したのはカヴァルマ(ポーク)5.80Lv
ポークといろいろな野菜を煮込み、卵でとじてある。
とても美味しいが、量が多いうえにポークが「これでもか」とゴロゴロ入っていて、2/3ほどでギブアップ。 -
翌日。
まずは『カラヴェロフ・ハウス』に立ち寄る。 -
美しい天井の部屋。
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展示されているのは印刷の機械だろうか?
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少し先の道を折れ、丘の上へ登っていく。
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塀にベンチを設えた家が多く、なんとなくほっこりした気分になる。
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展望台へ。
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逆光の中のベンコフスキ騎馬像。
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ここから見渡す景色がまた素晴らしい。
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仔馬と戯れる観光客。
羨ましかったので私も近づいてみたが、寸前でどこかへ走って行ってしまった。 -
展望台からさらに登ってみる。
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見晴らしが更に良くなった。
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あちこちに馬の糞があるが、石の上に腰かけてしばらく休憩。
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少し下ったところにある『ベンコフスキの家』
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どのハウスミュージアムの庭もきれいに手入れされている。
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この村にも猫がいっぱい。
犬は、鳴き声は聞こえるがあまり出会わない。
たぶん飼い犬なのだろう(と思いたい)。 -
『四月蜂起記念碑』
この周辺は観光客で賑わう。 -
土曜日なので、広場にはお店が。
野菜や果物の瓶詰や蜂蜜などが並び、値段もとても安かった。
しかし、この先これを担いで移動するのはキビシイので買うのは断念。
小さなマグネット(1Lv)だけ購入。 -
小腹が減ったので、またもや『Chuchura』へ。
もはや店員さんとも顔なじみになった。
英語の説明文とグラム数を睨みながら、「シレネ」という料理を注文。4Lv。
「トマトとフェタチーズを鍋で云々…」と書かれていたのだが、トマトとチーズの比率が想像とは全然違った。
これはワインやビールの肴としてシェアしてつまむものだろう。
簡単な説明文とグラム数だけを参考にして注文するのは「博打」のようなものだ。
結局フェタチーズが塩辛すぎて、半分も食べられずにギブアップ。
残念。 -
無性に甘いものが飲みたくなったので、ミルクセーキを。1Lv。
とっても甘くて懐かしい味。
この後、急上昇しているに違いない塩分濃度を下げるため、一旦宿に戻って紅茶を飲んでゆっくりする。 -
夕方からまた散策へ。
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この家は誰も住んでないようで、入口は南京錠で閉ざされている。
扉には訃報の知らせが二枚。
こういうしんみりしてしまう光景にも時々出会う。 -
『カブレシュコフの家』の向かいにも美しい建物があるのだが、これは普通の民家らしい。
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落書きも素朴。
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もうすぐ17時なので、間近で鐘を聴こうと教会へ向かう。
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この教会が建てられた年月だろうか?
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敷地内に建つ朽ちかけた建物。
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庭の片隅には古い墓碑が並べられている。
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美しく立派なお墓が何基か。
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銃と剣が刻まれているのは、カブレシュコフのお墓。
四月蜂起の指導者である彼は、墓碑に刻まれているとおり25歳で亡くなった。 -
古い石板も並べられている。
十字架や動物、鋏の絵などが刻まれていた。 -
ふと「またあの丘に登ってみよう」と思い立ち、教会を後にする。
で、この辺りまで来ると教会の鐘が響き渡った。 -
…そうだった。
私は教会の鐘を聴きに行ったのだった、と思い出した。
……大丈夫かいな、私。 -
民家の前にあった糸車。
-
『デベリャノフの家』
は! いかんいかん。
寄り道してると、きっと丘の上に登るのを忘れるぞ。 -
ポテト満載の馬車
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空は薄雲に覆われている。
-
午前中に通った時は、ここで水を汲んでいる人がいた。
横にある階段を上ってみる。 -
郷愁を覚える美しい眺め。
ここを明日発たなくてはいけないことがとても寂しい。 -
展望台近くのベンチで村人に混じって休憩したのち、川沿いまで下りて宿へと戻る。
この建物は図書館か何かだったかな(テキトー)。 -
広場の舞台に向かって並ぶベンチ。
一つだけ舞台に背中を向けているけど…ひねくれ者用? -
夜、『Chuchura』に行ってみると、土曜日だからか満員だった。
諦めて外へ出ようとしたとき、食事中のご夫婦から
「私たちはもう少しで食事が終わるので、良かったら一緒にどう?」
と声をかけて頂いた。
スリヴェンから来られたというご夫婦は今日が結婚記念日なのだとか。
お陰様でコプリフシティツァ最後の夜をとても楽しく過ごすことができた。
心優しいご夫婦に心から感謝する。
注文したのは、キノコオムレツ。4.20Lv。
これは量的にも大正解で、とっても美味しくいただけた。
店員さんに「チャオチャオ!」と送られ、宿へと帰還。 -
翌朝、アフトガーラ(というか停留所)7:40発のミニバスで鉄道駅へ。
写真は、駅の隅にあった古い貨物車両。 -
客は同じバスだった写真の親子と私の3人だけ。
彼らは30分後の列車でカザンラクへ行くのだと言う。
列車の時刻が近づくと、さっき切符を売ってくれた駅員さんが出てきて
ホームを1本渡って待つよう教えてくれた。
8:06の列車に乗り込んで席に着き、外を見ると
駅員さんと親子が手を振って見送ってくれた。
最後まで温かいコプリフシティツァだった。 -
運賃はプロヴディフまで6.10Lvと安く、思わず「カルロヴォまでの料金ですか?」と訊き直した。
列車はガラガラ、というか他に乗客は見当たらない。
乗った時は暖房が効いてぽかぽかだったのに、途中で切れた!! -
列車は長いトンネルをいくつも抜け、いくつかの駅に停まりながら、乗換駅カルロヴォへ。
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