2016/07/16 - 2016/07/16
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miharashiさん
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2016年の7月中旬の晴天が続く時期を狙って、スイスなどヨーロッパアルプスのトレッキングに出かけました。旅行期間中は、事前の天気予報よりも天気が良く、7日間晴天続きで、その間毎日トレッキングに明け暮れることになりました。第三部は、エランの谷に続いて、その東隣のアニヴィエの谷を二日間でトレッキングしたときの前半部分の旅行記です。(表紙写真は、ソルボア頂上付近から望むヴァレーアルプス)
旅行の全日程は以下の通り。
7月14日 羽田 0:30ー(エミレーツ航空、ドバイ経由)?>13:15 ジュネーブ着(空港でレンタカー借り出し)。
ジュネーブ空港ー(車)ー>エランの谷。 (エヴォレーヌ泊)
7月15日 エヴォレーヌー(車)?>アローラ。アローラ周辺をトレッキング後、車でグイユまで戻り、ラック・ブルーまで往復トレッキング。(エヴォレーヌ泊)
7月16日 エヴォレーヌー(車)?>(アニヴィエの谷)グリメンツ。
グリメンツからロープウェイでCol de Soreboisそば(Contrate)まで上がり、そこからCol de Soreboisまで往復トレッキング。
グリメンツー(車)ー>ツィナール。(ツィナール泊)
7月17日 ツィナールー(車)ー>サン・リュク。ケーブルカーでTignousaへ。
そこからBella Tola小屋を経て、Bella Tola湖まで往復トレッキング。(ツィナール泊)
7月18日 ツィナールー(車)ー>テッシュー(電車)ー>ツェルマット。
ツェルマットからゴルナーグラート鉄道でローテンボーテンへ。
ローテンボーテンからリッフェルアルプまでトレッキング。(テッシュ泊)
7月19日 再びツェルマットヘ。さらにスネガケーブルカーとテレキャビンでブラウヘルドへ。
ブラウヘルドからシュテリゼー、グリンゼー、ライゼーを経由してスネガまでトレッキング。(テッシュ泊)
7月20日 テッシュー(車)ー>グラン・サン・ベルナール峠ー(車)ー>クールマイヨール(イタリア)。
車でフェレの谷に入り、ラヴァケイまで移動後、ボナッティ小屋まで往復トレッキング。(クールマイヨール泊)
7月21日 クールマイヨールー(車)ー>シャモニー(モンブラントンネル通過)。
レ・プラーズからテレキャビンでフレジェール、さらにリフトでランデックスまで上がり、そこからラック・ブランを経由してフレジェールまでトレッキング。(アルジャンティエール泊)
7月22日 アルジャンティエールー(車)ー>サン・レオナール(スイス) (地底湖見学)。サン・レオナールー(車)?>モラン(シエール)。(モラン泊)
7月23日 モランー(車)ー>ヴベー(チャップリンの墓)ー(車)ー>ローザンヌ(ノートルダム大聖堂)ー(車)ー>トロシュナ(オードリーへプバーンの墓)。(ローザンヌ泊)
7月24日 ローザンヌー(車)ー>ジュネーブ空港(レンタカー返却)。
ジュネーブ15:15 ー(エミレーツ航空、ドバイ経由)ー>(25日)17:30 成田着。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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二日目のトレッキングの基点は、アニヴィエの谷のグリメンツ。グリメンツ は、アニヴィエの谷の西斜面に広がる標高1572mの村で、シエールから約23km南に入ったところにある。グリメンツは花の村としても知られ、村のいたるところに真っ赤なゼラニュウムの花が飾られている。ただ、人気のある村なので、ホテル代は高めで、そのため今日の宿泊はグリメンツではなく、さらに奥のツィナールにしていた。グリメンツからは、ヴァレーアルプスの眺めが良いCorne de Sorebois(ソルボアの頂上)近くまでロープウェイで上がることができるので、今日はそこからソルボア頂上まで往復トレッキングをすることにした。(写真は、グリメンツの村)
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7月16日朝、エランの谷からグリメンツのあるアニヴィエの谷に向かう。最初はカーナビがしきりにショートカットの道に入るよう指示するのを無視して走ったが、最後にはカーナビの指示通りに走ると、結局アニヴィエの谷の西側の山腹を横切る道を走ることになった。今回は道幅はそれほど狭くはなく、空いていたのでかえって良かったかもしれない。写真は、その道から見えたヴァレーアルプスの山。右側の黒っぽい山は、ツィナールの奥に聳えるベッソだ。
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さらに、かわいい小さな村の中を通る。ヴィソワと谷を挟んで向かい合うPinsecという村のようだ。
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険しい山腹の道は、やがてヴィソワからグリメンツに向かうメインの道に合流。広々とした気持ちのいい道を走る。
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グリメンツの手前の急坂をヘアピンカーブで登っていく。バスも通る道なので、比較的広く、2車線道路でほっとした。坂の途中にかわいい教会が建っていた。
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グリメンツの村の入り口。駐車場は街の中ではなく、外周道路沿いにあった。
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朝早かったので、駐車場はガラガラ。ロープウェイの駅の下に駐車。有料で一日4.5ユーロだったと思う。
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ソルボアまでのロープウェイは9時から1時間毎に運行。ちょうど10時発が行ったばかりで、窓口は閉まっていてだれもいない。いつ窓口が開くかわからないので、11時まで近くで待つことに。日蔭はまだ寒く、日向で座って待った。そのうちシニア料金があることに気付き、免許証を車まで主人に取りに行ってもらう。10時45分に窓口が開いてしまったので、私が購入。証明なしでもシニア料金でチケットが買えた(一人32ユーロ)。主人は坂道を急いでもどってきたので、息も絶え絶え。気の毒だった。11時に乗車。写真はロープウェイの中から見た町並。
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家がかたまっているところが旧市街。右端に教会が立っている。
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手前に車が並んでいるが、そこが駐車場。
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はるかかなたには白い峰が。
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村に通じる道はヘアピンカーブの連続。ちょうどバスが走行中。
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ロープウェイの中からこんな美しい峰も見えた。アニヴィエの谷と向かい合うロイカバードの背後にあるRinderhorn(3448m)のようだ。
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ロープウェイを下りて、展望テラスへ。テラスからはヴァレーアルプスの山々のパノラマが広がっていた。
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テラスの下のほうを見ると、こちらの方へ向かって登ってくる人たちが見えた。ツィナールからロープウェイで上がってきて、そこから歩いて登ってくる人達だ。私達も最初同じコースで来る予定でいたが、楽な方を選んだのだった。ツィナールから来ると、ソルボア頂上まで454mの標高差を上らなければならないが、グリメンツからだと117mですむからだ。
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テラスから望むヴァレー・アルプス。左の高い山がワイスホルン(Weisshorn 4506m)、 右側の高い山がツィナールロートホルン(zinalrothorn 4221m)。
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上の写真の右側。中央付近にマッターホルンが聳えるはずだが、ここからだと前山に隠れて見えない。
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パノラマにして(画像をクリックしてください)。
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ワイスホルンを拡大して。
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ツィナ―ルロートホルンを拡大して。右側手前の黒い山はベッソ(Le Besso 3658m)。
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ソルボア山の頂上(Corne de Sorebois 2895m) を目指して歩き始める。時刻は11時10分。
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最初は意外に急なのぼり坂だったので、横道を登っていく。しばらく登ると、道のそばにはまだ雪が残っていた。
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道の周りには、ちらほらお花畑も。アローラに比べると標高が高いせいか、花の量、種類ともにかなり少ない。
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ツィナールからソルボアに上がるロープウェイの駅が、はるか下のほうに見えるようになった。
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左端の建物が私達が下りたグリメンツからのロープウェイの駅。
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再びパノラマで(画像をクリックしてください)。前にさえぎるものがないので、まさにアルプスの大パノラマだ。ヴァレーアルプスは、スイスで最も高い山々が集中する地域なので、迫力もまたすごいものがある。
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登る途中で記念撮影。
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まだまだ登りが続く。
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山頂へ直接行くには、雪渓を登らなければならないようだったので、その下の迂回路を登る。もうすぐ稜線に到達だ。
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登ってきた方向を見る。ワイスホルンがひときわ高い。
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道端にすみれの花が咲いていた。
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山頂の方角を撮影。斜面にかなり雪が残っている。
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稜線まで登り詰めると、突然西側の視界が開けた。眼下にはミルキーグリーンのモアリー湖が広がっていた。
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モアリー湖に下る道で記念撮影。
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その左側。
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登山者が登ってきた。モアリー湖から登ってきたのだろう。
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同じ登山者を入れて。
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モアリー湖からヴァレーアルプスまでをパノラマで(画像をクリックしてください)。中央の前山がやや邪魔をしている。
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稜線上を頂上の方角に少し登ってみた。そこから再びモアリー湖を撮影。
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稜線の草原の中に、深い青色の花が咲いていた。
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その花とヴァレーアルプスのツーショット。
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稜線を登山者が下っていった。
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再びモアリー湖を入れて記念撮影。
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今度はワイスホルンをバックにして。
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稜線の南側を見る。よく見ると前山の後ろに小さく顔を出している山があるのがわかる。エランの谷でも見えたダン・ブランシュだ。
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モアリー湖目指して下っていく登山者。車で来ていなければ、私達も下っていたのだったが、荷物をどうするかで迷いに迷って、やめたのだった。縦走をしたくても荷物を担いでは自信がないので、シニアの私達はあきらめざるを得ない。
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モアリー湖畔には駐車場があるのが見える。グリメンツから車でいけるようだが、結局行かなかった。
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そろそろ稜線を後にしてロープウェイまで下ることに。結局頂上までは登らなかった。
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下りの道沿いで見た花々をまとめて。登るときはあまり目に入らなかったが、注意してみると、結構色々な花が咲いていた。
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黄色の花も一面に咲いているが、花が小さいのでそれほど目立たない。
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今日は快晴の日に大パノラマが見れてラッキーだった。
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ロープウェイの駅に下る直前でヴァレーアルプスとともに記念撮影。
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アニヴィエの谷の入り口の方角を見る。
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もうすぐロープウェイの駅だ。
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下ってきた方向。最後は登りは避けた急坂を一気に下る。今日のトレッキングはこれで終了。登りは50分、下りに30分だった。標高差が少ないので、昨日に比べればはるかに楽なトレッキングだったが、それでも最初の登りは結構きつかった。標高が高いせいもあったかもしれない。
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ロープウェイ駅のそばには休憩のためのベンチも。アイスクリームで一息つく。
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ロープウェイが上ってきた。
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拡大して。
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なんとマウンテンバイクに乗った子供たちの一団が降りてきた。ここから下るのか。
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やはりマウンテンバイクに乗って下っていった。
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ロープウェイでグリメンツまで戻ってきた。下の駅に着く直前に町並みを撮影。
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ロープウェイを降りたあとに、村の旧市街の中を見学することに。
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旧市街の入り口。車はここから先は入れなかった。
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からくり人形みないなのが、動いていた。粉をひいているのかな?
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水車。
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人形の傍らには勢いよく流れ落ちる水。
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家は長い間強い日ざしで焼けたため黒ずんでいるそうだ。
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同上。
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狭い路地。
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穀物倉庫?
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教会をめざして歩いて行く。ひときわ立派な三階建ての木造住宅。
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きれいに花が飾られた家。
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同上。
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村の教会。
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教会内部。住民は300名前後で大半がカソリック教徒。
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ステンドグラスも素敵だ。
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再び来た道を駐車場まで戻る。
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車が通れないほど狭い道に軒を連ねた家が風情があっていい味を出している。
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味わいのある街並み。
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ひときわかわいい家。
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横から見たところ。
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家のそばに置いてあったポット。
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かわいい窓辺。
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同上。
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入り口近くの広場のようなところまで戻ってきた。エヴォレーヌと違い、車が入れないようになっていたので、雰囲気はこちらのほうが上かもしれない。もっとも、ここは観光用にわざわざ作られているようにも感じられたが。
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グリメンツの村を後にして、今夜泊まるホテルのあるツィナールへ向かう。写真は、村を出るときに見えたきれいなお店。
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グリメンツからツィナールまでは、手前のヴィソワを通らなくても直接いける道ができていた。道の正面には黒い三角形の山・ベッソが大きく見えていた。
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ツィナールに到着。予約したホテル(Ponte de Zinal)の前に行くと、まだチェックイン時間の前で入り口が閉まっていた。チェックインまでに1時間以上あるので、入り口に書かれていた電話番号に電話したところ、ホテルヨーロッパでチェックインできるという。不思議に思いながらホテルヨーロッパまで行くと、そこには電話に出た女性がいた。チェックインの手続きが済むと、部屋の鍵が渡されたが、なんとホテルヨーロッパの部屋の鍵だった。事前にグレードアップされたというメールが入っていたが、部屋ではなく、ホテルのグレードアップだった。おまけに予約は朝食なしだったのが、朝食付きに変わっていた。指定された部屋は、ベッソが目の前に見えるきれいな部屋だった。
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部屋のベランダの花を入れて撮影。
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夕日を浴びてベッソが赤く染まる姿も見れた。今日は天気もよく、ホテルもグレードアップされて、本当にラッキーな一日だった。(第四部に続く)
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