2016/05/18 - 2016/05/18
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越前大野城の紹介です。
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『大野屋所在地調査」のタイトルがあった一覧表です。日本全国、38箇所がリストアップされていました。東京で9箇所、大阪で5箇所が紹介されていました。大野の産品を他地域で販売し、その地域の産品をまた別の地域で販売するといった経営方法で、着実に利益をあげていったようです。
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イチオシ
帆船の『大野丸』の模型展示です。大野城に登る途中にあった碑でも紹介しましたが、大野丸は、江戸時代末期の安政年間(1855~1860年)に、大野藩が樺太開拓用に建造した西洋式帆船です。元治元年(1864年)、根室沖で座礁し、沈没しました。
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右側の展示が『アネロイド晴雨計』、左側が『早川弥五左衛門書状』の展示です。『アネロイド』はギリシャ語で、『液体でない』という意味とされます。座礁した、大野丸から持ち出されて品と紹介されていました。早川弥五左衛門(1819~1890年)は、大野藩士で、探検家です。大観を務めた、大野藩の樺太開拓の中心人物です。
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『土井家伝来・土井利貞筆和歌並絵図』のタイトルがあった展示品です。土井利貞公(1741~1807年)は、越前大野藩の第4代藩主です。
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『地券書入金子借用之事』のタイトルがあった古文書の複製の展示品です。神戸大野屋が、地券状を担保に、政商の三井組から1600円を借り入れた証文と解説されていました。地券状は、現在の登記証書に相当するとも説明されていました。
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『足利学校』のタイトルがあった展示品です。『現在の学校は、土井利房が再建(栃木県足利市)』の副題がありました。創建は鎌倉時代初期に遡り、幕府の命で土井利房が再建したと解説されていました。
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右側の展示品は、『土井利房の父・下野国古河藩主・土井利勝画像』、左側の展示品には土井利勝の遺品』のタイトルがありました。利房公は、大老・土井利勝の四男として生まれました。
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『下野(しもつけ)国足利郡の内、土井利房の知行』と題された説明パネルの光景です。古河城を中心に描かれた絵図の12箇所に、能登守利房公の12カ所の所領が記してあることが説明されていました。土井利房公(1631~1683年)は、越前大野藩の土井家初代藩主で老中を務めた人です。
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下段の3部の展示品は、すべて『越前大野城図』です。原本の写しのようです。左から京都大学増、東京大学総合図書館蔵と慶応大学総合図書館蔵です。タイトルだけ見えている上段の4部の資料も、すべて『越前大野城』に関するものでした。
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『安政紀元新刻・海上砲術全書・大野文庫蔵版』の展示です。安政元年(1854年)に発刊された全28巻の全集のようです。
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『諸藩より・大野藩に遊学した人々』のタイトルがあった一覧表です。52名がリストアップされていました。大野藩は安政3年(1856年)、主に蘭学を学ぶ洋学館を開設しました。その時、教師として大坂にあった緒方洪庵の適塾で塾頭を務めた伊藤慎蔵を招きました。大野の蘭学研究は盛んになり、九州や四国などから留学する人もいました。藩では、オランダ語の翻訳や専門書の出版なども行いました。
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『大調連行列図(原図の写真)』のタイトルがあった展示です。嘉永7年(1864年)、大野藩が新田野で行った洋兵装での軍事演習の紹介でした。後に描かれた行列図が解説されていました。
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『軍制改革』のタイトルがあった展示です。その要旨を拾い読みしますと、西洋の科学知識を採り入れ、弘化2年(1845年)に高島流砲術の大砲を鋳造、嘉永6年(1863年)には、佐久間象山鋳造の大砲二門を求めています。西洋式の高島流砲術の創始者は高島秋帆(1798~1868年)、幕命により江川英龍などに洋式砲術を伝授し、更にその門人へと高島流砲術は広まりました。
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この後は天守から眺めた大野城下町とその周りの光景です。
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大野城下町と、その背後の山並み光景です。北側方面になるようです。
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イチオシ
眼下に大きく街並みが広がる、大越前大野城下町の光景です。東側方面の光景になるようです。麓に見えている建物は、有終西小学校のようです。右端付近に結ステーションも見えています。
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あまり自信がありませんが、天守から眺めた、北側方面の光景になるようです。遠くない距離に山並みが迫っていました。
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天守から眺めた、西側方面の光景です。中央奥から左手に伸びている山は、約1キロの距離にある戌山(犬山)城がある山のようです。
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眼下に広がる越前大野城の城下町の周りの田圃とその背後の山並み光景です。南側方面になるようです。
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眼下に広がる越前大野城の城下町の周りの田圃光景です。田植え前の水が張られて、鏡のように光って見えました。その前の写真より、少し右にカメラを振った光景です。南側方面になるようです。
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イチオシ
山裾に広がる田園光景と、その手前の市街光景です。東南方面の光景になるようです。手前に見える大屋根は、小天守です。
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越前大野市の市街光景です。正式名は、単に『大野市』です。市街地はかつての城下町の面影を強く残し、越前の小京都として知られます。現在の人口は3万2千人余、福井県の面積の約5分の一の872平方キロの面積を持ちます。中央付近に見えるのは市役所のようです。南東方面になります。
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眼下に見えていた、天守の甍の光景です。天守は昭和43年(1968年)に元士族の萩原氏の寄付金を元に、往時の絵図や創建当時の同時期の他の城の天守を元に、鉄筋コンクリート構造によって推定再建されたものです。寸部の狂いも、劣化も生じていない天守の甍でした。
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大天守から眺めた、小天守の光景です。この場所には、元々は天狗櫓があったようです。この後紹介する、『武具蔵跡』の説明絵図には、『天狗の間』と記されていました。
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大天守の内部の見学を終えてからの撮影です。右手前が小天守、左後ろが大天守の光景です。南西側からの撮影になります。
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本丸の天守近くにあった石橋の光景です。推測ですが、後世に造られた橋のように思えました。この場所に橋があったと仮定しても、その橋は、容易に取り壊したり、採り込んだりできるような木橋だったかもしれません。
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『武具蔵跡』のタイトルがあった説明パネルの光景です。左下に絵図面が添えてありました。赤丸で記された武具庫は、天守の南側に位置していました。火薬庫に相当する硝煙蔵が、天守の西北にありました。
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方形に作られ、今も水が湛えられていた『お福池』の光景です。初代城主の金森長近の正室『お福』に因んで名付けられた池です。
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『お福池』の文字が刻まれた石標の光景です。不思議なことに、どこからも水の流れ込むところがないのに、池の水が枯れたことがないと紹介されていました。
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尾福井家の付近から見上げた天守の光景です。手前が小天守、重なるように大天守の一部が見えていました。
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