太郎、次郎、三郎・・・名前ってどこまであるの？　剣山登頂記

2016/05/11 - 2016/05/19

　南極物語の犬ではない。あれはタロとジロだった。

　人の名前が気になったので四郎、五郎・・・とどこまで続くのか調べてみた。

　なぜ太郎、次郎という名前が気になったかと言えば、四国の剣山に登ったのである。剣山には二つのピークがありそれぞれ太郎笈（ぎゅう）、次郎笈と言うそうである。笈（おい）とは修験者が背負う背負子（しょいこ）の事なので現代ではバックパックのことであろう。剣の山がなぜ太郎笈と名付けられたかには諸説あり。

　さて、太郎と言えば浦島太郎である。この際金太郎とか桃太郎、沢木耕太郎とか佐々木小次郎とか北斗の拳のケンシロウは除外することにした。現代の著名人では麻生、山本、岡本、葉加瀬、曙など。

　次郎と言えば山岳小説の新田、推理小説の赤川、ＧＨＱから日本を守った白洲、物騒なのでは草加というのもいた。
二郎も入れるとすれば坂上、渥美、田宮、冠など。渡辺二郎は恐喝罪で捕まった人かな？

　三郎は北島、時任あたりがおなじみだが、渋い所で義経の郎党伊勢三郎がいる。坂東玉三郎は除外組だ。

　四郎といえば伊東四朗か天草四郎。タイガース（ＧＳ）の岸部も有名だがシローだったかな。

　五郎といえば「月はどっちに出ている」の岸谷を思いつくが、野口、山田も外せない。五郎丸は苗字なので関係ない。あっと驚くのも除外だしゲンゴロウは昆虫だ。

　六郎は今大河ドラマでやっている真田の十勇士に海野、望月と二人もいる。画家の谷内も著名である。私の好きな「隠し砦の三悪人」での三船の役どころが真壁六郎太で惜しい。

　七郎となると里見浩太朗の長七郎くらいしか思い浮かばないのだが、江戸日記は対象外。調べると深沢七郎という小説家でもありギタリストという人が出ていた。
　
　八郎は東、井沢、春日と芸能人に多くあるが為朝も鎮西八郎と呼ばれている。プロボクサーからお笑いに転向した、たこ八郎もいる。

　ドラゴンにとって九郎といえば判官義経しか考えられない。

　十郎まで来たがアングラ演劇の唐、大村崑や茶川一郎と共に活躍した佐々などがいる。
　
　この先まだあるのかと気になっていたのだが、流石に十一郎で知っている人はいないが塚田という政治家や今岡という語学者がいるらしい。

　もうないだろうと思ったが古賀や井関で十二郎もいた。

　十三郎は詩人の小野や映画評論家の双葉が著名。

　十四郎は近衛であろう。松方弘樹と目黒祐樹の父親の方が分かりやすいかも。
　
　十五郎となると明智光秀の嫡男がいるが消息については諸説あり。（本能寺の変）

　残念ながら十六郎、十七郎、十八郎という有名人はいない。有名人じゃなくてもいないかも。

　調べると里見十九郎という小説家がいた。

　二十郎で検索するとラーメン屋だった。（放送自粛語で報道番組などではラーメン店と言わなければならないらしい）

　この後は桑畑と椿の三十郎迄ない。黒澤明と三船敏郎が長生きしていれば四十郎も登場したかもしれないが残念である。実在の人物では銀行家の緒方四十郎という人がいるらしい。

　もう打ち止めとお思いだろうが三船敏郎の荒野の素浪人、峠九十郎がいた。

　著名人は尽きたが検索すると村崎百郎とか茂原百一郎とか出てくる。

　いや、なんでも興味を持って調べてみると面白いものである。

　あなたの知ってる○○郎がいたら教えてください。

エリア 剣山周辺(徳島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩 バイク

　剣山は西日本第二位の標高を誇る百名山であるが、見ノ越からリフトに乗れば後は１時間で山頂まで行ける手軽な山でもある。

　山男のドラゴンにそんなやわなハイキングは似合わない。

　海の男ではなかったのかという気もしないではないが、この際忘れよう。

　さらに、日本最長の未舗装林道「剣山スーパー林道」をスーパーカブで走破し、奥槍戸から次郎笈、太郎笈への縦走かつピストンをするのだ。

　国道１９３号から岳人の森を過ぎ、雲早トンネルを抜けるとスーパー林道に途中からだが入れる。

　林道をしばらく走るとファガスの森がある。

　さらに進むと「徳島のへそ」なる絶景ポイントあり。

　全長６２ｋｍの未舗装林道。

　地図で位置を確認すると確かに徳島県の真ん中にある。

　スーパーカブで走行の証拠写真。

　風の何とかという見晴らしポイント。

　確かに景色はいいのだが林道は尖った石ころだらけで、オフロードバイクでないと厳しい。

　行けないことはないがパンク覚悟で、レッカー移動、登山断念という危険あり。ここは１０数キロ走って良しとしよう。

　川成から県道にエスケープ、奥槍戸手前で再び合流することに。

https://youtu.be/93Ov-hARuCM

　奥槍戸の山の家。

　ここに次郎笈への登山口あり。

　岩もあるが全体に穏やかな登山道が続く。

　岩の上で遊んでみる。

　足が滑ったら１００ｍは転落。

　下に見えるのは剣山スーパー林道。

　太郎笈への尾根道が見えてきた。

　まずは次郎笈制覇！　標高１９３０ｍ。

　太郎笈へ向かう。

　これから歩く稜線を見ながらのハイキングはスイスアルプスのようだ。

　下りも登りも一度に撮影できる自撮り動画？

https://youtu.be/QirA2X7-LNw

　剣の頂上が見えた。

　夕方ガスが出てきた。

　剣山１９９５ｍ。

　翌朝、きれいなご来光が拝めた。

　雲海から顔を出す太陽。

　薄雲たなびく次郎笈。

　剣山本宮　宝蔵石神社の磐座

ご神体の剣岩の間に次郎笈。

　少し下って名所見物。

　大剣神社。

　二礼なのに参拝とはこれ如何に？

　二輪車なのに単車というが如し。座布団１枚！

　大剣神社からトラバースして次郎笈へ行くつもりが、道を間違えて頂上へ逆戻り。

　仕方がないので気を取り直して下山開始。

　大岩に登って遊ぶ。

https://youtu.be/Lx1dzKnX8Gw

　無事、奥槍戸へ戻ってきたが高ノ瀬峡へ抜ける剣山トンネル通行止め！

　え〜！！！　１９３号線まで延々と逆戻り！！

　四国行脚の旅は続くのであった。

この旅行記へのコメント （1）

• はなまま さん 2016/05/24 23:13:28

  剣山縦走！

  こんばんは〜。
  剣山お疲れさまでした！
  夢のような晴れとご来光ですね。
  うらやましい〜。
  
  剣山への縦走は三嶺からのコースも良さそうですね。
  
  9日間もツーリング旅されたんですか？\(◎o◎)／すごいですね。
  さすがにおしりが痛そうですが、四国を満喫ですね。
  
  はなまま(*^^*)