星のや東京 「菊」 宿泊記(ブログ), 岡半本店, パレスホテル クラウン

2016/11/12 - 2016/11/13

日本旅館「HOSHINOYA Tokyo 星のや東京」のブログ（旅行記）と、
https://hoshinoya.com/tokyo/
岡半本店、パレスホテルのフレンチ「クラウン」の食べ歩き。

星のや東京の場所は「大手町フィナンシャルシティー」の隣。
https://www.otemachi-financialcity.jp/
「アマン東京」や「パレスホテル東京」も徒歩圏内です。

表紙写真は「星のや東京」の客室「菊」の水屋。藤色の壁の裏側がクロゼット、向かって右手が寝台になっています。桂離宮・松琴亭の意匠を思い起こさせるような市松文様の天井に、落ち着いた和の色使いがいいですね。

星のや東京では夕食付の予約が取れませんでした。部屋数に比して、レストランのキャパシティが小さいのでしょうか。
そこで、初日の夕食は、銀座の岡半本店ですき焼きを、
2日目のランチはパレスホテル東京のクラウンでフランス料理をいただきました。

2016年11月12日（土）、伊丹12:30発のJAL116便で出発。ファーストクラスの株主割引で20,890円。館林に行っていた悠佑と、東京で合流。
復路は翌11月13日（日）、羽田16:30発のJAL127便、同じくファーストクラスの株主割引でした。

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー JALグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

2016年7月開業、塔の日本旅館「星のや東京」。写真は、エントランス脇に掲げられたロゴマークです。
https://hoshinoya.com/tokyo/

星のや東京 宿・ホテル

星のや東京のエントランス。渋い感じですね。

開け、ゴマっ！て叫びたくなりますが、自動ドアですw

星のや東京 宿・ホテル

玄関で靴を脱いで上がります。宿泊客以外は入れません。向かって左側の壁は、客の靴箱になっているようです。

正面には歳時記を表した縁台。七五三の設えでした。

星のや東京 宿・ホテル

【お茶の間ラウンジ　お茶の事】

2階がフロントとショップになっていますが、1階の玄関からエレベーターで直接、宿泊階のお茶の間ラウンジに案内されます。

お茶の間ラウンジは、3階から16階の各客室階のエレベーター前に設けられています。各階には6室の客室があります。宿泊した客室「菊」は、二方に窓のある角部屋です。

星のや東京 宿・ホテル

予め用意してあるウェルカムドリンクを提供するというのではなく、客の前で、一服ごとに丁寧にお茶を入れてくれます。したがって、少々時間はかかります。

おれは煎茶を、悠佑はほうじ茶をいただきました。

星のや東京 宿・ホテル

ソファ（デイベッド）で寛ぐこともできます。

星のや東京 宿・ホテル

【お茶の間ラウンジ　お酒の事】

夕刻からは、お茶の間ラウンジで、お酒がふるまわれます。

星のや東京 宿・ホテル

おれは、山梨県の「まるき葡萄酒」の白ワインを。
https://marukiwine.co.jp/

ラベルがシュール！w

星のや東京 宿・ホテル

悠佑は、山口県の「永山本家酒造場」の日本酒「貴 (TAKA)」を。
https://www.domainetaka.com/

テーブルに二つ置いてある印籠状のものは、部屋の鍵です。エレベーターで客室階に行く際にも必要になります。

星のや東京 宿・ホテル

おつまみはサツマイモ。

ほぼ満室のようですが、他の客にはほとんど会いません。まさに「市中の山居」です。静謐な時間が過ぎていきます。

星のや東京 宿・ホテル

乾き物も持ってきてくれました。

星のや東京 宿・ホテル

21時以降は、係の方はいなくなりますが、お茶やコーヒー、茶菓子、カップ麺などをセルフでいただけます。

お茶の間ラウンジの冷蔵庫内には、カゴメの100mlパックのジュース（桃、赤ぶどう、りんご、オレンジ）も用意されています。

星のや東京 宿・ホテル

【お茶の間ラウンジ　おむすびの事】

おにぎりと香の物、味噌汁の軽い朝食は、お茶の間ラウンジで無料で提供されます。

星のや東京 宿・ホテル

【星のや東京　客室「菊」】

76号室「菊」の入口です。83㎡ある一番広い客室です。食事なしで1泊126,000円でした。キャンセル料は3日前から100％かかります。

写真左奥がバスルーム、テレビは正面の鏡の中に映り込む構造で、左手前の窓際にデイベッドが置かれています。

入口ドアの正面には広いクロゼットが設けられ、クロゼットには反対側の寝台の方からも入れる造りになっています。クロゼット内に、セーフティボックスがあります。

テレビの前のデイベッドです。

デイベッドの側から、奥の寝台の方向です。

このように、デイベッドのあるリビング・スペース、ダイニング・テーブル、ライティング・デスク、寝台が、一続きの空間に配置されています。

夜は電動のブラインドを下ろすことができます。

小さなライティング・デスク。

「菊」の客室には、寝台にもうひとつ布団を敷いて、3人まで宿泊することができます。

ナイト・テーブル

部屋全体の照明を調節できます。
ブラインドを下ろすスイッチもあります。

水屋です。

冷蔵庫内の飲み物のプライシングは、
あずき茶 130円
コカコーラ、ポカリスエット、トニック・ウォーターなど 200円
ビール 350円
洋酒ミニボトル 1,000円
カ・デル・ボスコ キュヴェ・プレステージ 4,000円
など。

二方向から出入りできるクロゼット。

肌着、浴衣、丹前、足袋ソックスのほかに、上下セパレートのパジャマも用意されています。外出中に、浴衣を替えてくださいました。

こちらは客室「菊」のバスルーム。

バスルーム内にも、ソファがあります。

（向かいのビルが気にならなければ）開放感のあるお風呂。もちろん窓側のブラインドを下ろすことができます。

入浴剤があるといいな。下側の窓は、わずかに開きます。

星のや東京 宿・ホテル

ホースも長くて使い勝手のよいシャワー。

アメニティ類は、わりとあっさりしていますが、ボディソープの香りがいいです。

【星のや東京 温泉(17階)】

星のや東京の17階には、温泉とスパ施設があります。
源泉名は大手町温泉。泉質は、含よう素－ナトリウム－塩化物強塩泉です。
空が切り取られ‥（写真右下）

星のや東京 宿・ホテル

一部が露天風呂になっています。

東京のど真ん中にいることを忘れそうになります。

星のや東京 宿・ホテル

【星のや東京 インルーム・ダイニング・メニュー】

朝食は、お茶の間ラウンジかルームサービスで。
ルームサービスの朝食は、和朝食、洋朝食ともに4,000円++です。
前日の24時までに予約が必要です。

星のや東京のインルーム・ダイニングの24時間メニューの一部です。

他に、「豆と雑穀のサラダ」「シャルキトリー盛り合わせ」「フロマージュ盛り合わせ」「野菜チップス盛り合わせ」がありました。

こちらは、インルーム・ダイニングの夕食メニュー（21時L.O.）です。

他に、日本旅館のフレンチ料理「星のや東京御膳（10,000円++）」もあります。

【星のや東京 逗留案内】

宿泊客に渡される案内図です。

星のや東京外観。

目隠しの格子が特徴です。
車寄せは地下2階になります。

星のや東京 宿・ホテル

【銀座 岡半本店】

星のや東京では夕食付の予約が取れなかったので、初日の夕食は、銀座の岡半本店の個室で「すき焼き」を。岡半本店では「寿喜焼」と表記されます。コースターは、かわいらしい桔梗の図案。
https://www.kanetanaka.co.jp/restaurant/okahan/

「～お座敷で優雅に愉しむ～"特撰牛"寿喜焼またはしゃぶしゃぶコース」を、ぐるなびを通して予約しました。ぐるなびの価格表示には、サービス料や席料(6,000円)が含まれていないため、注意が必要です。
https://r.gnavi.co.jp/g080500/

岡半 本店 グルメ・レストラン

まずは、しっかりと肴になる「お通し」から。

岡半 本店 グルメ・レストラン

朱盃盛 五種の前菜

鮪と雲丹に、カラスミや海老芋など。

岡半 本店 グルメ・レストラン

お肉とともに、砂糖壺も登場。
いわゆる牛鍋ではなく、砂糖と醤油をかけて肉を鍋で焼く関西風の「すき焼き」です。
調理中に漂う肉の香りからして全く違います。

岡半 本店 グルメ・レストラン

仲居さんが、リブロース、サーロイン、赤身の順に焼いてくださいました。

赤身が一番味が落ちるのでは？思っておったら、あにはからんや、薄切りの赤身肉も最高に旨いです。

岡半 本店 グルメ・レストラン

付きっきりで、ぜ～んぶやってくれるので、ひたすら食べるだけw

肉汁のたっぷり浸み込んだ「しらたき」が最後に出てきます。うっま～。
まぁ、関西では「糸こんにゃく」と呼びますけど。

仲居さんの薦めに従い、〆の「ちりめんご飯」には、余った玉子をかけて食べました。満足じゃ～

お勘定は、席料が6,000円に、サービス料込みで寿喜焼コースがひとり17,600円、ビール4本で3,520円、玉子2個追加で220円、これに消費税がかかって総額48,535円となりました。

このあと、悠佑とマンダリンオリエンタル東京のマンダリンバーに繰り出しました。写真はありません。最初、帝国ホテルのオールド・インペリアル・バーに行ったんだけど、客筋が酷過ぎますねw 男の太腿に跨ってるバイタだとか、従業員を「◯◯ちゃん！」などと下の名前で大声で呼んでるババアとかw マンダリンオリエンタルの方が、若い人が多く、そのぶん客層もまともです。ほんとにこの国には醜い年寄が増えました。

大阪のリーガロイヤルあたりだと、「私、生まれてからまだ働いたことありません」みたいなw 浮世離れした出で立ちのお金持ちがいっぱいいるんだけど・・

岡半 本店 グルメ・レストラン

【パレスホテル／フランス料理 クラウン（2019年7月28日閉店）】

2日目のランチは、パレスホテル東京のクラウンで「CROWN」というコース(15,000円+10%)をいただきました。

パレスホテル東京には、2019年11月1日、フランス料理「Esterre (エステール) 」がオープンしています。
https://www.palacehoteltokyo.com/restaurant/esterre/

CROWN グルメ・レストラン

最初のおつまみです。

CROWN グルメ・レストラン

食前のアミューズ・ブーシュ二種

CROWN グルメ・レストラン

マグロの上にアボカドのエスプーマをあしらってあります。

ビルカール・サルモンのロゼのグラス・シャンパン（3,000円+10%）とともにいただきました。

CROWN グルメ・レストラン

フォアグラカナールのコンフィ　洋梨のバリエーション
　菜園風ミニサラダ　ベーコンの香るフォカッチャ

CROWN グルメ・レストラン

食べる前に、うっとりと見とれてしまうほど…

ベーコン入りのパンとの相性も抜群。苦手なフォアグラをこんなに堪能できたのは初めて。

CROWN グルメ・レストラン

白ワインは、ロワール地方の
Blanc Fume de Pouilly Dagueneau 2004 (10,000円+10%)
をお願いしたところ、しばらくたってから、昨日、最後の1本が出てしまっていました、申し訳ありませんとのこと。

代わりに、この
Sancerre Etienne Henri, Henri Bourgeois 2009 (15,000円+10%)
を、12,000円に値引きして提供してくださいました。ラッキー！

和田倉噴水公演を見下ろす窓際の席です。

CROWN グルメ・レストラン

ベルギー産フレッシュキャヴィアオシェトラ
　ポテトのムースリーヌを真鯛の燻製香で
　　67℃で火入れした地鶏卵とクレソンジュ

クラウンの名物料理。
幸せだなぁ。

CROWN グルメ・レストラン

フランス産平目のロサス仕立てとココ豆のラグー
　イカ墨のチュイル　エストラゴンのエミュルション

薄くスライスした平目を、バラの花に仕立ててあります。

CROWN グルメ・レストラン

黒毛和牛フィレ肉のポワレ　ポテトとクードブフのプレッセ　ミルフイユ仕立て
　野菜ミジョテとトリュフ　ジュドヴィアンド

トリュフも最高。
どの料理も、見た目にもとても手が込んでいます。
神は細部に宿り給うという言葉を思い出します。

グラスの赤ワインとともに。
Château Lassègue (2,000円+10%)

CROWN グルメ・レストラン

パンの種類も豊富。エシレバターとともに、悠佑はパンを8個平らげた！

悠佑の名言。迷言？
「こんなにおいしいパンを焼いてくれる人だったら、どんなにブスでも結婚するっ！」

失礼しました。
デザートの前に、小さなデザートかチーズかの選択。
こちらは悠佑が選んだアシェットフロマージュ。

おれは、プレデセール。

繊細な飴細工もみごと。

CROWN グルメ・レストラン

デザートは、アラカルト・メニューの中からの選択です。

悠佑は、
ピアノショコラ　ミルクとジャンドゥージャのアパレイユ
　エクストラビターのカカオソルベとソースカフェ

素晴らしい！

おれは、
ピエモンテ産マロンクリームとムラングレジェール
　ラム酒のアイスクリーム　クロッカンノワゼット　カシスのクーリ

CROWN グルメ・レストラン

キューブ状のやつは、メレンゲを二度焼きしてあるんだとか。
とても軽いサクサクの食感です。

このあと、繊細で美しいミニャルディーズが続きます。


お勘定は、富士ミネラルのフリーフロー（ひとり700円+10%）を含め、58,740円でした。

CROWN グルメ・レストラン

【JAL国内線 ファーストクラス】

帰りのJAL127便での軽食。肉豆腐、焼茄子胡麻酢添えなど。

食べ過ぎっすねw

前後しますが、往路のJAL116便の昼食です。小鉢は、ふぐ松前、小松菜と長芋のナムル。

伊丹空港のダイヤモンド・プレミアラウンジで味噌汁を飲んできたので、機内ではパス。

もう一本いかがですかと勧められ、200mlのシャンパンを2本飲んでしまった。
飲み過ぎっすねw

この旅行記へのコメント （1）

• wakupaku2さん 2016/11/15 23:18:27

  星のや東京、素敵ですね！！！

  たっくん&ゆうすけさん、さん。
  
  こんばんは。
  
  
  星のや東京、東京駅に出来てたんですね。知りませんでした。
  
  お高くて、素敵すぎてうっとりです。
  ＪＡＬファーストクラスご利用なんて、素晴らしすぎ。
  
  パレスのピアノデザートは記念日に食べたので懐かしく見せて頂きました。
  
  これからも高級ホテルをどんどん紹介して下さいね。
  
  東京駅のオークウッドプレミアはいかがかしら？