ヘルシンキからクルーズ船で２時間、タリン初上陸

2016/06/26 - 2016/06/26

２０１６年の夏休み。

ヘルシンキ滞在中に日帰りでタリンに向かいました。

タリンの治安が分からなかったこと、旅行全体のスケジュールなどの理由で朝行って夜に戻ることを選びましたが、行ってみてわかりました。

タリンは１日泊まって、ゆっくり観光しよう。

次回はもう少しゆっくり、情報機器も整えて訪問したいです。

なお、この日は１日４万歩を越える歩数を記録し、自己記録も更新です。

エリア タリン(エストニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

宿泊していたホテル・インディゴ・ヘルシンキ・ブールバードの前からタリン行きの船が出る西ターミナル行きのトラムが出る路線図でした。

しかし、午前中は西ターミナルに行く便が出ておらず、トラムの９番の駅まで歩くことになりました。

これが万歩計４万歩の始まりになろうとは。

西ターミナルに到着しました。６Ｔ線および９線のトラム駅からすぐです。

ヘルシンキ 西ターミナル 船系

７：３０のタリン行きに乗船します。

６：５０−７：１０の間に乗船しなさいと書かれていました。
チケット購入時にも、４０分前に行くように案内が出ていました。

タリンク シリヤ ライン 船系

チェックインは機械で自動で行います。
予約時のメールなり画面なりの印刷もしくはスマホ等での持参を忘れずに。

乗船時のゲートも、チケットのＲＦＩＤタグで開くようになっています。

船内の案内です。

マカオに行くような小型船と思いきや、大きなフェリーですよフェリー。

タリンクシリヤライン 船系

船内にはカジノゲーム（お金を入れて、勝つとお金が出てくる）がありました。

こちらはスーパーマーケット。

ヘルシンキに戻る船では、ビールなどが激安なので混雑します。

セルフサービスのカフェやビュッフェサービス、そして

バーガーキングまでありました。

帰りの船にはバーガーキングはなく、フロアの構成にも違いがありました。

この船に乗りました！

タリン港にて撮影。

タリン港から旧市街までは徒歩やタクシーで向かいます。
しかし、徒歩の場合、港を出てどちらに行けばいいかわかりません。

正解は、港から見える一番高い塔（寺院の塔です）に向かって歩けば外れはありません。旧市街への入り口の一つである、太っちょマルガリータの所に出るはずです。

タリン港 船系

そんなことをつゆも知らない私は、おそらくこっちじゃないか、で歩き回り、２０分ぐらいかけて旧市街の城壁を回っていたのでしたｗ

とりあえず入口が見つかったので、上に書いた太っちょマルガリータまで移動してみました。

タリン歴史地区 旧市街・古い町並み

1994年9月28日に起きた、タリンとストックホルム間のフェリー沈没事故（行方不明者・死亡者計８５２名）を追悼するモニュメント「Broken Line」です。

ぶっとい円筒形の建物は、ふとっちょマルガリータ。

ここから旧市街に入るのが、一番わかりやすいと思います。

それにしてもタリンの名所、なんで日本語訳の名前があれこれ付いているのでしょう。そんなに日本と関係が深いとは思えないのですがね。

エストニア海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー

石畳の敷き詰められた美しい旧市街。
花壇に咲く花もきれいです。

一方で小国でありながらＩＴ大国という近代的な面を持つ国というのが、面白いところですね。

聖オレフ教会。

フェリーターミナルからは、この教会を目印に旧市街にたどり着くと良いです。

日曜の午前中はまじめなミサの時間。後でまた来ますね！

聖オラフ教会 寺院・教会

Tornide väljakという小さな公園。

旧市街の裏手側にあります。
ここはフラワーフェスティバルが開かれる場所のようで、夏の北海道のように花がきれいに植えられておりました。

キリスト変容教会の塔が見えました。

ロシア風の教会と一目でわかる建物が多いのが特徴ですね。

キリスト変容教会 寺院・教会

旧市街の中心、ラエコヤ広場に来ました。

プラハでいえば旧市街広場、かな？

ラエコヤ広場 広場・公園

ミニ電車で旧市街をぐるっと回ることができるようです。

狭そうで案外広いのと、最初に概要を覚えておくと観光しやすくなることから、乗っておくのがお勧めではないか？と後になって思いました。

ラエコヤ広場に面した、タリンの旧市庁舎です。

タリン旧市庁舎 史跡・遺跡

旧市庁舎の塔をアップで撮影。

旧市庁舎の塔 建造物

お昼を食べようと思ったのですが、少しだけ早かったので周りをぐるぐる歩いてみました。

聖ピーター＆ポール教会。

1990年代に聖ブリジッド女子修道会が再建されるまで、タリンの唯一のローマ・カトリック教区として活動を行った教会です。

ロシア正教の教会もみかけました。

名前は分からず・・・

ホテルがいちいちおしゃれでかわいいですｗ

再びラエコヤ広場に戻り、広場にテラス席を出しているレストランを選びました。

カエラヤーンというお店です。

カエラヤーン 地元の料理

結構歩いたのでビールで疲れをいやし

ステーキを食べました。

日本のお蕎麦みたいなサイドがついていました。
ヘルシンキもそうですが、食事が日本人にもあまり違和感がないです。

ラエコヤ広場にて。

ヨーロッパ最古の薬局「市議会薬局」を探したのですが、結局見つからず。

タリンのガイドは日本ではなかなか手に入らないので、歩き回っては迷子を繰り返してました。

タリンの観光案内所。

ここから、南西部の丘の方を歩いてみます。

丘の手前にあったのが、聖ニコラス教会です。

聖ニコラス教会 寺院・教会

有料だったので、入場は割愛ｗ

聖ニコラス教会を正面に見た旧市街の街並みです。

基本的にこんな感じの景色が多く、特に足を踏み入れた直後は迷い続けました。

広場の真ん中に井戸がありました。

何故「猫井戸」なのかというと・・・
井戸に生贄を捧げないと井戸が枯れてしまうと信じられており、その生贄に選ばれて、投げ入れられていたのが野良猫なのだそうです。

それって、衛生状態大丈夫なの？

猫井戸 建造物

いよいよ丘側に向かいます。

乙女の塔を通って丘側の教会群に行くことができそうでした。

乙女の塔 建造物

乙女の塔前の広場からの聖ニコラス教会です。

乙女の塔の風景。

中世において街の娼婦を収容した牢獄に使われていたことから、この名がつけられています。

広場のあちらこちらに聖職者らしき女性の黒い像があったことが印象的です。

丘に登ると、いかにもロシア風の教会が姿を現します。

アレクサンドル ネフスキー聖堂。

アレクサンドル ネフスキー大聖堂 寺院・教会

大聖堂の正面には、トームペア城。

エストニア人の砦があった場所に、13世紀から14世紀にかけてデンマーク軍が建てた城だそうです。18世紀後半には、エカテリーナ2世が知事官邸として使用するために宮殿風に改築され、今でもエストニアの国会議事堂として使用されています。

トームペア城 城・宮殿

お城の一角にはエストニア国旗が掲げられる「のっぽのヘルマン」。

のっぽのヘルマン 建造物

アレクサンドル ネフスキー聖堂前の広場です。

タリンの大聖堂。

２ユーロを払うと中に入れます。

聖母マリア大聖堂 寺院・教会

聖堂内で目を引くのは、壁に掲げられた紋章の数々。

この聖堂が墓所としても使われていたことの名残です。

高台からタリンの旧市街を見渡しました。

正面が旧市庁舎の塔かな？

真ん中の高い塔は聖オレフ教会だと思われます。
海が見えてますしね。

コフトウッツァ展望台 建造物

見かけではわかりませんが、タリン旧市街内のスーパーです。

コーラ0.6ユーロ。

ジュースはスーパーで。

修道女の塔を含む城壁。

ここは城壁に上がって景色を見ることができます。

城壁入口 (修道女の塔) 建造物

といっても、ただの城壁なので、「旧市街の城壁だー、わーい」って思わないと、なんでここを歩いてるの俺？という錯覚にとらわれます。

修道女の塔の内部でしょうか。

雷雨がかなりひどくなってきたので、ここでも雨宿りです。

雨の合間を縫って、街を観光。

キリスト教変容教会。

キリスト変容教会 寺院・教会

改めて聖オレフ教会。
ミサも終わっていたので、中に入ってみました。

聖オラフ教会 寺院・教会

街のどこからでも分かる高い塔とは裏腹に、落ち着いた、派手さのない教会でした。

仲良く並んでいる３棟の建物。

スリーシスターズです。

三人姉妹 史跡・遺跡

聖霊教会へ。

ラエコヤ広場のすぐ北側にあります。
こちらも入れるようになっていたので、入ってみました。

聖霊教会 寺院・教会

教会の内部です。

ステンドグラスには物語が描かれていました。

また雨がひどくなってきたので、お茶することに。

ガイドブックで見て行ってみようと思ったお店、ショコラティエ。

ピエールショコラテリエ カフェ

お店の名前の通り？

チョコレートケーキとカフェラテで休憩です。

天気が良ければ、中庭でのお茶も気持ちいいでしょうね。

タリンらしい景色だなと思いますが、この日は大雨・・・

ヴィル門に向けては、様々なお店が立ち並んでいました。

北欧の都市らしくおしゃれな店舗も多く、歩いていて楽しいです。

タリン旧市街の城壁に沿った形で、「セーターの壁」がありました。

比較的安価に買えるみたいですが、雨とかしっかり防いで売っているのかイマイチ不安でした。

セーターの壁 専門店

ヴィル門。

残念ながら工事中でした・・・

ヴィル門 建造物

ヴィル門から出た先にある近代的な商業施設、ヴィル・ケスクス。

ヴィル ケスクス ショッピングセンター

エストニアは先進的なＩＴ国家としても知られています。

そんな国でＳＳＤの外付けディスクを買いました。

タリン港前のノルド・セントラム。

ノーティカ センター ショッピングセンター

比較的大型のスーパーと、小規模な専門店が何軒か入っています。

タリン港に帰ってきました。

タリン港 船系

ヘルシンキまでは７６ｋｍだそうです。
案外あるんですね。

緑色の船体が特徴的な、タリンクシリヤラインでヘルシンキに戻ります。

タリンク シリヤ ライン 船系

１９：３０のフェリーで出航。
２時間の船旅再び。

フィンランド人にとって、帰りの船の楽しみは買い物だそうです。

なんたって！

２４本の３５０ｍｌ缶ビール　１３．９ユーロ。
２４本の３５０ｍｌコーラ　１０ユーロ。

なんすかこの物価の安さ。

かくして、フェリー内には重くて破れかけた重い段ボールの箱を運んで歩くフィンランド人の姿を多数みることになるのでした。

船内のスーパーも売れることわかってるので、大量に商品を詰め込んで販売しているのです。

ヘルシンキ西港に到着です。

時刻は２１：３０。
まだまだ明るいヘルシンキ。

タリンからヘルシンキに戻った日曜日。

ただでさえお店のあいていない日曜日。
しかも夏至祭でますますお店のあいていない日曜日。

仕方なく夕食はマックです。
しかも、危うくこのマックも締め出されるところでした。